形式:新書
出版社:筑摩書房
その傾向はローマから離れて辺境に行くほど強いような気がする。
“ローマ的でありながらローマ的でないという曖昧な中世ロマネスクのキリスト教文化は、パウロの峻厳さおよびその背後にある地中海都市文明と、無定見なガラテヤの人々およびその背後のケルトをはじめゲルマンなど西欧の古層を形成した人々(ジェルヴィルの言い方では「我々の粗野な先祖たち」)の文明とのあいだのさまよいとみなすことができる”
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