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恋愛制度、束縛の2500年史 古代ギリシャ・ローマから現代日本まで (光文社新書)

感想・レビュー
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awe
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古代ギリシャの少年愛から現代日本のキャラ萌えまで、幅広く恋愛について論じられている。(プルースト研究者である筆者にとって)言いたいことは山ほどありつつ、しかし新書なので紙幅の都合で全ては言えず、もう開き直って単純化して分かりやすい本を書いてやろう!という意気込みを感じた好著。◆古代ギリシャにおける恋愛。言わずと知れた少年愛やイデアを追い求めるように不変で永遠的な美を求めるプラトニックラブがそこでは生まれた。◆そして古代ローマへ。ここでは女は強い男がゲットするもんだというマッチョな恋愛文化が発展した。詩人の
awe

オイディウスの作品(『恋愛指南』)によく表れている。◆キリスト教

01/03 00:34
0255文字
へりお
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ネタバレ古代ギリシャではプラトニックラブが理性的な愛として尊ばれたが、古代ローマでは女性を戦利品とする軍人文化が主流だった。キリスト教が普及すると、肉体を離れた精神的な「アガペー的愛」と肉欲的な「エロス的愛」が区別され、中世では精神性を重視した宮廷恋愛が広まった。ロマン主義時代には、肉欲と悲劇を描く恋愛が増え、個人主義の発展を促した。これが明治期の日本に輸入されると、欧米的な崇高な恋愛観と、日本の相互依存的な関係が交錯し、村上春樹の作品やポストモダンのキャラ文化へと繋がった。
へりお

アガペー的な愛とエロス的な愛、つまりは神の精神的で肉欲を離れた愛と、肉欲に由来する愛があると言う事。そしてキリスト教は定期的なものを一切排除したいと言う思惑だった。中世宮廷恋愛は、吟遊詩人が恋物語を話し、娯楽を提供したが、根幹は肉体よりも精神が大事という価値観だ。性欲を超えたところにある神と人間の間の愛が大事であり、身分違いの異性愛など騎士道恋愛に関わる部分が非常に多かった。それは忠実さ、裏切りに対する嫌悪、理性、知性などの心を高貴にするものとなった。口説くことは、肉欲を理性的に制御し、いかに徳を備えて

10/14 18:13
へりお

いかに徳を備えているか手腕を見せる理性的な論証だ。浪漫主義時代ではロミオとジュリエットなど、肉欲が爆発し、恋人が破滅するようなストーリーが増えるが、それは同時に職業選択権のない人生を自ら切り開くと言う個人主義の発達を促した。 こうした西洋の恋愛文化史を明治に輸入した日本で初めて色恋ではない崇高な恋愛が作られたが、個人主義は相入れない。甘えと言う相互依存の関係から自我の打ち立てを試みている。このロマンティックラブ特有の自閉空間は村上春樹が描く一方で、そもそも主体はないというポストモダンの考え方が生まれた。

