形式:Kindle版
出版社:英治出版
形式:単行本
これは明らかに「女性は数字に弱い」というステレオタイプによる女性へのプレッシャーという影響が出ているものと判断される。アンコンシャスバイアスによりステレオタイプの負のレッテルを貼られる(スティグマを与えられる)と、人はプレッシャーを受け委縮し、実力を発揮できないことが証明された一例と言える。
女性の例でいうと、ある女性が「女性は数学が苦手」というステレオタイプ脅威の下、数学テストでパフォーマンスが発揮できない状況が長期的に続き、ついにはそのステレオタイプを内面化してしまうことで自ら能力を伸ばす機会を避けてしまい、皮肉なことにそれがステレオタイプを補強する、みたいなことが色んな集団色んな能力で起こってるとしたらすごくもったいないと思ってる。こういう人間の可能性を妨害する思い込みや考え方には昔から強い抵抗を感じる。
思えば、僕がケーキ焼くのも「お菓子作りは女性の趣味」っていう一昔前のステレオタイプに抵抗する気持ちもあったのかもしれない。
米国黒人がどこに行ってもここは黒人一人だけ、と言うのを気にしすぎと思ってたが、米国はそういう世界だからかと腹落ち
環境自体が変わらなくても考え方や性格を変えなくても安心感を得られれば脅威はなくなるという話は希望があって良かった
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