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奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの

感想・レビュー
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ちゃとら
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【図書館本】書店経営に興味があり手に取った。札幌の「くすみ書店」2代目店主、久住邦晴さんの話。倒産寸前に読んだ神田昌典氏の『あなたの会社が90日で儲かる!』からの奮闘記。「なぜ売れない⁈文庫フェア!」「本屋のオヤジのおせっかい中学生はこれを読め!」など周りを巻き込んで積極的な経営をしてきたが資金繰りの苦しさが付きまとう。白血病で息子を亡くし、奥様も癌で他界、ご本人も享年66歳。この店に行ってみたかった。仕入れ値も在庫も重い負担になる個人経営の書店が、生き残る仕組みができないものかと強く思った。
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思索する集団『思索の蒼穹』代表
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 「ハーレムの闘う本屋」はとても心揺さぶられた一冊ですが、本作で著書の久住さんの本屋を通しての活動に同じくらい心を動かされました。現在、本屋で生計をたてられること自体が奇跡なのかもしれません。本書から久住さんは本に救われ、本で人を救おうとされてきた印象を受けました。  久住さんご自身の奇跡の本屋は実現できなかったのかもしれませんが、久住さんの本屋で出会った本に救われた方々や、久住さんの影響を受けて本に係る仕事をされている方々は決して少なくないことでしょう。それは奇跡と呼ぶべきものに違いありません。
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Pekoちゃん
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久住さんの「本📕」に対する愛情と本屋の大事さ、本を読む事の大事さに 濃厚な感動をもらいました
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かんろ
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地元の本屋さんが奮闘する様子に、本や本屋て特別だなと上京前の地元の小さな本屋さんを思い出した。書店経営て難しいんだなとひしひしと伝わってくる本だった。 基本は大型書店派だけど地元の本屋さんにも足を運びたくなった。(どこにあるのかよく知らないけど) あと、新潮文庫の流通ランク付とかはじめてしって興味深かった。
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chips
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図書館本。札幌にこんな書店があったんですね。とても熱い心を持たれた店主、久住邦晴さん。書店経営は本当に大変そう。私も最近は地元の本屋さんで買うように努めています。解説の中島岳志さんの言われる、「セレクトショップ本屋の、書店主の自意識を見せられているような感じ」も悪くないと思うけど、そんな面倒臭さのない、安心感のある町の本屋さんも良いですね。久住さんが「本にはすべての答えがある」と思われてたそうですが、私も何度も本を読んで気持ちが落ち着いた事があります。これからも本を読もうと思います。
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鉄之助
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そこには、確かに「奇跡の本屋」があった。2015年まで札幌市にあった、くすみ書房。「なぜだ!? 売れない文庫フェア」など多くの企画やブックカフェを併設した、注目の地方書店だった。中島岳志さんの「解説」がまた良い。この書店主と直接出会い、翌日書店を訪ね、「この町に住もう」と近くのマンションを即決。書店主の「自意識過剰」に陥ることなく、安心できる本屋、その愛が詰まった1冊だった。
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キヌモ
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本屋が危機だと言われて久しい。本来どういう本屋が必要なのか。中高生が読むべき本や売れない文庫本の中に読むべき本があると提案して行き闘い半ばで亡くなった久住邦晴さんの熱い思いをまとめた本。人と本との関わりというものを改めて考える機会になった。最終章に中高生が読むべき本を挙げている。しみじみとわかる。
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夜長月🌙@読書会10周年
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書店の数がどんどん減っています。ここに様々なイベントを企画して奮闘した北海道の書店の記録があります(今はもうありません)。「売れない文庫フェア」「本屋のおやじのおせっかい。中学生はこれを読め!」「小学生はこれを読め!」などどれも個性的なイベントです。しかし、経営は火の車でした。個人経営の書店は資金繰りが行き詰まります。返本制度がありますがまずは購入額を支払わなければなりません。返本してもお金になるのは1ヶ月後です。苦難と奇跡の連続であった一書店の歩みを書店に行くたびに思い起こすことでしょう。
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kame
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町の本屋が厳しいと聞く。だからこそ、「成功例を知りたい」と思って前情報なしで図書館で手に取った。結果、成功例とは言えない1冊だった。でも、本を、本屋を愛する大切なことを教えてもらった気がする。「書店が好き」などと言いながら大型店ばかりに行っていた気がするなぁ。町の本屋に足を運べば、画一的なラインナップの大型店では得られない出会いがあるかもしれない。…けれども、これだけの面白い企画を仕掛けたくすみ書房でも生き残れなかったのなら、町の本屋が生き残る方法はどこにあるのだろうか?
