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ヴェネツィア便り

感想・レビュー
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ぴろこ
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短編集。仕事が恐いと思ったり気の滅入ることを頭の中から追い出していまいたかったからか、一気読み。こんな読み方もったいないのかもしれないけど。怖くて嫌いな作品も多かったけど、「道」「岡本さん」「ヴェネツィア便り」がよかったかな。
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takataka
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★★★★☆書名で図書館から借りてきた本。短編集だった。『空飛ぶ馬』や『中野のお父さん』といった作品を読んでいた者には、最後の一行、一文の切れ味は新しい発見だ。
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にのこ
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イタリア行きたいなー 前半はイタリア全く関係なく、でも、北村さんらしいお話でした
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結衣花
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久しぶりに足を運んだ図書館でずらりと並んだ背表紙を眺めて目についた一冊。確か読みたい本リストに登録していたような、と朧げな記憶と情緒ある表紙に惹かれて手に取ったのですが、想像していたものとはまるで違って少々戸惑いました。リサーチ不足。あらゆるジャンルの短編の数々。文章の読みやすさで読み切れたものの、免疫のないホラー風味の物語は肝が冷えました。季節が夏だったことがまだ救いかな。これもまた本との巡り合いですね。
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お~い
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日常会話の本という印象。
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yama1000
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15篇の短編が収められています。表題作の「ヴェネツィア便り」の読後、何でだか分かりませんが心がスッキリしました。
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アンブロ仮面
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あまり好みの作品ではなかった。
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雪狼
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不思議な短編集。怖い話や日常の何気ない話、ふと思い出す昔の懐かしい話。どれもなんとも言えない気持ちにさせてくれる。さまざまな所で書いたものをまとめているようなので、統一感は無いけれど、でもなんだか良い。上手く言えないけれど。図書館本。
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みみこ
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男性と女性が程よく混在している作品集。ちょっとした、でも深い知識から広がる発想。知らないことがあることの心地よさを感じる。
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ますかー
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時と人シリーズを彷彿とさせる物語の短編集。同作者の「ターン」が大好きでこの本を手にしたが、それぞれの物語にターンとはまた違った時間の存在があった。少し不気味な話からさわやかな空気感が伝わってくる話まで、幅広く描かれていて、すごくたくさんの本を読んだような気持ちになった。表題になっているヴェネツィア便りは、一番最後に収録。どこか懐かしさを覚えると共に、時の流れを感じ、気持ちよく本を閉じることができた。
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あぼ33
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久々の北村さん作品。短編集形式で収録している話も多岐にわたる。北村さんの本を読むたびに思うまわりの音がすべて消えてしまうような静けさ、モノトーンだが鮮やかな情景が目に浮かぶ世界観は健在。「開く」の目に見えない何かに対する恐怖、「黒い手帳」から染み出してくる形容し難い悪意のようなものなど、あまり読めないテーマも含まれていて、でもやっぱり北村さんだなあという読後感でした。好き嫌いは出るかも。20代に「月の砂漠をさばさばと」を読み「円紫さんと私」シリーズで揺るがぬファンとなりましたが新たな刺激がありました。
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yamaden
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ネタバレ短編集。最初は江國香織のようにふわっとした感じだったり、米澤穂信「満願」を読んだときのようなぞくっとしたものが残ったり、北村薫の作品を読んでる感じがなかったけれど、後半の方が北村さんらしく感じました。「白い本」と表題作「ヴェネチア便り」がよかった。あと、荻野アンナさんの解説も…。「定点は、常に自分にある。だから、老境は、いつでも自分より先にあるのです。」という言葉が、今の私にずんと響きます。
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ophiuchi
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1~2ページの掌編を含む短編集。奇妙なテイストが多かったが、情感漂う表題作が印象に残った。
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Lara
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15の短編集。なにがなんだかわけがわからず、読み始めたが、文字通り短編で、中には見開き2ページのものも。しかし、読んでいくうちに、北村薫という作家に魅かれて、引き込まれた。それぞれ味わい深い、読み応えある作品。もっと、同氏の作品が読みたくなった。
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あられ
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初めのいくつかはこの作家のものとしてはスタイリッシュであれ?と思ったが、中ごろからああやっぱりと思った。「機知との戦い」が好きです。面白かった。
