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アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)

感想・レビュー
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さくら
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ネタバレトリック記載。本編読むつもりの人はこの先読まないで→冬文化祭の時に起こった屋上からの転落事件。それから振り返るように、春の母親に殺されかけた男の子の母親の真実、飛び地の話、夏のサッカー大会から選手たちが消えた話、初秋の以前自殺した女の子から渡されたCDの謎を解く話、晩秋のヤクザの父親が出所して娘を連れて帰ろうとすると思ったら職員の父親だった話。最後の章で転落は高校生ではなく季節の話の視点だった前作の主人公でもある春菜で、冬の章は春菜の友達視点だったことがわかる。読み直そうと思ったけど面倒なので断念。
0255文字
ほのみ
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ネタバレこれはびっくり えっ!って声が出て一度栞を挟んで閉じてしまったくらい 解説にある「ひらがな五文字のたった一言」には、あれ?こんなこと言うかな?って一瞬思ったんだけどまさかこんなこととは 後日譚があるようなので是非読みたい
0255文字
たいち
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ネタバレ 完全に叙述トリックに騙されてしまった。落ちたのが春菜さんだとは。瞭が屋上にいたこと知った時点で、佳音さんにとってはほとんど出来レースだったんだろう。  一見輝かしいカフェの予約席が、出会い目的に使われているのはこの世の闇という感じがしたが、カフェの店員に悪意がなさそうなのも、エピローグでカフェが取り壊されているのも、よいバランス感覚だなぁと思った。  前作から通して児童養護施設の職員は、子どもたちと深く関わり、その成長を実感できる素晴らしい職だなぁと思う。実際にやったら、大変どころではないのだろうけど。
0255文字
ArcCosine
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ネタバレ各所でどんでん返しが凄いと聞いていたのと、前作を読んだ方が良いということで、前作を読んでから本作を読み、「仕掛け」に見事嵌りました。脱帽です。/いわゆる人物誤認を仕掛けているので、前作を読んでいた方がよりインパクトが強くなる仕組みな一方、これ単体で読んだ時は逆にハマらなかったのではという疑念あり/前作主人公が意識不明のまま終わっているのが非常にビターな終わり方だが、続編があれば復活するだろうという期待を感じられ、読後感は悪くない。様々な社会派要素もしっかり織り込まれていて、考えさせられる一作でした。
0255文字
Simon
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ネタバレ読了。前作同様、児童養護施設を舞台にしたミステリ。感じていた違和感の正体は3割ほどは予想出来ていたのだが、結果としては真相が遥か高みを飛び越えていった。そして登場人物たちの印象的なセリフが読み終えた後も、心の中で形を保っているのが良い。 後日譚の含まれる短編集があるらしいが、果たして手に入るのか。また、あちこち回らなければ。 【追記】 『空耳の森』の文庫版が出ると聞いて小躍りしてます。
0255文字
MCLOVE
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ネタバレ前作と同じく、衝撃のどんでん返しに、また最初から読み直直し。 冬の章と、それまでの春・夏、初秋、晩秋の章の語り手が違うなんて、前作から読んでるとさらに、誰が思います? そもそも、屋上から堕ちたのは、瞭だって、思ってたから。。。 でもよく読むと、特に冬の章Ⅱは、佳音ちゃんなのよね。 他の冬の章では、わざと北沢さんって名前で、混同させられてましたけど。。。 あとがきのひらがな五文字がわかりにくかったけど、香澄美に対する佳音の「わかるのよ」だね。なるほど。 そして佳音は高村君に恋心?? 春菜ちゃん、早く起きて!
0255文字
みかん猫
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ネタバレ𝕏でどんでん返しのオススメミステリと紹介されていたので前作の『七つの海を照らす星』から読んだ。 前作もびっくりな展開で面白かったのだけど、本作は最初からなぜだかやたら読みにくくて、視点や時系列がコロコロ変わるからか、登場人物が複雑だからか…と頑張って読んでたのだけど、たしかにどんでん返しだった。 思い返せば読みにくかったのはこのどんでん返しのため…と分かるのだけど、期待が高すぎた分、結末も含めてうーんとなってしまった。
0255文字
きゅうくつ
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ここまで気持ちよく「やられた!」となったのは久々。良かった。解説を見たら短篇集『空耳の森』に本書の後日譚も含まれているとのこと。読みたいけど確か文庫化されてなかったよなぁ単行本手に入るんかなぁ…と思ったらなんと来月文庫出るじゃないか。楽しみ!
