読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
68

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
yuna☆
新着
青天の霹靂的なことが起きて(こんなに立て続けに起きるなんて試練が過ぎるよ)、本を読める状況でも読める心持ちでもなかったのだけど、少しずつ落ち着いてきて、また始めるような気持ちでこの本を開いた。静かに、だけど一歩ずつしっかと積み重なる日々の料理の記録。今の自分と並走するような読み心地にずいぶんと助けられた。
0255文字
金持ち喧嘩せず202501
新着
終盤のエッセイに力強さを感じる。自炊しよう。
0255文字
二瓶くん
新着
料理についての本。躁鬱病の作者が1ヶ月ほど続けてみた自炊生活、その日々を綴る日記、そして料理に対する思いの書かれた一冊。原初、料理とはなんであったかということを考えざるを得ない。食材たちとの賑やかなふれあいと自分の遺伝子に染みついた非言語的な知識。主体的に、というよりは義務として、きちんとサボりつつ自炊を続けている私にとっては、自炊のモチベーションになるだけではない本だった。
二瓶くん

生きていくことに付帯する要素が多すぎて娯楽や趣味に時間を傾け情報に流されてゆく、そんな今の時代の中で、ついつい生きていることそのものを忘れてしまう。おいしいは簡単に買えるけど、料理にはその便利を超えた大きな宇宙とケアが潜んでいる。筆者の身体の器に宿った人格としての料理からそう言われた気がした。レシピにおいては手書きかつフィーリングでやっている感じなのが面白いし、真似したくなる、写真もキレイ。繰り返されるベーコンエッグ、昼はパスタかサボりか、後余り物の翌日は翌日丼。パンやちらし寿司を突然作るのも面白い。

10/08 06:55
二瓶くん

ノウハウを載せるための料理本というだけではない、美術館のように眺めることで、喜びを感じた、作るという目的を一度放置してレシピ本を読み漁るのも面白いかも。寝床から起き上がって、台所に立つ、手首より先を動かす、まずは私もそれに努める。

10/08 06:55
0255文字
paluko
新着
「僕は"死にたい"と時々思っていたのだが、そう感じてしまうことの原因に料理をしていないことがあったのではないかと今の僕は考える」(56頁)。家族のうち一人だけが調理を担当するシステムは、他メンバーから貴重な回復の機会を奪っているかもしれない?! 本格的ウツのときは作業が億劫という以前に「何を作るか」「材料をどこで買うか」など必要な決断が全然できないので料理療法はちょっと現実的でない気もするが、坂口さんには合っていたようで何より。
paluko

144頁にある「貯作業」(努力を継続することで貯められたあなたの作業は、確実にあなたの体の成分となる)という発想は『生きのびるための事務』にもつながっていて、面白く役に立つ。

