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子どもの英語にどう向き合うか (NHK出版新書 562)

感想・レビュー
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Masaki Sato
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子どもの英語教育について、あまりにも早い段階での英語塾なんかより、絵本の読み聞かせや外遊び、多くの刺激を与えてあげる。お子さま英語はできてもそれそのまま言語運用能力にはならない。必要になったら意欲的に学習できるベースを作ってあげて少なくとも英語嫌いにならない程度になれば充分そう。ジョン万次郎はバーバルコミュニケーションは完璧だったが外交文書など文章を扱うのはそこまでレベルは高くなかった。戦中は敵性言語として民間では排斥されていたが学校教育や高等教育の中では教養主義的な高度な授業も行われていた。
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みみずく
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英語教育史から子育て論までとても興味深く読みました。まずは母語が大事ですね。鳥飼先生が子ども時代に英語の発音を先生に叱られて英語嫌いになりかけた話や、やる気ゼロだったという話には驚きました。子育て中、色々悩み迷う事が多いのですがちょっとしたヒントにもなりました。「自己効力感」「自発性・内発性を大事にする」「子どもが生来持っている力を信じて自ら伸びていくのを見守る」
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とりぞう
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「英語を自在に操れる人は、それだけの努力を自分でしているのです。にもかかわらず、学校教育だけで流暢に話せるようになるかのような幻想を持っているのが、根本的な問題なのです」なんて話など。ごもっとも(笑)。ぼくも聞ける限りのラジオ講座のスキットを全部暗記してたよ(^^)。てか「学んでも英語ができない」というけれど、「学んでも数学ができない」人だってたくさんいるのにね。
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ササガキ ルマタ
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ネタバレ英語の教育史的な話や、早期教育など。戦時中も英語を学んでいる学校があったことや、むしろエリートは学んでいたことは知らなかった。ジョン万次郎みたいに英語の発音が良くてもダメなこと。強制的に学ぶより、自由にのびのびさせているほうがあとから差がつくこと。英語には特化してるけど、教育全般の話。乳幼児だけの話ではないが、勉強になった。
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nasbi
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ネタバレ教育というのは学校でも家庭でも、結果が出るまでの時間が長いので、失敗したと気づいたときは遅いこともあり得るでしょう。子供の人生は子供の物と悟り、人間として真っ当に育つように見守る事で十分に教育責任を果たしているのでは。子供が生来持っている力を信じて自ら伸びていくのを見守るのは親の忍耐力が試されるが、それこそが子育て。あるノーベル賞受賞科学者は「全ての子供は生まれながらの科学者なのに、周囲の大人が寄ってたかって駄目にする」と。言語とは一生を通して学ぶもの、母語の重みを認識し、英語学習だけを焦る必要はない。
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Nobu A
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鳥飼玖美子先生著書9冊目。2018年初版。早期英語教育の賛否両論を散々目にし、それを横目に文科省が導入した現在、周りも含む当事者がどう向き合うべきかをずっと考えていた。答えは本著にある。戦時中、政府の敵性語に関するダブル・スタンダード。明治時代にも一度実施された小学校英語教育。ビジネス界が望むグローバル人材養成。国際共通語の変遷。様々な思惑に振り回されず、子供が持つ言語に対する鋭敏な感性を信じ、主体性や自律性を育成する大切さを奨励。私の原動力は米国留学時代の自己効力感。「俺もやれば英語出来るじゃん」って。
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Riopapa
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少し小学校教員養成に関わっていることもあり、非常に興味深く読めた。発音について、あまり時間をかけていなかったが、今後は重視することにしたい。
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本命@ふまにたす
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発達心理学や教育史などの知見から英語教育について論じる。著者の主張はともかく、日本の英語教育について触れた箇所は参考になった。
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アルカリオン
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p96「戦時中、英語の使用は禁止された」というのは有名な逸話だが、当時の政府はダブルスタンダードを採用していた。一般国民に対しては米英への敵愾心を煽るために英語使用を禁じたが、その一方で中等教育以上を受けるエリートに対しては広い視野で世界を学ばせる為にきちんとした英語教育を行っていた▼p94 夏目漱石によると、英語力の低下は「日本の教育が正当な順序で発達した結果」であり、当然の帰結である。自国語で高等教育を実施することは独立国としての最低限のプライドであり、「英語の知識位と交換のできる筈のものではない。」
