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愛を言い訳にする人たち: DV加害男性700人の告白

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CBF
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(★★★☆☆) 加害者ってどんな人?なぜDVをするの?加害者は変わるの?あなたは自分には関係がないと思っていませんか? 加害男性への教育プログラムを実施してきた団体「アウェア」の代表の著作。『身体的にも精神的にも生活全般も、家の中の空間も含めて全部ケアしてもらいたかったんです。母親が私にしてくれたことを、結婚したらそのまま妻がやってくれることを望んでいたんです。』という加害男性の言葉を聞くと反射的にゾッとしてしまうけど、冷静に考えると、程度の差はあれこういう考え方って男女問わず持ってる人多いんじゃないか。
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惡い読書
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"どうすればよかったのか?" ー友人や会社の同僚に対しては「とてもいい人」で通っていたのに、デートDVや家庭内DVの当事者になっている人たち。恋人・夫婦・同居者など、そういう関係になって初めて「加害者としての自分」が発現する。被害者が(少なくとも一人)生み出される前に「どうにかできなかったのか」と思う。先に読んだ『男子校の性教育2.0』が特別授業で伝えようとしていたことが、より実感を伴って迫る。■かなり以前、男女共同参画センターの主催で、ある10回連続の講座に出席した。家庭内暴力に関する内容だったが、⇒
惡い読書

「つらい」「わかってくれない」「自分ばっかり」etc.それはもう真っ黒になるほどだった。みんな、これほど苦しんでいるのだ。悲しいのだ。自分を哀れんでいるのだ、と。男は辛いのよ。それを、なんで理解しようとしないのか。なるほど。DVの根っこの何かがその時理解できたような気がした。当事者に(特に被害者には)非常に申し訳ないことかもしれない。が、少なくとも1つの家庭は当事者になることを免れた、それで許してほしいという気がする。■読んでいて(大きな意味では)加害者も社会的な教育の被害者だという気がしてくる。⇒

12/11 22:21
惡い読書

もちろん、どこまでも被害者な人たちがいる訳で、それを見過ごすことはできないが。でも、強いベクトルは、下に下に圧力を浸透させていく。高度成長期、核家族が政策的に生み出され、夫は企業「戦士」として戦場に送り込まれ、後援部隊として妻は(性的奉仕含む)慰安と平安を提供し、家庭を守り抜く使命を課せられた。そのシステムが思いの外、形骸化しても尚、こんなに根強く生き延びて、その歪さが、歪に男女関係をゆがめている(重言?)。先にも書いたが、やってみてわかるより、教育という前段階でなんとか。そして、現状のサポートの充実を。

