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ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)

感想・レビュー
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あずき
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ウェブで小説を読む人間の方が多数派と言われると、確かに納得。紙の本にだけこだわっていては未来がない。様々なサイトでウェブ小説が書かれていると知った。
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天乃かぐち。
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こちらは2001年ごろから試験的にネットに自作小説を載せていたと記憶しています。インターネット黎明期のネット小説やコンテンツは数が少なく貴重でした。アーティストの方はこういった小説を書きたいのか、と当時衝撃を受けてました。
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ナハチガル
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図書館で目について、面白そうだけどあまり品のない文章だなぁと思って、ふと気になって調べたら2016年に既読だった。しかも評価が高い。過去の自分とはほとんど他人なのである。それはともかく、今回も楽しめはした。ウェブ小説というものにまったく興味がなく、むしろ著者に怒られそうな古い本ばかり読んでる頭の古い人間にとってはとても興味深い本だが、すでに古くなってしまってもいるのだろう。アップデート版も読んでみたい。今回一番目からうろこだったのは「アーカイヴが充実して いるせいで新曲が不利になる」。なるほど。A。
ナハチガル

『ニンジャスレイヤー』とか懐かしい。書店にいっぱい並んでたっけ。その書店も今はもうない。なんだか栄枯盛衰にしんみりしてしまいました。

09/03 06:50
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乙郎さん
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情報として古くなっているものもあるし、煽るような文体も苦手だが、不得手なジャンルだけに興味深く読んだ。ウェブ小説が失敗が許されるが故に発展したというのは首肯できる。
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さとうはるみ
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出版業界は新人作家の育成や発掘ができなくなっており、その補完をネットの例えば、「小説家になろう」が行っているという。出版業界はなろうのようなものを作るのは人事制度の問題もあれば雇ったこともないからどうしたらいいのか分からないことやそもそも新規事業をしたことがないのでもはやしたくてもできない状態であると。であればネットと共同で売れる本作りや新人作家の発掘や育成をするしかないと言う。出版業界単体では生き残れないのだからネットやテレビとタッグを組んで生き残っていかないとまずいぞと警鐘を鳴らしている。
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in medio tutissimus ibis.
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編集者目線の、商品としての小説の業界分析。今書かれたらソシャゲも射程に入ったかもしれない。韓国のサブカルチャーは社会や政治を描く発想から逃れられないが、日本のそれは快楽だけを追求するのが、韓国側からは魅力らしい。逆に、『ブルーアーカイブ』は韓国近代史が元ネタらしいが、管見の限り日本人はほぼ女の子の青春しか見てねえな。角栄先生みたいなネタは一時流行ったけど。まあ儒教圏での芸術って割と政治と一体だった歴史がね。日本のオタクのポリコレへの反発も、主張自体には割と同意しつつ政治から自由でありたいという感じを感じる
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レイノー
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2016年刊行。著者はフリーのサブカル・ライター、批評家(ライトノベル・小説誌他元編集者)。◇図。◆ウェブ小説。個人的にウェブを直接に参照することはないが、例えば「なろう」系小説など、アニメーション化経由で、その原作小説として「紙」媒体に食指を伸ばすことは少なくない(本書で紹介されている「無職転生」や、なろう系ではないが「櫻子さんシリーズ」は読んでいる)。ところが、このウェブ小説の成立は、紙媒体小説を生んでいる旧来型編集・新刊発行システムの軋みを反映したものと言える。さらにいうとこの事実が示すこと。
レイノー

また、ネットでの反響というような可視化材料が、人財を掬い上げる網の目を細かくしたと言える。◇あるいは、作品発表と読者の反応とが時的に近接しており、その反応に即した対応を作者ができる環境であった。結果、酷評に折れない精神力を持ち、柔軟に作風や方向性を転じられる人財に活躍の機会が齎された。あるいはかようなフィードバックが、頑張る作者の力量を飛躍的に向上させる機会となった。◇紙媒体から発掘された作品とは異なり、⑴次への引きを重視する作風が異色であった(漫画週刊誌スタイルの波及)こと。⑵重要視するのはオチでない。