08/31 17:53
0255文字
ちゃっぴー
新着
料理家の土井善晴さんお薦めの本書。 鬱持ちの著者が、料理をすることで回復する姿が描かれています。 お料理もおいしそうで、文章も手書きで、手作り感溢れる本です。 料理本としても十分に楽しめる本です。 体を動かすこと、食材に触れることで、回復していくのかも。
0255文字
さと
新着
596
0255文字
与太
新着
料理礼賛。料理の写真をプリントして、手書きをそえて、自分で料理本をつくる。そこまでできなくても、夜しんどいときは明日のメニューをかんがえる。やってみたいなとおもった。
0255文字
みーちゃん
新着
ともかくほっとする本。心が軽くなる。毎晩、数ページ読んで、安心して眠った。 人間とは料理である。 五感を大事にして、レシピなんか検索しないで、料理をつくってみる。金なんて紙屑だが、料理を継続することで貯められた作業は、体の一部になる。 料理本のなかで、一番、気に入った本。不安な人に、とてもおすすめ。
0255文字
ひるお
新着
“躁鬱人”の筆者が、治療の一環として始めた日々の料理を収めた料理日記。ごはんを炊き、味噌汁を作り、卵を焼くところから始まった日記は、魚をおろしたりパンを焼いたりアレンジしたりと鮮やかな発展を見せる。坂口にとっての料理とは、自閉的にならず、食材という外部とコミュニケーションする創造行為だ。前日に翌日をイメージし、五感を使って食材と対話し、絵のように盛りつける。自分で自分のくすりをつくる。それこそが、自分の症状と「うまくやっていく」ことだと思う。料理写真が静物画のようで美しい。
0255文字
au
新着
いろんな意味でサインが上手い人
0255文字
碧雲-  lukeminen
新着
料理と編み物は、指先と頭脳を使うリハビリ。女性だけのものじゃないので、男性も治療として取り組んだらいいと思う。 最近買うレシピ本は、読む藥。作る訳じゃないけど、作業を想像しながら読むと、モヤモヤがスッキリする。
0255文字
rors(セナ)
新着
今まで読んできた料理本の中で、ダントツで一番好きな本になった。絵のような盛り付けと、それを素敵に写真に撮って著者の覚書が直筆のえんぴつ書きで付いている。だいたい、レシピが載ってるような載ってないのが最高!写真と料理名を見ているだけで、どんどん想像が膨らむ。自分がどれほど料理を窮屈に考えていたかがわかった。自由に考えるとはなんと気持ちの良い事か!! 坂口恭平、4冊目。すごいクリエイターだ。
0255文字
ひな子
新着
ネタバレ「自分の薬をつくる」がとても良かったのでこちらも。前半はひたすら毎日の食事記録で、これは一体なんの本だろう?と思ったが、途中で謎が解けた。鬱の時にひたすらマイナスなことを考えるよりは、料理をすることで元気になるという発想。これはいいかもしれません。丁寧に土鍋でご飯を炊きたくなりました。
0255文字
水色...
新着
★★★☆☆
0255文字
relaxopenenjoy
新着
本著者は石川直樹氏経由で知ったが、本書は図書館で見つけ。料理ノートと、エッセイから成る。朝昼晩、何を作ったかを記録し、翌日の献立を考える。時々鬱の症状で体調悪いながらも、継続して乗り越える。手ごねパンにいきなりチャレンジして成功したり、味付けもレシピを見ないで自分の舌の記憶でパパっと作れてしまう、料理のセンスがある方。盛り付けや彩りにも気を使ったとあり、実は器のチョイスも素敵だと目が行ってしまった、写真もうまい(男性の料理ということで、ケンタロウさんを思い出す)
0255文字
ザフー
新着
ネタバレ料理本のテイだが「料理=回復」の実践とリクツを綴った本。前半の料理の写真と手書きの日記の、食欲を唆る風合いは彼らしく、やってみようかなと思わせるバラエティが楽しい。後半は「躁状態で書いています」と断りから始まる料理論。料理は芸術、料理は哲学ではなく、芸樹は料理、哲学は料理…すべて創作は料理。身体にいちばん近く火と手を使う回復の方法が料理、という論旨だったかと。わかっとるわ!と思ってたが、手に取ってみて、誰もやってない超普遍の発想で出版まで含めたのが彼の自己治癒だったか、と合点がいった。返図書館本、記憶書。
ザフー

出版は難しくても、飯を作るぐらいなら誰でもできる。たぶんコンビニ飯を良いお皿に乗っけて丁寧に食べるだけでも違う。意味があることが書けなくても、かちゃかちゃと湧き出る気持ちをキーボードに叩いているだけでも違う、と言っていた気がする。坂口さんにはもちろん真似できないすごい面もあるけど、そんなような誰でもできることを素直に言い続けるのも彼の特徴だと思う。それをひとことにしてしまえば「手を使うこと」と「継続すること」になるか。それに加えるなら、「無理せず休め」。最近は素直に共感できるし、自分にも切実なのです。

07/02 12:56
0255文字
びわ
新着
料理本というより、躁鬱病のリハビリの記録だった。が、とても美味しそう。美味しいものを通して見る未来ってのが、思考にいいんだろうなあ。
0255文字
月華
新着
図書館 2018年12月発行。見ていると、お料理をしたくなるような本でした。レシピを見て作るのではなく、自分の感でお料理を作られているあたりが、お料理のセンスが良い方なんだろうなと思いました。
0255文字
natsumi
新着
躁うつを抱える著者の料理によるセルフセラピーの実践。明るさかわいさの裏側、暗いほうへの共感がベースにある。料理に限らず自分なりに効くことがきっとあるさって話なんだけど、たしかに手を使うこと系が多いかもしれない(自分なら刺繍とか作業系ゲーム)。手首から先、という視点は人間の身体発達の順序との関連を考えてみることもできるかも。
natsumi

