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夢で逢えたら (文春文庫 よ 40-1)

感想・レビュー
76

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せせり
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【図書館】女芸人と女子アナ。衰退していくTV業界で戦う2人を通じて描かれる男性社会での女の立ち位置。少し前にあったフジテレビ問題っぽい描写もあって、まぁあるだろうなと思ってしまった。暗黙の了解というか、女性を1人の人と見てない世界というか…。女である事を求められている内は、なめられてるというのか…。真亜子のこてこての方言シーンも違和感なく読めたのは、地元に帰った美姫と再会するシーンが犬山城下町で身近な街だったからだとね。表紙とタイトルからファンシーな話かと思ったら、割と現実的で中々面白かった。
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まるこ
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後半面白くて一気読み。 フジテレビのくだりと重なる。 映像でみたい。
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とりから
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しなやかにしとやかにしたたかに。いいですね。 なんでこんな扱い受けなきゃいけないの?女だから?みたいな経験はいままで数え切れないくらいしてきたしこれからもたくさんするんだろう。それに負けないためには、"男の人みたいに"振る舞って張り合うのではなく、女としてうまく戦っていくことじゃないかな、と最近すごく思う。
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sau
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ネタバレサクサク読めて楽しくて、ぐぬぬと悔しくなったり笑ったり。お笑いは好きなんだけど、THE Wなど「女芸人」という枠を作らせてTVショウにするのもなんか解せなくて、なんだかなぁという思いを抱いていたので、あぁ!こういうエンタメを読みたかった!出会えた!という感じ。 2024/10/
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桜もち 太郎
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表題を見てラブリーな内容を想像して手に取ったがずっこけた。本書の中にもでてくるがジェンダーロール(性役割と責任)が大きなテーマとなっている。女芸人真亜子とフリーの女子アナ佑里香の二人の物語。女優、女医、女流作家、なぜ『女』がつく。いまだに男中心の社会。男芸人中心のお笑い社会。育児にしたってのイクメンと言われようがまだまだだ。コンブラガチガチのテレビで、あえて乳首を出し干される真亜子、売れない芸人と結婚した佑里香が受けるセクハラ。芸人には芸人の女子アナには女子アナの戦い方がある。それを具現化していき二人。→
桜もち 太郎

→金子みすゞの詩に『みんなちがって みんないい』という詩があるが、人間が人間の尊厳を守っていくなら、#MeTooなんて必要ないのかもしれないな。それにしてもお腹いっぱいになりました。

07/31 08:54
0255文字
エドワード
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2019年度のジェンダーギャップ指数は世界153ケ国中、日本は121位、という下りがある。その中でビクともしない男天国がテレビ業界だ。名古屋出身の女芸人・金木真亜子と女子アナ・上垣内佑里香の視点から見た、コロナ禍前後のテレビ、それもお笑い・バラエティの激しい変化。「楽しくなければテレビじゃない」時代を知る二人が、コンプラの呪縛迷路を彷徨うテレビ界を必死に生きる姿には、「テレビはオワコン」などとヌカす輩をぶっ飛ばすパワーを感じる。だが、やっぱり今のテレビは迷走中だと思う。まだまだ頑張れる、意識高い改革を!
エドワード

「『笑っていいとも!』に出たかった!」と嘆く真亜子。いいともが終わったのは2014年3月31日。おお、10年前か。この10年で数あるお笑い・バラエティ番組が終了していく(実名でどんどん出るのがすごい!)。80年代のテレビっ子という意味では作者と私の目線は同じだ。予定調和ばかりでつまらなくなる一方のテレビ、女子アナを安直にタレント扱いするテレビ局、YouTubeに流れる芸人と視聴者、目を覆いたくなる現状を、現場からリポートしてくださった上垣内アナ、ありがとうございます。今後の展望は如何に。

