形式:単行本
出版社:創元社
具体的には、横田・座間・横須賀・佐世保・普天間・嘉手納・ホワイトビーチの各基地であること。⑤軍事指揮権回復に熱心な韓国(地道な努力を継続している)。消極的(というより後退している)日本。どちらが主権国家として正当なものなのか?。⑥朝鮮戦争参戦が、日本は米軍からフリゲート艦(軽装型巡洋艦?、大型駆逐艦?)等の艦艇供与を受けたという対価関係が存在する。ということを意識化できる意義が本書にはある。◆また、外交とは別視点の著作に目を向けさせる点でも本書読破の意味がある。◇例えば、李東俊著「未完の平和」。
大沼久夫編「朝鮮戦争と日本」。山崎静雄著「史実で語る朝鮮戦争協力の全容」。安広欣記著「至誠は息むことなし評伝田中龍夫」。ドン・オーバードーファー他著「二つのコリア 第三版」。等々。
マッカーサーが朝鮮戦争で要求した原爆の数はなんと26発。さらに「侵略軍」に投下するためなどとして、もう8発の使用も求めていた。結局、マッカーサーはトルーマン大統領と対立し、解任されてしまうが、そのトルーマン大統領ですら、「米国は〔朝鮮戦争で〕保有するすべての武器を使用する用意がある」と発言し、原爆使用をちらつかせており、マッカーサー解任以降も、極秘に原爆使用の可能性を検討していた。米国は自国が追い詰められたら、簡単に核攻撃を考える国だという認識が世界に広がった。毛沢東も金日成も核武装を決意した理由である。
17頁。朝鮮半島で米国が開戦を踏み切る場合は、安保理決議などを気にかける必要は全くない。なぜなら朝鮮戦争開戦直後の1950年6月27日に、「北朝鮮による韓国への武力攻撃を撃退し、この地域における国際の平和と安全を回復する」という内容の強力な安保理決議が、既に採択されているからだ。そして朝鮮戦争は休戦しただけでまだ終わっていないから、この安保理決議は生きている。だから、休戦協定に違反していると考えられる北朝鮮からの侵略行為があれば、米国は北朝鮮に対して、「国連軍」として応戦できる国際法上の権利を持っている。
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具体的には、横田・座間・横須賀・佐世保・普天間・嘉手納・ホワイトビーチの各基地であること。⑤軍事指揮権回復に熱心な韓国(地道な努力を継続している)。消極的(というより後退している)日本。どちらが主権国家として正当なものなのか?。⑥朝鮮戦争参戦が、日本は米軍からフリゲート艦(軽装型巡洋艦?、大型駆逐艦?)等の艦艇供与を受けたという対価関係が存在する。ということを意識化できる意義が本書にはある。◆また、外交とは別視点の著作に目を向けさせる点でも本書読破の意味がある。◇例えば、李東俊著「未完の平和」。
大沼久夫編「朝鮮戦争と日本」。山崎静雄著「史実で語る朝鮮戦争協力の全容」。安広欣記著「至誠は息むことなし評伝田中龍夫」。ドン・オーバードーファー他著「二つのコリア 第三版」。等々。