形式:単行本
出版社:イースト・プレス
形式:Kindle版
■備忘雑感■ 『カネの山に登るな。幸せの山の登れ』 カネを増やすことを目的化してしまった人たちは、類は友を呼ぶの法則にしたがっていつしか群れるようになる。そこには多様性などなく、あるのは「カネを持っている奴が優れている」という価値観のみ。彼らはカネをもってもそこから先のビジョンを持ちえないため、カネでカネを増やすことしか頭にはない。非常に没個性的だ。このような人達の集まりを、著者は「カネの山」と称している。 一方で「幸せの山」とは、幸せになることを目的にした人々の総称だ。幸せになるための方法論は多岐に
及ぶため、そこに集まる人々は多様性に富み極めて個性的である。そして幸せになるための手段の一つが「お金」であり、さらに「お金」を蓄える手段の一つが「働く」ことだ。つまりこの「幸せの山」では働いてお金を稼ぐことが、幸せになるための手段の一つにすぎないというコンセンサスがある。また幸せの山では多様性が潤沢であるため、他者から触発される機会が目白押し。今までは幸せだと思えなかった何の変哲もないことがらからも幸せを感じられるようになる。だから幸せの山にいれば、おのずと幸せを増殖させることが出来るようになるのだ。
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