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さよならクリームソーダ (文春文庫 ぬ 2-2)

感想・レビュー
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Nobuko
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図書館本 美大に入学した友親がであう先輩若菜を中心に様々な悩みと向き合っていく 白いクリームソーダ美味しいかなぁ
0255文字
おおぐし
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クリームソーダって見た目かわいいけど、飲むのも食べるのも少し神経使う感じがするのはわたしだけだろうか。『喉に炭酸が絡みつく。甘くて辛くて、少し苦い。そして、ちょっと痛い。』何かを始めるきっかけも、それを続ける理由も、自分だけがわかっていてわかっていない。337ページはこれまでの読書人生の中でベストに入るほど強烈だった。
0255文字
詩月
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想像していた物語と180度違いすぎて、困惑してしまった。過去と家族に振り回されている美大の先輩と後輩の二人の目線で描かれた物語なのだが、クリームソーダと逆でダークで苦いなと思った。途中、離脱しそうになった。
0255文字
ぽぷりん
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青春小説かな、眩しい。家族からの解放。理想の自分からの解放。正しいと思ってることは、いつも正しいわけではなく、いつでもドロップアウトしていいわけで。ラストでやっとこうあるべきという自分を縛る鎖から解き放たれて、登場人物たちが安心して生きていける予感がした。
0255文字
❁Lei❁
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ネタバレジャケ買い。美大生の主人公と、同じボロアパートに住む先輩を取り巻く話。親の再婚で居場所がなくなった彼らの苦しみが描かれているけれど、薄かったです。きっとこの本を大切に思う人がいると思うから、あんまり何にも書かないでおきます。
❁Lei❁

文春文庫なら大丈夫かなという謎の信頼があったんですけどねえ……

09/09 21:11
山猫

文庫のブランドはもはや信頼の指標とはなり得ない時代となりましたな(>_<)

