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ヴィンダウス・エンジン (ハヤカワ文庫JA)

感想・レビュー
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富有柿
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ヴィンダウス症という架空の病、AIによって管理された近未来の中国成都。シンギュラリティを突破した電脳世界とシリーズ化が出来そうな設定が多くあった。また、病状の寛解後の特殊能力によるバトルやアクションは映像化すると非常に映えるなと読みながら感じた。 巻末に書評が書いていて、酷評されている箇所もあり商品化されている作品について、正直に書かれていることに驚きと編集者のSFへの熱意が感じられた。書評には概ね納得出来たが、エンタメとしてシンプルに面白かったので個人的にはおすすめ出来る作品であった。
0255文字
duzzmundo
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いつぞやのハヤカワSFコンテスト優秀賞作品。動かないものが一切見えなくなるヴィンダウス症という設定がおもしろく、一人称の語りも読みやすく、序盤はサクサク進みます。都市AIが絡んでくるあたりから、選評にもあるようになぜそうなるのかわからない部分がちょいちょいでてきますが、総じて楽しく読みました。乱暴に言えば、人間界と仮想空間との権力争いの話です。他の作品も読んでみたいなと思いました。
0255文字
オキアミ
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SF作品。架空の病気ヴィンダウス症を題材にした作品。移動中の物体のみ認識可能になり、徐々に全て視えなくなり死に至る病。AI管理下の成都など、世界観がとてもかっこいい。特に神剣のシーンは是非映像で見てみたい。終盤の急展開はやや着いて行けなかった。要素が多すぎてページが足りてないように感じた。面白かった。
0255文字
Pustota
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止まっているものが見えなくなる奇病というアイディアが面白い。そこから都市を管理するAIとの駆け引きなど、畳み掛ける展開で面白かった。人格を持ったAIとの会話が印象に残る。
0255文字
緋莢
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<僕には運動していないものが見えないのだ>ヴィンダウス症という難病を患うも、何とか持ち直したキム・テフン。そんなキムに、「君には成都と接続され 都市を動かす機関(エンジン)となってもらいたい」という依頼があり… 第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作品。都市機能AIに〝八仙”の名前がつけられているというところや、後半の派手な展開などは、好みでしたが、面白かったかというと う~ん…となってしまいます(続く
緋莢

2年ほど前に、同時受賞した竹田人造『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』も同じような感想を持ったので その辺が両作品ともに大賞に至らなかった理由なのかな?選評に載っていた 第三次大戦後、国民すべてが帯刀する「サムライズ・リグ」 、怪獣になってしまった一般人を、巨大生体平気で倒す「識閾の弔歌」は問題点を改めたら 面白い作品になりそうなんですが、早川は、電撃小説大賞みたいなことはしないようです。

09/05 18:23
0255文字
ぼうず66
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前半のヴィンダウス症の説明と主人公の抱える絶望感の描写に引き込まれる。 寛解から一気にスーパーマン化するあたりはちょっと違和感ありだが、後半の一気呵成なアクション展開はまた違った面白さがあって良かった。 そして久々に書き出しだけでグンと引き込まれたよ笑 『僕の世界へようこそ。想像してみて欲しい』
0255文字
カイエ
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第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。主人公は韓国人、メインの舞台は中国という設定。神林長平の選評に「日本はもはやこういう電脳都市管理やAI技術の最先端からは遠く隔てられた後進国となっている」とあり、たしかにと思った。内容に関しては…前半の緊張感が最後まで続けば良かったかな。途中でアニメ的なトーンに変わってしまったというか。次作に期待。
0255文字
水道
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ネタバレリアル寄りな東アジアと、未知の知覚に、読み始めてワクワクした。アップルシードと、三体と、大手の少年・青年漫画のような…。それは視覚の問題では?と思ったが、病気の深刻さが後で説明される。エンジンになるの、疲れそうだが…主人公の青年、チートぎみだが、に勇気とユーモアとバランス感覚がある。
水道

生命倫理のギリギリを攻めてはみ出したりしている。女性キャラの活躍は、恋人、妖艶キャラ、犠牲者といまひとつ。どちらかと、本編の後世の世界がどんなになっているか気になる。兄貴分や、医師のキャラが良かった。徴兵制のつらさは聞くが、やはり良くない。フルメタルジャケットみたいで怖い。

