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小原古邨 花咲き鳥歌う紙上の楽園

感想・レビュー
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🐚
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新版画時代は息を呑む鮮やかさ。私はこの頃が好きだなあ。特に「蔦に四十雀」。日本画の淡い色合いの再現に努めた時期と、新版画のぱきっと色が乗った時期のどちらも追えたのがよかった。
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Y
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★★★★★
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蘇芳
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近くで見るとけっこうざっくり描いていたのが印象的だった。
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内島菫
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鷹が雀で腹を温めている「鷹と温め鳥」と、狐が蓮の葉を被って二足歩行のような踊りを披露している「踊る狐」が、どこか空想的でありながら静謐さと落ち着きを感じるところが面白い。先人の絵をお手本にしている部分もあるが、古邨のあたたかい眼差しを通して描かれた鳥たちの佇まいには、鳥としての確かな存在感がある。特に雀や烏、鳩といった特別ではない身近な鳥たちの、可愛らしくユーモアがあり、擬人化ではなくあくまで鳥としての意思を持っている姿は見ていて飽きない。
内島菫

昭和期のいわゆる新版画としての作品では、画面全体がデザイン的でモダンな雰囲気に変化する。これは版元の戦略らしいが、それによって古邨の新たな魅力が引き出されているのが素晴らしい。

06/06 22:28
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zoma
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美術展で一目惚れし、その場で書籍購入。ときどき見るだけで癒やされる。
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石油監査人
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小原古邨(おはらこそん)は、明治時代末から昭和初期にかけて、活躍した浮世絵の絵師。花鳥画を得意とし、特に鳥を題材にした版画作品を多く残している。木版画とは思えないような美しい色彩と繊細な描写が特徴的。描かれた鳥や動物は、自然の持つ生命力や躍動感に溢れていて、日本的な詩情を感じさせてくれる。海外での評価は高く、コレクターも多い。ロートレックやモネ、クリムト、シーレなども彼の作品を収集していたという。日本では長く忘れられた存在だったが、平成30年の個展開催を契機に、人気が高まっている。
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Tetsuji Yamaguchi
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★★★★
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kaz
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小原古邨は、比較的最近、NHKの日曜美術館で取り上げられていた。クローズアップ、あるいは木目の跡を見れば確かに版画だが、ちょっと見ただけでは肉筆画と見間違えてしまいそう。鳥や虫が今にも動き出しそうな花鳥画と言っても過言ではない。大正・昭和期、新版画の華やかな色彩の作品より、明治期の落ち着いた雰囲気の作品の方が、自分としては好み。この本で紹介されている肉筆画稿は版画にするための原画として制作されたものとのことで、さすがに版画と比べると見劣りする。肉筆画稿以外の肉筆画も見てみたい。
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みずきはは
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日本にはまだまだ埋もれている画家がいたのですね。二十世紀前半に繊細で愛らしい花や鳥を描いた木版画で欧米の人々を魅了した小原古邨。色彩の美しさには、古邨はもちろん、彫師や摺師の技術の高さがうかがえます。今まであまり知られていなかったのが不思議なくらい。カバー裏の「踊る狐」が好きです。
とも

春の展覧会、前期後期と行ってきました。観察眼と、版画技術にため息でした〜

05/31 14:06
みずきはは

展覧会に行かれたなんてうらやましい~。

05/31 20:15
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ひなにゃんこ
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★4.5 近年注目されている小原古邨の作品集(太田記念美術館「小原古邨展」展覧会図録)。明治末期、国内の版画文化が衰退傾向にあり、主に海外に向けて販売されたため、国内では名が知られていなかった。花鳥画を中心にした木版画は繊細で優美。木版とは思えないほど微妙な濃淡や繊細な線まで美しく、彫師や摺師の技術にも感服する。解説も興味深かった。
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Tomo
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3月に太田記念美術館で鑑賞した小原古邨展を思い出しながら読了。前期は行きそびれて半数の作品を見逃したことが残念だったが、この画集(図録)で全作品を堪能できて良かった。花鳥画の美しい色彩と大胆な構図に見入ってしまう。鷺や鶴などの白い鳥たちのなんと美しいことか。桜と月を背景に急降下する「月に木兎」の躍動感、頭に蓮の葉を載せた「踊る狐」の愛らしさ、雪の中で静かに佇む「雪中群鷺」の美しさ、どれも素晴らしい。4月に訪れた都美のクリムト展で、クリムトが収集していた小原古邨の版画が展示されていたことも嬉しかった。
ゆか

