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また次の春へ (文春文庫 し 38-14)

感想・レビュー
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Pipi⭐️ぴぴ@読書
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 震災を扱った短編集。被災者といっても、人それぞれ。境遇も想いも違っている。ただ、震災を忘れてはならないということは同じだ。重松さんの優しい筆致で、重いテーマでありながらも前を向ける物語。「おまじない」「また次の春へ」が好みだ。🐥🐥
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こめつぶ
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東日本大震災を題材にした短編集。直接的な被災ではない場合の話でも、読んでいて心が痛くなりました。本当に一瞬にして街ごと何もかも流されてしまう。読んでいると何とも言えず何度も心が痛くなり、自分のこの気持ちを感想として言葉にするには、あまりに言葉が足りな過ぎて非常に難しく感じます。ただ、読んで良かったと思います。
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夢現
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ネタバレ3.11の短編集、改めて、津波は何もかもを奪っていったのだなと恐ろしい気持ちになった。どのお話も泣きたくなるんだけど、[記念日]のカレンダーから始まる佐藤さんとの交流には心あたたかくなると同時に苦しくもなって、文字が涙で滲んだ。[しおり]にあった、〝しおりを本に挟むというのはそういうことだ。一番小さな未来を信じた証が、薄いひとひらのしおりなのだ〝これは本好きな自分に本当に響きました、今日も何も疑わずしおりを挟む。表題作の「誰が悪いとか、誰のせいとか、もう関係ないよ。悪いのは運だけで、それが運命だったんだ」
夢現