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Hugo_Kirara3500
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小学校の英語教育は人材面で急ぎすぎ準備不足の感があって「教職課程で音声学をしっかり学んだ教員が小学校での指導を担当するまではリスニング教材を聞かせるだけにするしかないでしょう」とあり事実上素人である現在の先生たちに代わって英語のプロが小学校に入ってからが本番ですがそれが実現するのが早くても今(2020年前後に)生まれた赤ちゃんが対象になるでしょうか。
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ゆかり
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"せっかく英会話を小さい頃から習わせても、中学での英語には役立たないと、いう事実に落胆なさったでしょうか。" いえ、全然!! 小さい頃は英語を嫌いにならなきゃOK。願わくば(高校生位で)英語で読むことを楽しむようになってくれればなぁ。
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mitsuya
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まあだいたい私の思うところと同じ。しかし他のことにも言えるけれど、一番読んでほしい人に限ってこういう本は読まないのであるよ。
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iiniku
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内村先生からのお勧め本。 英語という言語を習得することとの向き合い方を教えてくれる本。 子供が学びたいと思ったときに学び方が分かったり、学ぶ習慣ができている状態にしておくことが親の努めということだろうか。 子供の自主性を育てるということはつまり、さまざまな意味で子どもを信用するということなのだと思う。といいつつもいろいろ口を出してしまうんだろうなぁ。
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いちは(精神科医)
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英語の早期教育には反対派。我が子には英語より国語をしっかり身につけさせたい。ある日、英会話のセールスがきて「小学生の英語教科書です」と出したプリントに「住んでいる町を英語で紹介しよう」とあった。妻が「アイリブ……」と言ったきり止まるので「まず日本語で紹介してごらん」と促したら、日本語でも難しいと判明。住んでいる町の紹介なんて、咄嗟にはできないものだ(引っ越し直後だったし)。危機感を煽るセールスに騙されてはいけない。本書で、言語力を「会話力」と「学習言語力」に分ける考え方を知り、とても勉強になった。
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Roy
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前作の「英語教育の危機」の著述にあたって、作者は日本の英語教育について諦めの気持ちに覆われている様子であった。日本の英語教育について厳しい認識を持ちながら、そうは言っても現実問題として親は子どもをその中で育てていかないといけない悩みを抱えている。そのような声を聞くなかで、どう向き合うべきかを専門家の知見をもって答えてくれている。厳しい意見を持ちながら、このような内容で答えてくれようとする著者のやさしさを感じる一冊。ひとりの親としても大変ありがたい。
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エンジン
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子供への教育で大切なことは、放っておくことだ。 英語教育だけでなく、全体の適切な教育方法を知ることが出来る。 子持ちの親だけでなく、大学で教育学を専攻している方々にも是非読んで欲しい本だ。
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まるたろう
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著者が言いたいことは「小学校から英語の授業を導入するよりも母語をしっかり身に付ける事」、「外国語として英語を学ぶには読み書きの基礎をしっかり学ぶことが大切」の二点をに集約されると思う。正論だと思う。夫婦で子供の英語についてどっしり構えることが重要。 本論とは直接は関係ないのだが、日本の英語教育の歴史を説いた章がとても面白かった。
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Munedori
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日常的に英語を使う機会の少ない日本で、小さい頃から英語を勉強したところで、必要性に欠けるとずいぶん前から思っている。小学校低学年までに習う意義があるとしたら、日本と違うものがあることを教えるくらいか。見た目の違いも含めて。むしろ、英語の教え方を身につけていない小学校の先生がかわいそうで仕方がない。中学の英語教師すらレベルが低いのに。
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tt
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英語をどうするかというよりもっと大事なことが書かれていた。「共有型しつけ」等、大変勉強になった。
