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最後の浮世絵師 月岡芳年 (角川新書)

感想・レビュー
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tyfk
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時代順の揃物ごとの章構成で作風の変遷がわかりやすい。最後の『新形三十六怪撰』はすごく洗練されていて好き。
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二笑亭
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時代劇『必殺仕掛人』のOPにも使用された血みどろ絵、「英名二十八衆句」の印象があまりに強い月岡芳年。しかし実際血みどろ絵を描いた期間は短く、題材は妖怪画、武者絵、美人画と多岐にわたる。血みどろ絵も妖怪画もその源流は武者絵にあるという筆者の指摘はもっともで、「英名二十八衆句」もふくらはぎや上腕の隆々とした筆使いは武者絵のそれ。「芳年武者无類」のストップモーションのような構図も良く、集大成「新形三十六怪撰」も円熟味とパンキッシュな配色が融合した不思議な味わい。小さいけど図版が多く楽しい読書だった。
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SK
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320*パラパラと楽しむ。小さいけれども、図版がたくさん載っているのが良い。たしかに、月岡芳年の描く美人画は、異性愛男性が嫌がりそうな感じがある。
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hitokoto
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平松洋 著「最後の浮世絵師 月岡芳年」、2017.11発行。血みどろ絵の世界です。馴染めませんでした。
hitokoto

ナイス、恐縮です。有難うございます。

09/16 01:34
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ちゃとら
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月岡芳年さんのこの絵!三島由紀夫さんをはじめ多くの著名人に注目された。おどろおどろしい絵図。精神的な病で54歳で他界されている。私は月岡さんを知りたかった。
楽駿

https://ukiyo-e.gallery/current_event/ 今、こんなのやっていますよ。

09/09 03:21
ちゃとら

楽駿さん、ありがとうございます😊知りませんでした。これ行ってきます。

09/09 08:03
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寿司コーヒー
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浮世絵で、江戸時代から明治時代の絵だけど、凄く現代人受けのする絵に感じた。なんというか、本当にシンプルに分かりやすくかっこいい絵ばかり。武者絵は映画のワンシーンみたいに迫力とか構図が素晴らしい。美人画はセクシーでクール。洋服着てる浮世絵って珍しい。そして、月岡芳年といえば無惨絵。もちろんそれだけの人ではなく、あくまでも一時的に描いていただけど、やっぱりこれが好きだなぁ。なんか目力にゾクゾクする。画集のようだけど、新書なので文章を読みながら芳年のバラエティ豊かな作品が見れる。おすすめ。
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綾
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「血みどろ絵」として人気を博した月岡芳年。三島由紀夫が「飽くなき血の嗜慾」と呼び、江戸川乱歩が「残虐への郷愁」と評した世界。芳年が「血みどろ絵」を描いていた時期は、まさに混乱を極めた江戸から明治への激動期。大衆が「血みどろ絵」を求めていた。近年は芳年の「美人画」が表立って評価されている。芳年の描く女性たちには、前時代の女性になかった「意志」を感じる。理知的な美。日本版「新しき女」に、男たちは臆した。
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裕
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晩年精神を病んだ芳年はまず巣鴨病院に入院。それから小松川精神病院(小松川狂疾治療所→小松川癲狂院→小松川精神病院→加命堂脳病院→加命堂病院、1944年廃院)に入院するが、回復せず、退院後に亡くなった。東海道四谷怪談に近親姦モチーフなんかあったんだね。
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つくし
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八百屋お七の、熱風に煽られる着物や仕草・表情に魅入ってしまう。たぶん武者絵を見てかっこいい!と思ったことから名前を意識しだした芳年。血みどろ絵が有名とか北斎や広重と入れ替わるように登場し「最後の浮世絵師」と評されていることは初めて知りました。ダイナミックな動きだったり、繊細な表情だったり、なんだか他の浮世絵をぱらぱら見るよりも魅力を感じる絵師。
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今夜は夜勤の寺
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芳年の最も廉価で入手し易いコンパクトな画集ではなかろうか。私は浮世絵の良いファンではない。奇怪に思う事もしばしばある。しかし芳年を初めて見た時、素直に「いい!」と思った。本書を通読して、かつて何度か見た絵に改めて新鮮な気持ちになれた。昔の私は興味が無かった芳年の美人画だが、今見ると凄く良い。浮世絵の類型の中に光る絶妙な可憐さにハッとする。ダイナミックな時を力ずくで止めた様な武者絵。人物は動かないのに、静かに冷たい風が吹いているかの様な絵。少し淋しい芳年の絵だが、狸が坊主になって寺を守る可愛い絵もある。
今夜は夜勤の寺

芳年は1839年生まれ。高杉晋作と同い年である。こういう芳年の様な幕末の青春もあった事は忘れてはいけない。師匠・国芳の良い影響を受けた親方だった事も解説でわかる。三島や乱歩が讃えた無惨絵、荷風が讃えた美人画。芥川は無惨絵同様に役者絵も讃えたそうだ。文士達には郷愁の旧幕が芳年にあったのだ。

02/22 21:16
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おおかみ
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「浮世絵師として生き、浮世絵師として死んだ」月岡芳年の作品を、新書ではなかなかないボリュームで紹介。「血みどろ絵」が有名で、確かに圧倒的なインパクトがあるのだが、作品の幅は必ずしもそれにとどまらないことがよく解る。/芳年が活躍したのは、江戸から明治への激動期。いかに世の中が混乱していたか。時代の息遣いが聞こえてくる。
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kaz
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「血みどろ」絵から意匠を凝らした構図のものまで、芳年の魅力が伝わってくる。サイズが小さく、細部がわかりにくいのが、少し残念。
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風鈴
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江戸から明治のいわゆる近代の夜明けの裂け目から覗いた絵…江戸川乱歩や、三島由紀夫には、読み取れる感性があったのか…
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最後の浮世絵師 月岡芳年 (角川新書)評価93感想・レビュー13