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とーる
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ネタバレページをめくる手が止まらない。そんな本が時々ある。あっという間に読んでしまった。本への愛と信頼が感じられる店主の言葉「本にはすべての答えがある」にその通り!と深く思った。そして町の本屋さんの経営の大変さや、売上優先の経営のため、良書が絶版になり消えていってしまう業界の流れも初めて知った。本が好きだから本屋さんをしているのかという事にも、ナゼか今まで気づかなかった。講演会で店主が語った原稿に、読んでほしい数冊の本の紹介があった。読書の素晴らしさを知っている方だったんだなぁ。
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みにもる
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クラファンって、ありがたいのとプレッシャーとで諸刃の剣っぽいなあと思いました。
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クマリカ
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強くおすすめします 北海道のそれなりの歳の本好きなら多分知ってるであろう書店と選書についての話 すごく興味深いのだけど読んでいて辛い 人生も終盤に入ってじり貧の書店経営をなんとか建て直そうとする苦闘 正攻法だけではなく夢想的な試行錯誤 一時は光が射すのだけどやはり先代からの借入金の重荷に堪えられなかった 経営判断への後悔は無く常に先を夢見ていた 閉店や倒産や資金不足など糞も問題無い 夢と希望とやる気さえあれば あと健康...これは運命で仕方ないけど
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ちーすけ
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古本イベントで偶然目について購入 読み始めたら止まらず、一気読み! とても面白かったです いろんな企画や、人との出会い、そしてうまくいかないことも多かったけれど、最後まで夢に向かっていった店主の人柄に惚れました 本好きには、たまらない一冊ですよ
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momonnga
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確かに近所にある本屋はTUTAYAや全国展開してる大型チェーン店ばかりで個人経営の本屋は見かけない。ネット販売もある今は本を売るのが難しい時代になっている。そんな中で息子さんや奥さんを病で亡くしながらも「売れない文庫フェア」や「中学生はこれを読め!」といった面白い企画を作り奮闘されてきた久住さんには頭が下がります。地元に愛される本屋って本当に貴重ですよね。いかに本屋経営の大変か分かる一冊でした。
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月華
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図書館 2018年8月第1刷発行。9月第2刷発行。11月第3刷発行。このような本を読む度に、図書館にお世話になっているのが申し訳なく思います。
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瑚
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何年か前 刊行された時に買っていて 今だ と思い読んだ ほんもの の本に出会った時のえもいわれぬ気持ちが存在すること ひとりの人間に出会うべき本があること もっとたくさんの人たちに知ってほしいし 必要なひとのもとへ必要な本が届くようがんばりたい くすみ書房に行ってみたかったし 中高生はこれを読めは久住さんのはじめたことだったんだ 本をまもりつないでゆく気持ちを途切れさせたくないとおもった
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黒頭巾ちゃん
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▼売れない本特集、中高生に読んでほしい本特集など、アイディアがよい▼ビジネスモデルとして、儲かりにくいので限界がある▼本屋が生き残るには難しい▼筆者も息子や妻と同じように病で早く死んでしまうのは辛い。人生は見じと改めて思った
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じーも@この度本屋さんとかを開きました
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まちの本屋、ある人の物語。生き様というかその人となりというか。現代の出版社との直取引が出てくるまでの苦労がよくわかる。そして今の出版社など、力を合わせて仕組みを変えようとしていることを改めて実感。
