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千夜千冊エディション ことば漬 (角川ソフィア文庫)

感想・レビュー
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てつ
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ありがとう松岡正剛 あなたの方法を引き継ぐ一人となります。
0255文字
岩間 宗達
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読了。世界にはなぜこんなにも多くの言語があるのだろうか。しかもそれらが猛烈な勢いで絶滅しているとのこと。我々が学ぶ言語はあまりに体系化され過ぎているかも知れない。言語とはもっと柔軟で不明瞭でフワフワしたものなのかも。エスペラント語、少し興味あります。
0255文字
なおこっか
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ああ、楽しかった。ことば、という括りがあまりに大きいので少々正剛先生にしてはとっ散らかった編集印象だったけれど、表現方法としてのことば、編纂されることば、日本のことば、世界のことば、どの切り口も興味の対象としてなぞっておきたい。とっ散らかっるまでに幅広いので、なかなか追うのは大変だけど。何しろ小学生の俳句から、オーケンのエッセイから、リービ英雄さんや小池清治氏までが俎上にあるのだ。芥川は『侏儒の言葉』で取り上げられている。芥川の担当医が井上井月の俳句に関心あったという千夜千冊も気になる。
0255文字
藤宮はな
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しかし博覧強記だ。自分には理解出来ない領域でも正剛さんに掛かればほえーって気になってくるから不思議。後半の言語についての諸々は確かに英語ばかりではいけない、オリジナルな個々の言語を保存しなくちゃいけないと。ザメンホフの執念と理念も分かった。短歌の世界も様々に革命があったのだなぁ。万葉からの言語観念、紀貫之のかな文学の発明、定家や新古今の時代、本居宣長の日本語研究と息子春庭の用言の研究、種田山頭火、与謝野晶子、俵万智、寺山修司の本歌取りの技法、子供の秀逸な俳句、日本語の曖昧な用法の面白さ、辞典色々。
0255文字
きょ
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千夜千冊エディション、3冊目に買ったのがこれだ。帯に「言葉はどんな力をもつのか」とある。深い。だが、私がいちばんスラスラ読めたのは『小学生の俳句歳時記』の紹介文だった。楽しんじゃってるセイゴー先生を身近に感じられた。日本語は、独自の世界をたくさん持っている。もっと考えなければ、知らなければと思う。
0255文字
Hatann
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千夜千冊エディションの第10弾。ことばをめぐる40冊の本を紹介しながら思索を進めるが、まず「省く・縮める」「類で分けて」にて日本語を述語的に分析してみる。そのうえで「日本語の謎」の小見出しにて文字通り日本語について語られる。水村美苗は言語を「現地語」「普通語」「国語」の3つに分けるが、訛りの問題は別にしても、日本ではこの3つの違いが意識されにくい。良くも悪くもこの無邪気さが日本の特徴ともいえる。種々の書籍を通じて各々の日本語の成り立ちを検証し、改めて日本語が現代的課題を抱えていることに気付かされる。
0255文字
阿部義彦
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松岡正剛さん、今回取り上げるのは言葉=言語です。髭や髪は切ったり剃ったりして外見を変えることは可能だが、言語とは祖国と切り離せず、精神の内側から湧き上がるもの。どれも、興味深かったです。特に類語辞典=シソーラス に関しての記述が心に残りました。こうしてる間にも少数言語の最後の話者がどんどん息絶えている事を自覚しなければ。子供のうちから英語を教える愚かさに気づける人の余りの少なさにはゾッとする。英語が言葉を殺す最大のスナイパーであるとは、至言です。
0255文字
starlive
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久々に読み応えのある一冊。がっつり、どっさり、どっしり。ぐっと入ったり。ついていけず字面を滑ったり。いやはや。
0255文字
hawk
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タイトルの通り、正に言葉漬け。私には難解な箇所も多く全てを理解することは到底できませんでしたが、深淵なる言葉の世界を少しだけ垣間見たような気がします。何よりも、日本語に興味が湧きました。
0255文字
桔梗屋
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タイトル通り「ことば」をめぐる書籍を通じて、松岡氏の思索が縦横無尽に語られる、単なる「書評」を超えた随想群。何冊か読んでいる本もあったので、既読の『デザイン知』と比較して、はるかにとっつきやすかった。それにしても『ボクはこんなことを考えている』【大槻ケンヂ】あたりまできっちり読み込んできているのでは、到底この読書量には太刀打ちできない。そもそも太刀打ちできると思った自分の傲りを恥じるべきか。書評読んで感心してるだけじゃなくて、そこから自分自身の読書経験を広げていかなきゃ、全く読んでない人間と変わらんよな…
0255文字
玄趣亭
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「言葉は言いまわしによって、標語にも逆接にも反論にも暴力にもなる。(中略)互いに鎬を削り合う丁々発止こそが言葉の社会というものである。できれば助詞ひとつで岩を動かしたい」(20p)……詩歌句、辞典、日本語、言語学と各章に分けられ「ことば」をテーマにした千夜千冊。言い換え、列挙、語源からの発想など松岡正剛の編集方法にはことばを駆使して用いられている特徴があるので、この巻は千夜千冊の「肝」と言える。思えば自分たちで操る言葉に対して、私たちは常に「編集」してきたのかもしれない。そんなことを考えさせられる一冊。
玄趣亭

五十音図、言語の多様性、相対性、芥川の箴言的世界、寺山修司への思い……一冊一冊で紹介される言葉のテーマに重いものがあり、感想をまとめるのは容易ではない。その中で、意外と書くと変かもしれないが、和歌や俳句、唄などへの著者の思いは特に強いようだ。小学生の俳句や俵万智の短歌に対して著者の素の反応が楽しめるし、日本文化を読み解くのに重要な手がかりとして読みこんだり。以前「和歌や物語は日本文化の大切なものを保持していく情報編集装置」と発言されていたことを思い出した。

09/16 17:07
玄趣亭

いつ頃からだろう。仕事の企画書や計画書に「ニーズ」なんて言葉がまかり通るようになったのは。何故「必要」あるいは「要望」と書かないのか理解に苦しみ、気持ち悪くて自分では一度も使ったことがない。この本でも、ソフトな言葉の言い換え、安易な英語の利用、トレンドやインフォメーションなどの「プラスティック・ワード」等、編集の工夫が働かない言葉に著者は容赦ない。「ニーズ」への悪口も紹介されています。溜飲を下げさせていただきました(^^)。

09/16 17:08
0255文字
グワカマーヨ
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読んできた本、読みたい本がたくさん。
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KAZOO
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松岡さんの文庫版千夜千冊10冊目です。「ことば漬」ということで、言葉を中心とした著作についての解説です。最初の章は俳句、和歌などが中心となっています。いくつか読んでいるものもあります。次の章では辞典類で私の好みの分野ですが、あまり読んだというものはなく楽しめました。さらに日本語についての著書や外国人の作者を中心にした言語論的なものが収められています。まだまだ続いていくのでしょうか?
0255文字
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千夜千冊エディション ことば漬 (角川ソフィア文庫)評価72感想・レビュー13