08/30 22:10
0255文字
ほにょこ
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★★☆☆☆ 動いていない物が認識できなくなる奇病ヴィンダウス症。それを克服しようとする主人公の努力が大きな変化をもたらします。この辺までは面白かったんですが、その後は納得感のないストーリーで楽しめませんでした。
0255文字
もっち
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アイディア山ほどぶち込まれててなかなか楽しかった <仙境>とか夸父とか好きなやつ
0255文字
PALERIDER
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2020年ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作品。 ヴィンダウス症という設定からしてすごくワクワクするし、成都という舞台もサイバーパンク感があって良かった。ハードさは無いんだけどなんとなーくイーガン風味も感じたかな。 主人公の行動原理がイマイチ分からなかったので物語に熱量が欠けていたのと、インドの研究者との申し訳ばかりのロマンス要素は無くても良かった気もする。 本作とは全然関係ないけど巻末にある神林長平の選評で「エンタメの奥義は作者の生の気配をいかに隠すかにある。」にはなるほどな、と唸った笑
0255文字
isfahan
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中国って漢族以外だと兄弟姉妹いる人もいるんじゃないかな…とかいう現実的な突っ込みはしない方がいいのかな。「釜山」の章の一人称の語りは魅力的だったのだけど、これが世に言う「場面から場面のつなぎがまずい」っていう小説か~と思った。書きたい場面のパッチワークでそれごとの出来はいいのだけど、果たしてその場面が必要か、またその場面と前の場面との連続がどうにも唐突なので、現実に戻ってきちゃう感じ。
0255文字
Yoko Oishi
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止まっているものが見えないという謎の奇病「ヴィンダウス症」の主人公。設定は面白いけど、結構読むのに苦労した。SF慣れしてないからかなぁ。
0255文字
lifeforone
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SFとしての設定のわかりやすく、文章もよみやすく、エンタメとして楽しめた。なんとなく人物や提示されるヴィジョンが軽い印象がするのがもったいなく感じた。
0255文字
Mits
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なんでそうなるのかよくわからんけど、雰囲気は悪くなかった。話を持っていく独特の膂力はある人やね。
0255文字
おーすが
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静止しているものが見えなくなるヴィンダウス症。ある方法で寛解に至った主人公は中国・成都の都市機構からヴァイタルを都市運営に反映させて欲しいと頼まれる。成都戴天!アジアを舞台に繰り広げられるサイバーパンクな冒険活劇。山海経を思わせるようなスケール、魅惑のガジェットてんこ盛り。文学的な感情表現は、選評では不評だったけど個人的には好き。ウー医師は意外といい人だった。
かながわ

よんでなくて。貸してください!

11/08 20:42
おーすが

なんじゃっそりゃww貸すよ!!!

