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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ― (新潮文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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たまきら
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読み友さんの感想を読んで。私個人は茶道に興味はありませんが、何か一つのことを学び、人生の中に習慣づけていくことの素晴らしさには共感します。茶道という、ある種の舞台芸術が持つ哲学、歴史、そして自己表現を面白いと思いました。
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Hong Kong
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新潮部今年の7冊目。感想は、そっくりそのままこの本の最後で解説をされている柳家小三治さんの書いていらっしゃるとおり、感動の読了でした。全くお茶のことを知らない私ですが、この方がお茶をつづけて26年(平成14年初春)のすべてを綴った本でした。なんでもそうだけど、週一回でも、月一回でも、毎日でも習慣化してずっと続けていくことは大切ですね。消して諦めないこと。そして始めるのに遅い日はない。今日が一番若い日です。
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chiyamofu
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1年ぶりに再読してみた。1日1日を積み重ねていく。
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たいちーらぶ
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著者が茶道教室に通い続けた25年の思いを綴った物語。五感を研ぎ澄ませ季節の移り変わりを感じる。そして細かい作法を守り、美しくお茶を点てることに集中することで今を生きる。ストレス社会と言われる現代で注目される「禅の思想」。お茶を点てる一連の所作がまさに「禅」なのだなと感じた。師はお茶の作法を教えるのみ。美学や哲学は、自分の体に経験させながら知る。これはとても時間がかかることだと思う。しかしこれがわかった瞬間の喜びこそが、その人の財産となる。この読書体験で感じた喜びは、まさに私の財産となった。
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シャチ
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とてもステキな本だった。主人公が茶道を始めた大学生から25年間のことが書かれている。読んでいるだけで、その部屋にいるような気分が味わえた。季節が感じられた。私も学生の時に茶道部だったので、主人公が始めた頃の雰囲気はすごく懐かしい感じで理解できた。また習い始めたくなってる。私も勉強させてもらった。
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Koji Eguchi
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ネタバレ初森下。新年早々素晴らしい本に出会えた。★★★。解説の小三治氏ではないが、読んでいて突然胸が詰まりうるうるする。どんどん季節感が失われていく現代にこれだけ季節を感じさせてくれるとは。教わるのではなく、何年もかけてお点前の稽古を繰り返し少しずつ茶道の真髄に気づく。今の変化の激しい世の中でゆっくり気づきを待つ人は少ないだろう。でも人生そういう時もあっていい。五感をフル作動させて目に見えない微かな違いを感じる。できれば豊かな感性を持ち続けていたいものだ。図書館本でなく是非所蔵したい。
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森田 一恵
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うっとおしいと思える梅雨でさえ雨の有難さを感じ、寒い冬の寒さをいとおしむ。茶道に限らず華道、日舞など形式美というのは、この国の風土が育んだ結晶なのだと思う。
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yuiyui
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茶道の心を教えてくれる本。エッセイのところにあると思い探したら見つからなくて、結局お茶の棚にあった。エッセイのはずなのにどうしてかなと思う。
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武藤吐夢
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茶道について書かれた小説。形を教え込まれた最初の時期、それが固まった後にやってくる本質。つまり、今、この瞬間を生きるという哲学。それは禅と通じていて、五感を研ぎ澄まし季節を感じ、水の音、雨、空気、壁にかけられた掛け軸、お菓子、茶道具。すべてから何かを吸収し、その場にいる。その瞬間をとらえる。こに幸福の源があるというのが、茶道というのか著者の言いたかったことのように思えた。
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かみつれ
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うーん、嬉しい。こんな先輩女性の軽妙かつ深いエッセイ。気取るとこがないのに、隣でふわんと大切なことを教えてくれている気がする。お茶の世界を続けていくなかで、すこしずつ溜まっていった何かが、ある日いっぱいになって溢れて輝き、景色が変わり、気づきが増えててゆく。そのとき自分が広がり、成長している。そんな話は、比喩的で示唆的で、でも肩肘の力の抜けた心地良いものだった。
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zag2
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穏やかな読後感、ああ良い本を読んだなあとしみじみしています。マインドフルネスって、日本の伝統的な世界の中にも昔っから隠れていたのだと、あらためて思いました。遅ればせながら映画も見てみようかな。
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ほのか
