読書メーター KADOKAWA Group

流星ひとつ (新潮文庫)

感想・レビュー
98

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
KBTM
新着
たった一晩のインタビューで、歌手として頂点を極め一時代を作った藤圭子の半生、そしてプロフェッショナルとしての矜持を赤裸々に引き出した筆者の力量に感服しました。当初のタイトル案が「インタビュー」であったことも納得の一冊です。貧困の中で育った幼少期、両親や元夫である前川清、恋人、関係者との関係、歌に対するスタンス、デビューから引退発表までの様々なエピソード、引退の理由などが対話形式でしっかりと綴られています。お酒を飲みながらということもあり、徐々にお互いの親密度が深まっていく過程には少しドキドキしました。
0255文字
Atsukoo
新着
昭和の演歌歌手って、ずいぶん大人って、イメージ、貧乏な人が多かったしね、藤圭子が、インタビューに答えていたのが、不思議
0255文字
Waterflow
新着
ネタバレ宇多田ヒカルの母親で歌手の藤圭子の人生を知りたく本書を読み始めました。両親が浪曲師で中学卒業まで巡業で道内を転々とし、赤貧の中で育った藤。上京後「新宿の女」「女のブルース」などで一気にブレイクし売れっ子歌手に。しかし歌の上手さより権力に阿る業界、喉の手術による声の変化、金での醜い人間関係などに嫌気がさし、藤はデビューから10年で引退を決断します。本書は沢木と藤とのインタビューで終始貫かれ、沢木が藤の内面を上手く引き出します。その後出版が見送られた「肉声」。娘へ人々へ真実を伝える為に世に出る事となりました。
0255文字
Kyota
新着
沢木耕太郎31才、藤圭子27才という当時のお二人の年齢に驚く。何と人間的に魅力のある人なんだ、藤さんは。同時に、この純粋な人がよく芸能界で生きられたなと思います。
0255文字
mike
新着
藤圭子が亡くなったのを知っているだけに、こんなにも真剣に自分に素直に一生懸命に生きていたんだな、と胸にずんと来る。対談から長い時が過ぎているのに敢えて出版した沢木氏の思いもわかる気がする。対話だけで構成されているのに、圧倒的な重量感があった。当時まだ31歳なのにここまで話を引き出せる沢木氏の力量もすごい。
0255文字
あらたん
新着
最近YouTubeで藤圭子の歌を良く聞いている。宇多田ヒカルのお母さんとは知っていたが生はもちろん録音でもこれまで接する機会はほとんどなかった。 本人もデビューしてすぐに売れその後若くして結婚、そして離婚、引退、復帰と娘の宇多田ヒカルと同じような軌跡を辿っていたことに驚いた。 このインタビューは引退直前に行われたそうだが、理由があって公表は見送られ彼女の死後に発表されたもの。会話形態で本人の声がダイレクトに聞こえてくる。怨歌のイメージとは全く異なる。マスコミの功罪を考えざるを得ない。
0255文字
Cinejazz
新着
昭和の演歌(怨歌)歌手として、18才でデビュ-した藤圭子(本名:宇多田純子.旧姓:阿部純子)が、28才で芸能界を去る決意をした・・・。 その年(1979)年の秋、「ホテル・ニュ-オ-タニ」40階のバ-で、ウォッカ・トニック(火酒)のグラスを傾けながら、ルポライタ-・沢木耕太郎(当時31才)が単独インタビュ-を試みた。彼女の生立ち、父親のDV、デビュ-前後の生活、結婚とスピ-ド離婚、歌手をやめ何処へ向かうのか、などの問いかけに、純朴だった彼女の声の記録を、聞き手と語り手の会話部分だけで↓
Cinejazz

→綴られた異色のノンフィクション。〝喉の手術が、あたしの人生を変えたと思う。声が変わってしまったんだよ。全く違う声になっちゃったの。一生懸命歌ってきたから、あたしのいいものは、出し尽くしたと思うんだ。それでも歌うことはできるけど、燃えカスの、余韻で生きていくことになっちゃう。そんなのは嫌だよ・・・全てが虚しくなって、もう、どうでもいいっていうような気持になって・・・ぼんやり、死のうかな、なんて思うようになりはじめて・・・〟62才で自死に追いこまれていった、無念の侘しさと寂寥感に苛まれた声が木霊してくる。

