形式:単行本
出版社:文藝春秋
この本の一番最初はアメリカ・女子サッカーチーム主将ラビノー選手の、ワールドカップで優勝したって(Fuckin')ホワイトハウスには行かないというネタ(2019.8.1)。この両者のネタ、2年越しで続いていたのね。
タイトルはまさにその通りです。いつの間にか科学の話で、政治思想が介入してましたね…。
ニュースを見て外から訪れた家族連れなど、テロとは程遠い街の様子。2019年8月からの1年間を扱っているため、コロナの話も多い。トランプは「中国ウィルス」と叫び続け、コロナの十分な対策も取らず、選挙を見据えて経済を優先。デマを飛ばし、言動には嘘が混じり、国民の分断を煽る。当時の民主党候補者はバーニー・サンダース、エリザベス・ウォーレン、ブティジェッジと混迷状態。バイデンの影は薄い。このコラムの最後の収録が2020年7月30日号。大統領選の行方は見えず、混沌としたカオスの時期が伝わってくる。(続く)⇒
というわけで、コロナ、トランプネタが多く、本業の映画ネタが少なかったのが少し残念。
毎年、読んできて、今年は、『トランピストはマスクをしない コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告 言霊USA2020』です。トランプが再選されなくてやれやれと思いながら読み終わりました。 「アメリカの大学に通う娘がため息まじりでつぶやいた。「OK、ブーマー」 訳すと「はいはい、わかったよ、おじさん」。ブーマーとは第二次大戦後のベビーブーム世代という意味。「OK、ブーマー」という言い方が2019年秋から英語圏の若者に流行っている。「パパはベビーブーマーじゃないよ。ベビーブーマーはクイーンとかエアロスミスの
世代でしょ。パパはその後のパンクやニューウェーブ世代だよ」「そんなの一緒だよ!」 一緒だった。日本だとベビーブーム世代は「団塊の世代」と呼ばれ、1949年生まれまでを意味するが、アメリカでのベビーブーマーは1964年生まれまでを含むのだ。1965年から1980年生まれまでをジェネレーションXと呼び、1981年生まれから1996年生まれまでをミレニアル世代、それ以降をジェネレーションZと呼ぶそうだ。」p.125「老害といわれるベビーブーマーこそ若者革命の主役だった」『週刊文春』2020年1月23日号
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