11/13 14:44
レイノー

つまり、結末ではなく、過程味読、時間消費という観点で小説が書かれるようになったこと。という点を念頭に置くべき。◆その後は様々な個別具体的な事例・作品群を詳述する本書。ただ、時間的・能力的限界があり、作品に関しては、殆ど食指が動かなかった。◇ただし、情報という観点では、いわゆる二次小説の跋扈は別儀。◆確かに辛辣ではあって、些か引いてしまう叙述も少なくないが、プラットフォームを構築するデジタル人財の意義と価値を的確に踏まえた上で、出版業界の現状認知を正しく把握しているのは確か。刊行後の更なる変容は気になる。

11/13 14:48
6件のコメントを全て見る
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エムワイ(emuuwaii)
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近年よくみるようになった、Web小説についてビジネスモデルも含め分析した本。「日本の青年や中年が、カラダとアタマが疲れ切った状態で味わうひとときの娯楽の時間に、いったいどんなものを望むのか」。よく読むようになった「小説家になろう」原作のWeb小説が、これまでの若者向けの「狭義のライトノベル」とはまた違う作られ方をしていて、また違う層をターゲットとしているなど、なるほどと思うことがたくさんでした。この本が書かれたのが2016年。現状の分析もまた、読んでみたいところです。
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☥しゅうさく@低浮上ぎみです(-_-)zzz
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★★★★☆ 頷ける内容だった。2016年刊行なので最新の情報とは言い難いが、未だアニメ化するラノベ作品は続出し、その半分以上がWeb小説出身なのは紛れもない事実である。面白いのは、最初はライトノベルも大衆小説と同じように、小説家の鬼門である【新人賞】が中心だった。それをWeb小説から書籍化時代へ運んだ理由。これまで私は、単純にYouTubeやニコニコ動画が主体になり、読書する人が減り出版社に余裕が無くなったからだと考えていた。しかし、この本で少しだけ考え方が変わった。まぁたしかに、必然なのかもしれない。
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てらさか
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16年の本なのにいまも異世界+アルファが人気なのが変わっていないのもまた衝撃。ニンジャスレイヤーは途中まで読んでいたので、続きを読みたくなった。
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むなし
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とても勉強になった。韓国の状況との比較の中で考察されていた事柄が腑に落ちた。
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天音春子
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図書館本。 予約して借りる。 ちょっと昔の本だけどなかなか参考になった。 ウェブ小説が全面的に肯定ではないけど、出版社も柔軟に取り入れるところはあると思った。 新人賞の選考と売り上げの乖離とか。 紙向けの作品とウェブ向けの作品があるってこともよくわかった。
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Arcadiaとか随分懐かしい名前を見たような気がする。というか、あそこから『アクセルワールド』とか出てたのかと後から調べて驚いた記憶がある。なぜ、なろうが覇権を握って、Arcadiaは没落したのか、そこら辺が気になる。あるいは、携帯小説をどのあたりに位置づけるのか。フリーゲームやボカロなどのノベライズやメディアミックスに注目するのは面白いし、筆者のラノベを取り巻く環境分析を読めば補完されるだろう。
七沢自然公園

おそらく、なろうは二次制作を切ってオリジナル一本に絞ったからではないかと。以前はなろうでもゼロ魔等の二次制作投稿も出来てたのですが、急遽二次制作ものは削除すると通達があり、その時はショックでしたね

07/14 21:25
 

コメントどうもありがとうございます。そのように考えると「二次創作」自体を禁止化することで投稿プラットフォームとしては整備されたこと、ここが分かれ道になったと見ることが可能だと言うことですね。確かに、オリジナルで統一した方がのちのメディアミックスの展開もスムーズに移行することを可能にしたと考えられそうですね。