03/01 09:21
0255文字
大和桜289
新着
隣町図書館の「本日のお薦め文庫本」コーナーからの一冊。どなたが選定されているのかな。当初は「今月の…」だったのだが、年末に入って毎日の業務に切り替えられたようだ。そのお陰で良い本に出合える喜びと感謝の念を覚える。今回はノンフィクションだが沢木さんにこのような作品があったこと事大知らなかった。1979年に、28歳で芸能界を去る決意をした歌手・藤圭子を同年秋にインタヴューされたものだが、ノンフィクションの方法として地の文なしの対話だけでの作品が新鮮だ。対話が熱を帯びある時点で両者にスイッチが入ったことが確認→
大和桜289

→でき、ありきたりな仕事としての一般的な受け答えではなく、しかと相手を認め確認しての対話になる、その臨場感が心地よい緊張感を感得できた。対話時点で沢木さんは31歳、藤さんは28歳だが、深い対談が成立していたことに目を見張る。その後の2013年8月に藤さんは享年62歳で自死されるのだが、芸能界のことに疎い僕はあまり関心を払ってこなかった。この作品はその二ケ月後の2013年10月に遺族の了解を得て刊行されている。対話時点でも藤さんがこころの深い部分に於いて懊悩されていたことが伝わり、瞑目し手を合わせた。

01/01 06:14
0255文字
句点読点
新着
★★★☆
0255文字
yoshi
新着
28歳の藤圭子から見た芸能世界が鮮やかに切り取られた一冊。魅力的な人物像とそれを引き出す作者のやり取りは、インタビューと言う枠を超えた、心許せる知人への吐露であり、作者にとっては思いがけない天啓であった。
0255文字
やどかり
新着
ネタバレ1979年、引退直前の藤圭子のインタビュー。一本芯の通った価値観を持つ自立した女性だ。そして真面目過ぎるほど真面目で頑固。もし復帰することがあった時、このインタビューが足枷となるかもしれないと、当時発表することをやめたという。著者のジャーナリストとして、人としての判断に頭が下がる。自分にとって価値のないものには、記憶もなければ感慨もないが、これと思うところは絶対に折れない強さがある。真面目過ぎるからこそ精神を病んでしまったのだろうか。亡くなった後に発行されているが、少しも古くない。いいインタビューだ。
やどかり

