形式:文庫
出版社:河出書房新社
量子アニーリング 焼鈍し 行き当りバッタリ ? ピラミッド 不確定性 ハイゼルベルグ? 泥酔劇団 笑 バッハ ヴィバルディ 晶 神狩り あぁ
そして、個人的秋号のベスト短編は、「リンカーンの肖像」だ 勉強不足でNOVAバベルも藤井太洋の作品も読んだことがなかったのだが、素直にSFが上手い それを知れただけで良い読書体験になった 藤井太洋の作品は、兄が買っているのでこの機会に読んでみよう
・アマサワトキオ「赤羽二十四時」 コンビニ人間を一歩進めてコンビニを生物にしたSF。ハリウッドで映像化してもらいたい。 ・谷山浩子「夢見」 彼女の歌のようにほんわり切ない掌編。 ・高山羽根子「あざらしが丘」 今回は怪獣を持ち上げるのではなく、クジラを狩るのだ、女子どもよ。 ・津原泰水「戯曲 中空のぶどう」 仮想電脳世界と物理世界のインタラクション。正直ここまでやるとは思ってなかった。 ・麦原遼「無頼の船」 長さ1の線を360度回転させるために必要な平面図形の最小面積は0 その境界線の長さは無限大。
・高野史緒「浜辺の歌」 ・藤井太洋「破れたリンカーンの肖像」 記憶が、、、、
Ayumiさん>「あざらしが丘」は捕鯨アイドルのお話。捕鯨とアイドルを結びつけるって(^^) 他にも面白いのあると思いますよ。
捕鯨アイドル? 想像を越えているのはタイトルだけではないのね(笑)。
谷山さん初読み。音楽と変わらないテイストが切ない「夢見」。穏やかに終の棲家で終えようとする人生の最終晩を見守る最新技術たち「浜辺の歌」。今だって地下アイドルやらローカルアイドルやら(自分からすると)アイドル全盛の時代に見えるが、その斜め上を行く捕鯨アイドルの活躍「あざらしが丘」。いろいろ突っ込んできたが、つまるところダジャレでSFしようとする「宇宙サメ戦争」。自分の脳みそでは読むだけで精いっぱいだった「無積の船」。
コンビニは生き物だが大型商業施設はどうなんだろう「赤羽二十四時」。時間SFなのかと思いきや量子SFなのかなんなのか「破れたリンカーンの肖像」。アステリズムに載せるのにこっちの方があっていたんじゃないかと思う「いつでも、どこでも、永遠に。」。異世界観がなかなか素敵な「戯曲 中空のぶどう」。
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