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雨のなまえ (光文社文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
10

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風人
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それぞれの話が重くて、スッキリしない終わりそれはそれで納得なんだけど本を置いたら次読み出すのに力がいる、読友さん最後の話でって言うのが成るほどだった。
0255文字
N田
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意地でも安易なハッピーエンドにしない姿勢には感服する。しかし『ゆきひら』などは、そのせいでピンボケになってしまっている。巻末解説によれば、篠田節子は読者を読み方知りと読み方知らずに二分して小説を書いていたのか。表現が浮いてしまう随分浅い読み方だけどな。
0255文字
Mishima
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内面からの心情を紙面にうつす。精緻な見取り図のように。こんなにも豊かに哀しく揺らいでいる。もっと単純だったら。頭でわかっても、体が、心がままならない。5つの物語を収録。最初と最後の物語がしみた。他3編は、おそらく”堕ちてゆく”のにも個性があり、その堕ち方が好きになれなかった。それでいて、どの感情にも既視感を感じた。人物は生きて語っていた。現実では人は、そうは語れない。しまっておく言葉とひきだす言葉と。いつも知らぬ間に取引している。言葉の重さを正確にはかれず時は過ぎゆく。知らぬ間に雨が地にしみてゆくように。
ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

おはようございまーす♡よるのふくらみと晴天の迷いクジラを積んでます( . ̫ . )積んでから早1年以上🙈

10/06 08:49
Mishima

え?ずんずん読む印象のちなぽむさんが一年も積み置き?躊躇い積み?(笑)窪美澄さん、精神力すごいと思う。作家って、文才の前に強靭な精神力がないと無理だと思います。

10/06 08:53
5件のコメントを全て見る
0255文字
魚53
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不穏な空気が漂う短編集。どれもみんなホラーかと思った。自分が抑えていた感情とか隠していた欲望とか、見なかったことにしていた欠点などが、自分の意思とは無関係に突然牙を向いて平凡な日常を裏返す。恐ろしくて、ザラザラしたものが後に残る。
0255文字
みどがえる
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★★★☆☆
0255文字
すうさん
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窪美澄作品として4冊目。私にとっては新境地であった。私が女流作家の本が好きなのは、男目線ではなく女目線で描かれる恋愛や性に関する描き方、もちろん人生観まで気付かされることが多いからだと自己分析していた。でもそれは恋愛など男女がかかわる物語の自分と反対面から見ることができるからで、子育てや女性の生き方そのものが描かれたこの短編集では、私は太刀打ちできなかった。つまり想像ができないからだ。だから面白かったし女性の本音が垣間見れたと思った。恋愛、出産、子育て、介護など男目線の私にとっては眼からうろこだった。
0255文字
らびお
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短編集。まさにじっとりとした雨を感じさせる。悪い人物ではないのに嫌な人になってしまった人たちばかり。最後の1編のラストに希望が見え、ホッとできた。
0255文字
たまこ
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ネタバレほとんどの話で救いがなくて、後味悪くてびっくりした。私はけっこうアホで主人公とかの気持ちの変化とか読み取れなかったりするのですが、これはすんなり入り込めましたどうしようもない状態になったときどうすればいいのか。いまにも雨が降りそうな曇り空のような短編集でした。面白かったけど読み返したくはないです。
0255文字
ねころじ
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ネタバレ妻が妊娠中に不倫する夫、認知症の義母と暮らし始める中年のパート女性、美女と結婚した平凡な男、幼なじみの自殺をトラウマに持つ男性中学教師、離婚したいワーママ。各人物が重い問題を抱えて目を背けたくなるし、最後はモヤッとして終わる。解説が秀逸。読む人が読むとこのように解釈されるのか。 『理念、理想を描くものではない。〜過酷な現実の中で手探りでもがき続ける人々か直面する心情を、紛れもない小説として表現』まさしく。。
0255文字
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