07/14 21:44
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RYOyan
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まさに文芸界のパラダイムシフト。作家発掘や出版の仕組みが変われば、当然作品のあり方も変わってくる。なによりも需要と供給の法則。エンタメとしての新しいジャンルが成長したのは間違いない。
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あつだい
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「なろう」と「エブリスタ」から多く出ているウェブ発の小説をやさしく解説してくれている。最初の出版社の現状も書いてあってわかりやすい書籍を売るのは大変だということを再認識した。なろう系をばかにする人もいるが、なろう系は一つのジャンルとして素晴らしいものに成長している。
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Bun-ichi Kawamoto
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ゼロからイチを生み出すR&D機能は効率の良いウェブプラットフォームに譲り、1から10を狙う機能を既存の出版社が担うことでハズれを少なくすることができる。
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よしはる
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わかりやすく言語化してくれてありがたい
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未読太郎
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ホラーのラノベは少ない、ってところはナルホドと思った
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オザワ
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近年のウェブ小説に関して網羅的に書かれた本書。意外とこういった内容の本は無いので参考になった。
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サイバーパンツ
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マーケティングの観点から分析したウェブ小説評論本。「なぜ売れるか」がメイン。なろうはもちろん、エブリスタのデスゲーム系、フリゲノベライズ、ボカロ小説、Twitter小説の忍殺、果ては韓国の動向まで幅広くカバーしている。ウェブは作家と読者が直結するプラットフォームなので、いかにその環境に適応するかがヒットの鍵か。情報に古いところはあるが、ウェブ小説全体の状況を把握するには充分以上の内容。ただ、出版業界や文学界の古い体質や閉鎖性を批判するためか、ウェブ小説に対して礼讃的になっているのは少し気になったが。
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hikarunoir
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ネットの読み物はどう儲けられているか、売れ線や流れの解説。主に子供向けだが、他のジャンルもこの方式で勝負させる手引きとなりうるかも。
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夢魔満 那子
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やや古い部分もあるが、ちょうど今、読んでおいた方が良い内容。これまでとこれからの出版業界、文学界を考察するのに参考になる。
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Piichan
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ウェブ小説の功罪がはっきりしてきているなかでこういう礼賛本を出すのはどうかと思いました。現状を客観的に分析して、これからウェブ小説が健全に発展するにはなにが必要なのかという提言をしてほしかったですね。
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しーた
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フリゲノベライズや韓国の話も含めたウェブ小説解説本。そういえばラノベでホラーってあんまり見たことないな。/"そもそも人間がフィクションに求めるニーズやレベルが偏っている。それを変えたければ、人間の脳を改造するしかない"
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Takayuki  Oohashi
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ちょっとこの本とは趣旨が逸れるのですが、僕が毎週買っている雑誌に少年サンデーがあります。その中に福地翼という漫画家の「サイケまたしても」という作品があります。このストーリーは主人公の少年がある池で溺死してもループして、またその過去をやり直せるというパターンなのです。それが発展して、結構長い連載になっているのですが、ウェブでも紙でも、「ループもの」というジャンルがあって、提供側はいろいろなことをリサーチして作品を作っているということが僕の収穫でした。「ダンまち」のロリ神のヘスティアも狙っているのでしょうね。
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チョコろん
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10年以上紙とWebの文芸に携わってきた著者が、昨今のウェブ小説について語る。---趣味を仕事に、書籍にしました!……という雰囲気をビシバシ感じる作品。好きなものについて調べ上げて形にして、そしてそれが売り物になる。心から羨ましくなりました。趣味の域を出ていないように見せかけて、この分野では第一人者に上り詰めてる感がすごい。改めて言葉にされると、①『保留荘の奴ら』の炎上の過程②出版社がWebプラットフォームをリリースできない理由③10代男子のためのエンタメ小説の不在……は各々短いけど気づきが多かった。
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キーちゃん
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近年のウェブ小説書籍化を中心に取り上げた本。前半の現状確認は他のところでも読んだから知っていたが、後半のボカロ小説の隆盛や韓国での出版などは初めて知った話で興味深かった。
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カヤ
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なろう小説やボカロ小説などについて書かれた本。ボカロは小説化ブームの前にはまっていたから、この流れは驚いたな。音楽を通して空想や考察する物語が楽しいのであって、公式にノベライズにするってなんか違う気がする。ニーズがあるのは、自分で空想や考察するのを放棄して享受だけしたいから?って考えちゃう。
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リオ
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なかなか興味深い分析。ウェブ媒体と紙媒体との違い、ウェブ小説と電子書籍の違い、山田悠介ジャンルの需要、ボカロの小説化やその衰退など、読んでいてなるほどと納得させられる部分も多かった。ウェブ小説出身と聞くとなんとなく敬遠していたきらいはあるが、映像化されて話題の作品も多く出てきているし、食わず嫌いしないでいろいろ読んでみようと思う。
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AQL
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著者が出版業界の旧弊な体質を切って切って切りまくる俺TUEEE!って感じで自己陶酔しているのがつらい。ライト文芸(キャラ文芸)を「新しさも可能性も感じない」と断ずるのは本書の主旨からいって是非もないが、しょせんウェブ小説の「しくみ」ってマッチングシステムで今まであまり本読まなかった層を新規顧客として取り込んだだけでしょ?それを20年後もとどめておけるの?と考えればビジネスとして学ぶべき点もあるのでは。「長く続いたり残ったりするもの」は「えらい」云々ではなく「商品として優秀」なのだと思う。
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鉄路のほとり
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なぜ今UGCプラットフォーム発の小説が生まれているのか、その動きに既存の出版社がついていけてないのはなぜか。「小説家になろう」、「エブリスタ」、ボカロ小説、pixiv小説、Twitter小説・・・これらは自分自身はほぼ初耳のものばかり。山田悠介などデスゲームものが流行る理由についても考察。
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はち子
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web発文芸の書籍化などについての本。興味深かった。 なろうは異世界転生ばかり!って意見に対して、 ミステリとか時代小説みたいな『そういうジャンル』だからって返答は面白かった。 確かにミステリに事件が起こる作品ばっかり!とか時代小説は歴史の出来事ばかり!とか言う人はいないよね…。
はち子

