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あさのあつこ 特別授業『マクベス』―別冊NHK100分de名著 読書の学校 (別冊NHK100分de名著読書の学校)

感想・レビュー
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die_Stimme
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読む順番間違えた。これ、あさのあつこが講師で『マクベス』を読んだ中高生たちにむけたワークショップを行った様子を書籍化したものなので、少なくとも一度は『マクベス』読んでから読むべきだった。でも、番組テキストだからと忘れ去られるのが惜しいぐらいにはいい本だと思う。
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Buffalo2004_TYO
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■あさの氏の作品は読んだことはないのですが、『マクベス』を読了したタイミングで何らかの解説を読みたくて■中高生相手のレクチャーの書籍化。さっと簡潔によめる本です■《マクベスのバンクォーに対する劣等感》を中心とした『マクベス』解釈が興味深かったです。王位がほしかったのではなく、バンクォーを超えたかったのではないか…。さらには魔女もマクベスの劣等感が表出したもの、マクベス夫人はマクベスの心の声なのではないか、と■後半は、五感を研ぎ澄まし、自分だけの体験を書き留め、思考し、個として立つことがメッセージされます。
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アキ
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あさのあつこの小説「NO.6」は読んだことはないが、マクベスを意識して書かれたらしい。高校生とのマクベスを題材にした4回の講義の記録を中心に、読書の楽しみ方、五感を働かせて小説を書くこと、自分の考えを書いてみることをすすめる内容。マクベスを影、バンクオーを光として捉えて、この小説はふたりの物語であり、魔女はマクベスの劣等感ではないかという著者の見方に感心した。「本というものは、十代のときに読んだものと、五十代になってから読んだものとでは、同じ本なのに異なった貌をしているのです」って、しみじみわかります。
アキ

青いうさぎ号さん、これは2019年出版なので、もうだいぶ前ですね。

12/15 16:58
青いうさぎ号

あらら、そうでしたか。NHKってたまーに人気番組を再放送したりしますよね。情報がありましたらぜひ教えて下さい✨

12/16 09:06
3件のコメントを全て見る
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ジュン
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シェイクスピアやマクベスについて詳しく知りたいなと思って読みましたが、どちらかと言えば本との付き合い方の話しの方が沢山載っていました。10代の方へ向けた本です。学生さんの感想が面白かった。こんなに多彩な感想を抱くのだなと感心しました。あさのさんのマクベスの解釈も自分では考え付かない物なので、なるほど〜と思いました。あさのさんの名作との付き合い方も参考になりました。自分は10代の時に読んだ本の感想を残しておかなかった事が残念。もうどう感じていたのか忘れてしまってるので、現在と感想を比べようが無い。残念😢
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けいこ
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再読。何故か『セリフを声に出して読んでみよう』で引用されている「ヘエエエイ、マクベース!」「ヘエエエエイ、マクベース!」のところで笑ってしまいました。 あとは人生の悩みについて。よく「悩むのは時間の無駄」という人がいるけれど、悩む事も必要と肯定していて。そこが良かったかな。
けいこ

『十代で、その壁に突き当たること「なぜ」「なぜ」「なぜ」と突き詰めて考えることは、精神の鍛錬になります。鍛錬という言葉はちょっと違うでしょうか。言い換えれば、精神力の基礎みたいなものをすごく鍛えてくれる』

