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玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ(1400円+税 ナナロク社)

感想・レビュー
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貧家ピー
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男子高校生二人の視点で詠まれた、7月1日から7日間の歌集。高校生の粗削りで瑞々しい感覚にあふれている。7月7日が真ん中に入っていて、字がカクカクしているのは何か意味があるのだろうか。 「トローチに刻まれている文字列を舌先で詠みながらおやすみ」 「きみがまだ生きていたなら君が蹴る空き缶もあっただろう昨日もあった」
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🔥
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本と言葉
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★★☆☆☆ んーまだちょっと早かったかな、どのように読んでいけばいいかわからないまま終わってしまった。おそらく高校生の交換短歌?みたいな感じなのか。7日間の出来事や感じたことを短歌にした短歌集だった。本当に短歌しか記載がないのでボヤッとした情景から7日間で何が起こり、どう感じたか、短歌から読み取ることに苦戦した。ただその中にも、どうしても気になるものや好きだな、と思うものはあって、不思議な気持ちになった。久しぶりの読書がこの本で良かったと感じる。 七月、と天使は言った てのひらをピースサインで軽くたたいて
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ひな子
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本当に男子高校生が詠んだみたいな短歌でした。下ネタ多め。付録の掌編が女子高生のダベリをそのまま文章にしたみたいで、面白かったです。
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あい
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もう1回読んだけど、やはりミステリはわからず。すばらしい言葉たちに気持ちを持っていかれすぎて考えられない。
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じじちょん
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「ミステリ」と他の感想文見て改めて通しで読んでみた。日付順になっており2名の高校生が交互に歌を詠んでいる。夏の7日間に何があったのか…やり場のない感情や死への不安・憧れ、承認欲求が刺さる歌ばかりだった。
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あい
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ブラック青春クールシュールあるある、とさまざま。何が建っていたかなんてたいてい覚えてないよね。7/7はずっと不安な気持ち。ミステリなのは読み終わってから知った、それを踏まえてもう1回読もうかな。
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おケツの大臣
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自分の過去と照らし合わせて こういう感覚あったな〜と丸つけしてるみたいで楽しかったです。 何度も読み直したい
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くらげ
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とても素敵な装丁。文字が傾いたりしている視覚的表現おもしろい。表題にもなっている短歌やっぱりよい。ミステリーはそこまで読み解けていない。
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末の松山
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他の方の感想を見て初めてミステリになっていたことを知る……再読します 駅名が〜の短歌がめちゃめちゃ好きだな、異動したってことだろうか
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サニー
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二人の男子高校生の七日間を歌人2人が短歌で綴る。 男子高校生らしい、赤裸々な歌もあれば、青春!って感じの歌もあるけど、寂しげで、不穏な歌が多い。 各章が日付になっていて読み進めると、途中であれっ?となる。 二人はそれぞれ、どんな人なのだろう? 二人の関係性は? 何かが起こったのか、起こらなかったのか? わからないことが多すぎて、何度もぐるぐると読んでしまいました。
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ダイク
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7/10  名取佐和子さんの「図書室のはこぶね」で出てきた作品。  男子高校生の瑞々しい感情が色々な角度から表現されているなと感じた。 良い作品と感じた。 一番好きなのは
ダイク