10/14 18:13
0255文字
まあい
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大雑把なところも目立つが、ざっくりとした思想史の読み物としては面白いかも。正確な議論は別の文献にあたる必要がある。典拠のある箇所はそれなりに参考になるものの、さらっと書いてある与太話的な部分(あと最後の現代日本の話)はいまひとつピンと来ないところも多い。
0255文字
diet8
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メッサリナ売春皇女●ロマン主義以降愛が結婚の原理●サビニの略奪神話●男は経済力でなく強姦力●恋愛は精神の相性とは中世の南仏生まれの思想●古代ギリシャのプラトニックラブは少年愛●キリスト教は人と神の間の愛●中世は身分違いの精神的な異性愛●中世宮廷恋愛では、女の無理難題聞いてこそ男。そう愛されてこそ女。レディ1st●ル・シャプラン司祭の中世宮廷恋愛論●19世紀中頃を過ぎるとブルジョワ的主婦像が次第にできた●江戸時代迄は盆踊りで乱交、夜這い、村で育児、筆おろしおばさん●医学、科学だった精神分析が、今は物語、神話
0255文字
わす
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古代ギリシャのプラトニックラブ、ローマの男性中心主義を経て、キリスト教のアガペーを通過し、中世ヨーロッパの封建社会で宮廷風恋愛が誕生。その中世宮廷風恋愛をモデルにしつつ、革命や個人主義と結びついてロマンティックラブが成立、開国した日本に歪んだかたちで輸入された。社会生活を営むために性欲をコントロールすべきだとか、女性は堕落しやすく性欲に惑わされる存在だとかって考えは、古代からすでにあったんだなぁ。
0255文字
いのり
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古代ギリシャでは鶏を持って告白したらしい。ギリシャは鶏が有名らしい(友人談)。古代ローマは、女は奴隷であり、物らしい。恋愛ソングについて事細かに語られると変だなと感じるが、そんなことしたら大体の音楽がおかしくなる気がした。束縛についてはあまり触れていない印象だった。
0255文字
Karak
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「恋愛」という制度を西洋の思想的な流れと日本への輸入・変容の流れから説明する本。ある種の規範にまでなっているジェンダーや恋愛に対するメタ認知がかなり高まるのではないだろうか。つまるところ、日本人は思想的な連続性がないため、「個人」「自由」「恋愛」も理解できない(ので、独自の規範を作らないといけない)という諦めが衝撃的。
0255文字
samurai
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恋愛とは、なんなのか。 歴史を振り返りながら考察。 普遍的な愛がない以上、アガペーもエロスもロマンティックラブも昔の乱交も全て愛なのかもしれない。 支配がローマでは愛 19世紀ではロマン 日本では、西洋化するためにロマンティックラブを輸入した。
0255文字
samurai
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恋愛とは、なんなのか。 歴史を振り返りながら考察。 普遍的な愛がない以上、アガペーもエロスもロマンティックラブも昔の乱交も全て愛なのかもしれない。 支配がローマでは愛 19世紀ではロマン 日本では、西洋化するためにロマンティックラブを輸入した。
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チューリップ
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タイトル通り、古代から現代の日本までの恋愛の考え方やどんな恋愛をしてきたかみたいなのがざっくり分かって面白かった。古代の辺りの失われた半身を求めるから恋をするみたいな話が凄い印象に残った。中世くらいになると哲学っぽくなっていて恋愛とは何だ?ってなったけど基本的には読みやすくて楽しめた。西洋の文化とか考え方が日本には合わなくてもそれはそれでと日本人は受け入れてしまうみたいなのも確かになーと思えた。
0255文字
ふみあき
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最後のほうに西野カナのヒット曲『トリセツ』の話が出てきて、著者は「こんな恋愛ソングは外国では冗談でしか受け入れられない」と論評してる。私は紅白歌合戦で同曲を初めて聴いた時、著者と似たような感想を抱いた。当今(と言っても6年前だが)、こんな保守的なジェンダー観の歌が、若い女性から結構年長の世代まで支持されている(実際、私の妻も、妻の友人も同曲が大好きである)ことに、内心ひっくり返った。私はフェミニズムに懐疑的な人間だが、ここまで女性たちにその主張が届いてないことに、いっそ日本のフェミニストを哀れに思った。
