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絵には何が描かれているのか ──絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則

感想・レビュー
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oimo
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ネタバレ図書館。東現美のショップで巡り会い(TABFの数少ない収穫)、図書館にあってラッキー。絵本作家が絵の構成をレクチャーする内容だが、「絵本の味わい方」を教えてくれる本ともいえる。小さい頃読んでた絵本を端から読み返したくなる。ナショジオの構図の本と重なる内容も多く復習になったし、単純な図形での実験的プロセスで解説されててわかりやすかった。好きな絵を単純な要素に変換して再構成するトレーニングは勉強になりそう。導線のバウンス(画面の端で視線が再び主役へと促される)は一番印象に残った、実践してみようと思う効果。
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weellow4634
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 絵における色や図形、そして配置が見る人に与える心理的な影響について解説した本である。作者は絵本作家だからか、読者に寄り添った書き方をしており、読者に何度も問いかけ、思考の経緯を見せてくれる。  別々のものでも色が同じであれば、人に関連性を抱かせることができる。斜めの形は動きや緊張感を示唆するという。絵の下半分に配置すると地に足の付いた安定感を感じさせるそうだ。
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Taka
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あまり絵画や絵を描く事に詳しくなかったけど非常に興味深い内容だった。ただの意味を持たない図形だったはずなのにその組み合わせや色・大きさで人は何かを自然と感じてしまう。認知心理学の一端を体験することができ、人間の脳の不思議な感覚にあらためて興味を感じてしまった。図書館本だったので返すのが惜しく結局購入。
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banbanban
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物事を抽象化して構造化する話はワクワクする。そういう話が好きなのかも。いま読んでいる現代思想入門の本で出てきた構造主義とか好きなのかもしれない。レヴィ=ストロース入門とか読んでみようかな
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いち.に.
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ネタバレ絵を見る時の無意識に処理している感覚を解説されていて面白い。小学校低学年のときに運動会の絵で競技をしている当人を画用紙いっぱいサイズで描かせようとした担任の気持ちが理解できた。脳内記憶のみでしか描いちゃいけない規則で、私は人間を描くとド下手さが際立つので運動会の風景を描こうとしたので噛み合わない事この上なかったし意図を説明する能力もなくて途方に暮れた記憶。確かに見る側としてはそうなんだけど!絵本もそうして見てたけど!無意識に体得して描くのは違う回路だろうか。素人にも理解できる良本でした。
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かい
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良かった。これから漫画や絵画を新たな視点で見れるかもと思わせてくれます。
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読書家さん#GyLjjj
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これ本当に名著。何度も読み返したい。大事なのはコンセプト、感情。すぐ忘れちゃうけど大事。 それを伝えるための基礎ってかんじ。 美大受験前に読みたかった本。(出版されてなかったことが悔やまれる!)
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みーちん
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あるnoteの記事にこの本が紹介されていて興味を持ちました。童話「赤ずきん」を題材に絵の中の形や色、大きさ、配置が変わると人の受ける印象がどう変わるか追体験できるようになっていますが著者の分析内容は絶対ではありません。その理由はp100に書かれています。 【要約】私たちは絵を見るときそれが描かれたものだとわかっていますが、過去の経験から特定の要素と現実を結びつけようとします(例えば尖った形は現実の尖った物体、赤色は本物の血液や炎と)。記憶の中にある経験が感情を呼び起こして一瞬だけ「現実」を感じるようです。
みーちん

目にしたものと頭の中にある記憶、経験が反応して感情やイメージが想起される。だから文脈や過去の経験、環境などによって結果が変わる。ということです。絵によって人の本能(普遍的な部分)があぶり出されているようで面白いです。

