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滝浪 酒利(2)安里 アサト(2)枯野 瑛(2)柳之助(1)畑 リンタロウ(1)夢見 夕利(1)市川 沙央(1)石田 夏穂(1)高瀬 隼子(1)井戸川 射子(1)15%滝浪 酒利15%安里 アサト15%枯野 瑛7%柳之助7%畑 リンタロウ7%夢見 夕利7%市川 沙央7%石田 夏穂7%高瀬 隼子7%井戸川 射子著者グラフ上位10名
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白穂舞
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今さらながらに初読み。ひねくれた饒舌でありながら、切なさやいとしさがにじむ語りが肌に合いました。文章が稚拙だという評価も見かけましたが、流石にそれはちょっと違わない?って感じがします。この語りはきっと、みーくんがみーくんであるために必要なんです。まぁ合わない人にはとことん合わないっていうのは間違いないんですが…。
0255文字
白穂舞
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正直合う合わないの言葉ですまないくらいにはつまらなかった。全体的にカッコよく書こうとしているんだろう気取った文章が照れの混ざった苦笑いをさそう。キャラクターが薄く、感情移入できない。その時々の登場人物たちの考えや感情をすべて説明しないと気が済まないのかっていうくらい説明の嵐なせいで想像する余地がないのが一因かも。感情を示したいにしても、もうちょっと直接的な説明じゃなく描写なりしてほしかった。ストーリーも薄いし納得感がない、情報師も魔法使いとどこが違うんやねんって感じ。最近読んだもので一番面白くなかった。
0255文字
白穂舞
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芥川賞候補の青春小説。正直読み始めは主人公のイタい語り口が受け付けなかったが、実際イタい高校生だしこんなもんかとどうにか飲み込んで読み進めた。登場人物、というかキャラクターたちそれぞれが魅力的で好きになれる。男子組の間に、絆とはいえないまでも、確実に何かが育まれていく様には心を引かれた。女の子たちはとてもかわいい。小川楓と、あと高村先生はずるいくらいに。話は羨ましいほど青春しながらきれいにまとまっている。でもこれ普通におもろいエンタメ青春小説じゃね?って感じがすごいので芥川賞には向いてないわなとも思った。
0255文字
白穂舞
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全盲の青年と、彼を取り巻く人々とのふれあいが清潔な文で描かれる。視点が頻繁にするりと切り替わるのが大きな特徴。基本的には主人公の隆と、その空間にいる別のだれかで視点が切り替わる。隆は盲人であるため、彼の視点では視覚に関する語が使われずに世界が描写される。勿論、隆以外の視点では、視覚が世界を描写するための第一の手段であるため、同じ空間にいる者たちの視点なのに、受ける手触りが変わってくるのが面白い。隆視点の世界は、近く、感覚に満ちている。そのせいか彼はどこか純粋で、だからこそなのか、女の子たちは気が引かれる。
0255文字
白穂舞
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ある種のバケモノとして恐れられるような異能力を持つ4人の女の子と、そんな彼女たちを恐れず愛する主人公くんがイチャイチャしながら事件を解決していく話。雰囲気は結構いいし、女の子たちはまぁかわいいんだけど、良かったかと聞かれたらうーむ…。とりあえず今回は美味しいところだけが描かれた感があるので、この先掘り下げがあればもっとキャラに愛着が持てるのかも。主人公のノーマンも悪かないんだけど、個人的に化け物たちに愛される無能力主人公見た時に思い出す『Tamer's Mythology』のフィル・ガーデンが好きすぎて…
0255文字
白穂舞
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トーゼンと言えばトーゼンですが、だいたいみんながキラキラとしたゆめを語っています。それは、いじけたわたしには正直なところあまり刺さらないどころか、ちょっといやな気持ちになったりしてしまうような感じです。ハンパツして、ゆめを持った彼らがその先どうなったのかを、すこし以上に、ネガティブな方向に進んだような妄想をしてみたら、なかなかたのしかったような、そうでもないような。
0255文字
白穂舞
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面白い!重度障害者が持つ世界への怒りが、露悪的で汚い、それでいてチャーミングな語りで吐きつけられていく。生きるために壊れ続けていく体での生と性。健常者が考えたこともないような、世界に無数に存在する障碍者にとっての障害。それらを感じた際の健常者への憧れ、怒り。作品中を貫く、下世話で、安っぽくて、でも切実な性への思い。何かを書いてネットに上げることによってのみしか社会に存在できない自分。この重いテーマを読者に力強く刻み込みながら、それでいてユーモラスに読ませるセンス。最高です。
白穂舞

ラストはそのまま、本編は田中の妹が想像で再現した釈華だったんだと思います。釈華が残したツイート、コタツ記事、TL小説、Evernoteなどから想像で再現した。作中にコルバン『身体の歴史』の話が出ていることも示唆的で、彼は村の出生記録から無作為に選んだ男を当時の行政資料や社会情勢などから想像でよみがえらせる『記録を残さなかった男の歴史』を発表しています。釈華の固定ツイ通りに娼婦となり、Twitterアカ名である紗花を源氏名とした彼女はいずれ、釈華の物語を小説にするかもしれない。それはきっと救いなんです。

06/02 19:39
白穂舞

ラストが賛否分かれていますが、必要だったのだと思います。基本的に作品と作者を同一視してしまうのは不誠実です。創作と現実は違う。しかし、重度障碍者が書いた重度障碍者の小説、である本作品を見てしまうと、人は容易に主人公と作者を重ねてしまいます。すると創作である小説と、現実の作者の距離が近づきすぎて、批判しづらく評価せざるを得ない状況になります。これは被爆者でありながら被爆小説を書いた林京子のことを、中上健次が原爆ファシストと称したことと重なります。作者はそれに自覚的で、最後に自ら誠実に距離を取ったのでしょう。

06/02 23:14
0255文字
白穂舞
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職場にいる、いつもにこにこしていて、かわいくて、やさしくて、よわくて、おもわず守ってあげたくなってしまうような女子の、そこはかとない恐ろしさ。いやぁ、芦川さんはほんとうに怖い。それに対して、それなりに弱い部分を持ちながらも、それを表に出さず、まじめに頑張って働いて、ちょっと好きなおとこと二人で飲みにいくことを楽しみにしている押尾さんのことは、なんだか好きになりました。でもきっと、目の前にいたら、みんな芦川さんのことを選ぶ。それは二谷さんのような、ほぼ「わかってる人」でもそう。やっぱり、芦川さんは怖い。
0255文字

読んだ本
100

読んでる本
8

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6

読みたい本
6

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/02/21(2261日経過)
記録初日
2019/02/17(2265日経過)
読んだ本
100冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
28566ページ(1日平均12ページ)
感想・レビュー
20件(投稿率20.0%)
本棚
1棚
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