0255文字
白穂舞
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内容は西欧における恋愛観の変遷と、それを日本がどのように導入、受容していったかについて 日本に導入された恋愛制度の理論が西欧で2000年以上という長い道のりをへた結果としてできたものである以上、その歴史を共有していなかった日本がその恋愛制度の最新版を受容しても前提が違うため恋愛が西欧における理論とはだいぶ違うものになった(ガラパゴス化)というのはうなずけるのですが、この本ではあまり書かれていなかった現代西欧における恋愛の実際においてははたして理論通りになっているのかという点が少し気になりました
0255文字
ミツミネ
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めちゃくちゃ面白かった。盲信的に信じていた(というより様々なメディアから刷り込まれていた?)恋愛感が明治以降の比較的新しい概念だというのは初めピンときていなかったけれど、既存の日本的価値観や「キャラ文化」と結びついた結果という論は納得。それにしても本当に日本は「個」の概念が弱いんだなあ…その状態で西洋の価値観を輸入しようとしてもちぐはぐになるのは致し方なし…
0255文字
ちゃすくん
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古代ギリシャからキリスト教を経てロマンティックラブとして花開いた西欧の恋愛、そして日本への輸入と現代日本における恋愛までを巨視的に記してある。村上春樹からセカイ系、キャラ論へと続く流れも面白い。繋がりを目的にキャラを打ち出す日本的な恋愛と、自我の確立と並列に恋愛が行われる西欧的な恋愛の違いに目を留めることなしでは、ジェンダーの問題を履き違えることもあるのだろうか。プルーストの恋愛否定論と精神分析の類似は部分的にはキャラ論にも被るのか?
0255文字
Shun-readinglog
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2022年1番面白かった本。古代ギリシャローマから始まり、恋愛、ジェンダー、結婚がどのように発展し制度化してきたのか。今まで無意識のうちに常識化してしまった恋愛的価値観に疑問を呈する。
0255文字
ららら
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ざっくり概観を解説。難しいところは割愛して、要はこういうことです、と言い切っていた。
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新芽夏夜
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恋愛とは何か、という問いに対して、その答えは人によって微妙に異なるだろう。 本書の言葉も用いて答えるなら、恋愛至上主義という名の宗教が蔓延していると個人的に感じる。 それは18~19世紀の封建制度崩壊後に興ったロマン主義の影響によるもので、それは世界中に広がり、現代まで続いている。 恋愛観はその時代背景によって古代ギリシャから現代に至るまで、変革してきた。その歴史と日本が輸入した「恋愛」のガラパゴス化について親しみやすい文体でざっくりとまとめられた本書は、新書らしい手に取りやすい一冊だと言える。
0255文字
ugrskg
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古代ギリシャからロマンティックラブの成立まで、世界史ノータッチでも分かりやすく解説されている。欧米における「恋愛」がどのように生まれたのか理解出来た。
0255文字
あいかわ
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現代日本における恋愛は西洋から輸入された価値観が独自に進化したものだそうです。なんだか拍子抜けしてしまいました。2500年前の歴史から遡るのですが、歴史が苦手でも合間合間にざっくりした要約が含まれていたので楽しくわかりやすく読めました。
0255文字
かす実
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めちゃくちゃ面白かった!イデア論とキリスト教、戦争と革命の歴史、その中での「個人」概念の確立、によって西洋の中で恋愛の型がいかに形成されていったか、またそれが日本においてどのように受容されたか、の2点が新書らしいざっくばらんな口調で纏められていた。これまで恋愛についてどこかしっくりこない、なぜそれが自明のことになっているんだかわからない、と思っていた理由が解明され、驚きの連続だった。恋愛の実践においても無視できないし、日本においてジェンダーやフェミニズムを語る上でも避けて通れない基礎知識。
かす実

