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死にがいを求めて生きているの

感想・レビュー
2017

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Hrk@//
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生きがいとはなにか。 わたしはわたしがいつか死ぬことを知っている。 死ぬまでにたくさん本を読み、たくさん映画を観たい、今のうちに見ておかないと、と思っている。 生きる意味が小説を読むこと、映画を見ること、とまでは言わないが、やりたいことがあるから生きているし、本を読み尽くすまで、映画を見尽くすまでは死ねない。 螺旋プロジェクトのほかの本も読んでみよう。
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りゅう
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生きがいってなんだろう。人のために生きる、自分のために生きる。そのどちらもしたくなかったら?人はなんのために生きるのだろう。考えさせられた。 勝手にキャスティング 白井友里子(釘宮理恵)、白井翔太(渡辺明乃)、南水智也(阪口大助)、堀北雄介(中村悠一)、前田一洋(福島潤)、坂本亜矢奈(千本木彩花)、安藤与志樹(小野賢章)、弓削晃久(関智一) 北海道の二月の夜明けは苺の先がとくべつ甘いように、冬の冬らしさが最も凝縮されている瞬間だ。 本文より引用
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グルナッシュ
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単純にタイトルに興味を持ち、手に取りました。 ナカナカの重量。 途中(中盤)はちょっと分かりにくくて、ついていけなくなりましたが、終盤はなんとか読み進みました。 あまり民話とか興味がなくて、むしろ誰しもが持っている自尊心とかその反対の部分は、なるほどなるほど、と考えさせられました。 私にはちょっと難しかったです。
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かさい
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本当に朝井リョウはいい。 対立構造を知らず知らずに求めて、何かを下に見たり腐したりしたくなる人間感情だったり、それらを下敷きにしないと生きがいを作れないでいる現代人のある種の執着をここまで言語化できる力が本当にうらやましい。 『何者』でも描かれていたような、何かになりたい気持ち、一方でどこかでその気持ちに折り合いをつけて自分に向き合って生きないといけない現実って現代社会において本当に多くの「死にたい気持ち」を作ってしまっていると思うから、だからこうするべき、とかじゃない本の落とし所も優しいなと思いました。
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あや
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長い話だった〜。終わり方もスッキリしなくてモヤモヤ😶‍🌫️植物状態で聴覚も思考も正常って残酷。やだなー
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Lulo
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2024年最後の読了。 朝井リョウは、人生という大きな命題について問いを立てながら書くのが本当に上手で、自分の考えの壁打ち相手みたいな良書ばかり。 今回も、ふといろんな知り合いを思い出してしまうようなキャラクターがたくさん出てきて面白かった。 ただ、螺旋シリーズが組まれていることで少し物語にノイズが入った気がして、やや冗長な印象も受けた。 生きているだけでいいというパッと聞けば素敵な言葉の、スカスカしている部分にスポットライトを当ててくれて、そこにあたたかさが見えた。
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読書家さん#xOLhkz
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ネタバレ螺旋プロジェクトのテーマを踏まえた上で現代社会の風刺的なメッセージも込められた作品をここまで面白く描けることに改めて著者の力量を感じさせられた。雄介が最後まで自分本位で変わらないところがリアルだった。多様な考え方が認められつつある社会の中で、様々な考えを持つ人がいるのは良いことだと思うが、他人の人生に必要以上に干渉し邪魔しないことが大切だと思った。
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うめP
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タイトルで勝手に死生観に纏わる話を期待してたんだけど、いつもの朝井リョウだった。暇と退屈の倫理学についての話である。
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ピィ
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螺旋プロジェクト3作目。ん?これシリーズだよね⁇と思いながら暫く読み進めていくうちに、なるほど!こういう入り方なのかと!と、伊坂さん、薬丸さんとは全く違う海族vs.山族にワクワクしました。死にがいかぁ。読了後 暗い気持ちになったのですが、それはきっと堀北雄介の気持ちがわからないでもない。からだろうな。
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うるの