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takao
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ふむ
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こあら
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本当に、大型書店ばかりになった。本が好きなだけでは、成り立たない。紙の本は、作られ続けて欲しい。このわくわくする気持ちが、贅沢なことになりつつある。
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fs_htnk
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ここに書かれてることの何百倍もいろんなことがあったんだろうなと思う。本を売るとは一体何なのか。その一端を垣間見ることができる。
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電波時計
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かつて札幌にあった街の書店「くすみ書房」店主の遺稿。解説は久住さんと交流のあった中島岳志東工大教授。本と本屋に対する久住さんの真摯な思いが綴られている素晴らしい本だった。一方で自転車操業のような書店経営の脆弱性も綴られているが、これは一店主の力ではどうにもならない出版業界の構造的な問題なのだろうか。久住さんの目指していた理想の本屋が見たかった。
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レモン
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小学生の頃から、お小遣いがたまると書店に行き、お目当ての本を買う、大人になっても基本的な習慣は変わっていません。久しぶりに通る道に見慣れた書店がなくなっていることに気づくと、とても寂しい気持ちにさせられます。本好きにとっては、色んな意味でたまらない本なのでは?と感じました。
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花男
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感動。 図書館ばかり本を借りている自分を反省した。 本屋さん程工夫のいる商売はないし、人柄に触れられる本屋さんがあれば行きたい。
花男

やらない言い訳はしない。

06/21 22:16
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みゃ~
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前書きで「今はもう無い書店の亡くなった店長の話」とある。札幌の琴似で70年以上続くくすみ書房。慢性的な赤字に苦しみながらも「売れない文庫フェア」や「中学生はこれを読め!」などのイベントを行い、マスコミにも取り上げられ、それでも苦しいままの経営…。ネット注文だけでなく地下鉄の延長や大型書店の出店など自分ではどうしようもないことに左右される売上げ。展開が早くてテンポよく読めたが実際はかなりしんどかったんだろうな…。読んでいると町の本屋さんが存在すること自体奇跡的なことに思えてくる。
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Yui
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「一万円選書」サービスを利用してみた。本屋さんになるのが夢とカルテに書いた。ふやふや堂さんに選んでいただいた素敵な本たちの中に、この一冊があった。冒頭から、店主さんが亡くなった本屋さんの記録だと書いてあり、絶対泣くじゃん、と思いながら読み進める。泣いた。感動的なところはあえてここには残さずに、経営面での学びを記録しておく。やっぱり本屋は薄利なので、売り方を相当工夫しなければいけない。置きたい本を置く、文化を発信する場所にする、子供、学生が読みたくなる本を置く。私が目指す本屋の解像度がかなり上がった。
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つー
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度重なる困難に見舞われても、最後まで本の持つ力を信じ、町の本屋を残そうと奮闘し続けた久住さんの生き様に感動しました。私自身も偶然手に取った1冊の本がきっかけで、本にハマり、価値観や考え方、進路などが大きく変わりました。「本には人生を変え、奇跡を起こす力がある。」久住さんも述べていたこの言葉を私も強く信じています。私事ですが、今年から書店に就職し、将来的には人生を変える本と人との架け橋になるような本屋をつくりたいと考えています。久住さんの本に対する熱い思いを受け継ぎ、また次の世代へ伝えていきたいです!