高校生ぐらいの自我が芽生える時期に、評論を読んだり、とくに翻訳書の類を読んだり、哲学の端っこに触れる中で、「個人」の概念を発見していった感覚があり、なぜそれが日本ではあまりにも浸透していないのか、実践に到ることができないのか、だから民主主義も個人と個人の対等な人間関係もあったもんじゃない、と気がついて憤ったというか、天と地がひっくり返ったのを思い出す。そういうわけなので、思考そのものを規定する西洋と日本の違いのような部分についてはかなり実感を伴って読むことができた。

03/29 23:49
0255文字
Hiroki  Nishizumi
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恋愛がメインテーマなので楽しく読めるのかと勘違いした。原罪、ジェンダー、日欧価値観の差異など小難しい内容だった。
0255文字
美鈴
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課題本。 客観的なデータと主観的な筆者の思いが混在して、読みにくかった。。。
0255文字
かずしげ
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古代ギリシアで男女が恋愛をすること、ローマでは恋愛に精神性を持ち込むこと、キリストではセクシャルな感情を持ち込むこと、中世宮廷では結婚で恋愛を実現すること、が当たり前ではなかったが、ロマン主義を境にして、恋人が世界の中心になる恋愛至上主義の世界観が社会制度によって確立されてくる、そして明治期に日本へ輸入されてくる。明治以前の「情」や「色」の説明が少ないため、ロマン主義的な「恋愛」との共通項などが本当にないのかはよくわからなかった。
0255文字
sou
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ヨーロッパの恋愛観の変遷を日本と比較しながら新書1冊にグイっと凝縮。想像以上に時代毎に変化があって、「ざっくり言うと」という筆者の一言まとめも良く、一気に歴史を俯瞰できる分かりやすい本でした。膨大な参考文献の記載もありがたい。世間に氾濫する「恋愛」の価値観に同調し切れない身としてはナルホドと思う点もあった一方、日本の「イデアなき」「ロマン主義的な理想なき」「個人主義なき」状況での恋愛観はどうあるべきかは考えてみたくなりました。あと、他の非ヨーロッパ諸国の恋愛観が気になります。
0255文字
die_Stimme
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西洋の古代ギリシア、ローマ、中世宮廷、キリスト教、ロマン主義、ロマンティックラブの登場、と見ていき、明治期に恋愛が輸入された当時の恋愛観、そして現代日本の恋愛観を論じている。うーん、現代日本の恋愛観については、西洋的な確固とした主体がないままに恋愛が取り入れられたことでガラパゴス的に発展して、キャラ萌え論につながっていくんだけど、正直ピンと来なかった。まあ、多様化している!で著者の考えを濁されることを予想していたので、それよりはよかったかな。もう一度読んでみよう。
0255文字
ケー
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新書で2500年にわたる人類の恋愛思想を語ろうとものすごい大風呂敷を広げた一冊。ギリシャ世界~宮廷恋愛あたりまでは結構興味深く読めた。ロマン主義的恋愛は著者の専門に近いこともあり、深く突っ込んだところまで語られていた。その満足感の後の現代日本の批評についてはちょっと筆が足りないというか、ここは少し蛇足にも感じた。その代わり、昭和当たりの恋愛事情を見てみたい気持ちも抱いた。
0255文字
ひろし
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ネタバレ前半の歴史のところはわかりやすく読めたが、ロマン主義以降はむつかしかった。後書きが筆者の言いたかったことかもと思った。恋愛という個人的なものすら時代の流れで制度化される。そしてそこから抜け出そうとする恋愛の形が生まれる。現代日本のキャラ萌えも、そうしたもののひとつかもしれない…
0255文字
nanashi d('ω')b
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比較文化論をベースに、日本と西欧の恋愛の違いについて書かれた本。語り口はとても読みやすい。/西欧では歴史的経緯から、「神の愛」的な理想を、確立した個人の「自我」による感性で追い求める「ロマンティックラブ」が生まれたこと。/ところが、日本人は「自我」の確立なしで「恋愛」を輸入したため、とにかく2人が愛し合うのはいいぞ、的な形でしか伝わらなかったこと。/現代日本の恋愛は「依存」や「キャラ萌え」など、やはり「自我」の確立が薄いのではということ。/現代のリアル・フィクションの恋愛を考える上で非常に面白い本だと思う
0255文字
tocca a te
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すごく面白かったです。現代日本では「恋愛結婚をしてパートナーと一生添い遂げる」のが純粋で理想的な恋愛や結婚の形とされていますが、ではその考えは一体どこで生まれ、どのような変遷を経て日本にやってきたのか。それを、ヨーロッパにおける恋愛制度の歴史から紐解いて分析するという内容です。今の恋愛や結婚の価値観って絶対にキリスト教の影響はあるだろうなと思っていたのですが、それだけではなく、なかなか奥深く、そして身も蓋もなかったです。。特に、ヨーロッパから日本にロマンチックラブが輸入され突然変異した経緯から、(続)
karutaroton

