マザーズはベンチャー企業対象の後発市場で、1999年11月にできた。ベンチャーとは「冒険」の意味。これから新しく挑戦しようと誕生した会社のことだ。そうしたベンチャー企業が、株を売って資金を集めやすくなる環境をつくろうと生まれたのがマザーズだ。「マザーズ」とは、「新興企業市場」という意味の英語、Market Of The High-growth and Emerging Stocksの頭文字などを集めた「MOTHERS」のこと。伸び盛りのベンチャー企業を育てる〝母親〟になろうという期待が込められているのだ。