読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
1

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
すずき
新着
左派リバタリアンとして著名なスタイナーが自由、権利、正義などについて書いた主著の翻訳。訳は読みやすい(4〜6章は原文の時点で対話形式多めで、今誰の発言か、メインの主張をサポートする議論か否かが追いにくい)。物理的に共存可能な行為のみを自由として定義し、権利もそれにならって衝突が生じないように各人の領域を所有権として確定させる。正義はそうした領域の平等な配分について関わる。非常に大胆な主張だが論証も説得的。また、ホーフェルド分析に乗りつつ法的権利との関連を意識した記述で法哲学の関心を持つ人にもおすすめ。
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

この本を登録した読書家

権利論評価33感想・レビュー1