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Arata Fujimura
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感動した。「本にはすべての答えがある」「本の力を信じている」。もうしばらくは、本の力を借りる側で頑張っていきたいと思うけど、いずれは本の力で人を助ける側にまわりたいって漠然とした思いを持ってる。「やらない言い訳をしない」ようにしていきたい。
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waon
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『一万円選書』読了後、積読を思い出して読んだ。どんなに工夫を凝らしても、やはりまちの本屋は厳しいんだなと。コミュニティ本屋のアイデアに『人新世の資本論』を想起した。解説を寄せている中島岳志先生のいう「書店主の自意識」を見せたい本屋、わかる〜
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知恵
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帯コメ|久住さんは、生きてます。まだ、挑戦しています。最後まで諦めない事が、支援者への1番の恩返し。 読書コメ|リアルで応援できないから、町の本屋で書店員さんが作った棚をしっかり見て、心が動いたら買います!そこは真剣勝負です。
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black_black
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まちの本屋の経営危機に向き合い立て直そうとした筆者の自伝的ドキュメント。 人情味あふれる文章とエピソードに心温まるものを感じる一方、個人経営で書店を営むことが経営者のアイデアや人となりだけでは成り立ち得ないことも伝わってきて、何とも言えない気分にもなってしまう。私の住む街にも個性的な本のセレクトショップがあるが、何処かとがっている部分があって、ある一定の顧客はつかめるだろうけども、そういうものを好む客層以外に継続的にアピールしていくのは本当に骨が折れることだろうと想像する。
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ぽんぽこ
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ネタバレこのご時世ですから本屋の経営は難しい。それは分かっていたのに、この「くすみ書房」の奇跡が永遠に続いてほしいと願いながら読んでしまいました。結局お店は閉店してしまい、新しく造る予定だった本屋を見ることなく著者は亡くなり、この原稿も途中で止まっていて、ああ奇跡とは繰り返し起こらないものなんだ、と悲しくなりました。くすみ書房のような本屋はいつまでも町を支えていてほしいし、本屋という存在そのものも永遠に生きながらえてほしい。この世から本屋が無くなること、それこそが世界の終わりなのだと思います。
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moonanddai
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「札幌の街に、くすみ書房という本屋がありました。」売れない文庫フェアや、中学生はこれを読め等々の刺激的なイベントを繰り広げてきた「本屋のオヤジ」の壮絶な絶筆…。本屋の経営は大変大変とはよく言われますが、ここまで大変とは…。毎月何百万円の請求が続く経営、でもそれを乗り越えようとする熱意には、(今更ながらで、非常に忸怩たる思いが強いのですが)頭が下がります。ただ、店をつぶした後でも、新たな店を立ち上げようと「構想」していたそうで、実現してほしかった。
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はる
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読んでて終始胸が熱くなる。消費者が購入する場所を選ぶということはモノではなくストーリーを買うということ。繋がりたい場所を自分で選ぶということ。便利になってるはずなのになぜか幸せではない世の中で、そんな繋がりが増えることが幸福度を増してくれる気がする。
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バスチアン
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街の本屋さんが消えていく現状を憂い、いつか街の小さな本屋さんになりたい…などと淡い夢をいだいている。 久住さんの本に対する情熱に心動かされるものがあった。本屋経営の厳しい現実をも突きつけられた。
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ソフィ
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図書館で目が合って。すごくいい企画、やった波に乗った!と思ってはまた沈み、最後は・・・・・・。「本はどこで買っても同じではない。どこで買うかを含めて、本への関係性が変わる」のはその通りなのだけど、ここで買いたいと思わせるにはよほどのストーリーが必要。書店の経営システムそのものの改革が必要なのだろうけれど。
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速読おやじ
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街の本屋さんがどんどん減っている。本屋好きとしては残念な事だけど、そういう自分もAmazonで買ったり、電子書籍にしたり、結局大手書店に行ってしまう。そりゃ、地元の本屋さんは商売できないわけだ。ここに出てくる、くすみ書店さんは閉店の危機を乗り越えるべく、売れない文庫フェアとか、中学生はこれを読めとか、朗読会など次々とアイデアをヒットさせ、お客様を呼び込んでゆく。そんな最中で、息子と奥様を病で亡くしてしまう。絶望の中でも夢を追い続けた久住さん。タイトルの奇跡の本屋は作れたのか?本屋好きなら共感できます!良書
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lotta7
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「なぜだ!?売れない文庫フェア」なる面白い試みを実行した本屋さん。一気読みでした。久住さんの想いを継ぐ書店は現れるのだろうか?
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どんちゃん
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本屋ってあって欲しいけど、買う時はネットが多いのが現状。
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Tsubasa Kato
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ネタバレ​​「苦しくて、袋小路に入りこんだとき、本を読むことで心の間口が広がったことが、人生には何度もあった。大きな海に出るような本との出会いを、地域の大人として何とか応援したい」 ​​(137)
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