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道子の草文

感想・レビュー
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ふじひよ。
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名護市図書館本。 みっちん好きです。
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ダージリン
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最近石牟礼道子を知り、読んでみることに。草稿類などが主だが、断片の中にも、鮮烈な輝きが垣間見られ、なかなか濃密な読書体験となった。石牟礼道子は少しまとめて読んでみたい。
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algon
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著者は没後200冊近いノート・手帳を残していた。この本はその中から様々な草稿、端文などを事務的パートナー渡辺京二の編集で出版された遺文集である。自死にとりつかれていた結婚前後の鋭敏な感性、諸々の没原稿の草稿、「苦界浄土」の部分下書き、対談などほぼほぼ押さえてきた自分にとっては興味深く読めた。この本はある程度著者の来し方を把握していないとわからないかと思う。まぁそういう人しか読まないか。終盤の対談2篇は著者を良く知っている対談者で能と狂言、そして「大廻りの塘(うまわりのとも)」についての話で大変面白かった。
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のうみそしる
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もう20代で文体が確立されている。そのころの女としての宿命や生き方に抗う姿が新鮮だった。後年はやはり水俣に端を発する近代への批判。力強い庶民の描写。そして晩年になると猫などかわいらしいテーマも。「洗濯物が溜り出すのと死にたい度合いの深さは正比例する。するとわたしは洗濯物がいよいよ苦になり片付けものと云うものはごっそりそっくり根こそぎ片づいちまえと云う気になる。」『占有はくるしい』
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ネギっ子gen
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著者の著作出版にずっと関わってきた渡辺京二氏が、著者が残した2百冊近いノートや手帳から拾った遺文集。若かりし頃の記述『無題』。華厳の滝の藤村操から始まり<サイの河原で、幾年かの後「あなたの巌頭の書とあたしのひとりごとを見せ合ひませう」というのも面白くないこともあるまい>と。直後、“自殺未遂心理過程”の記述。そのうえで、記す。<他人の為の正直に自己を騙る矛盾、それが人間性?修養も生きんが為の欲望?からだ…?と考えるとき、わたしは倦んでしまふ>と。このような石牟礼氏の瑞々しい感性が弾けた記述に、深く共鳴――
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zikisuzuki
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石牟礼道子の文学への入門として読んだ。若い時の純粋である事と美へのこだわりが死に繋がっているのが驚いた。水俣病との関わり辺りから生の炎が燃えている文章になってそれが壮年期から老年期にかけて生の美に昇華して行く文章。山や海も生きている。人の世が苦しくても美しい炎をともし続けた人の言葉をもっと私は知る必要がある。
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