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みなみ
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掌編集。おじいちゃんの本だなあと思います。時の流れに思いを馳せる。読者の心を繊細にさせる書きぶり健在…
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neko
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大好きなヴェネツィアという言葉に惹かれて手に取った。 短編集。テーマの決まった小説という感じでもなく、エッセーという感じでもなく、なんだろう? いろいろなものが詰まっている
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チャボ
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久しぶりの北村薫。いくつか読んだことはあったけど面白かった。「白い本」は見開き2ページしかないのにハッとするほど切ない良く出来た話。「機知の戦い」はダールの本と並行して読んだ。「黒い手帳」の緊迫感はなかなか良い。「白い蛇、赤い鳥」最後の一文が最高。「開く」恐っ!「ヴェネチア便り」歳を重ねる、変わっていくことに不安を感じながら生きている若者、それを暖かく見守る目線が優しい。
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かわぎり
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ネタバレ夢十夜パロディがあってニヤッとした
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ひより
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短編集。 それぞれ毛色が違う。 北村さんは長編のほうが好みだな。 ★2
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IENEKO
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ネタバレ図書館本。いろんなテイストの短編が詰め込まれた1冊。あまり読後感の良くない話が多かったかな。「ほたるぶくろ」が良かったのだけど、その後に「機知の戦い」「黒い手帳」と心がジャリジャリするものが続いてちょっとしょんぼり。北村さんは一つの知識から他の知識を連想して…という展開が多い。私が10代だったら、それを辿って知らなかった本を読んだり映画を観たりしたんじゃないかな。でも今は「ああ、そうなのね」とほとんどのことを流している。私の中のヴェネチアはかなり浸水が進んでいる。などということを思って再びしょんぼり。
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さわこ
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様々なジャンルの短編集で、少し統一感に欠けるかも。楽しく読めたものも、あまり好みではなかったものも両方あった。好きだったのは「道」。定年を前にした男性の、穏やかな日常という感じでほのぼの。★★★☆☆
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ミクト
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ヴェネツィアに惹かれて手にとってが最後しか関係なく、関連性はなかった。ちょっといい話あり、ヒヤッとする話あり、ホラーあり。嫉妬あり…還暦過ぎた人の嫉妬話なんて興醒めではあった。ヴェネツィア便りは良かった。30年経ったら訪れてみたい国は沢山ある。風景は変わっているだろうか、それとも自分だけ老いているのだろうか。でもそこかしこで若き日の自分に出会えるかもしれない。ヴェネツィアが沈みませんように。
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びぜんや
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2年ほど積んでいましたが、ようやく読了。ショートショート集に近い短編集でヴァラエティ豊かですが、切れのある作品にはコクがなく、コクや滋味のある作品は切れ味不足、と感じられ、北村作品らしさを形作る両輪が揃った作品が少なかったのは残念で、途中でちょっと飽きてしまったのでした。巻末に収録された表題作は「時と人」を描くこの作者らしい佳作。「だから老境は、いつも自分より先にあるのです」という言葉はこの齢になると心に沁み、そして勇気づけられます。★★☆☆☆+
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きーこ
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最後に収録された表題作の、最後の一文に、悲しさや感極まったわけでなく、それでも涙が零れそうになった。大丈夫よ、安心しなさい。世界はそんなに脆くないから。そう声をかけられた、と思うのは「今」の感傷だろうか。15編はそれぞれの色がある。長年連れ添った夫婦ゆえのやりとりの妙やほっこりしたエピソードもあれば、ぞっとする怪談話、背中が寒くなる人間の陰った言動。そして相変わらず、さりげなくされた引用にその膨大な読書量とそれを有機的に繋げた広大な地図が見えるようで、到底敵わないと知りつつも読書意欲に拍車がかかる。
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横丁の隠居
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ついつい最後まで(短編集だけど)読んだのだから面白かったといっていいのだろうが、つかみどころがない感じです。そこがいい、ということだろうな。
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ミリアーデ
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短編集。いろいろだった。北村さんには珍しく、ホラーや浮気を疑う話があったりして、新しい一面が見れた気分。相変わらず文章は美しくて、何気ない出来事なのに、描写にほれぼれして二度見してしまう。表題作の最後、沈んではいません。が、ぐっときた。定点は、常に自分にある。老境は、自分より先にある。その他の話にところどころ老婆という文字が出てきてがっくりきてたから、余計に励まされるのかなあ。。
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やなぎ
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図書館で、北村薫の棚に未読本を発見したので借りてきた。『誕生日 アニヴェルセール』を除いて、これは私が苦手な系統の話ばかりか…と思いながら読み進めていたら『岡本さん』あたりから興が乗ってきた!『ほたるぶくろ』と『機知の戦い』も良かったなぁ。また語彙を増やすことができたのも嬉しい。〝いやさか〟は〝弥栄〟と書くのか…左巻きは馬鹿っていう意味なのか…ジョリス=カルル・ユイスマンス『ア・ルブール』という〝いくら読んでも終わることのない〟小説が気になる…邦題は『さかしま』だそう。どんな本なの?
やなぎ