01/15 00:17
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iwtn_
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絵を、そして視覚的な認知を設計するための要素を解説している名著。切り絵に素材を限定することで、効果のある内容になっている。視覚的と書いたが、当然他の感覚とも関わっている、特に上下感覚や空間認識、ので広い範囲の人が読んで参考になると思う。こういう本を教科書にして、教室とかで試行錯誤したかったなぁと思う。こういった感覚的な物事の言語化は、それなりに理性の元で物事を制御しようとする(される)場合に意義が大きい。視覚的な刺激の多い世の中なので、防衛にも使えるし。この感想は言葉が足りないことを自覚するぐらい良い本。
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ななもん
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ステップバイステップで形と色を構成していく過程を体験できる一冊。絵本や漫画、挿絵の構図を練ってる時に読むと良さそう。次のページに行く前に、この構図をもっとどうすればいいだろう?と考えてからめくるとアハ体験になって面白かった。
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あっこ
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赤ずきんちゃんを例に解説していると知って読んでみました(赤ずきんちゃん好き)。 数色の色と形の切り絵を使って読み手にどんな感情を与えるか解説しています。変えるだけで受ける印象が違ってきて面白かったです。紹介されてる著者の本も読みたくなりました。
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けるみ
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途中まで読んでから改めて表紙を見直すと、ただよくわからない図形があるんじゃなくて物語が見えてきておもしろ!って思った 好きな絵画とか映画とかもモチーフを単純なものに置き換えながら構図の参考にしていきたい
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:r
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デザイン心理学とか色彩心理学の講義を思い出す。
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むぎ
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ななめ読み。絵本の絵を描く画家の立場から、色彩や抽象的な図形が人間の感情や意味理解に与える影響について、実践的に説明した本。筆者のバングさんが読者に語りかける形式の紙芝居のようで、大変読みやすい。芸術心理学、色彩心理学、芸術の認知科学に興味がある人必見。日本語訳の解説は山本貴光さん。 ルドルフ・アルンハイムについて要チェック(自分用備忘録)。
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サトゥルヌスを喰らう吾輩
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絵はどのようにして、さまざまな感情を呼び起こすのか?色や形、構図が及ぼす印象について学ぶ本。「私たちは現実の延長として絵をとらえる」「私たちに強い印象を残す絵は、人間が現実世界で生き残るための反応に基づいた構造的な原則を利用しています」「その原則を理解すればすぐに、なぜ、絵がそのような特定の感情的効果をもたらすのか、理解できるでしょう」「それは、あなたが絵の作用を理解できるようになる、ということである」
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ひさしぶり
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面白かった(^^)
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わちゃこ
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非常に面白かった。ワークを自分でやってみたけど、わずかなサイズ、位置の違いで感じ方が変わるすごく刺激的な体験だった。日本語版解説に、絵とそれを見る人の認知のしくみ、そこから生じる思考や感情といった心理の動きの関係を探求する本。とある。
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けんとまん1007
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何を伝えるのか?どう、伝えるのか?どう変えると、伝わり方がどう変わるのか?デザインを考える時の基本が、わかりやすく書かれている。その基本のうえに、自分なりの思いを描いていくこと。そこに籠めるストーリーを、きちとデザインしておくこと。面白い。UXへの第一歩。
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向山 彰彦
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形、配置、色だけでこんなに変わる! 形の意味、配置の意味、 心情やじかんや動きも想像させられる 簡単な図形だけで説明されるので、色と形、絵の本質的なところが腹落ちする。
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ニッポニテスは中州へ泳ぐ
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☆=3/5 絵本の「光景(シーン)」の構成原理を説く。視覚のUXにまつわる本でもある。 どんな形のオブジェをどんな色で描くか、どこに置くか。そして、それらが化学反応を起こすとどんな感情を喚起するか。視線のさりげない誘導=ナッジを活かす、画面の上部に在る物にはポジティブな印象を感じる(観念連合)。等々、素朴なだけに応用の利くアドバイスがたくさん。
ニッポニテスは中州へ泳ぐ

カンディンスキー読むよりはこの本読んだ方が良さそう

09/14 16:26
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まさこ
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要素の大きさや配置、角度をちょっと変えてみることでの印象の変化が面白いように伝わる内容。切り紙はいいね。4色に絞るのはこのように考える手があるのですね。マチスのように楽しみたい! パワポでも凝ってしまいそう(面白くて時間かかっちゃうな〜)
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邪馬台国
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「アイデアのつくり方」のような、読みやすく何度も読むに値する本だなと思いました。買ってよかった。
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シクロ
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さくっと読めたが、内容はとても示唆に富んでいた。水平線は安定を斜め線は動きを表す。重力や距離感を考慮した構図、絵全体を見てもらうにはどう配置するべきか。絵は写実的にある必要はなく、極端に表現した構図、色、形状で観る人の感情を揺さぶることができる。自分は絵を描くことはないが、パワーポイントを作る時にでも、絵を観るときでも、この本の知識はとても役に立つと思う。
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aoyami
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人間が絵から直感的に受け取る感覚を、単純な図形と少ない色数を用いた、切り絵の「赤ずきんちゃん」を追っていくことで理解できる。並べられていることは、誰もが直感で理解できるミニマムな人間的感覚なので、そんなの当たり前じゃないか、と思うことばかりなのだけど、その当たり前を言語化している、ということこそが画期的なのだと思う。描き手として、自分自身へのフィードバックにも使えるし、受け手として、絵画、デザイン、映画など幅広い視覚コンテンツを理解して楽しむためにも役立ちそうです。
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とめ
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童話「赤ずきんちゃん」を丸、三角、四角といったシンプルな形で表す。絵本を読んだときになぜ気持ちが動かされるのか、絵の持っている効果が解説された、UXデザインの教科書。絵画の設計図を読み取り、作者の考えを読み取る助けになり、楽しむ手助けになるのではないか。良書。
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推理
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ネタバレ色や形は矛盾意味多数→文脈が意味限定/主役性→大小色強さ/形色同じ→関連づけ仲間。色の関連>形の関連/小→怖。近→親密。尖→危険。斜→不安閉塞/文脈混在は不快。写実より効果強調。色の攻撃性/滑平ら水平→安定平静。垂直→力能動刺激。斜め→動緊張倒深/上→優位自由幸福力浮遊。下→抑圧落重悲鬱脅安定。中央→注目→ズレは動き。隅→外/曲線→安全。大→強。小→弱。規則性↔混沌。差異→注目。空間での位置。集合↔孤立。重ね→侵入。漸細→奥行。危険の遠近。自由の幅/主題感情>細部。変更試し効果濃密化。逆主題で二絵並行比較
推理

赤白黒菫四色の単純な切り絵を切り、あれこれ動かすことで色と形が生み出す効果を自分の手と眼で発見していく訓練法の本です。それぞれの効果を発揮するはずの基本原則群が組み合わせ構造化された時にどのように働くかを試行錯誤で体感します。

01/06 17:23
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