12/11 22:30
3件のコメントを全て見る
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POKI
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言葉の暴力、モラハラ…もDVだということはまだまだ認知されてない。とはいえ、こんな事が美徳だと思われた時代もあった訳だから恐ろしい。
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おっぺけぺー
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少し読んだ。加害者の味方をする人たちのこと書いててよかった。
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katoyann
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DV加害者更生プログラムの受講者の告白を紹介しながら、DVの要因を解説した本。DVについては「自己愛性人格障害」という診断が下される場合もあるようだが、著者は特定の障害や疾患に原因を求めると、DVの背景にある根深いジェンダー・バイアスが不問にされがちだとして、一部精神科医の診断に警鐘を鳴らす。DVは「力による支配」であり、「相手を思い通りに支配する」ために「(加害者)が選択した行為」であると強調する。教育プログラムの重点はDVにつながる価値観の学び落とし(unlearn)にある。読み応えあった。
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月
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身近なところでDVが起こっていたため、勉強のため読む。他にも色々読んだけどこの本が一番勉強になった。DVは絶対に許されることではないが、加害側もやりたくてやっているわけではないのかな、病いのようなもの?
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きくえ
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ランディバンクロフトさんの本を以前読んだときに、流行曲の内容がDVである指摘がされていて、それは海外の曲だったのでピンとこなかったんですけど、今回は邦楽の奥村ちよさんの「恋の奴隷」が載っていました。徹子の部屋で奥村ちよさんが、この曲がでたときに勘違いしたファンの男性が沢山押しかけてきて困った話をされていたことを思い出します。当時の話ではありますが、勘違いされている男性は今も多分多くいるのじゃないかと。読めば読むほどにDVは根深そうだなと感じます。日本もDVをする人に校正プログラムを義務付けてほしい。
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mari
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図書館:仕事関連書籍。とりあえず、邦楽の歌詞のコラムのくだりは…極端に振り切ってて面白いとすら思ってしまった。なかなか加害者側の心理というか言い訳というかはリアルに知る機会がないので、不気味だったけど今後の仕事に役立てたい。しかし、これだけ地道なプログラムの活動をしていても「変わる」保証はない。やりきれないわ。
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日下 未知亜
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著者の講演に参加するため借りる。加害者向けプログラムをアメリカで学んで、日本で実践している方、ということは知っていたが、「デートDV」という言葉を造った人だとは知らなかった。それもこれも、すべては被害者支援につながる、という根っこに、被害影響の深さを感じ、ありがたいやら恐ろしいやら。購入してまたじっくり読みたい。
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GOLD SEVEN
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終盤のJPOPの歌詞に対して「女性蔑視だ怖い怖い」といってるのはどうか。 怖がるのは勝手だけど、作り手の意図も受け手の思いも必ず介在する。 立場的なものもあるだろうけど、こういう人は「すべてなくなれば解決する」としか思えないんだろうな。そしてこのような考えに賛同しなければ「DVを容認する危険な思考だ」と思うのだろう。 残念だし、それこそ怖い。
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てくてく
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DVに関する本の中でも、加害男性の視点からDVの問題を明らかにしている本書は貴重だと思う。妻が家を出たこと、アメリカでDVを行って逮捕されたこと、そういった外部要因がきっかけでアウェアに来て、自分を変えようとしている男性たち、彼らが、被害者に向けて、逃げろ、直ちに加害者と距離を置け、さもないと新たなDV加害者を作ってしまうことになる、というあたり、そして、性犯罪も同様だが、DVの容認度が高い日本という指摘にこの問題の根深さを感じた。
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るき
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何が怖いって、自分にも当てはまりそうな項目があることでしょうか。DV容認度が高いってこういうことなのかな・・・。
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ybhkr
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恐ろしすぎる。これは気づいた人の本だけど、気づかない人の方が、確実に多いことはわかっているから、当たり前のようにDVしている男性がこの世にどれだけいるのかと思うと震えしかない。究極には恋愛も結婚もしないで男性とドメスティックな関係にならない以外、DVを完全に防ぐ方法なんてないんじゃないかって思ったし、それを実行してる。わたし自身がDV二世だから、もし男だったら確実にこの本に出てくるひとたちと同じで、しかも自分は悪くないと思っていたんじゃなかろうか。女でよかった。この怖さは彼らがifの私だからに違いないから
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fwhd8325
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愛を言い訳にする人たちとあるが、加害者として登場するのは、男たちです。加害者とされる人のほとんどは男なのでしょうが、提起している事柄を見れば、男性も女性も思い当たる面があると思います。私自身も、ここまで問われるのだと、少々自己嫌悪を感じます。
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LP
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自分の育った家庭でもDVがあり、被害者のつもりで読み始めました。しかし、読み始めると自分を含め、誰にでもDVをしてしまう危険や気付いていないだけで本当は加害者になってしまっていることもあり得ると思いました。
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おーね
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DVの加害者からの話は驚かされる告白だった。暴力を愛だと思うなんてよく分からない。女とか男とか性別はあるけれども「らしさ」ということでステレオタイプに張り付けられるのは怖いね。
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こ~じぃ。。
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まずは何がDVにあたるのかを認識することが大切か。。
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