Tomoさんおはようございます。Tomoさんはとても時間の使い方が上手なお方ですね😊私もこの展覧会行きたかったのですが行きそびれてしまい😢クリムトは行けました。Tomoさんの美術館情報とそれにまつわる書物はとても励みになります。川村記念美術館ちひろ美術館も行きたくなってしまってます。これからもいろいろ教えてください♡

05/12 08:44
Tomo

ゆかさん、こんにちは(o^^o) クリムト展、行かれたんですね❣️良かったですよね〜♡クリムト作品はもちろんのこと、分離派会館の壁画の再現も楽しかった😊川村記念美術館のジョゼフ・コーネル展と、ちひろ美術館のショーン・タン展も素晴らしかったので、ゆかさんも時間が取れればぜひ見てほしいです♪きっと、ゆかさんと美術の好みが似ているんでしょうね。お役に立てているのならとっても嬉しいです♡

05/12 14:27
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クサバナリスト
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大田記念美術館の展示の復習。よみがえってきた。
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K
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茅ヶ崎市美術館に続いて太田記念美術館でも!実物を見るようにはいかないけれど、動物たちの愛らしい表情を見るだけでも癒されます。
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さくは
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「小原古邨」展の展覧会図録。小原古邨(1877-1945)は明治末から大正、昭和にかけて活躍した花鳥画の絵師。水彩のような淡く美しい木版画。明治末から大正にかけて古邨落款の木版画、昭和前半の祥邨落款の新版画に肉筆画稿も。新版画のほうはより強い色使いとなっている。
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月と星
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★★★★花鳥が仄々美し。古邨は勿論,彫師や摺師も後世に名前を残すべき。日曜美術館で解説のあった『蓮に雀』。蓮に雀が乗ったため,葉の中央に溜まっていた水が雀の重さでバランスが崩れ下に流れていく様が凄い。他にも,片足立ちの鳥やちょこっと顔出しした蛙など,一瞬の切り取り方が素晴らしい。
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大臣ぐサン
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2019年太田記念美術館で開催された小原古邨展の公式図録。いつもは閑散としている太田記念美術館が人であふれかえっていてびっくりしました。若冲からこっち、これまであまり注目されなかった画家の再評価ブームですね。花鳥画の構図のすばらしさもさることながら、明治期の掘りと刷りの技術はもはや狂気といってもいい。
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へへろ~本舗
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太田記念美術館にて購入した図録。展示作品殆どが版画というが肉筆と遜色ない。彫師と摺師の技術、恐るべし。ただ、残念なことに図録では立体的な所がでないので展示会で空摺りやきめ出しの技法を見られて良かった。
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あおい
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いつか 刺繍帯にしたい!
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17
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ネタバレ小原古邨@太田記念美術館にて購入。
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Kaori
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版画にも花鳥図にも詳しくありませんが、小原古邨さんの作品は本当に好きです。 彼の作品は、ただ美しいだけではなく、彼の生物への眼差しが伝わってくる。人間以外の生物への見下しがない。 そしてストーリーがある。人間以外の生物も感情を持って生きている様子が描かれている。 こういう作品は本当にそれらの生物を愛していないと描けないと思う。単に見た目が美しいなとかで描いているわけではないのが見て分かる。 と同時に、もちろんとても美しい。 定期的に見たくなる木版画集。
Kaori

鳩が3羽いてうち2羽が恋に落ち残りの1羽が全く2羽の眼中に入っていない、というように見える作品、烏2羽が飛んでいる作品、烏2羽が木にとまっている作品、などが特に好き。カマキリの作品やカニの作品、ヲウムの作品もよかった。 それら全てがこの版画集に掲載されていたかは覚えていないが。一部は他の版画集だったかな。

11/04 03:24
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冬見
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太田記念美術館での展示が素晴らしかったので購入。今まで花鳥画はあまり興味がなかったけれど、とても良かった。新しい目を開かれた心地。印刷が綺麗でコラムもおもしろいのでおすすめ。ただ月並みなことを言うと、ぜひ本物を生で見てほしい……。版元や判型の話など、疑問があったことへの答えがいくつかあったのでうれしい。
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小原古邨 花咲き鳥歌う紙上の楽園評価100感想・レビュー22