元夫の前川清さんがとても優しくて、そのまま添い遂げたら違う人生があったのかなと思えてしまう。

04/29 15:30
0255文字
桐一葉
新着
なんて気持ちの良い女性なんやろう、と何度読んでも同じ印象を受ける。透き通るような瑞々しさがあって、濁った場所に身を置くことに疲れている。なんというか、、ここで読む竹山純子さんのままの印象を保ちたいから未だ歌声を聞いたことがない。光さんの声だけしか知らない。さぞかし聴き惚れるお声なんやろうな、と思いつつも。沢木耕太郎さんの素晴らしさは言うまでもないことですが、ほんまに素晴らしい一冊です。これから先何度でも読み返す作品です。一冊で梯久美子さんまで堪能できるなんて、贅沢極まりない!
0255文字
honyomuhito
新着
「流星ひとつ」とは言い得て妙であった。沢木耕太郎にとっては藤圭子は流星だったのか。鮮やかで、明るく、強く、跡を残して消えていく。優れたインタビューというものはどういうものだろうか。本人も知らないその人を引き出すようなものだろうか。現役の歌手だったころを知らないので、私にとって藤圭子の知識は、あの宇多田ヒカルの母親でたいそう歌がうまかったらしいことと、晩年難しい状況であったらしいということだけだ。
0255文字
かれーらいす
新着
予備情報無しで読んだ中で一番快感を覚えていた
0255文字
夕暮
新着
めちゃめちゃ面白かった。ものすごく面白かった。なんて魅力的な人だったんだろ、藤圭子さん。 悲しい最期だったかもしれないけど、部外者がその理由を追求しても無意味だ。 沢木耕太郎さんがこの昨日を世に出すタイミングも泣ける。
0255文字
オールド・ボリシェビク
新着
凄い本だ。感動した。1979年、沢木耕太郎が、デビュー10年で引退を表明した藤圭子にホテルのバーラウンジで行ったインタビューをまとめているが、藤の生前は発表されなかった。その、決して幸福とは言えない半生を淡々と語る藤と、単に聞き役に徹するのではなく、色々な言葉を挟んでいく沢木の呼吸が絶妙である。しかも、地の文章が一切ない、会話だけでつづられるという、手法的にもかなりの冒険をしているのだが、読ませる。不世出の歌手の半生が、みごとに表出されていると思う。
0255文字
SAHARA
新着
あたしの頂上には何もなかった(375) 歌というのは、心をさっとさわるんだよね、あたしの胸の中を(356) 中々大変な人生だな。浪曲師のDV親父と目の不自由な母親。似たような男を好きになるのは、仕方ないのか。19で結婚は早いよね。 前川清の株があがった。
0255文字
スターリーナイト
新着
2022-17
0255文字
うたまる
新着
「喉を切ってしまったときに、藤圭子は死んでしまったの。いまここにいるのは別人なんだ。別の声を持った、別の歌手になってしまったの…」……28歳で引退した歌姫、藤圭子のインタビュー作品。読書中、いみじくも前川清が言ったように、私もこの人は芸能界には向かない人だと感じ続けていた。歌についてのその誠実さや潔さは、まるで損得勘定のないアマチュアのよう。プロとは整形も口パクも枕営業も恥じない人のこと。もっと言えば、プロとは握手券のおまけにCDを売れる人のこと。日本の芸能界には最初から彼女の居場所なんてなかったんだ。
0255文字
なおこっか
新着
藤圭子のことは、宇多田ヒカルちゃんの母親としか認識していなかったが、是非彼女自身のうたを聴いてみたくなった。それも、彼女自身が真に「藤圭子」だった、手術前の歌を。「歌を殺してしまった」という真剣な言葉、痛々しいまでに不器用で真面目、それでも、それでも28歳の彼女は生きていくのだと感じられた。沢木耕太郎とパリの空港で遭遇していたこと、深夜特急の旅の話に「その話の方が面白そうだよ」と言う邪気の無さ、魅力的な女性だったのだろうなと思う。
0255文字
ピロシキ
新着
長い間、積読であったが、ふとしたきっかけで一気読み。会話文のみで構成されていて、実際に目の前の藤圭子とお酒を飲み会話をしているような臨場感・スピード感がある。この本はインタビュー後いったんお蔵入りになり、30年して本人が自死した後にに発表されたということだが、本人の話す言葉には、そこかしこに悲しい結末につながる予感がする。その危なっかしさが魅力的なのだが。
0255文字
masato
新着
30年くらい前の藤圭子のインタビュー。沢木耕太郎32才くらい?うーん、大人だね。 天才歌手だからこそ、苦しかったと思う。
0255文字
Bob
新着
会話文だけで成り立っているためか、インタビュイーはもちろんのこと、インタビュアーの人柄も良く出ている。沢木耕太郎の本を何冊か読んできて、この人は芯が強く優しい人だな、という印象を持ってきたが、その印象は大きく外れていなかった。 しかし、藤圭子がそんなに歌に真剣に向き合っていたとは。歌も歌手も簡単に消費されてしまう昨今の状況からは意外な感じがするが、そうだよなプロだもの。 良い本と思うけど、会話だけではわからない仕草や筆者が感じ取った雰囲気がある普通のスタイルの方が好きかな。
0255文字
ももんが
新着
1979年、藤圭子28歳、沢木耕太郎31歳、ホテル最上階のバーでのインタビューの会話をそのまま起こしたノンフィクション。二人の距離感と息づかいがそのまま伝わってくる。長らく封印されていたが藤の自死をきっかけに世に出た。幼少期の貧困、父からの虐待、10代での頂点、お金に群がる人達、沢木は生の方向へ振り戻すことができる人だと思っていたとあとがきに書いているが、メンタルを健康に保つには相当きびしい人生であったと思う。大スターだった故に炙り出されるひとりの女性の生き様を垣間見て色々と考えさせられた一冊でした。
0255文字
読書家さん#2EIzez
新着
宇多田ヒカルのお母さん 藤圭子をインタビューした 本です 率直に語っていて近くできいているようでした に家族のことも語っているのですが、目の不自由なお母さんを大事にされていたようです。
0255文字
千本通り
新着
前川清さんは再婚されて別の家庭をお持ちなのに「今でも藤圭子さんを思い出しますか?」と歌番組できかれ、即座に「思い出しますよ」と応えた姿が印象的で、実は離婚後も二人は交流を続けていたことをこの本で知った。 喉を切ったことで声が変わってしまい、藤圭子は死んでしまったと告白する本人。そこで新しい藤圭子が誕生したんだとポジティブに考えることはできなかったんだろうか。大体、声が変わったとわかる人なんかあんまりいないと思うけど、自分が納得できなければ仕方ないのだろう。
千本通り

