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異形のものたち

感想・レビュー
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スナイデル
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3
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400YEN<ふぉー>
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「墓地を見下ろす家」から作者繋がりで読んだホラー短編集。 墓地~の方は時代を感じるストレートなホラーだなという印象だったけど、こっちは割りと最近の流行に近いというか、ひたひたと忍び寄る恐怖といったテイストの話が多かったです。 後、前作から続いて思ったのが、結構浮気とか女性関係のトラブル話に良く盛り込む方なのかな? と思うぐらいそういう描写が多かったような気がしました。 ホラーの設定としては美味しいですね!!
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アノニマス
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「ゾフィーの手袋」は収録されていたアンソロジーで既読だった。主人公の夫への執着を持つ死者がなぜ彼が亡くなってから家に入ってくるようになった理由が分かるような分からないような…。ここ数年ホラー小説を読む気力があまりなくなっていたのだが人間の負の感情の描写が少ないせいかするすると読めた。
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かつみ
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小池真理子さんのお話、文体に品があって、とってもわくわくぞくぞくします。楽しませてくれて、なんだかありがとうという気持ち。
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あやっぴ
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初めて読む著者の作品だったけど短編で読みやすく、その分、話にすぐに入り込めたんだけど、後半いくにつれて背中がゾクゾクしてた。成仏できてない霊がそこかしこに存在して、自分が大好きだった人や物に執着し続けるのってふつうにあることなのかな。なんだか切なく感じる話もあった。いい意味で昭和の怪談ぽくって面白かった。
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ナッツ
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ホラーにも色々あると思うが、この作品は短編集で情緒を重んじるタイプのホラーだと思う。各主人公(語り手)が読者と一緒に差し迫るような恐怖を感じる話は少ない。どちらかと言えばじんわり異界の光景を覗く見るような話が多い。長編だったらここからさらに踏み込んで何かが起こると思うが短編集なのでそこまでは行かず、やんわり話が終わる。そんな話が好きな方におすすめ。
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yumi
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題名を見て読み始めましたが、ホラーですがあまり怖くなくて良かったです
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ヴェネツィア
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ネタバレ小池真理子が得意とする怪談咄。ホラーというのは当たらないし、似合わない。あくまでも異形をモノガタル短篇が6つ。ホラーとの決定的な違いは、このモノたちの怖さがあくまでもケハイにあることだろう。巻頭の「面」は、結びが大声で語り過ぎるために、このケハイを逆に壊してしまったか。この点では続く「森の奥の家」、「日影歯科医院」、「ゾフィーの手袋」には隙がない。「山荘奇譚」は、影のようなモノが最後に姿を現すが、怖さでは一番か。そして、末尾の「緋色の窓」のロマネスクで物語集が閉じられる。
ヴェネツィア

6つの短篇の配列は書かれた順ではなく、物語集としての構成意識からなされているようであり、この順序が妥当かと思う。なお、最後に置かれた「緋色の窓」は、上田秋成の「浅茅が宿」(『雨月物語』所収)および、その原典である「愛卿伝」(『剪刀新話』所収)を面影にするか。

09/03 16:26
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Masanori  Makino
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初小池真理子。 普段読まないジャンルだったが、思いの外楽しめた。 ホラーということでもっとおどろおどろしい、不気味な作品を予想していたが、想像に反してそういった部分が軽めな作品群だった。
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竜王五代の人
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人間関係(多くは不倫などの家庭内のもの。不倫を簡単にネタ代わりにする作家は私は嫌い)の不和と、それとあんまりイメージがつながらないような超常怪奇現象を描いたホラーもの。執着していた男が亡くなってから、わざわざ現れるようになった亡霊を描いた「ゾフィーの手袋」が妙。語り手、そんな怨念もろとも家処分して新しい人生に出ろよ、と言いたい。
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かりぐらし
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異形というタイトルから怪奇的、猟奇的な内容を想像していたけど、後ろにひっそりと佇んでる感じのホラーだった。森の奥の家、日影歯科医院、ゾフィーの手袋など、死者がひっそりとこちらを伺っているような作品が多い。夜にほんのちょっと扉を開けて読むと、隙間の向こうの暗闇が無性に怖くなる。そんな作品集。
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coco
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ホラー短編集。全体的にふわっと幻想的なかんじで、マイルドというかパンチが効いていないというか、とにかく薄味。それぞれオチもイマイチ消化不良な気がする。あえて言うと好きなのは『日陰歯科医院』くらいか。このうすら寒い雰囲気がはまれば面白いのだろうけど、自分にとってははずれでした。
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や
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日影歯科医院が一番恐ろしかった
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ymmtdisk
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ネタバレ「一番怖いホラー小説」として紹介されていた中から『日影歯科医院』が気になって手に取った。▼6編を収録した短編集。怖さという点ではどれももう少しほしい……という感じだったけど、情緒という点では結構好きかもしれない。そもそも怖がらせるよりもそちらに重心が置かれている感じもする。特に『緋色の窓』はなんかよかった。▼件の『日影歯科医院』では、解体の話が出てきたところからずんと引き込まれる感覚がある... https://booklog.jp/users/ymmtdisk/archives/1/4041058619
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閏月
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ネタバレ怖いというほどではなくて、どちらかというと不思議な話。この世のものではないのに歯の治療をしてくれる歯医者さんなんて、怖がっては悪いような気もするし。
閏月