09/10 05:29
3件のコメントを全て見る
0255文字
dr2006
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人間の利己的な渇望を小説というキャンバスに描く。深く感情移入した。主人公の友親は美大に入学したばかり。親の仕送りを断った為、バイト代が入る前で空腹に倒れていたところ、同じ寮に住む先輩の若菜がご飯を食べさせてくれた。成就できない悲恋、正しい家族になろうとする家族、才能への羨望といった揺れる心情がストーリーを強くけん引する。作中、バニラアイスと炭酸水で作った「白いクリームソーダ」を飲むシーンがある。ふと、散々ふたりで飲んだ後で、あのこが作ってくれた赤裸々なレッドアイ(ビール&トマトジュース)を思い出した。
0255文字
ぷにこ
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家族関係と、大切な人との離別で心の影を持つ美大生の葛藤と再生。 悩んだ分だけ、人として魅力的になるよ、きっと。
0255文字
蒼
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血の繋がった家族でもソリが合わない親子兄弟姉妹はいるのに、血の繋がらない再婚家庭においては何か気が合わない嫌だという感情はぬぐいようもないものだろう。そこで息子、娘が「家族」にこだわり親子、兄弟姉妹でありたいともがいたところで傷つけあうだけだ。満身創痍で自分の生きる世界を構築しようとする四人の子供達。何が正しいとか間違いだとか誰にも決められない感情。そのなかで折り合いをつけられた時、四人それぞれの人生が動き出すのかもしれないと思い読了した。
0255文字
ごろう
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ネタバレ大切な人が死んだ後の物語。新しい感じだった 中々それぞれの話を繋げれなかったけどわかった時に全部納得。 私の年齢がもう少し上がったらさらに楽しめるはず
0255文字
てぃもん
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爽やかそうな単行本の表紙に惹かれ文庫本を探して読んだ。爽やかな表紙に反して、文から漂う空虚さ。暗くも重くもないけれど、ちょっと虚しさだとか仄暗さを感じる。この世界観に引き寄せられて読み始めるとぐんぐんページが進む。友親と涼との間にあったものが重い方でなかったのが救いがあった。絵画に限らず表現することはどこか自分を削ってるような危うさを伴う。誰もが認められその道で生きていけるわけではないけれど、どうか彼らの生きるその後に幸せや彼らの居場所がありますように祈らずにはいられない。
0255文字
まこりん
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面白かった。額賀澪さんの作品には外れがない気がする。家族小説であり、生き方模索小説であり、そしてやっぱり青春小説なんだなあ。私の大学生活が全然ぱっとしなかったからなのか、本作品の流れに強く憧れてしまう。人生はそんなに華やかでも劇的でもなく、淡々と過ぎてゆくものだけど、小説を通して夢見るのもいいな、と思う。
0255文字
りっちゅん
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ネタバレおもしろかった。「正しいことなんて、別にそこまで大事なものじゃない。」うーん。なかなかそう思えないよなぁ。でもそう思えたら生きやすくなるかなぁなんておもいつつ、「天才はみんなすべからく努力しているんだよ。」に引っかかりつつ、努力する天才かぁ。私は工学部だったので、美大なんていわれると、眩しすぎて目が焼ける。尾崎はわたしちょっと苦手。なんて感想を持ったお話でした。少し重いテーマでしたが、読んで良かったです。
0255文字
はな
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『それは、よくある恋愛小説の成れの果てだった。主人公の男が恋に落ちる。魅力的で少しミステリアスな、何やら秘密を抱えた美しい女の子と。――「泣いた」とか「感動した」とか。そんな言葉に埋もれて見えなくなった、 “主人公のその後の物語”』     なんだか一つの映画を見た気分になった。問題も解法も答えもバラバラな、というか正解のない問いを持つ登場人物たちが今後どのように生きていくのかが気になる。  どんどん額賀澪の魅力に沼ってゆく……。私はまだ3作しか読んだことないけどもっと読んでいきたい。
0255文字
ねぎまぐろ
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★★★
0255文字
msk
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一つも知ってる感情や経験が出てこないけど、それはそれで知らないことを教えてもらえる、あるいは想像する楽しみの余地がある。この作品はその余地に見事ハマってくれたので、大変良い青春小説ということになる。
0255文字
mayukipi
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爽やかなタイトルなのに…結構、重かった。二つの家族が一つの家族になろうとする。血が繋がっていてさえ合う合わないがあるんだから、そうでなければなおさら。我慢すして当たり散らすくらいなら離れるのは、自分と相手にとって悪くない。でも…そう思わない、思えない人もいる。いろいろあっても、やっぱり人は誰かと関わりながら生きていて、ずれている感情や行動と折り合いをつけて日々過ごしている。頼れる人、吐き出せる人、そんな人が一人いてくれれば笑っていられる気がしたなぁ。
0255文字
雨音🐸
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ネタバレ 〜心にしみる作中の言葉たち〜 ・その歌に包まれるようにして、若菜は炭酸水のようにきらきらと光るプールの水に再び身を預けた。耳から入り込んでくる水の音が、まるで自分の血の流れる音のように聞こえた。 ・ヨシキ「でも蝉は、あんなちっこい体でこんなに喚き散らせるんですよ。どんだけのエネルギーを鳴くことに費やしてるんだって話ですよね。そりゃあ死にますよ、一夏で」 ・ヨシキ「そんなもんですよ。人間の心って、ものすごーく複雑で、不可解な作りをしてるんですから。真面目に考えたって答えなんてでませんよ」
雨音🐸

・ヨシキ「うんざりしちゃうような正しさを大事に抱えているより、間違ってるかもしれないけれど、自分に嘘をついていない生き方の方が、ずっといいなって。そう私は思うんですけど、先輩はどうですか」 ・「努力する天才が一番厄介だっていいますもんね」 「天才はすべからく努力をしてるんだよ」 ・「正しいことなんて、別にそこまで大事なものじゃないんだから。ドロップアウトしたくなっちゃうくらいの正しい自分なら、いっそ、間違った自分で気楽に生きていけばいいんだよ」

08/18 05:39
雨音🐸

・「この世界は、壊れてない人間しか生きられないわけじゃない。ぶっ壊れたまま生きていたっていいはずなんだ」 〜感想〜・尾崎豊さんの『15の夜』『卒業』『I love you』『OH MY LITTLE GIRL』を聞こうと思う。・ヨシキさんが作った特別な白いクリームソーダ(炭酸水とバニラアイス)を私も作る!そして、懐かしさと愛しさが混じり合った視線を白いクリームソーダに注ぐのだっ!!

