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日本人のためのイスラエル入門 (ちくま新書)

感想・レビュー
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kiyochi
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イスラエル人の精神はダメ元。 権威に従順な態度はイノベーションにとって有害であり、今までの延長線上のことを馬鹿にして舐めてかかる位の不遜さが必要だ。
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ハンソクマケ
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今ガザで起こっていることについて知りたいと思い手に取ったが、これはイスラエルがどんな国かについての本なので、そこはもう少し踏み込んだ本を探すべきかもしれない。とはいえ、なぜどの国もイスラエルに強く出られないかについての理解の助けにはなった。たとえば、イスラエルは紛争地帯にあるが故にサイバー技術がめちゃくちゃ発達しており、どの国もビジネス的に提携したい、あるいはしているという点が挙げられる。つまり、縁を切ったら切ったで困る人がそれなりに出るということ。考えてみれば当たり前だが、物事はやはり単純ではない。
ハンソクマケ

ユダヤ民族はずっと迫害されてきたので、生き残るためには「なんでも」やる、という記述も印象的。 あと、比較的できたばかりの国なので、今はブイブイ言わせているけど、そのうち瓦解するのでは、という著者の見立ても面白い。

03/04 23:12
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のんしゅがー
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イスラエルの文化を中心に解説した本。 イスラエルの経済に対する日本やアメリカの好意的なとらえ方が意外でした。IT産業が中心とのことですが、これは彼らの宗教観からくる論理性を重んじる文化もいくら関わっているらしい。イスラエルには厳密な意味での憲法はなく、これに代わる基本法があるだけらしいが、この点はもう少し調べてみたいと思います。
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nickandhannah
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実際にイスラエルに数年駐在し、現場を肌感覚で熟知している筆者による良書です。該博な知識が随所示されており、考えさせられる内容が多くありました。10・7後の現在のイスラエルは更に変化しているのだと思いますが、世界が注目する地域の動向には今後も注視し関心を持ち続けていきたいと思いました。
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レイノー
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2020年刊行。著者は外務省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官(以日本大使館元公使)。◇図。◆イスラエル、特に現代イスラエルに関する概説書である。◇正直、著者の認識の正確さにはかなり疑問があり、また論旨も相当粗雑である。例えば、「近代日本の…現行憲法下の諸規定もあり、歴史への濃密な振り返りはない」とあるが、そもそも論旨不明である。憲法の諸規定と歴史の振り返りの関係性が全く判らない。どの規定が、どのような影響でどのような部分で振り返りがないというのだろうか?。そもそも現行憲法(だけではないが)
レイノー

あるいは技術分野での投資を強めている。発展途上国にたいする債務の罠と類似の構造を持った投資戦略である。イスラエルも資本提供は是としながらも、安全保障問題、情報あるいは技術流出への懸念の中、関係を模索している段階にある。◇では、アメリカはどうか?。⑴まずユダヤ系はトランプが好きではない。特に民主党支持層のユダヤ系は批判的だと。⑵問題の例が、シナゴーグで男女が共に座ることを当然視するアメリカ人と、これを否定し嫌悪するイスラエル人(特に超正統派など保守宗教G)。⑶⑵が顕現したのは、ユダヤ系米国人の強い要請で

12/22 23:11
レイノー

ネタニヤフが承認した、「嘆きの壁」における男女共同参拝所の創設。ところが、イスラエル宗教界とこの意を受けた極右連立与党の猛反発で約束を反故にしたという点。

12/22 23:11
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たくやよ我に帰れ
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情勢を踏まえて、少し古いかもと思いつつも読んだ。学界、財界、特にスタートアップなどの記載は著者本人が実際に外務省の仕事や生活を通じて感じたことだと思うので、当時のイスラエルの雰囲気がよくわかる。紛争において楽観的でありながら、徴兵制による自主自衛、やられたときの報復の執拗さもなんとなく分かって良かった。
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Satsuki
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イスラエルにかなり肯定的評価、という読後の第一印象で、それだけでいいのかという引っかかりも感じた。たとえば民主主義や「フラットな社会」を称賛するが、それはユダヤ人のイスラエル国民限定ではないか。他方で、タイ人労働者の安全確保、兵士の命の重視、他国のユダヤ系「義勇兵」帰還、ハマスの状況、などハマスの攻撃に伴う現状に通じる解説は有益。著者は元在イスラエル大経済担当で、経済面の内容が充実。政治面では、パレスチナ問題の比重は本書ではそれほど高くない。著者は強く同情するとしつつ、パレスチナ側の統治能力の低さも指摘。
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kan
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イスラエルについて基本的な知識しか持ち合わせていなかったので、入門編としてとても勉強になった。皆兵制なのは単に国防とイノベーション人材育成のためだと思っていたが、背景がバラバラな若者を坩堝に放り込んでイスラエル人という共通意識を持たせる役割もあると知りなるほどと思った。迫害の歴史の恨みを胸に人工国家を運営し、国民統合を目指すにはさまざまな苦労がありそうだ。イスラエル人の特質フツパも面白い。スタートアップに適した国民性というのはやっぱりあるんだろうな。
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Yosuke Hashimoto
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ガザ地区はハマスが強権政治を敷き、イスラエルせん滅を綱領として掲げている。ハマス政府に対するデモが発生したこともあったがすぐに鎮圧された。ガザ住民には、エジプトとの境界検問所から脱出したいと思っている人は多い。
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Makoto
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ネタバレ仕事でイスラエルが関わるがことがたまにあり、イスラエル人の同僚もいることから興味を持ち読んでみた。イスラエル人は歴史的にリスクをとって活路を見出すことが必要だったことから、リスクを恐れずに行動できる国民性がある。出生率が3に近い数字ということが意外で驚いた。いつか一度は訪れてみたい。
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フラン犬
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ネタバレイスラエルという国に興味があり、少しでも知識を得るために読み始めたが、後半にて挫折。入門書であるにも関わらず読めないのは、やはり入門書を読むにもある程度の基礎知識が必要である。
るい

