読書メーター KADOKAWA Group

動物奇譚集1 (西洋古典叢書)

感想・レビュー
5

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
takao
新着
170年頃ローマ生まれ
0255文字
roughfractus02
新着
同時代人アテナイオス『食卓の賢人たち』同様、アリストテレス、プルニウス、プルタルコス等の先人を参照した本書は、現代の分類なら哺乳類(281)、魚類等(155)、鳥類(139)、爬虫類と両生類(72)、虫類(54)、前4者の混淆生物や架空生物(91)の短い792の逸話から成る。著者は参照する書物を先人の声を隣で聞くように読んだ(当時は書物を読む時も「聞く」と記したという)。同様に、著者は子殺しをする雄猫や雄猿の習性の観察記録から異類婚姻譚のような人類学的習俗まで、動物を対象でなくヒトとの関係として書いた。
roughfractus02

【目次】(続き) 四四 穴居民を怖れる蛇 四五 陸に上がる蛸 四六 回遊魚 四七 海胆 四八 家畜の催淫剤 四九 海の怪物 五〇 陸に上がる海獣 五一 比売知の崇拝 五二 飛行する魚 五三 様々な魚影 五四 畜産術 五五 犬と驢馬を黙らせる法 五六 象の臭覚 五七 冬の魚 五八 諸王の有する長寿の象 五九 淡水で産卵する海水魚 六〇 楊枝魚の産卵 六一 コブラの咬み跡 六二 蛇遣いの死 六三 魚の交尾と産卵 六四 海中の真水 六五 魚のタブー 六六 再び鱓と蝮

07/31 02:38
roughfractus02

【底本】 M. G. Valdés, L. A. L. Fueyo, L. R.-N. Guillén, Clavdivs Aelianvs de natvra animalivm. Berlin/ New York 2009 (Teubner) ※本書は二重表紙になっており、彩色されたほうの表紙ではポンペイのモザイク画の動物たちのデザインとなっている(目次タイトルがいちいち面白すぎて、多数のコメント欄を浪費してしまった、、)

07/31 02:42
22件のコメントを全て見る
0255文字
Möve
新着
府立からの取り寄せで延長は無し。2週間では完読できませんでした。が、どの部分を読んでも、命に対する真摯な文章にこころが洗われます。哺乳類、鳥類、魚類、両生類、虫等々ありとあらゆる生物の生態を公平に分析していて、現代人の私にとっては、「ギリシャ神話かおとぎ話か?」と最初は笑ってました。でも次第に、古代の人達の、人類以外の生物の命に対する分け隔ての無い関わり方に、改めて考えさせられました。地球は人類の為だけの星じゃなかったんだよなぁ。
0255文字
ハルバル
新着
西洋古典叢書シリーズとは思えないカラフルな表紙で驚いた。ポンペイのモザイク画からの出展だけど、どの動物も魚も目がなんか怖い…(笑)トンデモ動物逸話集かと思いきや、そこはギリシャ古典なので真面目に動物を観察したうえで動物の特性を記すのだが、中にはバジリスクや不死鳥などの架空生物や、動物と人間の恋愛、「本当かよ!?」と突っ込みたくなるような話も混ざっていて、なかなか不思議な読み心地だった。
0255文字
渡邊利道
新着
コルタサルをはじめ、名前はよく目にしていた古典の待望の翻訳。さっそくいそいそ読んだ。犬とゾウとライオンが人気ある。ああこれ知ってる!という話もけっこうある(アイスキュロスと亀とか)。銀杏蟹よいなー。
0255文字
全5件中 1-5 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません
動物奇譚集1 (西洋古典叢書)評価91感想・レビュー5