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うるはしみにくし あなたのともだち

感想・レビュー
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ナナシ
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呪いで醜くされた女子が自殺するのはわかる。 けれど、醜い女子までもが自殺するのはなぜ?という話が最後でスッキリオチがついて大変良かった。 登場人物が多いのでそれぞれ把握するのが大変かもしれない。ただ、この作品で美醜に囚われ「普通になりたい」「誰にも顔について言われたくない」という切なる願いがしみじみと…特に男子生徒や教師が女子を品定めしてやれる、やれないを一方的に見定めニヤニヤと笑っているあたりが凄くリアルで腹が立つ。本当に作者この辺りのいやらしさ書くの上手。途中から男を呪え‼︎と願っていた。
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りん
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ネタバレスクールカーストの陰湿さだけでなく、それを容認する教師たちの気持ち悪さもリアルに描かれていた。美しい姉との比較ゆえに「醜形恐怖症」になっている少女、張り付いた笑顔の教師などそれぞれのコンプレックスが煮詰まったことで起こる疑心暗鬼と事件。悲しい結末であり、それは学校や家族の責任でもあると思う。
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kujimami
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怖いの苦手なので何となく敬遠している作家さん。レビューで面白そうなので借りてみた。犯人がわからないまま進む落ち着かない気分、顔が醜く変形する描写の気味悪さ。唯一、途中でおそらく澤村氏のミステリー論と思われるの会話が挟まれてる箇所が気を緩められるポイントかな?年取ってくるとわかる、美醜に拘りすぎるのが馬鹿馬鹿しいってこと。それでも今だに格付けし合ったり、何でもかんでも『美』をつけりゃ関心持たれると考える風潮は根深い。犯人は‥客観的な視点が持てなくなったらこうなる、という皮肉。怖いけど満足な読後感でした。
0255文字
美雪
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こんな呪い、本当にあったら恐ろしい。
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Take@磨穿鉄靴
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澤村氏。誰が犯人か分からないまま進む。そもそもオカルトなのか何かしら科学的に説明出来る範囲なのかも曖昧だったけど途中からオカルト確定。そうであれば犯人は誰でも可能。そこまで状況が整理できても冷めること無く読ませる。むしろラストは犯人は誰!?と止まらなくなっての読了。最後はちょっとあっけなかったけど久しぶりに話にグイグイ引っ張られた。★★★☆☆
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しちほんやり
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ネタバレ怖いです。真犯人は誰なのかも考えながら読める。違和感を感じる記述もあり、ところどころヒントになってる。実は字体もヒントになってるよねー?
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はるり
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ネタバレいくら他人からみて恵まれた環境であろうと、誰もが羨む生活に見えようと、本人は生き辛さを感じていることはある。私が常々思っていること。それと似たものを感じた。
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取り柄無し
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p150『木を隠すなら森の中』のトリックで「被害者の名前と、殺害現場の地名のイニシャルが同じだとか、」はアガサ・クリスティの「ABC殺人事件」だと分かったのだけれど、「被害者の名字がアメリカの歴代副大統領と同じで、しかも殺害された順と就任した順が一緒だとか。」の方が如何せん分からない。元ネタがありそうなので、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください🙇‍♂️
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Crack Luc
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めっちゃ面白かった!澤村先生が作中で書くように「下世話で」「高みの見物」を決め込んでいる、我が身の下劣さをもチクっと自覚しますが... 今回もミスリーディングにまんまとハマり。今後は最も印象に残らないという意味で怪しくない人をマークしていこうと決心しました。 「うるはし、みにくし」これは、呪いでもあり、祝福でもあるよ。読んでみれば分かる。澤村さんの魔法。
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きょん
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ユアフレンド昭和64年4月号。あるはずのないその雑誌を手に入れ、載っているおまじないをかけると、相手の容貌を思うままに変えることができる、、、そんな言い伝えのある高校でそれが現実になる。うーん、女子っておまじない好きだけど、こんな怖いおまじないはノーサンキューだわ。ちょっと冗長な感じもしましたが、犯人はうーんそうなのかーという結末でした。そういえば自分のころは「マイバースデイ」というホワイトマジック系の占い雑誌が流行っていたなあ。おまじないを真剣に試したこともある。どんなおまじないだったか忘れたけど(笑)
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Mami
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四ツ角高校に伝わる「ユアフレンド」。その雑誌を手にした人は自分以外の女子の顔を美しくしたり、醜くできるらしい。カースト1位の生徒が自殺した。どうやら呪われたらしい。次は誰が呪われる?犯人は誰!?ホラーもミステリーもたっぷり、そしていかに美醜にとらわれているかを突きつけられる。他人から勝手に格付けされることも、自分をずっと誰かと比べ続けるのもツラくて苦しい。悲痛な叫びがずっとある。
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のり
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学校の怪談、都市伝説のような「古い雑誌を使った、人の顔を変える呪い」をかけているのは一体誰なのか。妬み恨みが交差する学園ミステリーホラー。人は見た目じゃないよ、なんて言うけど、そうじゃない事でこうなった。せめて家族は掛け値なしの愛を与えないと人は歪んでしまう。
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いち.に.