08/18 05:47
0255文字
R3y
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ネタバレ正しさを追い続けている気分…なのかな。対人の関係性に正解はないけど世間的にはよくある形式はあって、そこから一度外れるとなんとかそこに戻そうとするか、もう外れたものと諦めるかの2択に分かれると。現実にはもっとグラデーションがある苦悩なんだろうけど、似た環境にいる友親、若菜、恭子、涼のスタンスがはっきり分かれてそれぞれの向き合い方を考える。変な湿っぽさはないけど、友親の悩みに対する必死さというかひたむきさに爽やかさを感じる。青春だなぁ
0255文字
秋良
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親が再婚して、家族と一緒にいても居心地の悪さを感じてしまう友親と若菜。片方は適応しようともがき、片方は恋に逃避する。合ってはいるけど今の10代で尾崎豊にちょっと笑ってしまった。家族と仲良くしていたい、家族なんていらない、どちらも良くてどちらも悪い。ただ出てくるのが大学生と社会人のわりに、17歳くらいで時が止まっちゃってるかのような幼さがちょっと気になった。もう少し冷静に話したら?美大の寮生活は楽しそうでそっちは良かった。
0255文字
エイキチ
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ネタバレ文庫の古本 額賀さんは4作目 花房美大油絵学科に入学した友親 旭寮に入ったその日に 同じ学科の先輩の4年生・若菜と出会う 若菜先輩は不思議な人だ 絵の実力は本物で 校内でも優秀作として選ばれてて 先輩を追っかける恭子に友親も付きまとわれ 合間に語られる先輩の高校時代の彼女・ヨシキとの恋愛話が ああ ヨシキは彼の入院中に亡くなってたんだ それは辛いわ えっ 恭子って先輩の義妹なの お互い同じような家庭環境にあったんだね 友親の母も再婚し父の連れ子の義姉・涼がいてて 親の勝手でできた関係には納得できないわ
0255文字
ヨシ
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ネタバレ可愛らしい表紙、ステキなタイトル、他の額賀作品の爽やかさを期待して読んだが、なかなかハードだった。美大1年の友親と4年の若菜は同じ寮に住み、親しくなっていく。共に再婚家庭の問題で悩み、友親はもがき若菜は逃げた。様々な人に出会い、考えた中で見つけた自分なりの答え。悩みの答えは悩みの数だけあるのだろう。しかし友親のたどり着いた希望あふれる答えは明るく、心をあたたかくしてくれた。
ヨシ