05/12 08:05
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いっこう
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最初読みづらいと思ったけど、終盤はしっかり考えさせられる展開で良い本でした。女芸人、女子アナ。なぜ職業の前に性別の女があるのか。 イタリアのロックバンドのマネスキンのベースのヴィクトリアを思った。 男の俺からは正しく理解出来たか分からんが楽しく読めました。
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アノニマス
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ネタバレテレビどころかスクリーンセーバーを見ているのが落ち着くと言っている芸人仲間の人は大丈夫なのだろうか…。女子アナや女芸人が現代でもここまで執拗にセクハラ発言をされてしまうことに驚きしかないが女だけで楽しく過ごしてることが許せない人は本当に実在するんだろうなと思う。グータンヌーボ2ならアマプラにあるみたいだから見てみようかな。
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てぶくろ
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ネタバレ★★★★☆ 実際の芸人の名前が出てくるので、ああこの時代なのね~と読むことができた。アナウンサーとのコンビでこのままうまくいくのかと思いきや、大炎上騒ぎでびっくり。
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四男の母
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お笑い番組をあまりみないので芸人の名前がわからないから、ちょっと話がわかりにくい。でも、真亜子は侍のように斬るよりグータンのような会話の方が合ってると気がした。何気に佑里香のキャラが芸人よりおもしろかった。芸能人やアナウンサーの世界は大変なんだなあと思った。
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し~ちゃん
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設定は面白かったので、前半は面白かったが、後半はフェミニズムを主張し過ぎでちょっと辛かった。 芸人やアナウンサーだけが、女であることを理由に蔑まれてきたわけではないし、女を武器にのし上がっていく人もいるので、どっちでもありってことなんだと私は思う。
0255文字
Tsu_ba_saa
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カジュアルな文体がテーマに合っていると思った。すごく面白いし何度も笑った。2000年くらいからここまでの日本の芸能界について知らないとよくわからないかもしれない。2030年代でもギリギリできるかなんじゃないだろうかと思うけど映像化もしてほしい。てか、映像化今はできないだろうなと思ってしまうのはなぜかってのがこの小説のテーマだよな。いろんな立場の女性同士の関係性には、未だ語られていない物語がたくさんあるなと思う次第だ。
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Anemone
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なぜ「女」がつく? 女芸人に女優に女子アナに女性アスリートに女性政治家に女医に女教師に女流作家に女流棋士…。女芸人と女子アナがそれぞれにもやもやを抱えながら世間の理不尽に立ち向かってゆくフェミニズム小説。
よこしま

