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恩讐の鎮魂曲 (講談社文庫 な 91-3)

感想・レビュー
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苑香
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ネタバレ今作の御子柴は大分人間らしさが滲み出ていたと思う。法律で裁かれる方がよっぽど幸せ”だと分かっているのにも関わらず、稲見教官の無罪を勝ち取ろうと一心不乱に奔走し、有罪が確定するといつもの冷静さはどこへやら即日控訴しようと必死に訴えたり。御子柴の新たな一面を垣間見れた。『奈落から手を伸ばした者を生涯かけて救い続ける』という誓い。今回の件で手を伸ばさない者を救うことはできないことを痛感し、はじめての絶望と自己嫌悪に苛まれる御子柴に渡された倫子からの手紙。あまりにも光すぎて読んでる私まで少し泣いてしまった。
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H S
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5
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すなめり
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またもや先か読めない展開! これこれ! <死体配達人>はすっかり世間に知られることとなった状況の中、恩師の稲見さんの弁護を、国選弁護人から奪い取って(また!)弁護人となる。15年を求刑する検察官vs無咲を主張する御子柴。さて、どうなる? しかもあろうことが依頼人は実刑を望む。読者も落ちつきどころに迷うままラストへと突っ走る展開。
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あくびさん
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それを知ったとき倫子ちゃんは
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絢
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Kindleunlimited。シリーズ最初から読んでいれば、大分違った印象になるのだろうなあと思いました。御子柴とともに、倫子の行く末も気になります。
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りっちゅん
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おもしろかった。御子柴先生シリーズ第3作目です。やっぱりわたし、山崎さんと渡瀬さんのがすき。ファンとしては2人の登場がうれしい。稲見さんは筋の通った人でかっこいいですね。そしてなんと言ってもラストの倫子ちゃんの手紙にもやられたな。この先ほかの作品で倫子弁護士とかって将来でないかしら。読んでよかったよ。
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ほのぼの
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ネタバレ御子柴弁護士シリーズ第3弾。前作で御子柴の犯罪歴が世間に暴かれた。この後どうするんだ!?と急いで今作を読んだ。けっこうシレッと弁護士活動を続けていて、図太い奴だな〜と苦笑。だが今回の案件は大きな試練に。弁護する被告人はかつての恩師だった稲見。しかも容疑は殺人。あの稲見が殺人?きっとドンデン返しが…。と思っていたが、稲見の実直さにはさすがの御子柴も完敗。落ち込む御子柴に届いた手紙には泣けた。倫子はまだ御子柴の犯罪と自分との繋がりを知らないのか?切ない。御子柴の贖罪は続く。シリーズも続く。もちろん読む。
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中年親爺
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ネタバレ殺人の前歴ある弁護士と、その恩師の心と心の闘い、と見た。殺人歴を持つ有能な弁護士が緊急避難を主張して恩師の無実を成立させようと奮闘し、元刑務官の恩師は潔く刑を望む。★善人は緊急避難を拒否し処罰を望み、一方で悪意による緊急避難が認められ無実となった輩は暴力を繰り返し脅しに使う。この対象も強く印象付けられた。
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seba
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ネタバレ御子柴礼司シリーズ第三作。少年院時代の教官であり師父でもある稲見が殺人容疑で逮捕されたと知った御子柴。普段と異なり方針も無いまま、押っ取り刀でその弁護を掠め取った。しかし本人は罪を認め受刑を望んでおり、弁護側としては都合が悪い。この刑事裁判において、御子柴は奇策で依頼人の無罪を主張するが――。まさにかつて稲見に諭された通りに、彼は自分自身の贖罪を続けるために前作で退路を断った。しかし一方で稲見の贖罪の意志をうまく咀嚼できず、珍しく感情的な姿を見せる。自らの行為の因果を思い知った彼は今後どうなっていくのか。
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chi
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シリーズ3作目。少年院時代の恩師を弁護する御子柴はこれまでと異なり、かなり人間味があった。”老人ホームでの虐待”、”介護業界”の問題など社会的な問題をミステリーに組み込むのは、中山七里らしい。人によっては、もやもやした終わり方に感じるかもしれないが、タイトルを含めた多くの伏線などもあり個人的には腑に落ちた。1作目を読んで時間が経たないうちに読むべき1冊である。
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DAI
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御子柴が唯一『親』と認める稲見が殺人容疑で逮捕される。 シリーズを読んできた読者であれば「そんなバカな」と思わずにいられない。稲見がどれだけ人格者であるのか、御子柴を通して見てきたのだから。 しかし稲見は罪を認め減刑すら望まない。真っ当に裁いてくれないとこれまでに発してきた言葉に背くことになる、と。 御子柴の選んだ『贖罪の信念』と稲見自身の抱く『贖罪の信念』が一致せずにぶつかる作品。 ある意味で御子柴が最も手古摺った相手かもしれない。 何せ裁判でも御子柴の意向を無視して有罪になろうとするのだから。
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のぞみ
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ネタバレ今までと違ってどうにか有罪になりたい被告人と無罪を勝ち取りたい御子柴さんの話。面白かったけど、さすがに今回はちょっとご都合主義すぎたかもしれない。現実でも以前起こった中学生がファストフード店で殺された事件、なぜか被害者の当日の行動がバカな情報番組で放送され批難された。加害者の人権を守るのなら、それ以上に被害者の人権も守ってほしい。
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ひろみん