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ネタバレユアフレンド(雑誌)を手にして呪っているのは誰なのか?犯人探しの側面もあってホラーだけでなくミステリー好きにはかなり満足度が高く面白かったです。他人から外見を貶される恐怖、自分の顔が醜く感じられる苦痛を再現していて見える世界が歪むことは呪いなのだと感じました。呪う手段もデジタル化されていて予想外に感心してしまいました。デジタル時代の呪いというテーマが、より一層リアルに感じられそうです。
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訪問者
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きれいな女性の顔を醜く変えるという、とんでもない呪いの物語。犯人が二重、三重に巧みに隠されているのも凄い。人の美しさ、醜さについても考えさせられる傑作。
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つき
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ネタバレ姉が絶世の美女というだけで、そこまでイジメられるか? どんでん返しを狙いすぎて不自然になっているように感じました。
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Ausu
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ネタバレスクールカースト、学校に伝わる噂、おまじない。現代と昭和がつながり、ルッキズムや自己肯定感、学生あるあるだったけど、なんだか最後まで誰もハッピーじゃなく、他人からは見えない、ネガティブな一面があるという感じでモヤっとした。犯人探しはなるほどねーと思うけど、なんかよくわからなかった笑
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あー
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ネタバレいじめの話かなって読んでたら、いきなり顔が変貌する展開にSFもの??てなって、そのあとは犯人探しのミステリーに。 登場人物が多くて途中だるく感じたけど、なんだかんだ犯人は気になるから読み進められた。ミスリードも沢山あって、ミステリーとしては普通に楽しめたけど、おまじないがガチなのかガチじゃないのかよくわからなくて、いまいちガッツリは入り込めなかったかな。
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七面鳥
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学校、職場でもカーストはあり見えない区分けに翻弄される。ユアフレンドを受け取った当人もそうであり、悩まされたのだと思う。話が進むにつれて後味の悪いものになった印象。
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御光堂
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ホラーミステリー。女子高生たちの美人と不美人に分かれたドロドロしたスクールカースト。謎の占い雑誌『ユアフレンド』昭和64年4月号。結局全て妄想だったのか。
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みあ
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後味悪い……結局誰も救われず、幻覚で沢山人が死に、娘を追い詰めた親は何もなく。ひたすらに後味悪い。
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koma-inu
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相手の顔を醜くor美しくできるおまじない「ユアフレンド」。デスノートの如く、女子を醜く変えていくのは、クラスの誰なのか?ジャンルは、ホラー×イヤミス?おまじないが効いて醜くなるシーンは、なかなかのグロさ。うーん、映像化は難しそう😅終盤はミステリ要素強めで、おまじないを意外な解釈で使ってくる犯人に驚く。全編通じて、見た目に関する闇深さは相当なものです。登場人物には同調出来ないけど、現実でもあるのかも・・と考えさせられるところもありました。
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okk
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こんな呪いをかけられたら嫌だなあ。あんまりハマれなかったかな。
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いの
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占いやおまじないを扱った雑誌、一昔前に流行りましたよねぇ。マイバースデーとかさ。そんな占い雑誌が登場しますよ。昭和64年4月号のそれには、クラスメイトの女子を醜くも可愛くもできてしまうおまじないが載っている…という噂のある高校での物語。学校内でのカースト、あぁ…あったなぁ……と胸の中で眠っていた昔の私が顔を出してきた。私が触れたものは〇〇(名前)菌に侵されたと言われ避けられたり、デブスと蔑まれた。もしもあの時に、このお呪いを行使する力を手にしていたら、きっと…。と“犯人”に気持ちを重ねて読んだ。
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読書遍歴備忘録
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作者からホラーかと思ったのですが、(これは他の特殊設定ミステリもそうですが)呪いのルールが細かく提示されることにより十分考察や推理も可能であるかなり真っ当な、呪いが存在することを前提とした特殊設定ミステリ(内容的にはイヤミスでもある)でした。呪いの質や方法により登場人物がとにかくずっと疑心暗鬼のまま進行しますので疲弊もしますがそれでもリーダビリティが高くすらすら読めますね。
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namnam
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最近好きになった澤村伊智の学園ホラー。人間の美醜は相対的なものに過ぎない。けど外見で人は判断されるから、美しさ、醜さの尺度から解放されるのは難しいのだろうな
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松元
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本当にぼぎわんの作者と同じかと疑問に思うほど、全くテイストが異なるものだった。あれを100としたら、これは10とか15かな。登場人物の見分けはつかないし、現実味は薄いし。そもそも、確かに近年カーストとかよく言われるし、実際子供の時、いや大人になっても仲良くなる可愛い、可愛くないはあるけど。こんなにみんな卑屈か?と甚だ疑問。女子のことを詳しくない男子が書いたネット小説みたいだった。クラスで親から虐げられる人がこんな集まるのか…友達同士、こんな醜いとか言い合うのか。全く入っていけなかった。。
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黑猫
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2024年1月18日読了
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青
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★★★☆☆
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jerrrry68
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ある意味ホラーよりしんどかった。
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もけうに
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ネタバレ想像以上に凄い作品。ホラーミステリであるが、ルッキズム・スクールカースト等社会問題、自分が見えている世界が正しいとは限らないという哲学的要素まで内包した怪作。後味は悪く、人間のドロドロした面を抉ってくるので好き嫌いは分かれそうだが、私は傑作だと思う。ミステリとしても上質で、ページを繰る手が止まらない。伏線の張り方も見事。暗示と錯覚であそこまでの事態なるのは非現実的だが、人がいかに狭い世界と価値観に縛られて生きているか、といことの暗示か。時代・地域が変われば美醜の価値観もかなり変わるしね。
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サラマンダー
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ネタバレ登場人物がなかなかに多い、途中から名前を書き出しながら読んだ。 悲しいし、標的になり得ない人々がゲスい…自分が安全圏にいればなんとでも言えるってのが。 自分の悩みやトラウマなんて他人は知らないし関心もなく勝手に評価が下されるんだ、ツラい。 プロローグは中杉千亜紀視点で、ほかのユアフレンドの使用(していると思っている)にまつわる描写は倉橋のぞみかな?教師の飲み会中のミステリ談義のところがちょっとヒント?