0255文字
huraki
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とある高校の文化祭で起きた屋上からの転落事件と四つの謎を描いた、シリーズ第二弾。様々な事情を抱えた児童養護施設の子どもたちに起きる事件。すべての謎が結びついたとき、どうしようもなく胸が締め付けられた。裏切りのない世界に身を委ねられたら、どんなに楽だろう。それでも人はつらい現実の中に希望を見出して、もがきながら生きていく。生きることを諦めない、強い想いが込められた彼女の切実な祈りと結末が忘れられない。
0255文字
ツナマヨ
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児童養護施設で働く春菜。施設の生徒の通う高校の文化祭で転落事故。その真相を追って話が始まる。いやーこれはびっくりした。このトリックは難しいわ。養護施設の社会派な面と、情緒的に納得のいくミステリの融合。
0255文字
みみみ
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犯人やトリックはそれなりであったが,最終章で読者を欺く手法の鮮やかさに感心.1行だけで物語をひっくり返すのは見事であった.
0255文字
odrb
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ネタバレ傑作なのでつべこべ言わずに前作から早く読んだほうがいいです。 ネタバレ感想→ https://hiddenstairs.hatenablog.com/entry/2025/02/04/202539
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たけのうみ
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ネタバレ5 予想外の角度からの特大級の衝撃に思わず声が出てしまった。
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bread春
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ネタバレテーマが重いこともあって、全体的なストーリーとしての面白さは人を選ぶかと思います。珍しいタイプの叙述なので、どんでん返し好きの方は1度読む価値はあるかと思います。僕は前作は読んでいませんが、十分に楽しめました。ただ、あとがきでは前作を読んでこそ真価を発揮するとありましたので、まだ本作を読んでいない方は前作を先に読んでみるのもいいかもしれません。
0255文字
しい太
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ネタバレ前作の内容がだいぶ抜けていたので、適宜読み返しながら進めたおかげで「冬の章」の語り手が誰かはすぐにわかったんだけど(しかも明白に人格の違いが描写されてるのでフェアだ)、被害者が誰かまでは至らなくて「春菜さんやっちまったのか……」と本気で思っていたので、真相解明パートは魂がバグりそうになった。構成と伏線は超一級品で間違いないけど、前作内容があまりにも前提であることと「青春の一ページ君」が役目の割にぽっと出過ぎることは気になる。
0255文字
ラクトアイス
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ビックリする
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中村椋
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構成もトリックも素晴らしい 叙述とい聞いていたから注意して読んだつもりだったが騙されてしまった
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コロ山ホン太郎
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児童養護施設・七海学園が舞台の続編。4つの短編を含みつつ、高校屋上からの墜落事件を追う長編となっています。 初読時と同じく、「ある一行」に衝撃。 超激推しの傑作ミステリです! 初読は10年以上前、図書館本で読み、今回文庫版を買って読みました。 あくまで個人体験として、「十角館の殺人」以上の衝撃で(読んだ順番や年齢にもよると思います)、オールタイム日本ミステリベストを選ぶなら、絶対に入れます。
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tsumugi