『白い蛇、赤い鳥』や『高み』は、まさに本領発揮、おなじみのパターン。特に『高み』は和歌山さんへの想いを描きたいというよりは、調べものの過程とか、映画から連想が繋がっていく様子とかを書きたい気持ちの方が強いのかな〜と思ってしまった。そちらを書くために、和歌山さんのエピソードを創作した感じ。北村先生は、こういうのがお好きなんだろうなぁ。このパターンの話は、続けて読むと疲れるけど、たまに読むと賢くなった気分になれる。

02/22 08:09
やなぎ

『ヴェネツィア便り』は、イタリア旅行を思い出しながら楽しく読めた。もうあれから15年くらい経ったのか…昔の自分からの手紙なんて、今から用意できないから羨ましいと思ったけど、よく考えたら昔の日記を読む感じかぁ。今、私が書いている日記や読メの感想なんかも、未来の自分が読んだら、どう思うのか楽しみだ。

02/22 08:13
6件のコメントを全て見る
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めっと
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ネタバレ文章が優しい。「くしゅん」「白い本」「道」「ほたるぶくろ」は温かい話だったが「開く」と「岡本さん」はちょっと怖かった。「ヴェネツィア便り」はちょうど私も中2の自分から手紙が来たところだったので親近感をもって読めた。返事を書こうと思った。どれも短めで寝る前に読むのにちょうどよかった。
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モルク
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題名からヴェネチアの紀行記かと思っていたが、実際は様々なテイストの短編集。「開く」「黒い手帳」が好き。「開く」は霊的であり民族信仰の課題の調査に来た女子大生紫苑が埋まっていた徳利を見つけるが、その口の栓が紫苑に向かって飛んでくる…粗塩を持ち歩きたくなった。「黒い手帳」は小学校の同級会に呼んだ担任。細かく生徒の事を書き付けた黒い手帳を持ちケイサツと呼ばれていた陰湿なやつ。義理で呼んだが80を超え遠路やって来るという。そしてその体質は変わっていなかった。いたよな、そういう先生。ちょっと苦い思いがよぎる。
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紺々
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ネタバレ開く・ほたるぶくろが怖かったけど一番興味があったかも。霊関係でなくても機知の戦いは途中でその意味がわかった時はゾクッとした…白い蛇・赤い鳥や高みでのストーリーは北村薫さんお得意の調べ物系。ヴェネツィア便りは単なる便りではなく意外な人からの手紙と知ってワクワクした。いろんなテイストの短編があって北村薫さんのいろんな顔が知れた気がする。
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狛
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いろんな系統のものを書けるかただし、掲載誌で読めればきっとなんらかのテーマに沿った短編集なのだろうけど。一冊にまとまると切り替えが難しい。。短いので隙間時間に読めるのはよかった。
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calm
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ネタバレ★★★☆☆ ホラーや日常の謎系(というにはやや緊張感のある)ミステリ、そして純文学に近いものまで様々なテイストの話で作者の引き出しの多さを感じる短編集。 いつホラーになるかと身構えて読んでしまった、不安定な危うさを感じる「くしゅん」。 北村薫版「夢十夜」のような「道」。 ほのぼのした結末を期待していたが思わぬ展開を見せる「岡本さん」。この作者の書く話は読んだ直後は響かなくても時間が経つうちにじわじわと良さが分かってくる時がある。難解な話も多かったので時間を置いてまた読んでみたい
calm