こう思うことの難しさが作品からも伝わってくる。

02/03 02:19
0255文字
MEG
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東日本大震災を題材にしたエピソード 2作目の「おまじない」は別の本(アンソロジー)で読んでた どの作品も読んでて心が痛くなる。。。震災の話はやっぱりツライ 誰が悪いわけでもなくある日突然やってくる、何かのきっかけで助かる人助からなかった人。。。 「しおり」は特に心に残った。受験を終えた中学3年生、幼なじみの女の子は助かるけど男の子は海岸にいて行方が分からない 部屋を片付けることで亡くなったことを認めてしまう気がすると言う母親 同じ年の息子を持つ親としては想像しただけで涙が出てきてしまう
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まひはる
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突然の喪失を前に、迷いながら、泣きながら、一歩を踏み出す私達の物語集。
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オマール海老
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これは小説だけど、実際にも2011年の震災の後色んな出来事があって、多くの人がそれぞれの事情で心を痛めたり悩んだりしたのだと思った。
0255文字
ミルクココア
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東日本大震災の物語。あの頃を思い出していろいろと苦しくなりました。
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mi
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重松さんの小説は絶対に外さない。 タイトルと写真に惹かれたが、切なく考えさせられる内容だった。 同じ東北に住んでいるが、あの震災のときは、確かまだ雪がちらつく時期で、冷たい海で亡くなった方の辛さ、被災された方も寒いだろうなと心配したのを覚えている。 隣で笑っている人と二度と会えなくなる現実を受け止めるのに私ならどれくらいの時間を要するだろう。 今が一番幸せなんだと思いながら生きていこうと、重松さんの小説を読むといつも思う。
0255文字
みぃ
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震災で命を落としたひと、家族を亡くしたひと、家や仕事を失ったひとのことを考えると、自分がこうして東京でぬくぬくと暮らしている事自体申し訳ない。誰かに、ごめんなさい、すみません、と謝りたい。あの夜も、数え切れないぐらいたくさんのひとが読みかけの本にしおりを挟んで眠り、それきりになってしまった人もたくさんいるのだろう。すべてが間違いだったわけではない。けれど、すべてが正解だったわけでもない。なのに、志望届が出せない。意固地になっているわけでも、未練を断ち切れないわけでもないのに、けじめをつけることがどきない。
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19720624
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あの震災でいろんな影響を受けた人たちの話。読んでるうちにあの時の気持ちが浮かんできて重苦しくなる。もう15年近く前になってしまったのについこの前のような気もする。いろいろ複雑な感情はあるけれど、せめて今の暮らしに感謝しなければいけないのは間違いないし、その上で何か自分に出来ることは無いか考えたい。
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たま&サクラ
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東日本大震災を題材にした短編集でした。
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ゆみ
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震災、それぞれの家族の大切な場所だけでなく、たくさんのものが失われた。遺影を探すこと。重いお話。トン汁にもやし、お父さんの味。カレンダーの話はバスの中で読んでいて思わず涙。 重松清さんの世界で彩られた話、重いお話でした。
0255文字
C
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読んだ後、愛してるっていっておくね、ってアニメーションを思い出してもう一度観た。短いさよならの前にも必ず愛を伝えるべき。学校へいくとき、友達と別れる時、久しぶりにあった家族と別れる時、時間は流れていて止まらないと言う当たり前のことを改めて噛みしめるお話。
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木ハムしっぽ
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読んだことのない重松清さんの本を書店で見つけて。まさか3.11を題材にした短編集だったとは。 私自身、東北に縁はありませんが、震災当時は関東にて体験し、東北の惨状はテレビで見てはいる。でもその場にいた人の心情は理解しきれていませんでした。本書に紡がれる7篇の短編はあくまでも重松さんのフィクションでしょうが、きっとそれに近い現実があったろうと想像します。命を落とされた多くの方の冥福をお祈りすると共に、それ以上に、大切な方を亡くされても尚、懸命に生きていらっしゃる方に思いを馳せる、考えさせられる物語でした。
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きのこ
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ネタバレ「しおり」 一番小さな未来を信じた証が、薄いひとひらのしおりなのだ。 「記念日」 三月十一日までの生活を否定されちゃうのってつらいかもな。 全員を一つのことで納得させるのは難しいし、無理なんだよ。
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tnyak
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3.11をテーマとした短編集。家族を失った人たちの悲しみや、以後の生活などに思いを馳せ、何度か涙した。
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へい
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東日本大震災から13年が経ち10年で一旦区切りをつけたかのように報道なんかも取ってつけたかのような方向へ切り替わってしまった。そんな中で能登震災が起こった。能登に関して、東日本以上に報道の取ってつけた感がひどくなり、このままだと10年ももたずに風化していく/させていくように思い、個人的な反抗として改めて読み直した。大きな声をあげられる人が大きな声で勝手に色々代弁していて、本当にそれでいいのか?ということに対するゆらぎをこの本を読むことで増幅できやはり色々と疑ってこそ、人に寄り添うことができるのかなと思った
0255文字
○△□
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希望の地図に続き、重松さんの震災本2冊目読了。あの日を生きていた人たちみんなに当てはまる短編たちでした。
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のんびりさん
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季節を感じる時に、重松さんの小説を読みたいなぁ…と思う。作品の節々に季節を感じさせるからかもしれない。(季節風のタイトルもあるからかな。)「また次の春へ」は東日本大地震をテーマにした再生の7篇の短編集。静かに胸に迫ってくる。電車の中で読んでいて「しおり」で、涙が出そうになり「記念日」で、電車の中で読んだら、ダメだと思った。毎日何気なく過ごしているが、日々暮らしていけることに有難く思った。「五百羅漢」の小さい頃亡くなった母の面影を見つけた作品も静かな余韻が残り、とても良かった。
0255文字
ゼンタンくじら
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3.11。東日本大震災から13年。何年経っても辛い記憶は残る。忘れちゃいけない。【再読】
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Y.N
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ネタバレ震災を経て過去と向き合い、未来に生きていく短編集。記念日はカレンダーを送る話。送る方は過去をなかっあことにするが、受け取る方は過去をなかったことにはできない。そんな中、送り主の誕生日にプレゼントが送られる
0255文字
jima
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2011年の東日本大震災。短編7作品。
0255文字
ももちゃん
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震災が題材なので読んでいて辛くなるが、その中にも希望が見出せる一冊。
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菊田和弘
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仙台の3・11メモリアル交流館で出会った一冊。喪失の中で、継続しているものを見つける物語集、といえばいいのでしょうか。トン汁、おまじない、しおり、記念日、帰郷、五百羅漢、また次の春へ。冥婚や五百羅漢は初めて知りました。人にとっては思いを表現すること、その思いが浮かび上がることが必要で、その一つの試みがこの物語集でもあるのだと思いました。今、また必要とされる物語集でもあると思います。失った世界で、でも何が残っているのか。残されているのか。想像力という光が闇を照らすように。
0255文字
家出猫
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人は運命という言葉に時に苦しみ、時には助けられるのかもしれない。しかしそれは、その運命に直面した人にしかわからないものでもあると思う。この作品を読んで東日本大震災のことを思い返した。陸前高田市出身の知り合いは、震災でお姉さんを亡くしている。来るべき明日が来ないというのは、想像を越える悲しさと悔しさ、やるせなさの海に放られるようなものだろう。いやそれ以上なのかもしれない。その知り合いは、そんな言葉にできない悲しみの塊を抱えていたはずなのに、それを決して見せることはなかったことを、今でも私は思い出す。
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みーこ
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★★☆
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梅あんず
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東日本大震災をテーマにした短編集。被災者自身の目線での物語も勿論あるけど、「被災地に対して自分は何ができるのか」「かぼそい繋がりしかないけど無関係ではない自分は一体何をすべきなのか」といった問いが投げかけられているように感じた。 カレンダーの話のなかにあったように、未来だけではなく振り返ることのできる過去も全部含めて大切な時間だというのが印象的。
0255文字
ゆい
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ずーっと前に『あー、重松ー♪』と買ったものの…震災関連か…と腰が重くなり目を伏せてきた本書。読了。
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富沢 櫻子
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東日本大震災にまつわる7篇の短編集。ヴィスワヴァ・シンボルスカが夫を失ったあとに記した詩「眺めとの別れ」の一節「春を恨んだりはしない」を表題にした池澤夏樹の著書と合わせて、早春に差し掛かるこの季節に何度も読み直してきた。失われた時間、残された者たち。「やりきれないものをすべて運命が受け止めて、悪者になってくれる。」(P210)
0255文字
ふーまま
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東日本大震災を題材にした短編集。街は復興しても、心の傷はなかなか癒えるものでは無いと改めて感じる。あの日を忘れない為にも、読み継がれてほしい。
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Junk_Rocky
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大震災のお話し。忘れてはいけないし教訓にすることも多いはず。ちょうど『THE DAYS』を観た後でした。決してハッピーエンドにはなり得ないのわかっていたけどココロのどこかに温かさの残る物語でした。
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お~い
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震災関連の話。奇跡が起きないかな?って思うけど、作者的に起きないだろうなって思って読んでいました。
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あーや
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東日本大震災を背景に突然の喪失について描かれた短編集。地震とは関係ない話であったのかもしれないが、最初の「トン汁」の話が一番刺さった。いざという時の活力になるモノは、一番沈んでいるときに出会えたものなのかもしれない。本書では東日本大震災を理由に突然の別れについて描かれているが、地震に限らず、人との別れはいつ起こるかわからない。明日が保証されている事なんてあり得ない。だからこそ、何気ない行動でも、言葉でもやりたいこと、伝えたいことがあったら、きちんと実行に移すことが大切なのだと思う。
あーや