最寄りの図書館などで聞いてみてはいかがでしょうか?

05/20 18:04
cdmabook

そうしてみます!ありがとうございます。

05/20 18:19
3件のコメントを全て見る
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ここぽぽ
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ぞっとする話、ジメジメした話、思わず周囲を見てしまう話、短編物でもズッシリ。鄙びて、寂れた懐かしい空気感、怖い物見たさ、ジワジワくる湿った恐怖感の表現が何て上手いのだろう。しっとり読了。
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読書大好き
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★★★★☆彡
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苺猫
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ネタバレ6つのホラー短編集。どれも怖かったけど、特に『日影歯科医院』『山荘奇譚』『緋色の窓』が好みの話だった。『面』はこの後どうなってしまうのかが気になる終わり方で、それも味なのだろうけどなんだか消化不良。
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ぶつぶつ屋
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恋愛小説もいいけど、怪談もじめっとした感じで面白い。 ちょっとした不協和がどこに向かっていくんだろうというゾクゾクした感じが、今流行りの小説よりも自然で、日常にありそうなそれでいてあっても気づかないかもしれない程ひっそりと描かれている。
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彩莉
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ネタバレ前読んだ筆者のホラーがよかったんで期待しすぎてしまったせいかいまいち……いや、レベルは相当に超えているんですが。なにがダメだったんだろう? と思ったら多分、今作は目に見える怪異ばかりなあたりかなあと。もっとわけわからないほうが好きなのでまあ好みの問題
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もぐ
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図書館本。瞬きの間の世界は、自分の認識している世界ではないかもしれない。温度、音、匂い、風、記憶そんな実体の不明瞭なものの中に何かが棲んでいる。怖しい事柄は何も起こらない、しかし心が冷える、そんな小説。
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リッツ
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再読でした。前回の感想、怖さはやさしめとか書いてる自分、いやいや今回はとても怖かったです!体温が下がるくらい。相変わらず目に浮かぶ情景は鮮やかで郷愁を誘う。そしてあわいから漂うように現れる存在が不確かなようでとても色濃くそこにいる。
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matsu04
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深夜に読むと眠れなくなってしまいそうな怖い短篇集。「森の奥の家」も怖いし「日影歯科医院」や「山荘奇譚」もゾゾッとする。が、最も恐ろしいのは「面」である。ううーむ、男にとって女性はやはり幽霊なんかよりずっと怖いのである。
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山内正
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入籍して四年夫は七つ上の女と地方周りで 家を明け嘘の言い訳で香澄に謝る その後離婚して一人暮らしでた 従兄弟の勝彦が田舎に誘う 長閑な商店街が川の左に 自転車で通る 古い建物に気づいた 木陰歯科と 正面受付へ三十七八の女が 暗い待合の椅子に女の子が市松人形持って 両側に老夫婦が座ってた 仮の詰め歯で月曜にと待合に 老夫婦も人形持った女の子も居なかった 名を言っても勝彦は知らないと言う 年が明け東京に戻った 地元の解体であの歯科医院の看板が出てきて五十八年に廃院 女の子は兄と妹の子だ 詰められた歯を舌先で
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おくちゃん
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久しぶりの「小池真理子」さんてした。最初の「面」が奇妙でゾワゾワしました。どの作品もゾワゾワ感満載。
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貴
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合理主義者たちほど、自然界の法則を超えたこと、理性では説明のつかない神秘的なものごとが、生きることの意味や目的としてかなり重要なのかもしれないと感じました。
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ひいろ
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★★★
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こたつ
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【図書館】
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かずみ
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ホラー短編集。この後が知りたい!と思うもの、ああそういうことだったのかと思うものなど。「面」「森の奥の家」「日影歯科医院」「ゾフィーの手袋」「山荘奇譚」「緋色の窓」
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ゆずぴ
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ネタバレ身の毛もよだつようなお話ではなくでもじっとりとした怖い短編集。昔のほうがホラー!怖い!って感じでしたが最近はこういう怖いまでいかないじわじわしたものになってるのかな。一歩引いたというか。怖いより不思議。怖さの質なのかなあ。不思議で湿度のある文章でどれもムードがあります。がつんと怖いのも読みたい。
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ちどり
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この世の此岸と彼岸を行き来するものたちの短編集。 夜中トイレに行けないくらい怖かったらどうしようと思ったけど 異形のものたちはそこまでリアルに恐ろしくはなく 物語のオブラートに包まれて儚く美しくそこにあった。 ちょっと疲れていてあんまりしんどいの読みたくないと思って借りてきた。 思った通りストレスなく読み進められる筆力には舌を巻く。
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がらくたどん
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やっと読んだ!ついに読んだ!「小池さんの怪奇物事始めなら」とお勧め頂いていた短編集。修羅の面・逝けなかった魂・朽ちない情念・海を越えた未練・憑いてきたもの・怖ろしいのに甘美な記憶。表題通りに漏れなく「出ます」が、それぞれに端正な文章で綴られた深すぎる愛や情念の物語の中でお出ましになるので「あちらの方」と分かっていてもどこか艶めかしく美しくさえある。うっとりするほど悲しくて怖い「異形のもの」の物語だった。私には短編集の分量が丁度良いかな。もっと早く読めば良かった。ご紹介ありがとうございました(*^。^*)
mirai.R 

