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ミネルヴァとマルス 下 昭和の妖怪・岸信介

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chuji
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久喜市立中央図書館の本。2019年3月初版。初出「本の旅人」2017年3月号~2018年5月号。気骨のある政治家が多かったのだなぁ。現在の政治家は軽いよねぇ。
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Kei Iwasaki
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7/10:戦後政界での活躍を中心とした内容。特に保守大合同=自由民主党の形成に至る流れにおける岸信介の活躍を描いたところが面白い。残念なのは、椎名悦三郎など周囲を固める人たちの描写が少ないこと。
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かんがく
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東大卒、革新官僚、満州国、東條内閣、巣鴨プリズン、公職追放、党派対立、安保闘争と昭和の妖怪の生涯を描いた政治小説。昭和期の政治の担い手たちの動きが活き活きと伝わってくる。岸はいわゆるコミュ強で、現実主義者だが大きな理想を掲げ、楽天的故に傲慢に見られるなど、吉田茂との共通点も多い。弟栄作との関係も面白い。締めくくりのエリート岸とは真逆の、無教養な男角栄との対比は見事。
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サケ太
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凄まじい小説だった。巣鴨プリズンで二年を過ごした岸信介。政界に繰り出すも、苦難の連続。吉田茂、池田勇人、実の弟佐藤栄作、そして田中角栄。協調や対立を繰り返しながらも、岸は理想を求めて、国のために前進し続ける。感じたのはメンタルの異様に強い人物だということ。安保闘争の時代に首相としての役割を果たそうとしたのだからかなりのものだ。綺麗なだけの政治家ではない。彼らにとっての“当然”が奇怪なものに映ることがある。だが、国のために身を粉にした人々はいた。国のための変化と挑戦。それは、現代にも引き継がれている。
0255文字
tekutekukiyo
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巣鴨プリズンから生還し、政界に甦った昭和の妖怪、岸信介の歴史小説。 下巻のみ読みました。簡潔で淡々とした書き振りでよかったです。現在の安倍政権の精神的ルーツかも。日米問題を考えるうえでも大変参考になる。
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ホセ
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終戦直後~平成の一歩手前まで。昭和の激動のど真ん中にいて、昭和の戦後とう時代をつくり、またその時代の激動に流された岸信介。90歳の長寿でもあったのは意外。それにしても政治家ってなんでこんなにもパワフルなんだろう。そのパワフルさがないと政治家なんてつとまらないのかも。読み応えのある昭和の政治史でした。
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ホン
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戦前は満州国の発展の基礎を築き、戦後はA級戦犯でありながら不起訴となり巣鴨プリズンを出所しその後、首相までなった岸信介。その間 吉田茂、鳩山一郎、河野一郎、弟の佐藤栄作などとの確執、やりとりなど詳細に書かれてる。いろんな参考文献による凄い洞察力だと思う。妖怪の所以も頷ける。懐の深いアイゼンハワーとの会談そして親睦が日米関係をより対等に強固に良好なものにしている。この時に唱えた憲法改正案はその後の歴代の政権は反発を意識し手付かずにそのまま。今になって孫の安倍普三首相がそれを唱えてる。血は争えない。
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よしゆき
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知識がないせいもあるが、内容がかなり難しい。ただ戦前の満州や戦後政治の空気感は伝わった。
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雅
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激動の時代。上手く立ち回った奴が生き残れる。戦後間もないこの時に政治は既にショーのようなモノだった
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