あらかじめ死ぬのが分かり、別れの覚悟が出来ることは突然の別れに比べたらとても幸せな事なのかもしれないとも思った。

05/12 18:03
0255文字
52
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震災にまつわる短編集。さまざま年代の人たちが、それぞれの形で震災を捉え、震源地に近かった人、遠かった人、直接関わりのある人、ない人、全員の心が描かれており、辛くなった。考えさせられた。同じ高校に通うはずだった幼馴染が行方不明になった話は、『その日の前に』と雰囲気が少し似ていた。
0255文字
go
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ネタバレ#重松清 #また次の春へ #丸善仙台アエル店 #佐藤厚志 さんコーナーに置いてあり、思わず購入。 7つの喪失の物語。 あの時、数えきれない別れがあったことを、少しでも想像できるように。
0255文字
ゼンタンくじら
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2011年3月11日に起こった、東日本大震災をテーマにした7つの短編集。突然家族を失った人たちの悲しみや苦しみ、葛藤が描かれていて胸が締め付けられる思いだった。あれから12年が経とうとしている今、この本を読めて良かったと思う。
0255文字
のだ68
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637冊目。7つの話が東北地方を襲った未曾有の厄災で不幸に見舞われた方々を絡めた形となってて、色んな見方で災害の描写を感じることができた。一話目の『トン汁』、最後の『また次の春へ』の主人公がもし自分だったら・・・
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makko
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再掲
0255文字
ken
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東日本大震災後の人達を描いた7短編集。余っているカレンダーを被災地の避難所に送ってあげる「記念日」が自分の中では断トツで好き、そして泣いた。
0255文字
パラ
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東日本大震災をテーマにして書か れた7つ短編集。震災で傷ついた 人たちを題材にした短編集は、ど の話もリアルすぎて胸が痛くなり ました。実際に被災地に行って取 材して書いたのだろう?被災した 方にしかわからない心のうちを気 づかされました。いろいろな悲し みを持ちながらも、次の春へ進ん でいかなければいけない、「生き る」ことについて考えさせられる 一冊です。
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また次の春へ (文春文庫 し 38-14)評価68感想・レビュー346