楽園とかちょっと前の世代のweb出身作家に触れられてなかったのが残念。 最近のソフトカバー形態でのweb発出版に的を絞ってたから仕方ないけれども。

08/01 02:36
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のりきよ
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Web小説のプラットフォームは、有望な作家やコンテンツを育成・発見していくことや読者と読みたい作品のマッチングに関して従来の出版社よりもかなり効率的な仕組みを持っている。又、Webで人気の作品はある程度の収益性が保証されるから、出版社も安心して紙媒体として出版できる。だから、もはや作家と読者と出版社それぞれにとってWeb上の作品投稿プラットフォームは必要不可欠なものである、ということだ。短い時間間隔で読者からの反応と作者によるフィードバックというやりとりが行われることもWebならではで面白そうだと思う。
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fff
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出版業界で働く人とっては耳の痛い話ばかり続くが、それゆえに業界人は必読である。ウェブ小説がなぜこれほど人を動員できるかといえば、ただ他人の書いたものを読むだけでなく、自作を投稿したり、コメントをつけたりして場に参加できるからだろう。 紙の小説誌に関しては、いずれ本になる小説を「連載」という形で細切れにして売ったところで、誰が買うんだと前々から思っていた。 問題の核心部分は、「無料で小説を公開すると、紙の本を買ってもらえなくなる」という出版社の思い込みは果たして本当なのか、ということだと私は思う。
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taka_kazu
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かつてのラノベから今のラノベにかけてものすごくセグメントが分かれてることを知りました。ファンタジー、ホラー、デスゲームパワーゲーム...。そして既存の出版社の思考回路を一刀両断してて凄い。これは半沢直樹ばりです。業界を敵にまわさないといいんだけど。
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gawa
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最近のウェブ小説の流れについていけてない人たちが読むと、なるほどそういうことかと膝を打つことになるはず。
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ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)評価72感想・レビュー74