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sbtk
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政策を決めている人たちの英語コンプレックスに巻き込まれてるのかなあという気がしてならない。 早期英語教育について聞かれることも多いけど、とりあえず今までと変わらず読み聞かせたくさん、時々チャンツや歌や絵本で触れる程度で十分。そして頃合いをみて日本語以外の言語でコミュニケーションするところへででかけたい。(そろそろ海外いきたくてうずうず。)
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みずきはは
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帯の「英語塾に焦って行かせなくても、大丈夫❕母語を育てることが、将来、使える英語につながります」がこの本のすべてを表していると思います。お役所がどのようにして小学校に英語を導入しようとしているのか、日本の英語教育の歴史とともに解説してくれています。なんか英語、英語って、ナントカ健康法みたいだなと思ってました。使える英語は必要に迫られれば、大人になってからでも身につくし、言語の習得は一生かかるくらいの息の長い学習なんだと再認識。子どもうちは、母語との違いに気づいたり、英語に抵抗感をなくしての土台づくり。
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ぷぅ
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どう向き合うかというタイトルの答えとしては、子どもの英語教育を早期に始めることは対して重要ではない、ということか。それよりも日本語をしっかり定着させることや、英語嫌いにならないようにすること、本人が必要に迫ればいつでも習得していけると。発声学を学んでいない公立小学校の教師に英語を習って、正しい発音の英語が話せるようになるとは思わない方が良い。英語の素地を作るのが小学校英語だと。
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アリーマ
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小学校英語の導入にずっと反対の論陣を張ってきた著者。結局施行導入されてしまった後の現状を踏まえた論。親は子供の英語教育とどう付き合って行くべきかを、非常にわかりやすく説いている。義務教育の英語ばかりが何故か実用実践を期待されてしまう謎のハードルの高さやら、幼児に対する早期英語教育の迷走やら、色々と共感した。日本の英語教育史も概説していて興味深い。ジョン万次郎の英語力に対する評価、というエピソードが特に面白かった。子供のいる人もいない人も、英語教育の在り方に興味を持つ人々に広く読まれてほしい。★★★★★
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Pideki
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私の周囲でも子どもが幼児期か小学一年生くらいで英会話を習わせ始める親がいて、私はなんとなく違和感があり、自分の子には英会話よりも日本語の本をたくさん読ませている。でもそれで良いのか?英語はやっぱり早いうちに習わせた方が良いのか?その答えが知りたくて、この本を読んでみた。他の考え方ももちろんあるだろうが、英語の偉い先生が幼少期に英語を学ばせる意味がないと言うのだから、私は安心してその考えに乗っかることにしました。知り合いのLA在住日本人も同様のことを言っていましたし。
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華形 満
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どうして子どもにあれこれと教育科目を詰め込むのか?お役所的発想を子供たちに押し付けて貰いたく無い。鳥飼先生ご自身も異論を呈していらっしゃるのが何より真実を物語っている。先ず、どうして英語が必要なのか?きちんとエビデンスとして答えられる親がどの位居るのか?小学生から英語教育を義務化するのが果たして正解なのか?から再考して欲しい。意義を誤ると、英語嫌いの子達を量産する悲劇に繋がりかねないと痛感する。本書は、英語教育の歴史についての解説のボリュームを大きく取っていて、タイトルについてはほんの僅かだった印象。
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くま
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2020年の小学校英語教育に向けて関心が高まっている。 多種多様な価値観が広まり、1つの会社で働き続けなくなった若者。それに合わせて会社も社員を育てることをしなくなり、即戦力をもとめるように。だから、英語ぐらい使える若者を育てろと政府と通じて圧力をかけ、結果、日本の教育が変化する。これってなんだか変だな~。 その一番ターゲットは英語教育です。大学入試も業者が行うテスト任せの部分もあり、今後、企業と役人の癒着なんて問題につながるのではないか?と心配になる。
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くまさん
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小学校の英語がどんどん増えている。本当に必要なのか。豊かな未来が待っているのか。学校は,時間がなく,行き詰まっている。鳥飼先生は,どう考えているのか知りたくて読みました。英語だけに目を向けるのではなく,子育ての一つとして子供の成長の中で考えるというスタンスに賛成だ。今後どうなるかは,不安がいっぱいだが。
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