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ゆきねこ
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ネタバレスクールカーストと呪術を掛け合わせ、美醜という観点を覆した。だれが犯人か最後まで分からないミステリーであり、人の容貌を見事に変化させるホラーであり、青春の痛さを表現した学園物でもある。クラス内の上下関係は、学習や運動がそれほど重視されていない底辺校ほど厳しいと感じる。クラスメートを「いけてる」「ノリがいい」「面白い」等の容姿の優劣やコミュニケーション能力で判定するほど、暇な子どもたち。人間にとってもっと大切な物があるだろうと、ずーっと前に学生だった者として言いたい。あと、あんな教師たちがいたら日本は終わり
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飲も飲も
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ネタバレ「ユアフレンド」の雑誌を手に入れた人が憎い女子を醜く変えてしまうおまじない。ただし、自分には使えない。実際は幻覚、暗示で顔を変えているわけではなかった。本人だけでなく周りの人全員におまじないをかけているというもの。顔が変わっていく様子、すごく怖い。それにしても、飲み屋での先生の会話がひどすぎる。
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ぽけっとふくろう
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 シリーズとは違うテイストのお話。目に映るものだけが真実とは限らないそんな物語でした。
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Mark.jr
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元々ミステリー的仕掛けを用いたホラー作品を書くのに長けた著者ですが。他人の美醜を操ることができるおまじないを扱った本作は、犯人は誰かを探る推理に二転三転する展開、おまじないの条件の裏をかく犯行手法など、完全に特殊設定ミステリーです。だからといって怖くないわけではなく、登場人物たちがドロッとした内面を覗かせるシーンはなかなかエグいです。もっとも著者は殊ホラーミステリーに対しては(本作も他の作品でも)皮肉な視点が見え隠れしており、そこが一番個性を感じるところなのかもしれません。
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しほ
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ルッキズムに悩む女子高生を取り巻くストーリー。あらすじはまったく知らずに読み進めて行くと、想像もしていなかった展開に。大きなミスリードを挟みながら、結末を迎えた。私自身も容姿にとても悩み、いじめられてきた過去があるので、カースト上位の子達を恨む気持ちもとても分かるが、かといって、他人の悩みなんて見えるわけがないと改めて感じる作品だった。
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けに
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★★★★⭐ 「ユアフレンド」の雑誌を手に入れた者だけが使えるおまじない。ただし自分には使えないというところがまたこの作品を奥深くさせてる。グロいところもあってゾッとしたけど面白かった。
0255文字
Tomo
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うーーーん、読了後唸りました🤔 ネタバレになるので、多くは語れませんが、 さすが澤村伊智さんだなぁー👏 学生時代にこんな事あったかもと思い、 「ぼぎわん」とは違う怖さに、身震いしました😭😱
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はちみつ
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ネタバレ「おまじない」によって顔を醜くされたクラスの美少女たちが自殺してしまったり、引きこもってしまったり。さてその「おまじない」をしているのはいったい誰か、という犯人探しで話が進む。誰もが怪しくて疑心暗鬼になる混乱や、人の外見を揶揄する心の醜さや弱さを見せつけてくるが、そんな人ばかりではないよ、という部分も描かれていて少し救われた。犯人は最後までわからなくて、やられたーという気持ちになったが、とにかく長い…。あと、先生たちの飲み会での会話がほんと一番ひどいと思った!
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pettoyoun5
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ネタバレ桂ちゃんが健気で真摯でかわいい。各キャラ―クターの見た目へのコンプレックス描写がリアルで、感情移入できてよかった。途中何回か、ウルッと来た。最後、「自分には使えない」のルールの真の意味と、過去になぜか醜い生徒も自殺した理由が明かされるところは鳥肌。 お調子者デブのノリが、一昔前の漫画のキャラみたいでちょっと微妙だった。あと、澤村先生は自分が嫌いな物(学校の同調圧力、教師、SNS等)をちょっと醜悪に描きすぎる癖があると思った。
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