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ネタバレやはり御子柴礼司は根っからの悪魔ではないんだよな。かつての恩師を助けるためにあらゆる手段を講じて無罪を勝ち取ろうとする。罪は罪で裁かれたい依頼人、かつて少年法で護られた御子柴の弁護と複雑。 稲見の言う贖罪の仕方、倫子からの手紙で救われる御子柴。彼の周りは悪よりも善が上回っていると思う。
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ぬこ
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ネタバレ教官に救われた。
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gossa
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(Audible)
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Maaaaki
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やりきれない。
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にこり
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ネタバレ★7.5 お気に入りの人物が倫子と稲見なのだが今回は稲見教官がメイン。このシリーズ御子柴の周り事件起きすぎ。緊急避難って金田一でも見ましたが実際のところ適用されることってあるのかな。いつも淡々とし感情的にならない御子柴の人間らしい部分を垣間見れる部分が多くある。恩人を救えず無力感を感じる御子柴に「わるいことをしていない人を助けようとする先生は、やっぱりいい先生なのだと思います。ずっとずっとおうえんしています」この倫子の手紙にはくるものがあった。御子柴もこの手紙に救われたんだろうな。
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こばゆみ
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あっという間に御子柴弁護士シリーズ3作目。今回も高齢者施設の虐待事件やら緊急避難やら、いろいろ盛り込みつつ最後は全部1つにまとまってスッキリ!ただ今作はちょっと登場人物が上手くつながり過ぎでは…とも思ったり… でも指導教官とのやり取りで御子柴弁護士が感情的になっていくのがすごく良くて、満足度はとても高し!
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こまねこ
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ネタバレ御子柴弁護士シリーズ3作目。「悪徳弁護士」とは?と思っちゃったよ。恩師のために全力で頑張る彼のどこが悪徳なの?って。そのままだったら誰にも気づかれなかったであろう介護施設での日常的な虐待を暴き、正しく減刑した。優秀な弁護士じゃん、と。登場人物たちがうまい具合につながっていて、最後まで飽きずに聴けた。最後の凛子からの手紙は、ちょっとホロっときたよね。御子柴先生のこれからに益々期待。いい意味で死体配達人とのギャップが私の中で大きくなっていった3作目。
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さくれ
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今回もハッとさせられる展開で最後まで飽きずに読み進めてしまった。最後の余韻も含めて、後味も良かった。
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オキ
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御子柴礼司 シリーズ第三弾 次々気になります
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princess_daruma
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ネタバレ弁護士御子柴シリーズ3作目。 御子柴の恩師である教官であった稲見が殺人事件の容疑者に。 稲見を弁護する御子柴。緊急避難を主張し無罪判決を勝ち取ろうとするが、稲見は有罪となり、稲見自身も有罪判決を望んだ。 稲見の真っ直ぐな生き方、かつて殺人を犯した御子柴が人の心を持つような、面白い作品だった。
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まんぷく
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Kindle unlimited:人間らしさがみえる巻。結末は思ったものではなく、苦い気持ち。
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mum milky
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しゅう
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今度は教官が登場。 教官の担当になり救う事も御子柴にとって罪と向き合う事なのだろう。 教官の言葉一つ一つがもう御子柴の親みたいだ。 御子柴が今こうして弁護士になっていることが嬉しいんだろうな。 御子柴弁護士は人に隙を見せず淡々と振る舞うが教官の前では自分の感情や気持ちが優先されていた。 本当に親子のような関係で仕事でなく何が何でも救いたいという気持ちが伝わる。
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鈴純
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ネタバレ安定の面白さ。無罪を勝ち取るために手段を選ばないのはいつも通りだが、無罪にならなかった展開が良かった。中山七里作品は正義一辺倒な人より悪人が主人公の方が断然面白いな。
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やまたか
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1作目、2作目に比べると衝撃度は弱いものの、次々に予想を裏切る展開は流石!稲見教官と小笠原夫人のキャラクターが見事というか、ものすごく興味深い。弁護士を辞めるかとまで落ち込んだ御子柴が次はどんな活躍を見せるのか、次回作が楽しみです。
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Nori
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ネタバレ5点。判決が無罪にならなっかので、少しがっかりした。途中の展開がおもしろくて、読むのが速くなった。
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かつての読書家
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ネタバレオーディブル。 今回もそれなりに面白かった。 特に大きなどんでん返しとかもなくわりと順当な展開ではあったけど。 最後の津田倫子からの手紙で泣いちゃう御子柴。 ちょっとずつ人間らしくなってるのかな。
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Ausu
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御子柴シリーズ3作目、やっぱり飽きのこない展開、最後まで読ませる感じがたまらない! 悪徳弁護士も、やはり恩師にはかなわない!