ユダヤ教という児童書を借りてきています。イスラエルはなかなか難しいですね。

06/28 08:32
フラン犬

私の場合はイスラエルに限らず、世界史全般がダメです…。児童書を読むのは一つの方法ですね!いいアイデアありがとうございます(^○^)

06/28 16:36
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圓子
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イスラエルってなんなんだろう…?とおもう出来事が何かあって選んだ1冊だったような気がするが、肝心の出来事が何であったかが思い出せない。本書の内容に至る前段が知りたいので、それはまた別の本で。でないと知らな過ぎて、この本を評価することもできない。ともかくも、ありのままでばら色の理想の国などというものは世界のどこにもないのだ。「よりよい日本のためのヒントがいっぱいあるはず」が基調の本だが、ヒントを活用するための土台すら怪しいのが今の日本ではないかな……。
圓子

国民の義務の例外があるのは争いのタネだよなあ。それは容易に想像できる。

11/13 08:23
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hiro
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中東に興味を持って開いてみた本。IT分野でイスラエルの名前を聞くようになってきたが、イノベーションを産んでいる文化の源泉、背景を知ることができた。 日本、イスラエル双方の良い点、課題点を公平な視点で書かれているのがとても良かった。 民族、国家、宗教、全てが凄い濃度で凝縮されている印象。特にユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地エルサレムには何があるのか、いずれ必ず訪れてみたい。
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molysk
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サイバー防衛などの分野で、最先端の技術を誇るイスラエル。その強さの源泉は何か。筆者によると、「非順応」「議論」というユダヤの伝統に裏打ちされた「規格外の考え方」が、イノベーションを生み出すのだという。「非順応」は、多数派に従わないことで、独自の文化を守ってきたユダヤの歴史であり、「議論」は、神聖な文書を読み、理解して、若者に伝えることを義務とした、ユダヤの文化である。非合理とも捉えられがちな伝統が、国家の力の源泉となる。同じく長い伝統を持ちながら、停滞に喘ぐ日本にとって、気づきの契機となるのではないか。
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Francis
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意外とありそうでなかった現代イスラエルの入門書。外務省に勤務し、イスラエル公使も務めた方らしくうまくまとめてある。中東情勢についての分析は鋭い。日本では井筒俊彦氏以来の知的伝統故か、アラブ寄りの見方が中東情勢を語るときに多いが、最近のアラブのダメさ加減を見ると著者のイスラエルから見た見方の方が妥当であろう。ただ、現代のイスラエルがどうしてこのようになったのか、そのためにはユダヤ教のことを知る必要があるが、これについては十分とは言えない。市川裕「ユダヤ人とユダヤ教」との併読がお勧め。
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Tetsuya  Suzuki
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時間と若さがあれば、是非とも行ってみたい国の一つです。
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しんい
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在イスラエル日本大使館で経済公使をされていた方のイスラエル解説本。政治以外の経済情報(ベンチャーなども)を意識して扱われている。職務上已むを得ないのかもしれないが、内容で伝聞情報が多く、一次情報ではあまりないかもしれない。一次情報でないのであれば、もう少し統計や報道を引いて論を進めてもらえると、さらに良かったと思います。
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K
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【電子書籍】イスラエルと聞いて「成長著しい国」だとイメージする人がどれだけいるか。テクノロジー企業が押し寄せ、イノベーションが盛んな国だと認識している人は少ないと思う。本書は、世界を知ることの重要性を説き、これからの日本を占う上でかなり示唆に富んだ内容になっている。
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Tomomi
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まさに日本人向け。駐イスラエル大使館公使が駐在中に書き留めたものをまとめたとのこと。前半はイスラエルがどんな国で人々の日常こんなで。後半にただでさえ理解しにくい中東をイスラエル視点で見た解説。強いて言えば、優秀でないユダヤ人がこの国でどんなことになっているのかも知りたいかな。
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ごはんたべたい
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民族単位で数千年存亡の危機に晒されていて、それは今も続いていると考えられているからこそ、生き残るために多様な考え方を大事にする文化が根付いているのだなあ、と。それがあるから考えもしない方向からの技術革新が出てきたりする。
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B世代
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ネタバレイスラエルに行ってみたくなる。百聞は一見にしかず。
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dulce_zakka
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現在のイスラエルを、知らなかった。
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お抹茶