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友達から借りた本で、お茶には詳しくないけど人生の中の考え方とか自分の考える価値観について考えさせられる1冊でした。一回見ただけで満足するものではなくて、何回みてもその度に奥が深くなっていくものは価値があるのではないかという考え方にとても共感しました。
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karin
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個人的に激動の2021年。23歳にして様々な出来事に心が揺れ動き、多忙な日常生活のなかでいつしか活字の世界から離れていた。そんな中、再び心穏やかに読書に集中することができたのはこの本のおかげです。 丁寧で、優しく、上品な言葉の使い方、読了後は静かな感動と共に心穏やかになります。 混乱の中にあってこそ、この本のありがたみを感じます。出会えてよかった。
karin

特に、掛け軸や花器など遊び心があったり洒落と頓知にあふれた茶器など、茶道具の一つ一つにも興味が湧く。季節によって違った顔をする和菓子も、一年中同じ味のシュークリムなどの洋菓子と違って良いというのも肯けた。五感で自然と繋がる茶道。目指すのは昨日までの自分と比べる人の成長。茶道の、学び深めることができる奥深さや、知的な美しさを感じた。

09/28 07:06
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ぱに
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25年続けられてすごいな。それから更に20年経ってるけど、きっとまだお茶やってるんだろうな。お茶を通して気づきが色々あって素晴らしい。季節の変化を私も感じられるようになりたい。長続きしたものがない私からすると尊敬と羨ましさが混りつつ、上から目線は全くなく、すっと心に沁みてくる良い本でした。
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Masaaki  Inoue
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映画化もされた、茶道の実体験エッセー(?)。初めは全てがぎこちなく、失敗ばかりで、仕草1つ、茶器1つに著者の「何なのコレ!?」って困惑がありありと伝わってきます。それが徐々に繋がってきて、終盤(24年後!)に降りてくる「気づき」や「学び」。そして「日々是好日」のカタルシス!これぞ物語が紡がれた瞬間です。濃茶ばりによく練れた構成に感激でした。今からお茶を学ぶ気合はありませんが、読んで良かった。日本古来の文化や芸能(芸能人ではない)ってのは、やはり伊達ではないのだと、ついオリのセレモニーと比べてしまいましたよ
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ぬー
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茶道の深さにため息が出た。一生やってもお茶の全てがわかるなんてことはないのかもしれない。先に形、後からその形に心を入れていく。何年も何十年もかけて。それが「道」というものなのかとわかった。若い頃にお茶会に行ったりお稽古を見学させていただいたりしたことがあって「何をやってるんだろう…その動きにはなんの意味があるのだろう…」などと思い、理解できない、とそれ以上お茶に近づくことはなかったが、この本を読むと、やってみたらよかったな、と思う。
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へへろ~本舗
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昔から茶道は日本文化の集大成だと思っていた。お茶・生け花・書道・焼き物・骨董・着物・礼式などなどの集大成。その他に本書は季節を五感全てで味わい想像力どころ体験するということを教えてくれる。今更ながら映画を観たくなってきた。
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ゆう
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良い本だった。 お茶と言うのがこれほど深いものとは知らなかった。 世の中にはすぐにわかるものとすぐにはわからないものがある。 これは本当に納得。 もっと四季折々の自然を楽しみ、今日と言う日を慈しみ、雨の日であっても、雨の奏でる音に耳をすまそう。
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卓袱
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茶道が教えてくれた小さなしあわせを、四季折々の花や和菓子を交えてエッセイ風に語られる。全編を通じて、「武田のおばさん」からの、時には厳しい、慈愛に満ちたお作法の指導が重なる。主人公は、時に挫折するが、これを重ねることから生まれる居心地のよさから離れられない。これは、茶道に限らず剣道や柔道にも通じるところがある。語られるエピソードは、就職浪人、恋人との別れ、父親の死とシリアスなものも並ぶが、それが重くならず、軽快ですらある。思わず茶道にのめりこみそうになる佳作である。
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namari
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ネタバレ私たちはいつでも、過去を悔やんだり、まだ来てもいない未来を思い悩んでいる。~過去や未来を思う限り、安心して生きることはできない。道は一つしかない。今を味わうことだ。p213
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chiyamofu
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お茶を習うってこういうことなのか。。習ってみたい。。 P230 気づくこと。一生涯、自分の成長に気づき続けること。「学び」とは、そうやって、自分を育てることなのだ。
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ヤマトタケル
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お茶との関わりは、先ず学生時代のお茶会(大寄せ)の下足番のアルバイト。男の参加者は殆どおらず年配の方から若い娘さんまで一面女性の海。茶道は女性の趣味(嗜み?)と思った。二度目は今から四半世紀前、お茶事に招待された時。酒席もありお茶の前に食事するんだ、と驚き。そして三度目は本書。四季折々が際立つ日本に生まれて良かった〜と心から思った次第。柳家小三治の解説に涙。映画では樹木希林と黒木華が好演。本書を読むとお二人の芝居上手いな〜という事がよく分かる。