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たつや
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下調べをせずに中山七里ワールドに手を出したら、色々とシリーズが多いんですね。本書は御子柴弁護士シリーズらしいが、似たタイトルはシリーズと予想すれば、間違いなさそう。本書は冒頭から船酔いしそうになる。描写が非常に上手いですね。後半に向けての構成も見事で読み易い。中山七里さんは好きになりそうです。
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おつぼねー
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【再読】シリーズ物としてはパターン化するのかと期待半分も、悪徳弁護士の異なる一面が覗けて、中山作家の引き出しの奥深さを改めて実感。しかし教官、頑固じじぃだなぁ。
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九曜紋
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冒頭の海難事故の描写が今後のストーリー展開にどう繋がっていくのか、想像もつかなかったが、そう伏線回収するのか!と驚く。法廷での主要争点は緊急避難。刑法総論で学ぶ基本中の基本概念だが、これが成立するか否かが争点となる事案というのは一般的に考えづらい。本作でも判例を引き、レアケースであると記述されている。この一点を足掛かりにストーリー全体を構築し作品として完成させるあたり、さすがに中山七里と言うべきか。そんなにうまく偶然が重なるか?と疑問を抱くべきところを必然として纏めあげる力量は、もはや芸術の域に達する。
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ライディーン
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ストレートに面白い。 やはり、後半にはどんでん返しと言うか、新たな事実が判明。 色々な人間関係が明らかになって、その背景と感情を考えるととても面白い。 主人公の御子柴は弁護士界のブラックジャックのように感じます。
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読書家さん#IWAm5d
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御子柴弁護士シリーズ三作目。 主人公の恩師である人が殺人事件の犯人として逮捕され弁護するが、恩師は罪を認めて贖罪することを希望する。その背景にいろんな事情が絡み合っていて、とても引き込まれながら読み終えました。面白かった。
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ちゃま
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★★★★☆ 御子柴が恩師の弁護をする回 このシリーズ初読み
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カイジ
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前作と比べると驚きはなかったけど、きっとこの後は驚くこともあるだろうから次作を読むよ!
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ゆうゆう
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★★★★★
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ミロリ
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ネタバレ今作も感動した。毎回違う印象の感動を与えられるので中山氏の引き出しの多さには驚くばかり。そんなうまい具合に人が一つの場所(老人ホーム)に集まることは普通ないけれど、このドラマを見せられると集結してくれてありがとうとしかいえない。今回は御子柴に感情の起伏がみられ、何だか彼らしくないなと思いつつゆっくり人間らしくなっているのかなと思った。次巻が楽しみ。
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文麿
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ここで書いたレビューの数々がBOOK☆WALKERで使えるポイントになっていたので入会し、交換。御子柴礼司シリーズの3作目。次作はKindle Unlimitedでずっとキープしてある。今回は昔の恩師の弁護。だが恩師は無罪を望まない。これまでに無罪を望む悪党は数々いたが、有罪を望む善人は初めてのケース、と戸惑う主人公。さてその結末は……。シリーズ1冊目の始まりを見た時には、ここまで好きなシリーズになるとは思っていなかった。恐るべし、中山七里。
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