これはおもしろそう。日本はこの世界でもガラパゴスなんですね。

09/17 07:59
tocca a te

karutarotonさん、コメントありがとうございます!そうみたいですね。遠藤周作の『沈黙』でフェレイラが、「この国は沼地だ」と語るくだりがありますが、そこで描写されるキリスト教の変容の仕方と似ていると思いました。日本人は、外国から輸入したものを独自の価値観で噛み砕いて、結果別物にしてしまうのが上手い国民性を持つのかもしれませんね。

09/18 08:36
3件のコメントを全て見る
0255文字
ハルバル
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恋愛をテーマに西欧と日本の比較文化論を語る。恋愛とは個人が主体的にするもの、というのは近代の革命とロマン主義がもたらした比較的「新しい」価値観であり、それには自立した個人、自我が問題となるのだが、明治維新とともに「恋愛」を輸入したうえに西欧的な自我だの自立した個人だの自体が「幻想」であり、日本に根付かなかった以上、西欧でいうロマンティックラブはありえない。互いの甘えと依存からなあなあの関係にならざるを得ないという見も蓋もない結論。恋愛観すら個人の自由にはなれないのかと思うとなかなか手厳しい。
ハルバル

というかこの論でいくと一時期流行していた個性尊重教育だの「自分探し」だのもお笑い草ってことだよね?だって日本には西欧的な「自我」が無い、つまり自己を確立すらできていない(しその必要すら感じていない)んだから!なんでも西欧の価値観やイデオロギーを移植すりゃいいってもんじゃないんだな。

08/08 21:31
0255文字
nasu
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ネタバレプルーストとフロイトの箇所が面白かったけど、親がいない場合は何をベースに恋愛するんだろう。日本の恋愛については近代以前の見解が分散されているのか、恋愛を輸入する前後での恋愛観がいまいちよく分からなかった。精神分析が不要なくらい自我のない日本人は西洋のようなキャラクターではなく、お互いにキャラを押し付け容認することを恋愛だと思っているということ??社会構造が違うだけで行為としては結局同じなのでは???自我も主体も何だか途中からよく分からなくなった。。。
0255文字
鳥越
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第7章まではとても面白かったです。第8章の現代日本の話はしっくりこなさすぎてポカーンでした……。
0255文字
のせなーだ
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2500年史とのタイトルから面白そうで、さまざまな時代の中で,恋愛ゲームを楽しんだのは、その方法はとか幻想である恋愛をどう扱うのか興味を持った。日本本来の恋もあったはずだが、輸入された恋愛と言っても文化の違い、言葉で表現する、接触する習慣もなかなか追いつかない。日本では「ミュージカル」は相も変わらず輸入ものだしね。後で、微笑んだりできる恋愛ゲーム、メモリーを作れるように余裕をもてるといいね。
0255文字
かいだこ
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現代日本の"恋愛"を解体し、それぞれの部分についての出自を明らかにしている。すごい。「これってこの時代の思想なのね」みたいなことがよくわかる。
0255文字
Naomi
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読みやすい範囲内でなかなか広く濃い内容。なかなかコスパの高い本。
0255文字
カモメ
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宗教やイデオロギー、政治的背景等による恋愛の捉え方の相違が書かれていて、とても勉強になりました。中でもロマン主義が革命によって生み出されたというのが興味深かったです。日本では革命が起こる事もなく、個人主義が蔓延する事もない中で、輸入されたロマンとは一体何なのだろうと思います。現代においても海外と日本では恋愛観や結婚観が異なる部分があるのだろうし興味深いです。
0255文字
oooともろー
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古代ギリシアから現代日本までを網羅。西洋の『恋愛』は日本の『恋愛』とは根本的な土台が異なる。とても興味深く読めた。
0255文字
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恋愛制度、束縛の2500年史 古代ギリシャ・ローマから現代日本まで (光文社新書)評価91感想・レビュー61