形式:新書
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
形式:その他
【雑談】読んでいて、制度や組織など仕組み的な目線での話やデータに基づく根拠づけなどと、逮捕ありきで取り調べをした検察側の人への恨み節などがほとんどなく、そうならざる負えないような組織的な体制や慣習などを批判している点を見ると「人を憎まず、仕組みを憎め」という姿勢が徹底されていて優秀な方だなって思いました。どうしても被害にあうと恨み節や加害を加えた人への個人攻撃になってしまいがちなので。
一時期は追い込まれ続けた村木さん、凄みのある方ですよね。本書き続けられているとは知りませんでした
井上裕紀男さん、コメントありがとうございます。公務員退職後も活躍されているご様子ですね。ぜひご一読ください。
「同じような人間ばかりが集まった極めて同質性の高い組織の中で、組織の圧力から生み出された『常識』と、社会の『常識』とが、いつの間にか、かけ離れてしまっている」「調書は怖い、信用できない。いかようにも作れる調書だけを読んでいたのでは、真実は見えてこない」「自分たちの建前と本音と、他の建前と本音のズレに気づいていない」「悪意でなくても」
「悪意でなくても、仕事熱心なだけでも、失敗や間違いを犯してしまう」「」
【メモ】(p.92) 生きていると、自分の意志では避けられない困難に遭うことがあります。それ自体は避けられないとしても、困難への対処の仕方は自分で選ぶことができます。
この本の中で出てきた『失敗の科学』マシュー・サイド著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『生き心地の良い町』岡檀著(講談社)を読んでみたいと思いました。
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