収録作//麝香連理草/誕生日 アニヴェルセール/くしゅん/白い本/大ぼけ 小ぼけ/道/指/開く/岡本さん/ほたるぶくろ/機智の戦い/黒い手帳/白い蛇、赤い鳥/高み/ヴェネツィア便り

07/14 11:16
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Sharly
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3 全体的に悪くはないけど、共通したコンセプト等は全くないので人によっては退屈する短編集。私は「くしゅん」「黒い手帳」と、旅行してたので懐かしくて「ヴェネツィア便り」が良かったけどあとは意味不明なものも。難しいな。
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よっぴー
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帯に時と人の短編集とあるけども、過ぎた時間を愛おしむノスタルジーは北村さんの作品の根底に常にある。でもそれは悲観ではなくて、人生の煌めきを丁寧にすくい取るからジンワリと温かい作品になる。この短編集はホラーありファンタジーあり日常の謎ありとたくさんの北村さんらしさを散りばめている。どこを切り取っても優しく心を温める。
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みい
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ネタバレ北村薫だから文章はうまい。すうっと怖いものがいくつか。「開く」がものすごく怖かった。粗塩を携帯したくなった。「高み」がじんわりせつなかった。「ヴェネツィア便り」は私の年頃にはぐっとくる。私もゴンドラには乗らずにヴァポレットで移動した。小さな橋や小路を通って小さな広場に出た。夜の運河沿いを友だちと散歩した。海水浴場で泳いだ。もう1回行ったら時間が戻らないことに泣いちゃいそうだ。それとも浸水は増えたけど今も沈まずにいてくれる美しい街に泣いちゃうかな。
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やまめパンジー
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少々難解…というのか、どんどん読める短編ではなく 解釈するのに少し時間をもらいながら読了。恐怖とか寂しさとか、直截の言葉を使わずに怖くさせるテクニックなど、さすがと思わせる表現だった。「深いな」と感じました。
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のぶ
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北村作品で、シリーズものでも文芸評論でも父の日記でもない短めの作品、という共通軸で編まれた、と言うかまあ、寄せ集め本ですね。氏の少し下、還暦前後の世代(あ私ぐらいだ)の視点の作品が多いようです。表題作もそうなんですが、女性の話(女性視点での語りが上手い北村氏だけど)なのと、仕掛けがあざとい感じがして、私にはちょっと…それより個人的には「道」が好みでした。博識で知られる著者、戦前戦後の文学芸能はよく素材になりますが、今回「はみ出しYouとPia」が出てきたのにびっくり(氏はこんなとこもチェックしてたのか)。
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hr
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買ってから随分の期間を置いたままにしていた。やっと読了。 仕事の終わり方を模索しているような物語が幾つかあった。北村薫の新作が読めなくなる日が来ることを想像して寂しくなってしまった。
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kei
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個人的に外れなしの短編集。日常の謎が描かれた短編「機知の戦い」と「黒い手帳」がやはり秀逸でした✨まさに真骨頂ですよね(´艸`*)「白い蛇、赤い鳥」では「代作」というものを初めて知りました。臨時のゴーストライターという感じでしょうか。。
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