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18世紀の個人で森幸安という人が日本を正確に捉える意図で、地図(絵図と明確に区別)、地史を作成している。天球図で地球が丸いことを把握、その中で日本はどこにどうあるかとの視点。あわせて歴史の流れの中の視点。/同時期に若き日の本居宣長も正確な地図作りを目指す。/この時期に博物、収集趣味が浸透したことと、正確性、網羅性は関わりあるのでは。/平賀源内はオランダ通詞を通して世界地図を入手。本人が地図を作った記録はないが、地図を描いた皿を作っている。
印刷地図は100年ほど石川流宣のものが続いた後、長久保赤水の正確な地図が席巻。経緯線あり、街道を実際に歩いた人々からのリサーチあり。森幸安の地図も参照。幕末まで流行る。世界地図も発行したがそちらは編纂のオリジナリティに乏しく輸入したものを写し。/伊能忠敬は日本の輪郭に全振り。動機が地球の大きさを知りたい、だからか。世界の中の日本が意識された、新しい時代。
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18世紀の個人で森幸安という人が日本を正確に捉える意図で、地図(絵図と明確に区別)、地史を作成している。天球図で地球が丸いことを把握、その中で日本はどこにどうあるかとの視点。あわせて歴史の流れの中の視点。/同時期に若き日の本居宣長も正確な地図作りを目指す。/この時期に博物、収集趣味が浸透したことと、正確性、網羅性は関わりあるのでは。/平賀源内はオランダ通詞を通して世界地図を入手。本人が地図を作った記録はないが、地図を描いた皿を作っている。
印刷地図は100年ほど石川流宣のものが続いた後、長久保赤水の正確な地図が席巻。経緯線あり、街道を実際に歩いた人々からのリサーチあり。森幸安の地図も参照。幕末まで流行る。世界地図も発行したがそちらは編纂のオリジナリティに乏しく輸入したものを写し。/伊能忠敬は日本の輪郭に全振り。動機が地球の大きさを知りたい、だからか。世界の中の日本が意識された、新しい時代。