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生きがいが欲しい。何かを成し遂げたい。何者かになりたい。誰かと比べずにはいられない。自分にも身に覚えのある感情のオンパレードで非常に胸をかき乱されました。今でこそある程度冷静にそういった感情とむきあうことができてますが、若いころは無自覚にもがいていたなぁ。雄介の振る舞いに閉口しつつも、自分を顧みて私もこんなんだったのかな、なんて思ってしまいました。朝井さん、あっぱれです。
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なっぷぅ~
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★★★★★智也と雄介の成長や2人の関係性の変化を周辺人物を通して物語がすすむ。生きる意味を考えさせられるとともに、人類の対立や、人と人とのつながり方など、私に課題が投げかけられてくる。長編だが、楽しく深い読書の時間を過ごすことができた。
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こつめつめかわうそ
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正欲に通ずるものを感じ取った作品。少しSFさもあるように感じられて、新鮮でした。私は「生きてるだけで尊い」と思える時と「生きてるならより上を目指すべきだ」と思う時の双方があります。なので雄介のいう3タイプの人間のどれにも当てはまらないような気がしています。ただ、私はどうしても自分を中心にしたがってしまって上手くいかないことがあるので、もう少し自分の外に目を向けなければならないなとは思います。
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あずき
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読んだ本には感想を記すと決めているが、これは難しい。隔世の感?共感するところは極めて少ない。かといって面白くなかったわけではないが。違いを対立という構図にもっていく。そのわかりやすさがSNS向けで、本書がかかれてから数年の間にますますその傾向が加速しているようにも思う。その中には本書に登場したような若者たちが隠れているのかも。
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さか
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8
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jozz
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2人の青年を取り巻く人々の視点で物語は進む。 一章で感じた2人の印象が、二章でガラリと変わって戸惑う。章が進むにつれて膨らむ違和感は、次第に嫌な予感に変わる。
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Miko
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ネタバレ★5つ。最後に智也の小指が動いたよ。思う存分言いたいことぶつけられるね。耐えて我慢して相手に合わせてそれでも一緒に生きていくのを選ぶ智也は人間的に大人だよね。みんなが智也みたいな人だったら戦争も起きないかも。北大の恵迪寮とか行ったことあるしとても懐かしかった。学生の時は生きがいとか追うよりどう生きるべきかとか恋愛もどうするべきかと小説から読み取ろうとしてた。朝井リョウさんの文章は瑞々しくて青春を感じます。面白かったです。
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MtnyCkk214
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長かったけど一気に読みました。 人からどう見られたいか、他人の評価を気にしすぎて目的と手段を取り違えたり、生きがい、やりがい、生きる意味など本人にとって苦しい問題。前に進まず同じ場所をぐるぐると螺旋を描いているイメージ=死にがいを求めて生きていると解釈していいのかな。 読後はとても疲れました。
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なむあみだぶつ
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短篇小説かと思っていたが、全てが繋がる作品。作者の作品は純文学のように考えさせられるなと久しぶりに読んで感じた。現実にも「対立」は存在していて、なんとなく仲良い人と悪い人が直感的に分かるので共感できた。ただ仲悪くなるかもなと感じる人と付き合うことも意外と良かったりもするんだろうな。いろんなタイプの人に揉まれて価値観を作って来れたかなと過去を回顧している。
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kieth文
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南水智也と堀北雄介、海族と山族かもしれない2人の幼年期から成人するまでの物語。2人に関わる人々が時代を跨いで登場する。それぞれの"生きがい"に悩みながら人生を模索している。 人間関係に勇気を出して挑もうとする智也は朝井リョウさんなのかな。 かなり重い主題だった。 "螺旋プロジェクト"は遅ればせながら初読みです。次はどれを読もう⁈
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S
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社会人歴も長くなってきて繰り返しの毎日に嫌気がさしていたので"一日ずつ、クッキーの生地みたいに、命を引き延ばしていくんだよ。の後の台詞がすごく心に刺さった。ただ読み始めた時と最後の雄介の印象が違いすぎてこの言葉素直に受け止めていいのか?という気持ちにもさせられる。読んでいくと登場人物がどんどん繋がっていき新たな発見があっておもしろかった。前の章を忘れないうちに次の章にいきたいとページをめくる手が止まらなかった。