先日、昔の藤圭子さんが出ている歌番組を観たのだが、確かに声がきれいになっていて明らかに変わってました。そしてキャラも明るくなっていて、もう引退を決意されていたのかもしれません。

03/01 11:56
0255文字
CCCalorina
新着
宇多田ヒカルちゃんのお母さんのストーリー、だけど、インタビューのチカラを実感させられた1冊。インタビューは、する方もされる方も、引き出される。いろんなものが。それが醍醐味。それを、沢木さんも藤圭子さんも知らず知らずに味わい尽くしてる感じがとてもいい!
0255文字
ポン
新着
巻末に沢木耕太郎さんと同じ大宅壮一ノンフィクション賞を受賞された梯久美子さんの解説。インタビューに対しての分析がとても的確で、対話の取り方を考えることができました
0255文字
sava
新着
藤圭子に−−宇多田ヒカルの母として、ではなく、全盛期に(それも当人のコメントとしては頂上から下り始めていた、ということになるのだろうけれど)パッと引退しようとした個性のはっきりした歌い手として−−ふっと興味が湧いて、少し探してみたらこういう本がある、ということで。沢木耕太郎が、彼女が引退すると宣言した頃に行ったインタビューの記録。地の文一切無しの会話文のみ。ト書きなしの台本の様でもある。思い切ったスタイルだけれども至極読みやすかった。
sava

そして当時20代後半の藤圭子は真っ直ぐで潔癖で侠気溢れて思い切りが良くて格好よかった。人に判られないことに慣れていて−−説明する言葉をそもそも持ち合わせず−−今ならDVと即断されるであろうのに、ピンとこないインタビュアーの口吻に時代を感じる。長い間発表を控えていた作とのこと。ただ一人に宛てた「後書き」は失われたままなのだろうか。

08/13 22:18
0255文字
you
新着
会話以外に調べた事実が色々書かれているのかと思ったが、全編会話だけの本だった。こんな本があるのか。藤圭子は面識がないのに最初からタメ口だし、最初からストーリーが決まっているかのように一定の濃度でぶれることなく会話が進んでいく。しかもお酒を飲みながら一晩で。これがノンフィクションとは信じられない。あとがきを読むまで、「事実をもとに再構成したフィクション」でいわゆる小説だと思っていた。後日追加でインタビューをしたとあとがきに書かれているが、基本は一発録り。これがルポルタージュの極意なのか。
0255文字
よんか
新着
私においおいと泣ける素直さがあったならば、この本を読み終えて、今おいおいと泣きたい。ライブで見た宇多田ヒカルさんは、見てくれだけの話じゃなしにとても美しいひとだった。藤圭子さんの亡くなり方は心がいたむものだったけれど、この本を読み、宇多田ヒカルの「花束を君に」を聴いたら、そして、こんな本を書いてくれる人がいたら、彼女は、彼女の人生は、美しかったと思う。
よんか