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LUNA。
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日々の暮らしと自然と季節と自分。 永い年月の中、精進してこそ磨かれる感性なのでしょう。 初心者さんからベテランさん、まだ敷居をまたいでいない全ての人に開かれている茶の道。
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cava
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中学時代お茶を習っていた。この作者のように、正座のしびれや決まりきった作法の手順やその他諸々、本当に憂鬱で友達が一緒でなければ絶対続かなかったと思う。それでもこの作家が感じたようなお菓子の美しさや四季の折々にちょっとした変化の片りんのようなものは感じていたのかも・・と懐かしく思いだした。素直な瑞々しい感性がすっと心地よく入ってきたお話だった。映画では樹木希林の先生が素敵でした。
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skyhigh_MIZUKI
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お茶のお稽古を通して、今までは気づかなかった日々の小さな変化に気づく様子がみずみずしく表現されていて、読んでいて胸がすくような一冊でした。
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すみさ
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お茶を習い始めて感じたことを、素直な言葉で綴っている。読みやすく素敵な本。
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DK-2084
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★★★★☆
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くり坊
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最初に映画を知って https://youtu.be/UjS8yp662Yk 次に原作を読んでみようと手に取りました。「茶道」というと、何やら堅苦しいイメージだったのですが、この本を通じて、何だか私にとっては「遠い世界」だったものが、とても「身近」なものになった気がします。その昔、武道(合気道)を少しだけ嗜んだことがあり、それは「型」に始まり「型」に終わる技の習得でしたが、それは「茶道」にも通じるものを感じました。
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rizu
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若い内に習いたかったお茶。けれどその機会を失ってここまできてしまった。お茶を通して人生について教えてくれる。作者の森下さんが何度もやめたいと思う事にどこかホッとしている自分がいる。読み終わってしみじみと良い本だと思えた。
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雨の音
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つくづく不思議な本やな。読みたいのに内容がすうっと入らなかったり、なんだか辛気臭く感じたり。今回は気持ち良いほどサラサラと読めた。こちらの感度や心の余裕で、世界はガラリとちがって見える。お茶を通しての森下さんの発見や変化は、わたしのものか?と思うほどわたしが体験した事と本質的に同じやわ。余計なノイズが多い世界やけど、自分の手元足元に集中、人がどうだろうとまず自分。明日から12月。落ち葉の匂い、カサコソと踏んだときの音。踏みしめた足の裏の感覚、ハラハラと舞う落ち葉。この季節ならでは、を存分に味わう。
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みや
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映画の世界観が良く、原作を読みたい、と思い読んだ本。 映画を観ていた、ということも大きいかもしれないが、 作者が25年間で感じたお茶の世界を、たった一冊の本で味あわせて頂いた贅沢感がある。 日本で生活している者として、大事にしたい感性と感覚を教えてくれる。
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はる
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”お茶”を”仕事”に置き換えて読んでも、多くの気付きがありました。とても素敵な本でした。
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ろまかたわがえま
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お茶を通して季節の移ろいや何気ない日常の大切さに気付く事の大切さを感じます。伝え過ぎない、相手の気付きをじっと待つ、そんな先生と生徒の関係も素敵です。
0255文字
B
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お茶を習っているものとして、楽しみつつ共感しながらさらっと読めた。普段のお稽古の心地よさを噛み締めて、素敵な時間を過ごせた。
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ネコ好きのミー
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主人公の心情がとても繊細に描かれていて、読みやすかったし、日本の四季ってやっぱりいいものだな、毎日を丁寧に過ごすのが大切だなと改めて感じさせられた。 その中でも、やはり人生には色々辛いこともあるけど、それも含めて過ごしていこうと思わせられた。映画も良かった。
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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ― (新潮文庫)評価93感想・レビュー38