形式:単行本
出版社:ナナロク社
詩集から 顔を上げれば息継ぎの ようにぼくらの 生活がある
→本書は七月初めの1週間の日付が小題になっていて、7/7がとってもクレイジー。謎だらけな男子たちなので、折々読み返します。
ちょうど今の時期(7/1-7)を想定して書かれていた。偶然の一致に驚いた。
こちら、未読です😊✨️木下さんの短歌に比べて岡野さんの短歌って、ちょっと私には難しくて(別の歌集で読んだ)。でもその時の気分とかタイミングとかもあるし、いつか挑戦してみたい😊❤️
くまみちゃん、この歌集読んでみて、私はどれが木下さんの作品でどれが岡野さんのかわからなかったのよ…だから岡野さんの歌集を読んでみたら、2人の作風の違いが感じられるかな〜と思ったんだけど、どうかなぁ。これは男子高校生のフレッシュさが真っ直ぐ伝わってくる素敵な1冊です。
みんなだいすき「邦題になるとき消えたTHEのような何かがぼくの日々に足りない」がだいすきすぎる。「フリスクがミンティアの2倍することに喩えて命の話をしよう」を目でとらえたときに、しばらく凝視することしかできなかった。わたしはこころのなかで高校生男児を買っているんだろうかと思うほどにわたしのこころを掴んで離さなかったのです。
(1)「僕たちはカラーボックス・ベイビーズ四畳一間を自慰で満たして」(木下)「ポテトチップスの袋の内側の銀きらめいて夏のどぶ川」(岡野) 「いま死ぬかいずれ死ぬかの違いだとその他二億の精子は言った」(岡野) 歌の内容は品がないのに不思議と格調高い感じがありますね。(2)「シリカゲルたべられません SILICA GEL DON'T EAT を舌で再読」(木下)「起き抜けのカーテン越しの夕焼けにぎりぎり今日を拾ってしまう」(岡野)こういう発想でも歌に詠めるのかというのがなかなか新鮮です。
(訂正)上の「カラーボックス・ベイビーズ」は岡野さんの一首でした。
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