形式:文庫
出版社:草思社
仕方ないかもしれないけど、生物名、地名、人名とカタカナが多くやや読みづらいです
ただね、夥しい情報量だけに生物や植物の写真もあると嬉しかったけどな。例えば「カムルチー」なんて固有名詞が出てきてもイメージ湧かないよ。雷魚のことね。それから「水から上がっても3、4日は生きられる(p.113)」はいただけない。せいぜい体が濡れている数時間だろう。
「明日から工場も車も全部止めよう!」は現実的な話ではない。地球温暖化や様々な環境の変化について、過去に戻そうとするのではなく、人新生なりの適応を(人間にしろ環境への働きかけにしろ)考えていこう、という考え方は同意できると思う。
外来種はいつも侵入して生態系を破壊するといわれるのは偏見で、外来種は競合して負けることもあるし、環境破壊で在来種が壊滅したところ(在来種では住めない、繁殖できない環境)に住んで生態系を再編し、環境改善をしてくれる。それなのに外来種というだけで敵視するのはただの差別だと私も思う。また、なかなかきわどい表現だが、環境保護主義者は人種についても厳しい見方をしているというのはけっこう鋭い指摘だと私は思いました(本書中で例を出しているので説得力もある)。
日本古来の種が好きな私には耳が痛い話です。子供の頃駆け回った野山にあった植物が今の生活ではすっかり見当たらなくなっていて、仇を見る目で庭を見回し、片っ端から引き抜いています、、、
いおいさん お気持ち、すごくわかります…( ´▽`) 結局の処、植物…自然て意外と強い!、ってことですよね(笑) どうしようもありませんし、どうもしなくていいと こちらも気丈に考えることにします(笑)
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
仕方ないかもしれないけど、生物名、地名、人名とカタカナが多くやや読みづらいです