形式:新書
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
対策。国民が金や損得に対して敏感になり、自衛する事じゃないかな。 自分としても仕事に関しては得にならない事はしないようにしている、自分の給料に直結しない事には触れないようにしてる。見返りがあるのならやりたいし、親切にしたいというのはあったが、「当たり前」になってしまうと押し付けられるのでなるべく手を抜いて。でもタイムカードややり取りは記録して自衛する。自分の身は自分で守る。そして自民党と財界の関係の理解と政治的アプローチ。ユニオンらの後ろ盾の準備など。やはり本は助けになる。
結論。企業側は利益を追い求める妖怪である。 最近読んだデフレ解説本の「安いニッポン」でも同じ結論だが、賃金が上がらない、もしくは残業代が出ないのにしっかり働いてしまうと経営側からすれば「この賃金で十分」に着地してしまうので、"ちゃんと"手を抜かないと賃金は上がらない。怠惰と手抜きで仕返ししないと。そして嘘に刺さるのは何より記録。
改善方策: 1残業代の割増率を2倍に引き上げ 2労働時間不記録に対するペナルティの創設 3虚偽労働時間記録に対するペナルティの創設 4残業代不払いの刑罰の上限の大幅な引き上げ 5残業代不払い等の労働関連法規に違反した事業者は全件公表かつ、求人票への記載義務付け、公共事業への入札5年間禁止 6賃金請求権の時効 10 年 7付加金の機械的適用 8過労致死傷罪の創設 9固定残業代の基礎賃金への組み入れ 10無期転換社員と、もともと無期の社員の待遇差別禁止 11高プロ制・みなし3兄弟の廃止 12管理監督者制の廃止
13残業時間の上限規制の例外廃止 14最低賃金時給1500円の早期実現 15フランチャイズ規制 16実質的雇用のみなし制 17技能実習制度の廃止、留学生の審査厳格化 18給特法の廃止 19派遣法規制強化 20勤務間インターバル制度の義務化 21有給休暇完全取得の義務化 22求人情報からの不利益変更の禁止 23企業・団体の政治献金廃止・政治資金パーティーの廃止 24記録しろ 25労働組合を活用しよう 労働者を低賃金・長時間労働で使い捨てにしないと生き残れないような企業は、本来 淘汰されるべき。
・残業代の基本割増率は 2 5 %であり 、諸外国と比べて低い 。 ・残業時間の上限規制は 、かつて青天井であり 、法改正はしたものの 、例外が設けられてしまい 、例外の上限は過労死ライン 。 ・残業代不払い等に対する罰則はたったの 3 0万円である上にめったに立件されない 。 ・労働時間を記録しないことに対しては罰則すらない 。 ・ 「みなし 3兄弟 」により 、残業代をカットする抜け道が用意されている 。
・ 「管理監督者 」 「変形労働時間制 」 「年俸制 」等に対する誤解を利用して残業代がカットされている 。 ・高プロ制によって残業代カットは可能だし 、 「業務委託 」等と名称を変えることで高プロ以上に過酷な労働をさせている実態がある 。 ・残業代の時効はたった 2年であり 、 「逃げ得 」が認められている 。 ・求人詐欺は事実上野放し 。 ・労基法違反等を取り締まる労働基準監督官の数が少ない 。
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