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manospun
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最初はタイトルとの関連性がよく分からなかったのですが、後半で話の雰囲気が大きく変わり、納得できました。 「自分のためにやりたいことも、誰かのためにやりたいことも、何もないんだよ」という雄介の言葉が、自分自身の気持ちに重なりました。さて、どうする。生きがいを探さなければならないのだろうか・・・
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おむらオライリー
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スカッとしている裏にドロっとした対立
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本食べるクマ
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生きるのに理由はないという言葉があるが、しかしその言葉だけで生きていけるほど人間は強くないのだと思う。 結局人は、社会の中で生きるための大義や名分がないと生きていけない。それを、対立を用いてを逃げずに真っ直ぐ書いた小説だと思う。
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-_-b
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ネタバレやっと最後まで読めた!すごい長かったけどこの作品はこのボリュームじゃないと伝えられなかったんだろうなーと思う。読み進めていく中で自分で伏線に気付けてページ遡って、、ってするのも楽しかったし、最終章で答え合わせしてくれるのも分かりやすくてよかった。朝井リョウの作品読んでると人間って自意識に囚われ続けるんだなって苦しくなる。どの章の主人公にも共感できる部分があってつらかった。特に鬱になったのは弓削2後編の394ページから。堀北雄介が話してた「生きがい」について人間を三種類に分類するの、すごく精巧だと思ったし、
-_-b

「たとえ神輿に触れていなくても、そこに立っているだけで観客をひとり増やすことになり、神輿を担ぐ者たちの士気を上げているかもしれないように。」471

10/27 00:51
-_-b

人間は分かり合えないからこそ尊いんだと、改めて気付かされた

10/27 00:52
6件のコメントを全て見る
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こごえ
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ネタバレこの本を読めてよかったし、きっと近いうちに再読するけれど、今の私にはまだ難しかった。 生きがいと死にがいって違うのかな。「これがあるから生きていける!」が、生きがいのイメージで「これをできたら死ぬときに満足して死ねるな」が死にがいってなんとなく思っているけれど、一緒な気がする。 雄介が求めてるのは、死にがいよりも自分自身を肯定しながら生きるための生きがいだと思った。 雄介視点のストーリーも気になるなあ。 次に読むときはもっと咀嚼しながら、深く2人の解釈を広げたい。
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Em
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Kindleで
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なつ
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朝井リョウさんは痛くてキツい若者の解像度が高い。それも面白半分の痛さでなくで、マジの救い用のない、それこそ話し合っても無駄そうなやつ。対立を好む奴らと交じり合いたくないのはこちら側で、そうなると対立することを望んでいるのはどちらなのか。自分の立ち位置を何度も考える。朝井さんの、エッセイの時とはまるで違う雰囲気が出せるところがすごい。
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なつ
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最初と最後で、冒頭の章の印象が大きく変わるという作品。ここまで変わるかぁ。なんだか、痛い、痛いと思いながら、ぎゅーっと感じながら読んでいた。雄介みたいな人はいると思いつつ、ただ自分のためだけに、自分の高揚感のためだけに行動するというのは、自分にも覚えがあって困る。
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sa
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特徴的なある人物について6人の視点から描かれている。終盤は繋がりが見え、その人物の恐ろしさを感じた。 「生きがい」がないと生きていけないように感じ行動する人、それを否定することに「生きがい」を持っていたことに気づいていく人。 「違う」ことで対立や競争があるのは事実だが、それが自他を傷つけることに向かわないことが大事だという言葉に共鳴。 あらゆる面で「違う」人たちと同じ世界で生きていくこと。「違う」からこそ対話が必要で、対話をしながら共存していけたら。それができないのはどうしてだろうと考えさせられる。
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金魚カフェ
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雄介と智也。性格の合わないのになぜか幼馴染の2人。いつの世にも対立と分断、そして争いが絶えない。そのことに対する筆者の意見なのだろうか。また生きづらさを感じている人に対するメッセージでもあるのだろうか。人物毎に章になっており、その人の心の内がわかりやすく丁寧に描かれている。それぞれの人がどこでどう結びつくのか気になり、473ページを3日で読破。まだ若い筆者だからこそ描ける若者の心理描写が良かった。朝井さんの作品はまた読もう。