11/08 20:44
4件のコメントを全て見る
0255文字
Retsu H
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SFコンテスト優秀作で、巻末の選評を読むとその通りとも思うが、発想は独特で惹きつけられる物語。今後にも期待。
0255文字
荒波一真
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緻密な医学的描写と文章力の高さが印象的だった。
0255文字
餅屋
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ネタバレ第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。静止物が見えなくなる架空の病気〈ヴィンダウス症〉から寛解(このまま治る可能性もあるし、再発する可能性もある状態)した主人公が超人的な能力を得て、シンギュラリティが起きて超越的な知性群が跋扈するサイバー最先端都市《成都》で、同病の人を救いたいと暴れまわる話です。前半はテンポ良くぐいぐいと読ませますが、後半になるとちょっと停滞。ガジェットは魅力的で良いのに、プロットの練りが甘いこととキャラ立ち不足なところが若干残念でした。ぶっとんだ次回作を期待します。(2020年)
0255文字
宇宙猫
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ネタバレ★★★★ 動かないものが見えなくなるヴィンダウス症から寛解して超感覚を得た主人公が、中国の成都を管理するAIに感覚情報を提供するヴィンダウス・エンジンとなる。ヴィンダウス症とはなにかとか、国から存在を認められていない患者たちの行動とか、なかなか面白かったけど少し物足りない気がした。もうちょっと尖ってても良かったかな。D
0255文字
yamasaki
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ネタバレのっけから引き込まれた。面白かった。固視微動という実際の現象から架空のヴィンダウス症という不治の病を編み出して、それが寛解して超人になって、そして人格を持ったAIと接続できるようになって、という発想の広がりが凄い。何仙姑やサンギータあたりをもっとエロく描いてたらブレードランナー2049みたいに僕の大好きだらけになってたかも。ヴィンダウス症自体の話ももっと聞きたかった。ちなみに本作は巻末の選評を受けて受賞作に加筆修正してリリースされてるみたいですよ。
0255文字
nick2208
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ネタバレ巻末の選評でも指摘されたようにヴィンダウス症の設定が曖昧で、本作の世界を成立させられるだけの理屈が足りないように思える。主人公の寛解前後の変化が伝わってこず、イマイチのめり込めない。キャラクターが魅力に乏しいのも痛い(同時受賞した『人工知能で~』を読んだ直後なだけに余計にそう感じてしまう)。興味を引くガジェットが複数あっただけに残念。
0255文字
hide
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静止物が視認出来なくなる奇病「ヴィンダウス症」という設定が面白く、高い文章力とテンポのいい展開でサクサク読み進められられるサイバーパンク。反面、付録の選評にもある通り設定や登場人物の掘り下げが浅いので、SFとしては消化不良で迫力に欠ける。良くも悪くもウェブ小説的な一冊。 読んでいるときは楽しかったがあまり記憶には残らなさそう。
0255文字
nadja
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ネタバレ奇病「ヴィンダウス症候群」の設定がユニークで面白い。そこからの寛解を成し遂げた主人公、だけど、別に悟りを開いた仙人になるわけじゃないし出来ることとできないことがあるわけで、同じ病気の仲間に出会ったりそうこうするうちに本当に仙人(を模したスーパーAI)もでてきちゃって……畳みかける展開と達者な文章で読ませるが、夸父というもっと面白くなりそうな存在がストーリー上都合のいい設定を提供するだけのように見えて少し残念。
0255文字
ふじさん
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第8回ハヤカワSFコンテスト、優秀賞受賞作。動かない対象が一切見えなくなる奇病・ヴィンダウス症を克服した韓国人青年の主人公を中心に、都市機能AIが管理する近未来の中国で巨大な謀略が渦巻き始めるサイバーパンク。より思弁的な作風を想像していた為、思いのほか直球の活劇が展開されて面食らったが楽しめた。体系立ててジャンルを読めていない分、現代SFとしてどの程度達成があるのか判断出来ないものの、アジア圏の都市を舞台とした作劇には伝統を感じる。やや肩に力が入り過ぎた文体は善し悪し。如何にもSFらしいと言えば、らしい。
0255文字
Ai
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未知の奇病とAIに管理された都市。作者が見せようとしたヴィジョンがおもしろかった。主人公も皮肉屋くんでいまっぽい。
0255文字
うさみP
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物語のカギである静止するものが見えなくなる『ヴァンダウス症』、先進技術で管理された成都、そこを管理する超AI、一つ一つの点要素が、線軸として繋がっていない、面白いけど面白くない、喉元過ぎれば熱さを忘れる作品。文学的でジェットコースター感ある文章力が高い分、スピードに振り回されて諸々の都合の悪い弱い部分まで無駄に強調され、大賞の射程に届いてない。作者が書きたかった枝葉が多すぎるので、剪定して、残った枝葉を太らせればなと。
0255文字
jolly