09/17 19:10
けいこ

まあ、歳をとってくると段々考える事が面倒臭くなってくるから、「成るようにしか成らない」と思えてくる。「悩むのは時間の無駄」となるのも分かるけど。

09/17 19:13
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とりぞう
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「現代では母子の生命を救うために帝王切開は頻繁に行われているが、かつては母体の生命活動の停止に際して胎児のみを救うために施されるものであった」なんてTipsは面白くなくはない。ただあさのあつこが理解できず、シェイクスピアに魅力を感じないぼくには難しい本だった(笑)。
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Iwata Kentaro
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あさのあつこの本は読んだことがないが、興味深い授業だった。マクベスは若い頃、何度か読んだな。きれいは汚い、汚いはきれい。
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in medio tutissimus ibis.
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『マクベス』は「二人」の話である、としながらもどうもマクベスの独り相撲っぽく感じるというのと、著者が垂れる人生訓としての反全体主義的な個人主義が紋切り型でこれまた独り相撲っぽく感じるのが何となく重なって見える。理想を体現できない苦悩、というものが創作のテーマとしてあるようなのだけれど、それを少し広げ過ぎたのではないか。本来そうした独り相撲を超克して「壁が扉に変わる」ことを描くのが、希望を語ることが大人の責任であると語る著者らしさだと思えるのだけれど。この人の本もマクベスも読んだことないんで勝手な想像だけど
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yuka
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10代の頃に、こういう授業・講義、受けたかったなぁ。 今からでも、あるなら受けたい。
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レモン
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中高生への特別授業のため、『マクベス』の考察と言うより、あさのさんの読書への向き合い方や若者に伝えたいことなどに重きを置いている本書。最近は読みたい本が多すぎて冊数消化のために読んでいるので、じっくり咀嚼するように読むことをしなくなったな、と少し反省。来年は、あの場面の彼の心情はどうだったか、などと反芻しながら読むことも心がけたい。マクベスとバンクォー2人の物語だという考察に納得。
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き
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マクベスという作品を通して、本の素晴らしさ、書くこと(爪を立てること)の大切さについて教えてくれる本だった。
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カンファ
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こどもたちの感想が、とてもしっかりしていて興味深かったです。
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ぽっか
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あさのさんは、『マクベス』をマクベスとその友人バンクォー「二人」の物語だと捉えている。絶対的な天才を前にして足掻き続ける姿に惹かれると。そんなふうに考えたことがなかったので目から鱗、単純に欲望と恐怖に敗北するお話だと思ってた。そして、その人間模様や葛藤が『NO.6』に影響を与えているらしい(ネズミと紫苑ではネズミが天才側だろうなあ)それからこの話は、9.11後個人が国家の論理に追従する風潮をうけて書かれたそう。それに対抗するすべが、個で立つこと、読んで、書いて、演じるというネズミの姿勢だったとか。
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かんのり9
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読んだ。
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ようこ
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あさのあつこさんが好きな方にはおすすめ。マクベスを鍵とした彼女のエッセイという感じ。 私が求めるものとは違った。 同じシリーズの「源氏物語」「枕草子」「シンデレラ」と読んで、こちらもと手にとった。前記3冊はどれも知的好奇心を満足させてくれ、本編への興味が深まったのだがこれは… 学生への講義、彼女の考えをだらだらと載せている感じ。 ただ、このような特別講義を受けられる子ども達に対しては、いいな、羨ましい、と思う。
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志波昌明
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あさのあつこさんの「No.6」に、「マクベス」が何度も登場する。あさのさんが「マクベス」について、何を語るのか興味深かった。作家だからこそ、印象を色で表現したり、様々な角度から取り上げている。読書や表現についてのあさのさんの考えもわかり、面白かった。
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けいこ
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ネタバレシェイクスピア『マクベス』を取り上げた、中学校の授業を纏めた本。語り口が柔らかくて読みやすかったです。『マクベス』を色に喩えると何色?というところが面白かったです。私は始め、灰色という印象でしたが、生徒達は「物語の始めの方は鮮やかな赤で、それがどんどん汚くなっていく」という答えもあって、そもそも『マクベス』を色で捉えるという事が新鮮でした。あさのあつこさんの小説『NO.6』も『マクベス』の影響を受けているとの事で、読みたくなりました。
けいこ

講が進むにつれて、自分の気持ちなどを自分の言葉で書く事を勧めている。これは、自分の根っ子(芯)を造ることにも繫がるらしい。『マクベス』の話も良かったけど、「ふわふわ生きていないで、自分の根を持って欲しい」という、あさのさんの強い気持ちが伝わって来ました。

03/05 22:17
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