形式:単行本
出版社:筑摩書房
『ニンジャスレイヤー』とか懐かしい。書店にいっぱい並んでたっけ。その書店も今はもうない。なんだか栄枯盛衰にしんみりしてしまいました。
また、ネットでの反響というような可視化材料が、人財を掬い上げる網の目を細かくしたと言える。◇あるいは、作品発表と読者の反応とが時的に近接しており、その反応に即した対応を作者ができる環境であった。結果、酷評に折れない精神力を持ち、柔軟に作風や方向性を転じられる人財に活躍の機会が齎された。あるいはかようなフィードバックが、頑張る作者の力量を飛躍的に向上させる機会となった。◇紙媒体から発掘された作品とは異なり、⑴次への引きを重視する作風が異色であった(漫画週刊誌スタイルの波及)こと。⑵重要視するのはオチでない。
つまり、結末ではなく、過程味読、時間消費という観点で小説が書かれるようになったこと。という点を念頭に置くべき。◆その後は様々な個別具体的な事例・作品群を詳述する本書。ただ、時間的・能力的限界があり、作品に関しては、殆ど食指が動かなかった。◇ただし、情報という観点では、いわゆる二次小説の跋扈は別儀。◆確かに辛辣ではあって、些か引いてしまう叙述も少なくないが、プラットフォームを構築するデジタル人財の意義と価値を的確に踏まえた上で、出版業界の現状認知を正しく把握しているのは確か。刊行後の更なる変容は気になる。
おそらく、なろうは二次制作を切ってオリジナル一本に絞ったからではないかと。以前はなろうでもゼロ魔等の二次制作投稿も出来てたのですが、急遽二次制作ものは削除すると通達があり、その時はショックでしたね
コメントどうもありがとうございます。そのように考えると「二次創作」自体を禁止化することで投稿プラットフォームとしては整備されたこと、ここが分かれ道になったと見ることが可能だと言うことですね。確かに、オリジナルで統一した方がのちのメディアミックスの展開もスムーズに移行することを可能にしたと考えられそうですね。
楽園とかちょっと前の世代のweb出身作家に触れられてなかったのが残念。 最近のソフトカバー形態でのweb発出版に的を絞ってたから仕方ないけれども。
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