美しすぎるナントカも、なんだかなぁって思っています。

06/13 12:40
Anemone

> よこしまさん それ、同感です。

06/14 16:52
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優希
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面白かったです。色々な立場の女性たちがいてリアルなんですよね。お笑い芸人とフリーアナウンサーというコンビが何とも言えません。個性を際立たせたかったのでしょうか。自由だけど自由じゃない、これが今の本来の姿なのかもしれません。
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アイリス⭐️
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面白かったです。超リアルな男社会日本の闇話し… 昭和生まれが死滅する迄は変わらんやろうな〜
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laili
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面白かった。いろんな立場の女性のお話で、読みやすいけど扱っているテーマは多様性と女性軽視的な内容で非常にリアルで深刻。お笑い芸人と女子アナという立ち位置もまたチョイスが絶妙です。自分の立場において考えさせられることも多く、女性は果たして昔より生きやすくなっているのか、生きにくくなっているのか、それまた個人差。多様性って自由だけど自由が苦しい人もいる。ともすると暗い内容になりがちですが終始明るく軽快なタッチで読みやすく読後感も良きでした。
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mumi
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軽快にユーモアをまじえていて読みやすいけれど、いろいろ詰まっている。詰まりすぎていてつらい。偏見とか思い込みとかに知らず知らずのうちに縛られていて、そして自分も誰かを縛っている。佑里香はずいぶんたくましくなったなぁ。
0255文字
おおぐし
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いやああああああ、きちぃ!読んでてしんどい!ほんとに吐きそう!性別やら職業やら立場やら、ひとは他人を個人じゃなくて属性で判断してる。あまりにそれが当たり前すぎて、個人として見られたときに"出逢えた!!"って感じてしまうのかな。結婚式の新婦の手紙、意味わかんないよね~わかる!他人の人生に干渉するやつって自分の人生満足しちゃったのかな?っていつも思う。『うるせえ黙ってろ私に口出しするんじゃねえ』精神で、自分を下げることなく、今後も生きていきたいな!
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ぐりとぐら
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今の時代を反映した、戦う女たちの話。女芸人と女子アナが、芸能界・テレビ業界という男社会で生き抜く数年間を軽いタッチで描く。文章はすごく読みやすいが、テーマはけっこう深くて考えさせられる部分も多かった。「Me too」やコロナなどの社会的な出来事も反映しており、時代がよくでていた。特にテレビカルチャーなどに関しては、すごわかる部分ばかりで、楽しく読めた。作者と年代が近いので、見ていた番組とか流行っていたものは近いのかな。これで名古屋方面に詳しい人は更に楽しめたのかなぁと、ちょっと羨ましいかも。
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りりぃ
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図書館本。相方に引退されたピン芸人真亜子とアラサー女子アナ佑里香、最初はどっちもめんどくさい女だな〜って思って読んでたけど、そのめんどくささが人間らしくていいのかも。芸能界って一般社会よりセクハラもパワハラもヒエラルキーも凄そうだもんね。こういうのも偏見かな。実在する芸人さんたちの名前がたくさん出てきてフィクションということを忘れそうだった。内容的にも深夜あたりでドラマ化とかありそう。
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inainai8
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おもしろかった〜!映像化してほしい小説を聞かれたら本作のことを思い出すと思う。ものすごいテンポでものすごい豪速球がとんできて、開いた口にスポポポポとぶちこまれ咀嚼して飲み込んだら、わたしの手にも刀が握られているような。抽象的すぎるけど。この刀はわたしの使い方によっては万能で、戦えるし守れるし寄り添えるし杖になるし、背中もかけるし、なんだって出来るんだと思う。刀の使い方を学んでいくことをやめないぞ〜!
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TT
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前半と後半で読み方が変わった。 わたしは前半パートのいきおいがたのしかった、
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OheloBeauty
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これは面白かった!話しがどうすすんでいっても面白い展開になるなっていう登場人物たち。テレビのお笑いがコンプライアンスでがんじがらめになって、久しくて、それに慣れてる自分の価値観もどうよって思うし。NGKに新喜劇観に行って、ハゲやブスやデブをイジらんと笑いとるって難しな〜って思ったりもするし。実名出しちゃう人と仮名の線引きはどこにあるんやろうかと勘繰る楽しさもあった。物事を考えたくない人間が使う「難しいよね」。これ言う人嫌いやったのに、自分も使ってまうことがあって落ち込んだ。
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ドラゴン
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TV業界の裏側が男社会で、女性が生き抜く大変さを知りました。年齢?読解力のなさ?作者のスピーディーでコミカルなやり取りを最後まで乗りこなせなかった。でも、第3話の最後の佑香里が真亜子に送るLINEのところは一番近づけたのに、残念です。
0255文字
ずっきー
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軽快なタッチでギャグを織り交ぜながら、根深いメディアジェンダー問題に斬り込んでおり面白かった!主人公2人が元々は性別役割規範にさほど否定的ではないところから、徐々に変わってゆく姿が印象的だった。定期的に出てくるキムタク(概念)と鈴木雅之(概念)に笑ってしまう。
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りえぞう
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◎。すごく面白いエンタメだが、含んでいる問題はあまりに大きく、道のりは険しい。女子アナと女芸人というある意味芸能界のヒエラルキーの頂点と最底辺(?)に存在する二人の友情と闘いの物語。本当にもう、男ってものは!! と、腹立たしく思う場面あり、あ、自分もこんな風に考えちゃっているかも、と反省する場面あり。