沢木耕太郎氏にはぜひ宇多田ヒカル版のこの本を書いてほしいきもちもあり、でもそれはきっとこの本を超えるものにはならないのだろうと思う。書き手として、聴き手としての沢木さんはこのときよりもずっと洗練され、技を身につけておられるだろうけれども、この本は、この時、このふたりでなければならなかったのだと思う。そんなふうに思わせるインタビューを、私は初めて読んだと思う。

06/12 23:15
0255文字
かぴ
新着
ネタバレ宇多田ヒカルが好きな私は、この本を読んでから2016年の復活を歓迎したかった。読んでから『花束を君に』『真夏の通り雨』『道』を聴きたかった。「世界中が雨の日も君の笑顔が僕の太陽だったよ」(『花束を君に』)この歌詞で宇多田ヒカルが壊れていく母をどう感じていたかが伝わってくる。本書で読み取れる藤圭子の痛々しいまでの純粋さ、嘘をつけない頑なな誠実さ、音楽への情熱は間違いなく宇多田ヒカルに受け継がれていて、いつまでも生き続ける。私はいつまでもそれを聴く。
0255文字
Ryo Sogawa
新着
1979年、藤圭子引退の時のインタビューに基づく作品。2013年、藤圭子の死後に刊行された。
0255文字
かっぱ
新着
すごい。本当に沢木耕太郎という人はスゴイ。「凍」でも思ったが、信頼できる人、信頼される人なんだと思う。藤圭子という歌手については正直よく知らない。子供の時にテレビに出ていたのだろうが宇多田ヒカルの母親というくらい。曲も聞いた事があるくらい。だがトップスターだった事は知っている。そんな彼女に引退直前にインタビューして、ここまで語らせるとは。信頼できる人でないと、こんなに話さないだろうし出版なんて、とんでもないだろう。半日で一気に読んでしまうくらい引き込まれた。
0255文字
te
新着
藤圭子の引退、沢木耕太郎の深夜特急の旅、宇多田ヒカルの活動休止等、20代後半というのは一つの転機・区切りとなることが多いのだろうか。自分の人生についても今後どうするのか考えさせられた。 無心になれているうちは良いが段々周りが見えてきてしまう、それでも無心でいられたときのような状態に近づける為の努力をしていくことが必要なのでは、といった主旨の会話は過去の自分と重ねて思うところがあった。 全編会話分という形式は初めて読んだ、初めは読みづらいかと思ったがそんな事はなく途中から気にならなくなった。
0255文字
あた
新着
沢木さんの術中、いや世界に、また入り込んでしまった。あたかも藤圭子さんの話を沢木さんと一緒に一杯やりながら聞いたかのような空間に自分もいた。最後の火酒がおわり、ふと現実に戻った。しかし、後記のさらなる展開、沢木さん、藤圭子さんの関係者のコメントに万感迫るものがあった。必読。
0255文字
コウみん
新着
名歌手、宇多田ヒカルのお母さんで有名な藤圭子の引退を語ったノンフィクション。 華麗な歌手生活とその中にあった悲しみ。 リアルタイムで彼女を知ったこともない私だが、作者との話で出る彼女は普通な女性だった。 小田切先生が褒めていたのでちょっと読んでみた。
0255文字
ボタン
新着
発売された時は読む気がしなかったが、今読んでみると真摯な内容にうたれた。二人とも若い!タイミングよく出版したのではなく出版せずに留めていた、というのがいい話だと思った。
0255文字
きみー
新着
昭和の歌姫、藤圭子の引退発表直後に行われたインタビュー。会話文だけで進むのに、彼女の美しさや清らかさ、頑固さが浮かび上がってくるようで、とても面白かったです。だんだん酒が進み深い話になっていくのを、ゆっくり読みながら追いかけるのが、楽しかったです。
0255文字
全98件中 1-40 件を表示
流星ひとつ (新潮文庫)評価73感想・レビュー98