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前巻を読んでから大分時間があいてしまい、大丈夫か不安だったが全く問題なかったね。そして前巻でも最後は驚いた記憶があったのに、今回もやられた。知ってから見返すと確かに引っかかる供述が多いんだよな、彼女にはね。でも謎解きより何より春菜ちゃんの真っ当な優しさが眩しいよ。面白かった。
0255文字
まんたろう
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『空耳の森』を帯で騙され初七河作品として読んだ反動でわだかまりがあり、傑作と知りつつ手にとっていなかった作品。 重い腰を上げるにあたり前作読み返してから臨みましたが、再読しておいて良かったです。 自分は解決パートの2つ目の解かなって読んでいたけど、そこまでの悪意に満ちていなくて胸を撫で下ろしました。 千街さんが指摘していた五文字探して見つけたけど、これも再読していて気づけた点。 善意から出た努力、決意、行動が爽やかに着地する夏の事件が圧倒的に好みです。
0255文字
まっぴー
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ネタバレシリーズ続編。構成からこれはさては…と思いましたが事件の構図は全くわからず、真相が明らかになってもわかってよかったと思うよりひたすら悲しい…今回は彼女たちの物語なので海王さんはほぼ活躍せず。ずっと続いていくシリーズだと思ってたけどこれで完結かも?スピン的なのでも読めたら嬉しいですけどね。書き過ぎるとネタバレになるのでこの辺で。
まっぴー

背番号10@せばてん。さん スピンあるんですね!楽しみが増えました^ ^

01/23 21:56
背番号10@せばてん。

是非、記憶が鮮明なうちに。

01/23 21:57
3件のコメントを全て見る
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まろんぬ
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ネタバレ前作読んでから読めばよかったな〜 短編一個一個の完成度はなかなかなものだったけど、登場人物がよくわからないまま読んだせいで、わたしって誰って疑問が作品の叙述トリックの驚きを薄めてしまった あと、微妙に風景描写にこだわるせいで読むテンポが損なわれてしまった気がする、読者次第だと思うけど 少なくとも登場人物、舞台設定を理解しつつ読んだせいで魅力を100%享受できなかった惜しい作品 いや作品が悪いわけじゃないんだけど…
0255文字
stobe1904
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【七海学園ものミステリ】前作の『七つの海を照らす星』の児童養護施設が舞台。虐待や貧困のため親と暮らせない子供たちの施設、七海学園で保育士として日々奮闘する北沢春菜は学園の子供たちが通う高校で起きた転落事件に巻き込まれるが…。巧みに配置された伏線にミスリードされて、終盤の意外な結末に大いに翻弄された。思春期のほろ苦さと本格ミステリとしての抜群の切れ味が冴えわたる素晴らしい作品に感嘆した。★★★★★
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東森久利斗
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アルバトロス上等、アホウで結構、何が悪い。美しく気高く大空に舞い上がるアルバトロスでありたい。コソコソと人目を忍んでゴミ漁りなんてまっぴらごめん、ずる賢い都会のカラスになんかなりたくない。見たくない、聞きたくない、いかにもありそうな、不快なエピソード、残酷な天使のテーゼ。大人も子供も同じ、人生はつらいよ。
0255文字
染
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途中で再読だと気が付いたけれどほぼ内容を忘れていたので最後まで読んだ。 最後の種明かしでなるほどー、と思わなくもないのだけれど、なんせ学園+教師と登場人物が多く、かつ人物紹介もないのでまったり時間あるタイミングで途切れ途切れによんでたら問題の学園祭のアリバイがいまいちわからないまま……。 だけどいわゆるミステリ部分にだけフォーカスをあてなくても、各登場人物の感情の揺れや行動の表現で十分に読み応えのある一冊だった。「夏の章」の子ども達がすごくて特に好き。
0255文字
なみ
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養護施設の七海学園で、保育士の北沢春菜が様々な事件を解決していくミステリ。 母親に関するトラウマを持つ少年、チームごと消えたサッカー大会、隠された寄せ書き、娘に会いに来た父親。 どの話も、意外な結末に驚かされます。 そして、冬に起きた転落事件の真相とは──。 解決編にびっくりして、思わず最初から読み返してしまいましたし、隅々まで張り巡らされた伏線がすごすぎます!