がらくたどんさん、じっくりと小池ワールド楽しまれたのですね👏 なんとなく歯医者さんの物語ゾワゾワしたの覚えてます😅

02/26 14:50
がらくたどん

miraiさん、コメントありがとうございます。読んでから時間が経って詳細な記憶は薄れてもゾワゾワ感だけがちゃんと残っているって作品としては大成功で読み方としても大正解ですよね♪日影歯科、そのお名前と市松人形様の存在だけは二度と忘れません!!

02/26 16:08
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フーミン
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ホラーというよりファンタジー。ホラーというよりノスタルジック。上品な雰囲気がゾッとするお話を緩和してくれてむしろ楽しくリラックスな気分になりました。小池さんさすがです
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Take@磨穿鉄靴
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小池氏。ほんのりホラーな短編集。異形のものを匂わせるのではなく描写しているので逆に少し興醒めしてしまった。あとどの話もラストの締めが「そこなんだ?」というタイミングで読後の充実感が得られなかった。とは言え小池氏。文章は読みやすく情景のの描写も好み。話の中にスマホは出てくるのに漂う昭和感は何故なのだろうか。再読するなら他の本を読むかな。★★★☆☆
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佐藤
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2023年の1月に読了 最初の面が怖かった、、
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しっぽちゃん
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【図書館】★★☆☆☆
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あここ
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読んだこと忘れて借りてしもた。再読でも何も思い出さんかった(笑)裏に雑木林とか道の果ての突き当たりとか。知らんうちに相手のテリトリー。ぽかっと隙間が空いてるような。インターホン越しの幽霊。背負ってる!?怖ぇ。うわぁうわぁうわぁっっが止まらんやろな。怖すぎる。来んといて、会ったらどうなるん(汗)ゾフィ何でここに居るねん。もう旦那いぃひんで。そっちに逝ったん知らんのか。私に憑いてんのか?逆恨みか?何に執着してんのか分からんわ。結構ガッツリ見えちゃう幽霊さんたち。歯医者さんのように知らずに接してるかもしれんなぁ
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CD
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お化けが出てくる短編集。最初の話が面白かったかな。人が発狂する瞬間というのは人生というものについて考えさせられる
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cryptoryou
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怪しくも美しい、異形のものたち。小池真理子さんらしい、描写が美しくノスタルジックな雰囲気が漂よう、6編の怪異譚でした。
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pio
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内容はそんなに怖くもなかったし、強く惹かれる感じもありませんでしたが、文章の読み易さと感情の表現がとても良かったです。初めての作家さんですが、違う方向の作品も読んでみたいと思いました。
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