著者の注釈どおり、ハイになってるときの文章は躁モード…という感じがフルスロットルなので、そうとらえて読むのがいいと思う。

06/08 08:26
0255文字
治野
新着
手を動かすについて考える。わかる。私も最近15分だけ何かをやる×それをたくさん、に。はまっているので。
0255文字
ののたん
新着
「思考だけが動いて、いいことが起きるはずはない。頭だけであれこれ考えても、悪い方へ進むとしか考えられない。それでも止めることができないのだ。それが鬱の恐ろしい所でもある。」 「明日のメニューを考えてみよう。自分が前向きに未来の事を想像していると実感するだけで、体が変化してくるはずだ」 料理日記の後に書いていた文章で刺さった言葉。 頭と手を動かすと言うことは大事なんだなと改めて思う。
0255文字
Takuji Izumisawa
新着
自分で手を動かして料理をすることが鬱を直す、これ本当だと思う。自分で自分の生活をまわしてる実感が大事だしうれしい。
0255文字
あり
新着
ネタバレ『料理をすることも素晴らしいが、なによりも料理をノートにして自分なりの本を作っていくことが大事なのである。これは何のために重要かというと、自分の喜びのためである』『きっとあなたがこれからどんなことをやっていけばいいのか、あなたの長所はなにか、やるべき使命はなにかということまで伝えてくれるはずだ。それは料理という作業を継続することから始まる。作業の継続。これこそが自分を健やかにするコツだ』『僕はこれを「貯作業」と勝手に呼んでいる。お金の貯蓄よりも大事なのは、貯作業である』いつもと違う、を毎日したくなった。
0255文字
r
新着
わたしもノートに手書きで料理日記をつけたくなった
0255文字
まころん
新着
昨日から冬休みだったので図書館をぶらぶら。何十年ぶりに作った干し柿がうまかったのでドライフルーツでも作ろうかと料理コーナーをのぞいたら、目的の本は見つからなかったが、坂口さんの本が。 建築家の人って絵がきれいね。写真の構成も。〜3食作れば鬱が明ける(名言! 毎日の食事を大切にすることは幸せに生きることの基礎なんだなと改めて思う この本、文字が手書きなんだけど、なんか筆跡が自分のノート取るときの字に似てて親近感湧く
0255文字
コタツ猫
新着
レシピと言うより料理日記を読んでいるようでした。でもその料理が良いんです。飾りのない普段私たちのご飯ってこんなのだよねって感じで。鉛筆で書かれている本文も味がありました。
0255文字
kanamiiiiin
新着
本当に日記をみている感じでおもしろかった!料理とは生きること。料理で体調がととのう。決して難しいレシピじゃないけどおいしそうで、五感が刺激される。調べすぎないのって大事。わたしも「料理の頭と手をつかうバランスが好きだな〜」と思ってたら、同じようなことを感じてらっしゃったよう!
0255文字
(木々)
新着
『自分の薬をつくる』で提唱されていた、「適当なアウトプット」の見本がこの本なのかな。みんなインプット過剰でアウトプット不足。だから体の中に声がたまってメンタルがやられる。もっと気軽に自分の声を体の外に出してみよう、アウトプットを始めようという提言の、実践の書。もちろん坂口さんはセンス抜群のアーティストだから、結果としてこんなかわいい本ができてしまうけれど、そうじゃなくてもいいんだよ、もっと自由に気ままに、とにかくやってみるといいよ、という声も同時に本の中から聞こえてくる。私も何かやってみよう。
0255文字
とまと
新着
とても好きな本。特に前半、著者が料理を楽しんでいることがよく伝わってくる。料理をしながら自分を知っている感じ。体調を加減したり、どうやったらやる気が出るか知ったり、自分の好みを知ったり。「自分をいたわる=料理をつくる」。私も料理意欲が湧いた。やわらかい鉛筆の筆跡、文字の配置、写真も素敵。生命力あふれる感じの盛り付けも好き。 常に生産性あることを何かしていなきゃという強迫観念があるけど、この本を読んでいたら、好きに生きていいんだなと思えた。
0255文字
ハヤト
新着
人間はもともと狩猟採集の民だったので、頭というよりも足で考えるようにできている。料理とは火を通すことである。米研ぎだけでもしてみる。料理は無数の生き物が関わっており、たくさんの生き物と作業療法を一緒にやっているような感覚。食材たちは優しく不思議な栄養になる友人なのである。「喜びはどこか遠いところにあるのではなく料理にある」 料理は全ての人にとっての創造的な行為である。手首から先運動。明日のメニューを考えて書いてみる、将来のことを悲観しない為に。 作業の継続は貯作業。歓喜あるところにはどこでも創造がある。