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設定はおもしろかったんですよ。でも寛解のロジックに触れてからどうでもよくなりました。主人公はなんで寛解できたんよ。
0255文字
げんつき
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第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞。同賞は受賞作なしとのことだったけど、たしかに惜しいという感じ。
0255文字
へいちょー
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文章表現はユニークで設定も想像力かき立てるものだが展開がわからずじまいに。
0255文字
エリオちゃん
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めちゃくちゃ面白かった。やっぱり小説は圧倒的想像力で読者を捩じ伏せるものがいい。 ただ、巻末の大賞選評が怖すぎて失禁しそうになったこと 選者の書評ってここまで鋭いのか…勝てない。
0255文字
Fiezerald
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ネタバレ動かない物を認識できなくなるという謎の病気「ヴィンダウス症候群」に罹患し、寛解した主人公が、量子論的な虚構世界の中で人類の知能を遥に凌駕したAIと対立したり協力したりしながらヴィンダウス症候群に悩む患者の完治を目指す物語。 久しぶりにSFを読んだが、映像で観たら迫力がありそうなシーンが沢山盛り込まれている。だが選評でも言及されていたように、SFとしては設定が浅いのかもしれない。既に次作のアイデアもあるようなので期待したい。
0255文字
記憶喪失した男
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文章力はめちゃくちゃ高い。演出力も抜群に高い。実力のある新人だ。これを読んで、ひらめきを得ることもできた。つまり、ひらめきの誘導のある小説でもあった。物語の構造について深く考えられた小説は、直観的な感覚を超えて、ひらめきを誘導する力が強い。アジアンサイバーパンク。
0255文字
ハルト
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ネタバレ読了:◎ 静止物が一切見えなくなってしまう難病、ヴィンダウス症。そのヴィンダウス症にかかり寛解した韓国人青年が主人公。まず舞台が近未来中国で、日本人が出てこないところが現実的。選評にもあったが、日本はIT関連から一歩二歩も遅れてしまってるという少し先の未来が描かれていると思う。都市機能AIの実験体になる主人公とヴィンダウス症の人間たち。若干人の書き方が甘いかなと感じたけれども、主人公のヒーローっぽさはよかった。それとサイバー都市の描かれ方が好きだった。これからに期待できる内容でした。
0255文字
ヒサ子。
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動かないものが一切見えなくなる奇病「ヴィンダウス症」の患者である主人公が見えている世界が丁寧に描かれている冒頭は、とてもよかった。けど、寛解したときや、寛解後の変化がすぐに理解できなかった。まぁそのもどかしさもあって、読むのが楽しかったのですけど。都市機能AI「八仙」の何仙姑と接触するあたりではすっかり夢中になってました。 主人公の主観でしか語られないので、語られていない部分、インド編とか、デバッグの話も読んでみたい。
0255文字
Porco
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内容に関しては本作の付録に書かれた選評で結論が出ていて、登場人物の動きがいまいちで登場させた価値もあんまりないキャラクターもいることが惜しい。 挙げるとすると、デバッグの道を踏み外す動機にすらなれず単純にヴィンダウス症患者達に顔合わせさせるだけで登場しあっさりと死んだ郭ナハン 一応ヒロイン的な扱いだが序盤に登場してから終盤再登場し唐突に距離を詰めてくるサンギータ 序盤以外存在が消える兄の友人ドユン マドゥの凄さを表すことしか使用されなかった兄ウヌ 結局なんだかよくわからないマドゥジャイン 実に勿体ない。
0255文字
本の蟲
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静止物が一切見えなくなる奇病「ヴィンダウス症」の説明と症状が進んでいく様子はわくわくしたが、寛解してからの展開はやや急ぎすぎている気がする。選評にあるように人物が弱いか。都市機能AI「八仙」、他のヴィンダウス患者に対しての主人公の心情が読みにくく、言動に一貫性がない印象。寛解者が見せる対人格闘技術、人の脳を組み込んだ最新鋭戦闘機や、AIが住む<仙境>、倫理に踏み込む病気の解決策等、魅力的なガジェットてんこ盛りだが、もっと病気に焦点を当てて、取捨選択したほうが、物語もすっきりしたのでは
0255文字
ふかわ
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ダメだった。文体が自分の好みの伊藤計画っぽかったし、ヴィンダウス症の発想はとてもユニークだけど、ストーリーが分かりにくくてよく理解できなかった。
0255文字
イツキ
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選評にあるように物語の鍵になる病気についての説明などがやや物足りない印象はありましたが、物語のスピード感と展開に任せて読み進めていれば気になりませんしそうしているうちに物語に没入していつのまにか夢中になってしまっていました。止まっているものが見えなくなる病気、仙人に例えられる人工知能が管理するサイバーパンク的な中国の都市の描写も印象的で面白かったです。
0255文字
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