面白いのは500人から数千人規模の町があるのだが、ある一族にずっと支配され続けるという事が無い。この時代出世すると言うのは土地を所有してある程度以上の土地からの収入が有ると選挙権を持てるジェントリーという階級になる事。町の有力商人や法律家は成功すると土地を買って町を出ていく。英国の町は後から出来たので領主の所有物では無い。村は領主の物だが町は基本自治。
同じ河出書房の「古代ローマ人の24時間」アルベルト・アンジェラ著と比べてみると良いかも。こっちの本は昔図書館で借りたのかな。衛生についてすごく低下してる。人口増加で労働条件が悪化してるし、エンクロージャーが始まって農村が減少(5〜6村にひとつが無くなっている)等で盗賊が増えていたり(島国の英国より大陸の方が更に危険だ)。どちらも当時の生活を詳しく書いているけどローマ時代の方が旅行するには安全で快適な様だ。
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