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さくらこ
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ネタバレ女芸人・真亜子と女子アナ佑里香のシスターフッド小説。水と油の二人に立ちはだかるのは、テレビ業界、というより社会のジェンダーの壁だ。女だけでなく、男にだって理不尽な「女だから」「男だから」のお約束に斬りこんでいる痛快な展開が楽しい。この作品、映像化希望します。脇役だけど、名古屋のローカル局プロデューサー摂津郁子には、橋本マナミで。
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よいよい
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実生活で会話してて面白いと思うのは女性の方が圧倒的に多い。それは同性であることと、(普段話す男性の多くに比べて)社会的地位が同じか近いという仲間意識みたいなものも関係してると思う。 私は小さい頃からお笑いが好きで、その時々によって変わる好きな芸人は決まっていつも男性だった。 芸能界のことは何も知らないけど、この本のように女芸人たちが吸い取られてきたリソースを、もっと自分にとってのおもしろを表現することに注力できる環境だったら違っていたかもしれないと思う。
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YH
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芸人のまあこ、アナウンサーのゆりか、それぞれが抱えるもやっとしたジェンダーへ疑問や不満、すごく良くわかる。最後のしたたかにしなやかに成し遂げられた番組ジャックは溜飲が下がる思いがした。告発や表立った意思表示はできなくとも、モヤってしてる気持ちが少し晴れやかになる。
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あひるのふせん
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テレビっ子集まれぇというくらい、お笑い芸人やら番組やらギャグやら所狭しと詰まっていて楽しかった。実際2014年の『笑っていいとも!』最終回から、2020年のコロナ期突入まで、世論の風潮やコンプラ問題に晒されるテレビを批評的に描いているようにも思えます。女芸人・金木真亜子と女子アナ・上垣内佑里香という主人公も魅力的で、彼女らがそれぞれ、男性中心社会の歪みに苦しめられる一方、自身もその社会を形成する一部と気付く場面がとても人間らしく、中々割り切れないところも共感した。でも最後はすかっとします。読んでよかった。
0255文字
Myrte
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ネタバレ濃かった。キャラの造詣がまるで本当にいるように詳しく、すぐにでもドラマ化できそうなくらいすごかった。主人公2人とも好感が持て引き込まれて読んだが、生きづらい女芸人&女子アナが一発かます!というほどにはすっきりしなかった。真亜子が乳を出した理由がよくわからなかったせいかもしれない。でも夢中になれた読書時間だった。
0255文字
えりこんぐ
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女芸人=男の芸人には勝てない、女子アナ=お金持ちと結婚。こんな思い込みにあがく2人のヒロイン真亜子と佑里香。芸能人の実名がバンバン飛び出してきて面白い。若者はYouTubeかもしれんが、テレビが好きなんだー! 佑里香が王道ふんわり系かと思いきや、意外と肉食系なとこが笑えた。『なごやdeノンシャラン』見てみたい!【積読23】
0255文字
msk
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女芸人と女子アナの頭についた『女』の部分の悲喜こもごも。テレビ業界の文脈に乗せて語られるそれらはリアルでエゲツないながらも、ユーモア溢れる文体によってまるで青春小説さながらの痛快で爽やかな雰囲気と読後感をもたらす。「かーっ、俺全然テレビ見ねーわー」な自分にもしっかり伝わってくる、いいともが終わってからコロナ禍に突入した現在までのテレビ業界の空気が同時に描かれているのも良い感じ。面白かった。
0255文字
りゅ
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お笑い芸人、アナウンサー、全然違う2人の邂逅からのホモソーシャルの転覆。 主人公のキャラクターが今まで見たことない種類で、交わり方も面白い。 エンタメ度も高くて読むスピードも早まります。
0255文字
ユ
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女芸人&女子アナのシスターフッド。どちらの職業もわざわざ「女」の枕詞がついてるように、全然違う役割を求められるもののガチガチのジェンダーロールに縛られている。千景先生みたいな人になって千景会みたいなコミュニティを作りたくなった。
0255文字
ぱぴこ
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ネタバレ男女格差が色濃く残るテレビ業界で出会った、女芸人真亜子と女子アナの佑里香のシスターフッド作品。実在している芸能人やテレビ番組が出て来る中で男女格差について触れていくので、より身近に感じられ理解しやすかった。いちいち"女"として括られる事がどんなに生き辛いことなのか…やり切れない気持ちにもなるけれど、そんな中で描かれる女性同士の友情がとても好きだった。そして表紙がレトロでとーっても可愛い!面白かったです。
0255文字
は?
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芸人さんとアナウンサーが主人公の小説 TV業界を中心とした舞台設定で実名の人たちも出できて興味深い スピード感のある展開で面白かった
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ミ
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問題なのは分かったらからわたしはどうしたらいいんだよ〜〜!になった
0255文字
pohcho
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お笑い芸人の真亜子とフリーアナウンサー・佑里香の出会いと友情、テレビ界に蔓延る女性差別(ダンソン&ジョヒ!)にまつわる物語。オリンピックがらみの騒動でも明らかになったが、日本社会ではまだまだ旧態依然とした価値観が幅を効かせていて、中でもテレビ業界はその最たるもの。深く考えさせられる内容だったが、とにかくテレビネタが満載で。ちょ、待てよ、とキムタク(概念)ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない。鈴木雅之(概念)とか、吉本新喜劇のめだかさんまで。ずっとクスクス笑いながら読んだ。佑里香のすっとぼけたキャラが好き。
0255文字
西風75
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今考えたら、昭和のTVは無茶苦茶でした。でも、現実はまだまだですね。中高年世代には、いつも見ているTVで教えてあげるのが良いですね。考えさせられるけど、小説の内容は面白く、ドラマを見てるように情景が浮かんで楽しく時間を忘れて読んでしまいました。追伸、私オッさんは、表紙を隠して読みました…これもダメなんでしょうけど。
0255文字
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