形式:文庫
出版社:新潮社
形式:単行本
形式:Kindle版
ナイス、有難うございます!
彼は映画の助監督としてスタート、テレビ創世期にテレビに移った師・木下恵介監督について、シナリオライターとなった。助監督時代にいろんなライターを見た。シナリオの変更を監督から指示されて連絡すると、「そうですか」とのライターの返事に、突き放されたような気になる。また別の現場では、監督に言われて独断で書き直したことも。その辺から、監督よりライターの方が向いているのではと。モラヴィアの「軽蔑」はライターの話。「その仕事の創造的性格にもかかわらず、彼は技術的、心理的、文学的な発見、着想、巧妙さの提供者でしかない」。
「木下恵介さんのこと」。「誰かが死んじゃったあと、なんだかんだとその人を訳知り顔に書く奴は卑しいんだ」と、木下監督。エピソードで振り返ると、付き合いの芯であった平凡な日々を取りこぼしてしまうようなと、山田さん。ある十二月、木下さんから、五日に夕飯をと誘われた。まず、シャンペンが抜かれ、「どうしたんですか」という彼に、「誕生日なんだよ」と木下さん。「すみません」という彼に、「そういう奴とね、今夜は飲みたかったんだ」。驚いたのは、小説「異人たちとの夏」の映画脚本を多忙のため、市川森一さんに依頼。厚い信頼。
だんぼさん、コメントありがとうございます。「根府川と真鶴の間の海の…」ではじまる、高校時代をふりかえるお話ですね。土地勘がなく風景は全くわかりませんが、私も電車で通学していたので、流れる車窓にいろいろな思いを重ね合わせていたのを思い出しました。歳を重ねて山田太一さんのように振り返れるといいなと感じます。
ああぁ根府川。。ああそうです。ぼくは電車で熱海にむかったとき、車で海沿いをはしったときがあって、これを読んだとき、ああぁあなんてなりました
あ足で稼いだものを書くいう意味で、山田太一さんはジャーナリスト的ではありますな。。
Noriko Dさんありがとうございます。
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