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ロヒンギャ 差別の深層

感想・レビュー
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Francis
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この本で取り上げられているロヒンギャ問題は複雑であり、私が会員になっている国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルの日本支部でも主にミャンマー関係の会員の間でアウンサンスーチーさんとの絡みで色々議論があったそうです。ロヒンギャ問題が複雑なのは長年の軍事独裁政権でロヒンギャが差別されていたこと、そしてロヒンギャがムスリムであり、いわゆる「民族問題」としてくくることが出来ないからだと言う事が分かる。この本はミャンマーで再びクーデターが起こる直前に出版されているので今はさらに複雑になっていそうだ。
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Akio  Kudo
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★★ 読んでも非常に分かりにくい。複雑な関係にあることだけは分かったが、アウトプットに改善して欲しい
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もなか
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ロヒンギャ問題に対する国連の認識のずれや、メディアの報道の仕方が偏っていることを教えてくれる。ロヒンギャ問題は差別問題であり、その差別をミャンマー社会に深く根付かせた原因はビルマ軍政にあり、ビルマ軍政の出自には旧日本軍によるビルマ侵略が深く関わっている。よって、ロヒンギャ問題に日本は深い部分で関与していると言える。
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えいなえいな
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少し前からロヒンギャ問題という言葉が気になっており、一度調べてみたいと思っておりました。実家のそばに被差別部落の方が住む集落があり、子供の時からなんとなく興味を持っておりました。ロヒンギャに関してはこういうものだとはとてもひと言で表せるものではないな、ということが分かった程度です。宗教の問題や先住民族問題などが複雑に絡み合っているので日本人の感覚では分かりにくいようです。差別というのは自分も知らない間にしてしまうことがあるかもしれない物なので、あらゆる知識を持っておくに越したことはないと思っています。
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渡邊利道
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フォトジャーナリストの書いた本で、写真も多く、第一部はQ &A式で綿密で時間をかけた取材にもとづいて非常に細かいミャンマーとバングラデシュ国境の難民キャンプについての多様な問題について語っていく。その上で、誰しもが本当の意味で客観的になれるわけではなく自分もバイアスから自由ではないと強調する。ロヒンギャを、民族としてではなく、ムスリムというアイデンティティで捉えた方がよいのではないか、という問題提起と、その前提として民族とは何かというのを、アイヌと沖縄を例に説明していて非常に納得できるものがあった。
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Koichiro Minematsu
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ロヒンギャの難民問題程度にしか理解できていないことを思い知らされた。歴史的・文化的・社会的に複雑な問題があり、もちろん日本にも問題があり、考えさせられる。難民問題ではなく、差別問題である。解決を託すならアウンサンスーチー氏しかいない気がする。
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kan
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ミャンマーのクーデターと市民弾圧を報道で見聞きし、軍政と民主化運動のこと、そしてロヒンギャのことを整理して理解したいと思って読んだ。学術書ではないため話があちこちに飛ぶが、大枠を示してくれたのがありがたい。①ロヒンギャ難民問題、②ロヒンギャ問題、③ミャンマー問題、④ミャンマーへの日本の視点の問題に分けて交通整理してくれる。意図的な分断を狙うという点では軍もアウンサンスーチー氏も同質であり、ロヒンギャ問題の解決には程遠いとわかった。何十年も構造的に虐げられたロヒンギャの民族浄化が止むことを願うばかり。
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nora_juonn
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複雑なロヒンギャ差別を複雑なままおぼろ気に了解した。
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にん
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30年近くミャンマーに関わる著者は、ロヒンギャ問題が大々的に注目される前から取材を行ってきた。難民キャンプの様子、彼らが市民権を失った背景、仏教中心のミャンマー社会での立ち位置が解説されている。 印象深かったのは、カメラマン目線から報道写真の功罪、またこの問題への対応で国際社会から非難を浴びたスーチー氏について多くの人が持つイメージと現実の差についても触れられていること。一歩踏み込んで理解するきっかけに。
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ころちくわ
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ミャンマーのクーデターが起こる前に読み始めた本です。 あとがきは2020年7月「ロヒンギャ問題を解決するために明確な指針を出すのは、ミャンマー国民に絶大な人気を持つアウンサンスーチー氏が国のトップに就いているいる今が、絶好(最後?)の機会でもある」しかし、2021年2月1日にクーデターが起きてスーチーさんは軍部に拘束され、4回目の軟禁生活に入った。ロヒンギャが迫害されている理由は、少数民族でムスリムで言語も違うからだけでなく、複雑な歴史がある。国籍のない民族に国際社会として何ができるか。
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kooooooota
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難しかった。ミャンマーという国の基礎知識がすっぽりなかったので、情報量が多すぎて細かいところ理解できてない!感想なんか書けないぞ。アウンサンスーチー氏に対してもだけど、いかに理解してなかったかが分かったとしか言えん。
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うさぎさん
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図書館の新刊棚で見かけ、興味のあるトピックなので反射的に借りてしまったが、中身を検めるべきだった。 フォトジャーナリストとして誠実に現地の状況に向き合ってきたのだろうが、本書を読む限りでは筆者の調査・分析方法が適切なのか不明であり、統計がなく研究・調査の進んでいない地域のこととは言え、あまりにも説得力のない解説書。 また、その解説も話題がいったりきたりし非常に分かりにくく、また、いくらロヒンギャに係ることが複雑な問題だといっても、見聞きしたことをすべて詰め込もうとし情報が整理されていない。
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Yumi
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運よく図書館の新刊本の棚で発見した。去年から仕事でミャンマーに関わりがあるので気になっている問題。すべてわかったとは言えないけれど、これからミャンマーについてもっと詳しく見ていくためのとっかかりになると思う。とても真摯に、フラットな視線でミャンマーとロヒンギャの問題に向き合っているという印象を受けた。
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ジム
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今の生活がとても恵まれていることを再認識する。
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