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DOKUO
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どうやって生きればええねん。多様な生き方が認められてきて、画一的な生き方が通用しなくなっていってる昨今強くそう感じる。ゆとり教育にどっぷり浸かった世代として登場人物達が抱く感情は大なり小なり抱いてると思う。自分の存在意義のために対立するSNSの構図なんてまさにこの作品で描かれてるものがデジタル化してるだけだし。 朝井リョウの作品はお前もこうだろ?って抉ってくるからグロい
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みなのん
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螺旋プロジェクトシリーズの一冊。最後ハラハラした。朝井さんは人間の嫌なところをつく作品を書かれるなぁ。
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so, litude
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自分がずっと拠り所にしていたものが、呆気なく他者に否定され、自分のアイデンティティが揺らいでしまうあの苦しさ。恥という感情を知った少年期の心情が絶妙な筆致で表現されており感服した。物心ついた頃から競争世界の中で生きてきて、その箱が急に取り去られたなら、残った者は確かに生きがいを失うかも知れない。自分が他者と違うこと、それだけでも生きる意味にならないだろうか…。
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さち
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運命で片付けたくないのに、何かに因縁つけることで納得してしてしまうことがよくある。簡単にいうと、この性別だから、とかこの国籍だからとか。自分の知ってる何かに分類することで、未知の何かについてもう分析したり考えなくて済むという安心感がある。 南水は、小さい頃からの刷り込みに抗っていたけれど、とれもしんどかったと思う。否定したいけど、それに引っ張られていく自分や状況との葛藤。始めは若者の心の葛藤のストーリーと思って読んでいたけれど、『人を自分の思うように分類する』という側面が非常に興味深かった。
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Mika Nagahara
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自分もそうだったように、ナニモノかになろうと足掻く世代。それが過ぎると生きづらくなるんだろう。読んでいくうちに息が詰まりそうになったけれど、雄介という人物が最後まで極端に描かれていて逆に救われた気がする。読み応えのある作品。
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Yu
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・他者と違いがあってもそれを攻撃材料にしてはいけない ・2限化など、グルーピングすることは危険で、その中にも濃淡がある ・自分から見える部分だけで人を判断することは危険だ ・生産性がなくても生きてていい
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もこ
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ネタバレ螺旋プロジェクトの1冊。この前読んだシーソーモンスターの間の平成の世界。海山伝説に起因すると言われている対立よりも、世の中は段々と競争しなくてもいいという風潮に…そこでもがく若者たち。さすが朝井リョウさん、社会問題のその先をいっている。最後に明かされる雄介と智也の関係性に、そう絡めてくるかと驚いた。ちょっと陰は感じたけど、全然気づかなかった。どうか智也の目が覚めますように。
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ハル
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なんてしんどい。自己紹介じゃなきゃこんな解像度で書けないだろって思うけど、結局みんなぼんやりおんなじ悩みを感じてるんだろうなって思えてよかった。螺旋シリーズをリアルタイムで知ってたのに追うのを途中でやめてしまっていたので、遅ればせながら読みたいなと思った。
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鯵
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ネタバレまたまたやられた!「ままならない〜」とか「何者」ほどの衝撃はないけど、作中を占める違和感というか切羽詰まった感じがまた今回も意地悪だなと 特に与志樹の「あそこにもいます。おままごとの人。」この一文でめちゃくちゃ動揺してしまった。 最初は甲斐甲斐しく見舞いに来てるように見えた雄介が、実は薄気味悪い存在だったことに途中で気づいてからは、半ば苦笑いで読んでいたと思う。最後の南水智也パートは読んでて苦しかった ただし「堀北雄介」は誰の中にもいる、彼を拒絶できても自分の中にある彼の存在を否定することはできない...
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いぶさき
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ネタバレ螺旋プロジェクトのテーマを私的にとても深めてくれたような作品。初読みの作家さんだったけど、とても面白かった。南水くん、頑張って生きてほしい。
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