0255文字
りょう
新着
うつ病の著者が、お米をとぎ、味噌汁を作るところから、料理することで、生活のペースを作り、元気になっていくのがすごい。ロールパン(てごねだよ、HBじゃない)や、角煮とか、なかなかハードル高そうなものまでトライしておいしく食べて、また作ろうと思うようになっていく。成果が確実にでて、おいしい工夫と作業が混在してる料理って、精神安定にはとてもいいよね。
0255文字
pohcho
新着
千早さんのエッセイ(しつこくわるたべ)に出てきた本。躁鬱病を患う著者が、自炊を通して元気になっていく日々を綴った1ヵ月分の料理日記。最初は米を土鍋で炊くところから始まるが、だんだんと魚をおろしたり揚げ物をしたり、ついにはロールパンまで自分で焼くようになって、すごい。「明日がこなければいいのに」という時でも明日のメニューを考えると明日が怖くなくなる。料理の写真も手書きの文字もあたたかみがあってよかった。
0255文字
skr-shower
新着
他地区図書館本。”0円ハウス生活”の人でした。鬱からの回復に料理をする、小さな一歩が自信の積み重ねに。料理写真付きエッセイ。
0255文字
たにぐち
新着
ずっとコンビニやレトルトだと気持ちが沈みがちになるように(人によってかとは思うが)自分で作って自分で食べるという行為は人を癒すというか救うという行為があると思う。絶対に。坂口さんは今も続けているのかな。
0255文字
miki
新着
よかった。 書かれている文章の中身だけでなく、手書きの良さや写真のあたたかさが伝わってくる。 そして何よりシンプルにお腹が空いてくる笑 料理の本として、その見てたメニューが食べたくなるのは、とても正しい本だと思う。 何度も読みたくなるであろう一冊。
0255文字
kuukazoo
新着
鬱の軽減に料理は効くのではないか。そう思い立ちごはんを炊いてお味噌汁作りから始まった1か月の記録。まず起き上がり台所に立つ、という最初の壁を乗り越えるのが大変だが、始めてしまえばあとは転がしていける。継続は力。「料理をするのは、やはり体が主体で、体が思考を引っ張ってくれる。ここがポイントだと思っている」に強く共感。まんが『高杉さんちのおべんとう』にも、お弁当作りはほんのちょっと先の未来を作ることで、そういう行為の積み重ねが自分を整えてくれることが描かれていた。やはり料理を強制や苦行にしてはいかんよね。
0255文字
chihayahulu
新着
坂口恭平は、いつも私に気づきをくれる。食べることはからだで生きること。感じながら楽しく自由に生きていきたい。
0255文字
minorisomali
新着
事前情報を仕入れてから買ったので違和感なし。ビニールカバー付き良い。最近本当に料理しなくなった…。確かにパンにハマってたときは自信が上がったなぁ。料理した方が良いかもなぁ。
0255文字
雨風 雪男
新着
書店「Title」さんのtwitterで、今こそ読むべき本として紹介されていたので、気になって購入。B5変型ビニールカバー装。 ビニールカバーがかけられているのは、料理をする場所とか色々な場所に置いておいて、いつでも読めるようにという配慮かな 約2か月にわたる料理日記と、「料理について」と題するエッセイとの、2部構成。 料理日記はカラー写真に文章が手書きのまま載っていて、とてもあたたかみのある記録となっている。 エッセイの方は料理の万能性を謳う料理讃歌。続く)
雨風 雪男

著者は鬱状態からの立ち直りの一手段として料理を始めるが、そこから料理の持つ普遍的な力を発見するに至る。 実際に手を動かして何かを作ることが、グルグルと頭の中だけで思考や思いが循環してしまう状態から脱するのに益するだろうことは想像に難くないが、たとえば絵を描いたり文章を書いたり工作をしたりということと違って、 料理には人間の根源的な営みといえる側面(火を使う、火を料理を中心に人が集まり集団が形成される)があり、また、色々な動植物の生命を材料としたものだという特徴、がある。(続く)

05/06 17:48
雨風 雪男

以下、心に留めたいフレーズなど。 ・歓喜の中には必ず創造が含まれている ――ベルクソン。 ・料理は動物と植物を多次元の新しいエネルギーに変換し、視覚だけでなく臭いや味覚も交えた多次元の空間を構成する努力。 ・台所の語源は「たいどころ」つまり胎盤である。 あと、「翌日丼」(=前日の料理の残りを使って翌朝に丼を作る)というのが良いネーミングだと思った。 自分も作ろう、翌日丼。

05/06 17:50
0255文字
全68件中 1-40 件を表示
cook評価71感想・レビュー68