→ ランニング発電マシン / 鳥形飛行具 / 火時計 / 空飛ぶ自動車 / 雲に乗ろう / 空飛ぶ自転車 / 蒸気で走る馬 / 磁石で操縦する気球 / キャンディ色分け機 / 三輪蒸気自動車 / 羽ばたき式飛行機のチャンピオン / 氷のレコード / #Dプリンタで作る月面基地 』
古代から現代まで人々が想像力の赴くままに具現化した、或いはしようとした、若しくは現在進行形で開発中の発明品の数々はドラえもんというよりキテレツ大百科っぽい。人間って昔から空を飛びたがっていたのだなと再認識するほど空飛ぶ乗り物系が多い。磁力を用いて方向操作する気球とか、真空の球体の浮力で飛ぶ仕組みとか。機械仕掛けの旅客用ドラゴンは猫を乗せて実験飛行したらしいけど猫いい迷惑じゃん。冴えてると思ったのは古代ギリシャの祭壇に火を灯すと空気の膨張を利用して神殿の扉が開く、バリバリ科学なのに神業っぽく見える自動ドア。
逆に笑えるのがハムスターの回し車っぽい旅行用大車輪。中央の空間に偉い人が座る玉座を取りつけて、家来が車輪の内側をせっせと前進して回転させるの。そんなん民衆が見たらひれ伏すどころか腹筋よじれるほど笑い転げるわ。しかも回し車を運動と発電の両方に活用させるランニング発電マシンが近年作られたそうで、あんたらどんだけハムスターになりたいのさ。そしてチェス人形、駒を動かすアーム部分や駒の動きを把握する仕掛けは技巧的なのにチェス名人がインしてる内側の照明がロウソク一本だけっていう労働環境ブラックな大雑把さがたまらんね。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます