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蜜蜂と遠雷

感想・レビュー
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にこり
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ネタバレうーわすんごい。自分が子供の時からほぼ毎日ピアノやクラシックを聞く環境にいるから余計に感情移入してしまったのかもしれない。音楽を文章で表現するのは難しい。だからオーバーに感じたりする部分がなかったとは言わないが感情がそんな野暮なことは黙らせひたすら文字が奏でる音を追っていた。明石の奥さんが客席で明石の練習の日々を思い出し泣いてしまったシーンと菱沼賞受賞の連絡が来たシーンは泣いた。読み終えたから自分が一番お気に入りのピアノ協奏曲を聞きながらタイトルの「遠雷」の意味について考えてみようかな…
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うぃっくす
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ネタバレ山場の演奏中の描写14回、でてくる曲数はおそらく50曲以上、この本書き上げるのに時間かかっただろうなー!しかもあれな言い方するとピアニスト達がコンクールでピアノ弾いているのが延々続くだけの話なのに一気に読んでしまうし面白いし恩田陸さんすごいですね。天才ばかりが出てくるのでリアルではないんだろうけどエンターテイメントとして面白かったです。亜夜ちゃんが春と修羅を弾いてる最中にお母さんを見つけるシーン、泣きそうになってしまったわ。
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ますみ
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実は私、長いことタイトルを『蜂蜜と遠雷』だと勘違いしてて。これじゃ、全然別者よね。蜜蜂じゃないと、話にならないわ…と、読んでつくづく思いました。映画を観てからずいぶんたってしまったけれど、ピアノコンクールに向き合う若い人たちの、それぞれのスタンスや成長が見られる作品です。音楽を文章にするってすごいな、とつくづく思います。
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hiro
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なんか、読んだことあるなー、と思ったら、読んだ事あった。カザマジンは忘れない、、かも
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ゆ
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映画を先に観ていたので、大分後回しになってしまったが読了。 面白くて、流れるように一気読み。 それぞれのピアノに対する熱量や想いが伝わってくるし、何より恩田さんの表現力や分筆力に驚く。音楽を文章で表現するって、かなり難しいことだと思っているから、読めば読むほどその描写に没入していくことができるこの作品は素晴らしいと思う。 編集者の方の後書きも、苦労が垣間見えたがこの作品を世に出してくださったことに感謝をしたい。
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もりいさみ
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分厚くて読み切れるか心配だったけど、読み出すと面白いし読みやすいしであっという間に読了しました。登場人物が演奏している曲をYouTubeで調べて実際に聞きながら読みました。 色んなタイプの天才が出てきます。
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shiroiringo22
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面白かった。私もピアノ8年、ブラスバンド6年してたけど、こんなに深く音楽と向き合ってなかった。学生の頃より今のほうがきっと経験が増えた分、感動や共感も多く、聴いていて楽しめるだろうなと思った。国際ピアノコンクールに行きたくなって調べてみたら去年で終わってたんですね。近くのホールで開催される音楽会でもいいので顔を出したくなりました。
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sleep@芒羊會
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音楽の神様に愛された人達の物語。ライバルだけど、共に高め合う同士でもある彼らの関係性ににっこりする。
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mapion
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抽象芸術、クラシック、ピアノとは縁が薄い。どれだけ楽しめるか不安もありましたが杞憂でした。型破りな天才風間塵の演奏に触れ、メインの奏者たちも審査員たちも変わらずにいられない。それはメインストーリーの枠ですが、楽しみはそこではありませんでした。コンテストですから演奏が繰り返され、そのたびに奏者自身のイメージ、審査員、聴者のイメージが表現されます。それがなんとも気持ちいい。音楽の素養もなく、普段音楽に触れることの少ない自分が、言葉で癒やされくすぐられ、快感ですらある。なんとも心地良い読書体験でした。
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ron neu
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ネタバレ風間塵、マサル、亜夜、明石の4人をメインに描かれるピアノコンクールを巡る物語。恩田陸作品は初めてだったが読みやすい文体で、キャラも立っており楽しめた。いい意味でマンガやドラマっぽい感じ。小さいころに見ていたのだめカンタービレを思い出す。他3人よりも世代的に近い高島明石のパートが凄く好きだった。ナサニエルと三枝子の審査員パートのおかげで、より立体的にピアノコンクールを感じることができた。祝祭と予感、という続編もあるみたいで楽しみ。にしても風間塵の名前の由来どこかで語られるかと思ったけど、そんなことなかったな
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黄門さまじゃ
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やっぱり、音楽で成功するにはそれだけに集中できる環境が必要だと思った。
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粉っしー
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ミステリとかではなく、爽やかでストレートな本だった。
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かばごりら
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自視点からの話ではなく常に他者からの評価で語られる、だからこそ、より天才さが伝わってくる作品なんだなと思った。 音楽への興味があまりない私、日常にある音楽を聞いてみたい、いや探していきたい
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seraphim
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先日『スプリング』を読んだので、こちらも読みたくなった。何度読んでも、大好きだなぁと感じるお気に入りの1冊。音楽とは何か?という哲学的なことにも触れられるし、単純に青春群像劇としても、もちろん面白い。またしばらくしたら再読したくなるだろう。
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松井開
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伝播がテーマかと感じた。
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フィシュー
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かなり久しぶりの恩田陸でして、さすが読ませるなあと夢中で読んでしまった。のだけど正直なところそれは途中までで、第三次予選あたりからは繰り返しに飽きを自覚しながらページをめくっていた。演奏中に心が通じ合って会話を始めたのにはびっくりしたし、すみませんがちょっと冷めた。それでもこの窮屈にならざるを得ない舞台設定でここまでエンターテイメントを作り上げたのはさすがで、典型的な娯楽文学みたいのはシンプルに面白いのだなと。他の作品も読んでみようと思えた。映画は別物らしい。
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RED
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ネタバレこれだけ個性を出して、一人一人を立たせるってすごい。 結果はこうなるのかー!明石さんはそうだろうと思ったが、その通りになってくれて本当に良かった……。
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みやすこ
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面白かったのですが、音楽の知識がなかったこともあり、描写の細かさの理解が難しかったです。視点を絞ったほうが私としては読みやすかったかも
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アヴィ
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若きピアニスト達の葛藤や想いは充分に伝わるが、肝心の音がピアノの音で脳内再生されるかというとそうでもないのが音楽の素養のない自分自身を感じて哀しい。そして勝ち上がり系のストーリーは時に冗長になってしまい、本作もその罠にしっかり嵌っているようにも感じる。全体を通してみれば素晴らしい作品であることは確かですが。
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SPEG
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正直面白いとは思えなかったが、それはただ自分の想像力の乏しさのせいであって、受け取り手の問題だと思う。 この本を楽しめなかったことがショックだった。 でも良い本だと思います。
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ノッホソ
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ピアノ演奏者の葛藤とリアルを感じることが出来た。 長編だったけど、楽しく読めた。
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シンジ
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長ーいけど、楽しく読めました。
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ちゃぷ
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とてもよかった。やはり名作は引き込まれる。 登場人物と一緒にピアノコンクールを聴きに行っているような、不思議な読書体験。脳内で音楽が鳴り続けているので、読書中にうるさい番組を流されるとイラッとしてしまうほど熱中して読んでいた。作中に出てくる曲への著者の理解が深すぎて、どうやってここまで辿り着いたのか気になり調べたら、早稲田のBBS出身!なんと。映画観たい。
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iriya
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特別な本棚に入れておこ
ミルクティー

私もそうです。

02/23 07:27
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Yasuhiro
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再読
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葉っぱ
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ネタバレとても引き込まれた。 最後のページでジェニファ・チャンが、奨励賞を貰えていたことにあたたかさを感じた。 読了後は心豊かになる感覚だった。
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サラダ好き
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小説を読むというよりも、ピアニストとしてコンクールに出るような感覚になった。 演奏というのは、作曲家の意図を再現するようなもので、弾く人によって個性や解釈の違いが出る。曲について学習することや、作曲家の気持ちを想像して弾かないといけないことに、音楽の難しさと同時に面白さもあるのだろう。 印象的だったのは、音楽を通して音楽家がお互いを刺激し合い、認め合い、友人になることだった。 音楽をやっていれば、世界中に友達ができると聞いたことがある。 その言葉が正しいということを確信させてくれる作品だった。
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み
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お、面白すぎた...!! 読む手が止まらず、紡がれた言葉に魅了され目が離せなかった。 分厚い本でずっと読みたいと思わせられたのは初めてかもしれない... 読者として私もすごい 体験 をした。 本当に良かった。読んでる間心地よくて爽やかな気持ちになった。 買った自分、読み始めた自分よくやったぞ
ミルクティー

読んだというより、体験したという感じしました。

02/13 07:52
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ともこ
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ネタバレなんとなく今まで読むのを避けていたんだけど、もっと早く読めば良かった!とても面白かった。有名コンクールで入賞するような人たちの頭の中はこんな感じなの⁉︎亜夜やマサル、塵たちはピアノを弾く技術が備わっていることはもちろん、ストーリーや世界観にあふれ、聴き手を満足させる力をも持っている。
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波乗り
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分厚さにビビってかなり長い間積読になっていた本書、ついに読了。 まさに私が観客席にいて聴いているようていて、一緒に弾いているような不思議な感覚になった。 天才たちとその周辺の人々の描写がすごく好き。
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ゆ
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ネタバレ最初はこんなに分厚い本を最後まで読み切れるだろうかと思ったが、そんな心配は必要なかった。 特に第一次予選からはページをめくる手が止まらなくて 最後の本戦のパートの前に、もう終わってしまう、 ここから先を開くと、この物語が終わってしまうんだという寂しい気持ちになってきて 一旦休憩を挟んだくらい。 文字から音が聴こえてくるようだった。 後から実際に音楽を聴いたが、確かに秀逸な表現だと頷くところもあれば、この音からこんなにも景色が膨らむのかと驚く部分も多かった。 何ともピュアで爽やか、後味の良い小説だった。
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はるき
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気合がいる分厚さですが、気がついたら引き込まれて夢中で読了。神と対峙するように、全てをさらけ出し音楽と向き合う。愛を乞うように、身を捧げる。多角的な視点が素晴らしく、重苦しくならずいっそ軽やか。
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少女
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読書をする私たちにもギフトをくれる一冊。 コンサートホールに音や色が溢れ、読書をしていたはずなのに、私はピアノの音色をずっと聞いていた気がする。 ただ読書をしている私たちを、どこへ連れ出してくれたのだろうか。
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KumaoBear
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久しぶりに新鮮な読書したかな。読んでるのに聴いているといった感覚。明石のショパンのコンチェルト聴きたかった。
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エリー
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本屋大賞と直木賞ともに受賞しているが、音楽家でない作家が音楽家を登場人物とした作品をリアルに描いているのが前例がなく評価されたのであろう。曲についての表現や、コンテスタントの内面の描写、音楽について哲学についての言語化の具合に感心するばかりだった。 全体のテーマである「音楽を自然に返す」(自然を表現して音楽を作ることで音を楽譜に閉じ込めるけど、自然に戻してあげようという意味)という考えは、坂本龍一氏も似たような思想で、晩年は現実の音を使って曲を作っていたな、と思い出した。
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ぱんだこ
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春と修羅の演奏のため、宮沢賢治の足跡を辿る明石の部分で、ふと岡倉天心の茶の本に書かれていた日本と西洋の美意識の違いを思った。見事にその世界観を表現仕切った明石。だとしたら、外国人には不利ではないか。マサルが日本人の血をひいているのは、ここに必然があったのか。異なるタイプの天才達が互いに触発しあい、高め合う。真の天才って、競ったりしないんだな。全編を通して柔らかい音楽が響いているような作品。オケをやっていたので、作曲者の名前は馴染みがあるけど、ピアノ曲をあまり知らない。出てくる曲をゆっくりと聞いてみたい。
ぱんだこ

塵くんの設定は、少し「ピアノの森」のカイくんを思い出しちゃった。

01/15 15:43
ぱんだこ

私はオケでヴィオラを弾いていたんだけど、充分に素晴らしい音楽家であろう奏ちゃんが、真の天才達を目の当たりにして、ちょっと疎外感を味わっちゃうところとか、ヴァイオリンからヴィオラに転向する気持ちを思った。ヴィオラは人間の声に高さが近く、しっとりとした柔らかな音が出る楽器。でも、オケの中では縁の下の力持ち的な存在で、決して一軍の楽器とは言えない。でも、私はそんなヴィオラが好き。

01/15 15:47
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マカロニ マカロン
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個人の感想です:A+。映画の会で『蜜蜂と遠雷』を見た後、感想を交換する機会があったため、再々読。507ページの本を2時間の映画にするためには話を大幅にカットせざるを得ないが、映画ではギフトの風間塵と生活者の音楽を志す高島明石が遠雷のように鳴り響き、栄伝亜夜が再生していくというドラマにしていた。尺が限られるため、演奏は短時間にならざるを得ず不満はあるが、4人の「春と修羅」が聴けたのが良かった。恩田さんの描くマサルのリスト「ピアノソナタロ短調」の情景があの曲にぴったりな雰囲気で素晴らしいと感じた
マカロニ マカロン

本選で弾かれるプロコのPf協奏曲が、本ではマサルが「3番」、亜夜が「2番」だが、映画では逆になっていた。亜夜がフィナーレを飾る曲にはやはり華やかで力強い「3番」の方がふさわしいと入れ替えたのだろうか

01/12 22:41
はる

これ、とってもいいですよね。私も何回か読んでいますが、毎回音楽の美しさと彼らのピアノへの姿勢に鳥肌です。

01/13 05:20
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りん
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ネタバレこの小説を読んでいると、色彩豊かなイメージが脳内に溢れかえってきた。文章を読むという行為を通して、あらゆる五感が刺激される感じは、とても爽快だった。音楽という題材を、文章によってここまで鮮やかに描けるものなのかと、驚くばかりである。それに加えて、ピアノコンクールの出演者たち、審査員、その他スタッフたちの心理描写も繊細におこなわれている。様々な心情を自分に寄せつけて味わうことができた。まるで映画のような小説。
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やそん
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めっちゃ面白かった!チョコレートコスモスといい、恩田陸さんのオーディションものって(そんなくくりでいいのかはおいておいて)なんてワクワクするんだろうか。それぞれのピアノ楽曲をじっくり聴きながら再読してみたい。
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ゆり坊
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クラシック音楽の描写が多彩で素晴らしく引き込まれて一気読みし、直ぐに登場した曲をYouTubeで聴いてみつつおさらいしました。章ごとに語り手が変わるけど読みやすく、コンテスタントの心理描写もとても良い。各々が刺激を受けて刻々と成長していくのが素敵でした。私的には高島明石の二次予選のところが良かったです。仕事しながら諦めずひたむきに努力し続けてきた「生活者の音楽」を心から応援したい。
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蜜蜂と遠雷評価54感想・レビュー10192