詩集から 顔を上げれば息継ぎの ようにぼくらの 生活がある

01/19 06:25
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acacia
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ミステリなのかどうなのか、それは私にはわからなかったけれど、青春って毎日続く退屈で気怠くて未来が見えない日々だったのだなあと感じるものがあった。 明るく眩しい心境で毎日過ごしたかなんて事は無く、哲学とか死生観とかもなんとなく意識しながら今を過ごす男子高校生を主人公として、日々の一部の生活感を切り取った本だと思いました。未来が在るようで無いような閉塞感のなかで、それでも大人たちが青春と呼ぶ彼らの日々は続いていく。
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ilya
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ネタバレ赤裸々すぎて恥ずかしくなる歌もあるが好きな歌もある。77ページから始まる7/7、おそらく何かがあった。天使のいたずらか、青少年のリビドーか、時空が歪んでしまったのかもしれない。
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ジムノペディ
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自由律が好きなのと『図書室のはこぶね』で取り上げられていたのとで読みました。題名からして良い。美しかったりブサイクだったりする青春のひとときがすくい上げられています。▼見たことのある情景No.1「牛乳の束を飲み込む口の端からひとすじのエラーを見せる」▼笑えるNo.1「あなたへのおすすめにずらりとならぶ動画はエロであなたは父で▼切なさNo.1「しあわせになりたくないと書きましょう願ったことは叶わないから」
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朝
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破廉恥
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拡がる読書会@大阪
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木下龍也さんと岡野大嗣さんによる共著の歌集で、男子高校生ふたりの視点から描かれた七日間の物語を短歌で綴っています。 217首の短歌が収録されており、それぞれが物語の断片となっており、青春の一瞬一瞬を切り取ったような作品が多く掲載されています。 https://note.com/sharebookworld/n/n8cdb7bd92ce4
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星
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ネタバレスムーズに死にたいんなら笑ってろ泣くとだれかに引き止められる
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skr-shower
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他地区図書館本。尖った青春。前半は明るさがあるので好みに振れる歌があるが、後半は重ため。チョイエロ風味は高校生設定だから当然か。タイトルが秀逸、好きだな。付録掌編は無くても。
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留莉
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ネタバレ11 体育館の窓が切り取る青空は外で見るより夏だったこと 26 まだ味があるのにガムを吐かされてくちびるを奪われた風の日 28 この夏を正しい水で満たされるプールの底を雨は打てない 38 四畳にレジャーシートを敷きつめて簡易な海ですこしだけ泣く 46 てのひらにてんとう虫を踊らせてきみが八重歯の見せ場をつくる 93 向き合わないように置かれた腰掛けに僕ら花びらみたいに座る 119 閉じた目に君が勝手に住んでいて夏のねむりをずたずたにする 128 キスまでの途方もなさに目を閉じてあなたのはじめましてを聞いた
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Asako  Wada
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先日読んだ『図書室のはこぶね』に出ていて興味を持った歌集。『図書室の,...』で見ないで知らずに読んでいたら、高校生の男の子の1週間を綴ったものだとは分からなかったと思う。けど、短歌への入り口としてはおもしろい。なんで日付順じゃないのか、とか、なんでその日のページは文字がまっすぐじゃないのかとか、ひとりで考えても答えが出ないので、他の方の感想読んで勉強します!
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niko
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短歌特有のシニカルかつユニークな視点が好きだ。
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SOTA TAKAHASHI
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「冷えた印刷をうれしく匂うとき本屋に夏の入口はある」これめっちゃいい(とても良かった)
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シチュー当番
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現代歌集を読む時に『味わう』よりも『刺して欲しい』という気持ちが強い。 バンドの歌の歌詞を読むのに近い。 なんでそんなにエモがりたいのか(自分)
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kashiha
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題名の短歌がいいなあとおもったので手に取った。歌人2人が、男子高校生の2人を描いてそれぞれ短歌を詠んだ共著とのこと。帯にミステリーとあるので深読みすべしということだな、合点だ。木下氏の描く男子は掴みどころがなく、岡野氏の描く男子は尖ってるようにみえる。男子高校生になったことがないので新鮮に感じる。年取ったら、THEがどうでもよいことになって、なんかごめん。木下氏の「スケートのリンクでカップヌードル食べたいあわよくばこぼしたい」、岡野氏の「ねむいのにうまくあくびがでないとき体の中に棲んでいる夏」が好きだ。→
kashiha

→本書は七月初めの1週間の日付が小題になっていて、7/7がとってもクレイジー。謎だらけな男子たちなので、折々読み返します。

07/14 10:20
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柚木あんづ🍉
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4年目の、7月1日から七夕までの7日間。スピン、いい具合によれよれになってきた。帯は少し破れた。【7/1(Thu)邦題になるとき消えたTHEのような何かがぼくの日々に足りない 木下龍也】☆ 【7/2(Fri)この夏を正しい水で満たされるプールの底を雨は打てない 木下龍也】☆ 【7/6(Tue)閉じた目にきみが勝手に済んでいて夏のねむりをずたずたにする 木下龍也】 【7/7(wEd)ドローンのプロペラが裂く雨粒の悲鳴に耳をふさぐバス停 木下龍也】 木下龍也さんの歌集、買ってこようかな。また来年。
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ののの
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青春の眩しさ、ほの暗さ、欲望を感じた。消しゴムにきみの名を書く(ミニチュアの墓石のようだ)ぼくの名も書く/ベランダで翼を癒やす七月の風を六畳間に入れてやる/詩集から顔を上げれば息継ぎのようにぼくらの生活がある/持ち主のよくわからない絶望はさわらずに海へお叫びください/それが愛だとわかったらとまどうな堂々と受け取ればいいのだ/玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ/キスまでの途方もなさに目を閉じてあなたのはじめましてを聞いた/倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使
ののの

ちょうど今の時期(7/1-7)を想定して書かれていた。偶然の一致に驚いた。

07/07 21:03
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浜松オンライン読書会
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7/7に何があったんだ…。二人の高校生が織りなすストーリーはかなり不穏。気に入った歌をメモするようにしているのだが、メモに残った歌は前半のものが多く、後半は重くてしんどい歌が多かったような印象。
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まいぽん
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7月の最初の7日間っていいね。詠んでるのは元男子高校生のふたり。男子高校生の制服の襟元からのぞく首筋と襟足とか、膝までまくったジャージの下のすねとかを映像で浮かべながら、元女子高生になったり元男子高校生の母になったりしながら読んだ。『サラダ記念日』と肩を並べるくらいいい歌集だと思ったけどな。
東谷くまみ

こちら、未読です😊✨️木下さんの短歌に比べて岡野さんの短歌って、ちょっと私には難しくて(別の歌集で読んだ)。でもその時の気分とかタイミングとかもあるし、いつか挑戦してみたい😊❤️

