形式:新書
出版社:朝日新聞出版
形式:Kindle版
【備忘雑感】 『ネット映像配信会社の隆盛で最も慌てているのはハリウッドの映画・ドラマ制作会社(スタジオ)』 ①ネット配信事業が勃興隆起するにしたがって、ケーブルテレビや衛星放送の視聴者が減少している ②ハリウッドのコンテンツ制作会社は押しなべて傘下にケーブルテレビや衛星放送会社を有している(発信媒体を自前で持っていた方が何かと有利) ③だからネット配信事業が隆盛するとハリウッドのスタジオは利益率を低下させる ④そこでハリウッドの押しも押されぬ大手であるディズニーと21世紀FOXが合併して業界再編
『ビッグデータの利便と恐怖と』 確かにネットでコンテンツを鑑賞できるのは便利だ。だがネットは双方向通信であり、「消費者がどこで番組をみるのをやめたか」などのデータが配信企業に筒抜けである。この情報をカネにするのが彼らのビジネスモデル。だからアマゾンプライムビデオやネットフリックスは「月会費約800円で見放題」といった破格のプライシングを行っているのだ。この個人情報を商品のクオリティー向上にのみ利用してくれればいいのだが…そうは問屋が卸さないだろう。目先の利便をとるか?プライバシーを守るか?それが問題だ。
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