額賀さんは爽やかな作品が多いですよ。タスキメシがお薦めです。

01/05 13:42
ポプラ並木

やっぱり食べ物系だね。

01/05 20:14
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0255文字
あっきー
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美大に在籍する若菜と友親の青春小説。若き日の苦悩を描いているが、ちょっとテーマは重めでした。
0255文字
Ryu
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思ってたよりも重たい話だった。こういう考えの人達もいるんだろうなあぐらいで、あんまり後心に残らなかったかも。
0255文字
ゆみのすけ
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タイトルのやわらかい印象と違い、なかなかハードな内容。美大に入学したての友親と寮の先輩若菜。共に親が求める理想の家族像に悩まされ、一方はそこから逃げ、一方はそこにおさまろうともがいている。「正しい家族って何だろう」と考えれば考えるほど、泥沼にハマっていくような感覚。新入生合宿、学園祭など学校行事に参加し様々な人に出会ったり、悩み抜いて絵を描いたり、将来に不安を感じたり、大学生活を精一杯生きる中で、2人がたどり着いた結末は。正しさの先に見つけたものに光を感じた。
0255文字
taiki
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美大を舞台にした大学生の苦悩のお話。 自我が弱いアイデンティティ弱者の苦しみと逆のアイデンティティ強者の苦しみが両方あるけど、強者の方が自殺考えちゃうぐらい苦しいから、アイデンティティがないと言っているうちはカワイイもの。 作者はアイデンティティ弱者に対して、厳しい現実を突きつけるのが好きなS体質なのか、逆で作者が弱者側でM体質なのかは気になるところ。 そして、強者であるはずの先生が「家族とかどうでもよかったはずなのに、いざ失ったら絵が描けなくなった」のリアル。 結局、みんな弱い。
0255文字
jun
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★★★
0255文字
ちょこまーぶる
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読後はホッとした一冊でした。美大生の学生生活や家族関係の中での痛み・葛藤と少しづつその問題がほぐされていく過程に付き合って、辛さと安堵感の両方の感情を抱きながら読みました。主人公である友親と先輩の家庭環境の影響で惹かれ合ったのかもしれませんが、ある意味屈折した家庭環境に自分たちなりの折り合いをつけながら送る学生生活でも様々な経験をしていく彼らは物凄く成長しているんだろうなと思いますね。そして、屋上でのシーンでの彼らのやり取りに固唾をのんでしまっていました。映像にしても素敵だなぁ~と思う一冊でもありました。
0255文字
りょう
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それぞれ家族との距離をうまくとれないでいる2人の美大生の物語。正しい家族ってなんだろうな、正しくなくていいんじゃないかな、仲良しじゃなくていいんじゃないかなあ、と思えてきた。
0255文字
nami1022
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ネタバレ額賀先生の作風でしょうか。センチで、一見爽やかそうなタイトルの割に重たい内容。親の再婚、実家が変わる、家に居場所が無くなる、親の都合と子どもの心情、たぶん答えはないのでしょうね。受け入れて割り切るか、若菜や涼のように受け入れられず距離を置くか。何はともあれ、友親が屋上で絞り出した「・・・死なないでください」には涙しました。
0255文字
jasmine
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ネタバレ美大に通う登場人物達の、『価値観』がテーマの物語です。 家族の形、作品を作ること、死について、プライドetc…それぞれの理想の形があって、考え方があって、その価値観の相違をどのように埋めていくのか。人と関わることの難しさを改めて感じました。
0255文字
肉球は世界で一番かわいい形
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シュワシュワとはじける一冊。絵を描く楽しさとそれ以上の苦しみと。だけどなにより涼が気になる。とった行動は許せるものでは決してないけど、なんだか分かる。正しさを受け入れられない不器用さに惹かれて彼女の話の方を読みたい。
0255文字
cherry
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たまたま同じ学生寮で、同じように家族に鬱屈を抱えている二人。 いい年して再婚に納得できない男達に、ちょっとイラつく。学生時代なら、共感できるんだろうな。
0255文字
nknkmr
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ネタバレ美大に入学したばかりの友親が、大学で知り合った若菜先輩とともに時間を過ごすうちに、若菜が心の奥底に抱えた何かに気づいていくようになる。家族との軋轢や恋人との別れなどに苦悩する切ない若者たちを描く。タスキメシ、転職の魔王様、完パケなど額賀作品を何冊か読んだが、その中でもあまり共感できない部分の多い作品だった。
0255文字
nonoko✩.*˚
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美大生たちの日常。繊細に光る青春。その中に見え隠れする謎と不穏な空気。後半転がるように進む物語。どんな理由でもいい、どんな思いを持ってたっていい、正しくなくてもいい。クリームソーダの炭酸のように繊細でパチっと痛い。シュワっと消えてなくなる。そんな儚さの中に美しさの見える作品でした。
0255文字
みやち🐹
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本当に複雑な人間関係の連続でした。青春は苦くて甘酸っぱいとはいうけれど、まさにその固まりという感じ。学生らしく生き生きと、作品と向かい合うときは文字通り全力で、時には死さえ感じさせられました。特にゴーストの辺りはぞっとしました。誰しもが三宅先生のようになる可能性はある。けれど若菜さんや友親には書き続けてほしいなと思ってしまう。二人にはこちらが応援したくなるほどの人としての魅力がありました。登場するアパートや部屋、絵を見てみたくなりました。
0255文字
はる
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想像よりも重くて時に苦しくなるお話だったけれど文章が好みで読みやすかった。 プールでの若菜とヨシキの出会いのシーンがとても印象的だった。夏の空気感、プールの匂い、その場に自分がいたような感覚を味わえた。 時間をおいて読み返したい。
0255文字
かおる
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額賀さん若いのにいい作家さんです。これからいろいろ経験を積んで世界がもっと広がっていったとき、どんな作品は生まれるんだろう。楽しみです。家族って何だろう。正解ってあるのかな。ゆっくり考えていきましょう。ちょっと影ある若菜さんかっこよすぎ。伊坂幸太郎を思い出しました。
0255文字
rubi
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「正しいことなんて、別にそこまで大事なものじゃないんだから。ドロップアウトしたくなっちゃうくらい正しい自分なら、いっそ、間違った自分で気楽に生きていけばいいんだよ」 ソーダ水のように美しかったあの景色、あの日のプール絵を若菜さんは描けたのかな。その後が気になりました。 それと、白いクリームソーダ飲んでみたくなった。
0255文字
忍者マスター
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家族に対するトラウマを抱える主人公・友親と先輩・柚木さん。彼らと周囲の人物。終盤までの友親の「家族は仲良くなければならない」という価値観の押しつけ(特に義姉の涼に対する)にはイラっとした。私自身も実親への憎悪が強いので、友親を忌み嫌う涼に対して、彼女の気持ちが分かるような気がしました。全体的には下宿美大生の青春群像作という感じです。
0255文字
GORIRA800
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けっこう充実してそうな若菜にも友親と似たともいえる悩みがあった 親との関係という大学生になって答えを出さなければならない問題 親という本来誰よりも大切にしなければならない、大切にしたいといえる存在に無理に距離をとる答えを出すと苦しいんだろうなあ 華やかで甘く映る大学生活の物語も問題があるのを見ると違う印象になるなあ
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