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ネタバレアメリカやアラブ諸国との関係ではなく,イスラエルそのものに焦点を当てた本は少ないかも。イスラエル人は「ユダヤ系は頭が良い」というように集団的に褒められることに抵抗感があり,マイナスのレッテル貼りへの急変を警戒する。フラットな社会で,目上にも怯まず意見する。徴兵を拒否できる超正統派ユダヤ人は多産で,2065年には人口の3割を占め,宗教国家色の強化や防衛負担の不公平感が世俗派の不満になりかねない。調和を重視しないイスラエルにとって,「平和」は国民の結合力を弱めかねない。
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いーたん
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フツパ、バラガン、イプシャ・ミスタブラなどの言葉をはじめ、イスラエルの歴史文化が培ってきた気風などがわかりやすく紹介されている。国際的にも微妙な位置にある同国だが、子沢山で風通しがよく、国民徴兵制度による厚い同窓会ネットワークなど、その素顔は知らないことばかりで新鮮でした。日本人の感覚からは想像できないメンタリティも著者が引き合いに出すエピソードで納得してみたり。惜しむらくは、スタートアップ企業の事例紹介がもっとあれば、、、。
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Go Extreme
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高い出生率・家族中心社会・伝統中心の社会・イノベーション・市民社会と軍隊 安全保障と自存自衛 イスラエル国土:四国 物価:日本の2.5倍・GDP4万2千ドル・防衛費対GDP35% インフォーマルでフラット 集団的記憶の通奏低音 スタートアップネーション サイバー防衛分野 国防軍:社会のるつぼ・社会人教育・職業訓練・同窓会 文化的特質:ハイリスクテーカー・ノーヒエラルキー・議論・非順応 イスラエル:天才肌・日本:職人 有名日本人:杉原千畝 大陸から隔絶→続いた日本 米国:断続的変革≒混沌 日本:不連続に飛躍
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trazom
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スタートアップ国家としてのイスラエルの実態を知りたかったが、その意味では不満が残る。でも、その背景は理解できた気がする。軍役が、社会の中で見事なエコシステムを形成している。さらに、階層がなく失敗を許容する社会や、短気で、権威に食って掛かることを善とする国民性が起業化を後押ししている。「ホロコーストで、アメリカを含めどの国も何もしてくれなかった」ことを忘れない強い民族的アイデンティティーがこの国を支えているのだろう。その逞しさに敬服するとともに、こういう人とは友だちになれそうにないなあというのも正直な感想。
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うすしお
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イスラエル国内の現状や特色、隣国や日本との関係がとても分かり易く説明されている。 著者の実体験を元にしたエピーソードもたくさん語られていて、イスラエルの文化について面白く学ぶ事ができた。
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Yosuke Hashimoto
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 現在のイスラエルの人口は900万人。70年前の建国時は90万人ほどであった。また一人当たりGDPも日本を超えた。IT系のスタートアップ、イノベーション力が高く世界中から投資を集めている。  一方で、3.11という出生率と家庭中心社会、ユダヤ教の伝統重視社会でもある。安息日は経済活動はほぼ停止する。  常に紛争の火種を抱えており、徴兵制あり、安全保障意識や自衛意識が高く、人々はたくましさというか生命力の強さも兼ね備えている。
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matsu
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イスラエル建国の歴史的経緯というよりも、イスラエルの現状を中心に述べられている。そう言った視点での本はあまりないのでかなり新鮮で面白かった。イスラエルの科学技術、国民性、経済発展、軍事力、安全保障などが知れて、アメリカ外交を考える上でもおすすめの一冊です。
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Masayuki Shimura
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【イスラエルは日本の変革の触媒になれるのではないか】(文中より引用)・・・・・タイトルが示すとおりにサクッと読めるイスラエル入門になっていることはもちろん、日本との文化比較論としても読める作品でした。著者がイスラエルで耳にした興味深い話の数々も記録されており、同国に興味がある人にはまず一読をオススメしたい一冊です。
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リットン
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平和とは言い難いがその中でも一定の調和はありうるのだなと感じた。日本人の感覚として無意識のうちにアメリカを手本とし、真似ようとしている気がするが、別の形で独自の成功をしているイスラエルのような国もモデルとしつつ、社会のあり方、強みのつくり方などにおいて日本流を作っていく必要はあるのだなと思った。また、日本自体が低成長の時代に入る中で、これまで追ってきた経済的な、資本主義的な、あるいは西洋的な「成功」から日本独自の「成功」をぼんやりとでも描くことが必要があるのかもしれないなと感じた。それが難しいが。
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Aster
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【日本人のための】と銘打っているだけあって、イスラエルだけではなく日本のこともイスラエルと対比させて書いているのが良い。パレスチナ問題に関してはそこまで詳しく書いてはいない。イスラエルの人間性やビジネス関係について詳しく書いている。あと…イスラエルに行きたくなる…
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