06/20 23:44
まいぽん

くまみちゃん、この歌集読んでみて、私はどれが木下さんの作品でどれが岡野さんのかわからなかったのよ…だから岡野さんの歌集を読んでみたら、2人の作風の違いが感じられるかな〜と思ったんだけど、どうかなぁ。これは男子高校生のフレッシュさが真っ直ぐ伝わってくる素敵な1冊です。

06/21 12:07
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紺色灯油
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ネタバレ物語全体の解釈が難しく、雰囲気を楽しんだ。明るいだけの青春ではない不安定感がいい。
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真理そら
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「いま死ぬかいずれ死ぬかの違いだとその他二億の精子は言った」「体育館の窓が切り取る青空は外で見るより夏だったこと」「目のまえを過ぎゆく人のそれぞれに続きがあることのおそろしさ」…男子高校生の一週間という設定の二人の歌人による歌集。振り返ると美しかったように錯覚してしまうが、青春は汗臭く不穏で不安で代わり映えしない日々なんですよね。
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みゆころろん
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放題になるとき消えたTHEのような何かがぼくの日々に足りない この夏を正しい水で満たされるプールの底を雨は打てない 詩集から顔を上げれば息継ぎのように僕らの生活がある 祖母じゃない老婆が屈み込んでいて毛髪じゃない草を抜いてる
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やす
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★★★☆☆/図書館の新着本で気になって。前情報を何も入れない状態で読み始めてしまって、この本のコンセプトというか設定を掴みきれないままだったのがよくなかったのか、入り込みきれないまま読了してしまいました。後からネット上の考察記事を読んでみてようやくそういうことかってなったり。余白を楽しむのが醍醐味でもあるんだろうけど、ストーリーの一部になってしまうと空白が埋めきれませんでした。読み返したらもう少し発見があるかもしれないなぁ…と。歌に見え隠れする青さや狂気みたいなものは刺さる人にはすごく刺さると思います。
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R
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最後の詩が好き。
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クサナギ 「読んでる本」=「バイブル本」
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毎日少しずつ読んだ
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ちいまな
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変わり映えのしない毎日が鬱陶しくて永遠に続くものだと思っていた。高校生ってそんなにきらきらしてるものでも、楽しいものでもなく、ただただ毎日が長く続いていく。高校生って学生って楽しいものだったよなんて、当時を忘れた大人たちが言うことなんて、当事者にとっては全然刺さらないし何言ってんだお前って思う。だってこんなに死が間近にあることなんて、オッサンたちはなんもわかってない。それすらも愛おしいとかそんな風に思って生きていない。それでも、鍵穴から漏れ出す夕日と一緒に生きることができるのはオッサンにはない特権なのだ。
ちいまな

みんなだいすき「邦題になるとき消えたTHEのような何かがぼくの日々に足りない」がだいすきすぎる。「フリスクがミンティアの2倍することに喩えて命の話をしよう」を目でとらえたときに、しばらく凝視することしかできなかった。わたしはこころのなかで高校生男児を買っているんだろうかと思うほどにわたしのこころを掴んで離さなかったのです。

04/07 01:05
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テイネハイランド
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図書館本。近年の短歌本の中だとよく売れていて前から気になっていましたが今回やっと読めました。男子高校生ふたりの七日間をふたりの歌人が短歌で描いた物語という仕掛けもあり、そのあたりを深読みする楽しみもあります。改行のあるなしで二人の歌に区別がついていますが、明確な個性の違いが際立つというより、二人の世界がシンクロしている感じです。岡野の作品で表題にもなっている「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」は印象に残りますし、全般を通して口語調なのに読み下した時の調べが整っている点に魅力を感じます。
テイネハイランド

(1)「僕たちはカラーボックス・ベイビーズ四畳一間を自慰で満たして」(木下)「ポテトチップスの袋の内側の銀きらめいて夏のどぶ川」(岡野) 「いま死ぬかいずれ死ぬかの違いだとその他二億の精子は言った」(岡野) 歌の内容は品がないのに不思議と格調高い感じがありますね。(2)「シリカゲルたべられません SILICA GEL DON'T EAT を舌で再読」(木下)「起き抜けのカーテン越しの夕焼けにぎりぎり今日を拾ってしまう」(岡野)こういう発想でも歌に詠めるのかというのがなかなか新鮮です。

04/06 23:40
テイネハイランド

(訂正)上の「カラーボックス・ベイビーズ」は岡野さんの一首でした。

04/07 06:02
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もべ
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ネタバレ①「体育館の窓が切り取る青空は外で見るより夏だったこと」わかる!わかるけどこんな風に表現できるんだーってなった。 ②「この夏を正しい水で満たされるプールの底を雨は打てない」着眼点がすごいなあ。 ③「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」すき。
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真冬
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青春の透明で青くてでも苦くてみたいなのがある。いっぱいの未来といっぱいの不安がごちゃ混ぜの時期だったよなと思う。高校生の私が読んだら何を思うだろうか。ただミステリー要素は私には難しかった。分からぬ。 掌編がとても良かった。舞城氏の作品を読んでみたいと思う。
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猫のあしあと13番
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大好きだ、学生時代の息苦しさと春夏秋冬の青さ、うっすらとした死にたさ
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玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ(1400円+税 ナナロク社)評価70感想・レビュー389