0255文字
おれ
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ネタバレ前作ハマらなかったけど、読んでおいて良かった 叙述と知らず読むミステリはたまらない
0255文字
駅前
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ネタバレ久しぶりに凄いものを読んだ。。。途中ちょっとダレてると感じるところはあるんだけど、オチの衝撃度に関しては比肩する作品がほとんど思い浮かばない。(敢えて挙げるなら歌野晶午のアレくらい)。明日最初から読み直します。まだ4月だけど、よっっっぽどのことがない限り年間ベスト。
0255文字
as
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ネタバレ前作からかなり時間が経っていたのでうろ覚えな部分もありつつも読了。主軸の冬パートで「一週間の有給」がかなり違和感があったのでずっとモヤモヤしていたが、なるほどそういう事かと。重いテーマだったし先生の容態はどうなるのかな…
0255文字
雷電A3
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七海西高校の文化祭で起きた転落事故にまつわる話を、現在とここ一年の出来事を交互に描く作品。『七つの海を照らす星』の続編――なんですが、是非とも『七つの海を照らす星』と合わせて読んで欲しい作品。ストーリー自体は登場人物の半分くらいが同じというだけで個々で独立してますが、『七つの海を照らす星』を読んだ方が何倍も楽しめます。
0255文字
じーーーな
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ネタバレこういうトリックで「初見で全く違和感を感じなかった」「真相を知った上で、正しい文意で読み返しても違和感がなかった」を両方満たす作品に初めて出会った。希望はあれど切なく幕を閉じるラストの雰囲気も好み。前作があるのは先に知りたかった。性質上、あとがきもあとがきで微妙に表現に気をつかって書いてあるの面白いな。
0255文字
miya
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ネタバレ「七つの海を照らす星」に続くシリーズ2冊目 本作は1つの事件が軸にあり、その事件を解き明かすために過去に起きた事件を回想していくような構成。 過去の一つ一つの事件も非常に関心のある内容でしたが、全体的な構成が凄かった。違和感は確かにあったし後半にいくにつれて高まっていったけど、その正体は突き止められませんでした。ラスト、皆どう感じたのだろう。名言しないことによるリアルさを書いたのかな。物語だからこそ最後はハッピーにとならないことこそが、ままならない現実を表現しているのか。
0255文字
千分の一利休
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ネタバレなんか変だな?とは思ったけど...いやあ、それは考えませんでした。個人的には前作のほうが好みだけど、こちらもじゅうぶんに楽しませて(?)もらいました。前作から続けて読むのがいいですね。
0255文字
あや
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事前情報は極力持たず読んでもらいたい作品。 前作から読んでおくべきです。
0255文字
la_yamato202
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Twitterのハッシュタグ #私に衝撃を与えたミステリ10選 で挙げている人が多かったので読んでみた。確かに衝撃。びっくりして最初まで戻って読み直してしまった。構成も面白い。さりげない伏線とその回収、読者を惑わす巧みな手法。見事なり。前作「七つの海を照らす星」を先に読んでおいて良かった。舞台である七海学園の雰囲気や登場人物たちの人柄をよく知っておくことで、より楽しむことができたと思う。
0255文字
baboocon
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ネタバレ単行本で読んだが、文庫での再読。すでに本書の最大のトリックは知っていたのでそれを念頭に読み進めたが、恐ろしく巧妙に練られた文章・・・!俺でなきゃ見逃しちゃうね。/七海学園に関連して過去一年の間に起きた事件のパートはそれぞれ小粒ながらも意外性がある。メインパートの現在の方は、真相が明かされてもあっと言わされる衝撃はともかく、前作「七つの海を照らす星」のようにスッキリとはしない終わり方なのが少し残念だな。
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セウテス
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【七海学園シリーズ】第2弾。本作は前作から上下巻の様に、読むのが正解だと思う。たいへん綿密な計算のもと、作り込まれた物語なのは今回も変わらない。ただ私がシリーズ作品を好むのは、主要キャラがきちんとイメージされて、目の前で演じる舞台を観ている様に感じるからだ。その意味でこの仕掛けは驚きを味わえなくて、たいへんに残念であったが、伏線や物語の反転部分が幾つも連なる作りは本当に凄い。謎を解くと人間的な感情が溢れてくる、こんな展開も前作以上の面白さである。描かれる様々な言葉に、思わず人生の大切さを感じる事だと思う。
0255文字
ばいそん
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好みではなかったですがそれでも疑いようなく傑作でした。特に真相を明かされた時は衝撃的過ぎてフリーズしちゃった…………反転しすぎて鳥肌がすごかった……
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銀筆
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★★★★☆
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あるべると
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初読み作家さんです。 表紙を見て、ラノベ的な物を想像していたのですが、ライトではありませんでした(笑) しっかりしたミステリーで、楽しめました。 しっかりしすぎて、ネタバレ怖くて、あらすじも書けません(笑) 伏線回収も納得です。 家庭に問題のある子供たちの施設「七海学園」を舞台に色々起こってます。 この物語の前の、子供たちの短編も出ている様なので、そちらも読んでみたいですね。
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