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砂戦争 知られざる資源争奪戦 (角川新書)(Kindle版)

感想・レビュー
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本読みましょ!
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ネタバレ人口増と都市化の進む世界。巨大ビルの建設ラッシュにあって、砂の需要が増えつづけている。UNEPの推定によれば、砂の国際貿易は毎年5.5%の勢いで成長している。年率約3%伸びている世界の貿易量のなかでも、砂取引の伸びは突出する。各地域で砂の売買に力を及ぼすマフィアがおり、例えばインドでは犯罪組織の中でもとくに強大。大都市で建設工事や資材ビジネスを支配し、インド各地の川や海で傍若無人に砂を採取しヤミ取引をしている。組織には政治家や地元の有力者だけでなく、公務員、警察官、労働組合幹部なども取り込まれている。
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starlive
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どこかに深く切り込んだものではないが、統計を交えながら、景観も含めながら広めに
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おおきなかぶ
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全く知らなかった話でした。
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mamaさん
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ビルや道路などの原料は砂で、現在地球規模で都市化が進んでおり、すでに砂の争奪戦が始まっている・・・と聞いても最初は想像することができないが、本書を読んでみると砂の重要性に改めて気づかされる。意識していなかった分、インパクトは大きい。海面上昇で国が沈むとして言われている国は本当に地球温暖化が原因なのか、都市化が急速に進む国家間での砂の争奪戦や暗躍する砂マフィア、そして日本の消えゆく白砂青松、意識して考えていくことが必要だと気付かされる一冊です。
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polythenepam_m
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7 森林や水、生物多様性と並んで、実は砂も限りある重要な資源だった、過剰な採掘によって枯渇の危機を迎え…という導入から、心の中でへぇ〜言いっぱなしで、砂資源略奪、砂マフィア暗躍、砂はどこから来て何者なのかというあたりまでは抜群に面白い。後半の日本の景観が失われている話はどこか聞いたことがあり、それほどではなかったが、それでもシンガポールの話など読み応えありありです。
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kashimacchi
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砂が戦略的資源、そもそもコンクリートの70%であることなんて全く知らなかった。地球温暖化による海面上昇によって沈没すると言われているツバルも本当のところはかなり怪しいことも驚き。今のままではいずれコンクリートも不足し発展、インフラの維持にも困ることいなるような気がする。100%信じることはできないが興味深く読めた。
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北区のまき
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面白い。砂はコンクリの7割なんだけど、そんなに巨額が動く陰謀渦巻く世界だったとは。日本のTVは週刊誌やTwitterのネタ紹介やってないで、こういうことを報道すればいいのに。
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Teo
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世界中で「砂」がどれほど渇望されどの様に使われているのか、従来はたかが砂と思っていたものが実はかなり重要な物資だと言うのを初めて知った。そして案の定経済活動が活発になるとコンクリートで使用する砂がどんどん採取されて枯渇していく。あんなものどこにでもいくらでもあるだろうと思われがちだが、そうでもない。特に砂漠の砂はコンクリートに使えない、と言うのは初めて知った。ただ後半の環境論の話になると毎度聞かされる様な事柄なので少し飽きる。
0255文字
susunu1
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世界中で進む都市化に伴い、砂の取り合いがおきている。砂マフィアが暗躍し、告発するジャーリスト・NGO・政治家は殺害される(インドは2018年に28人犠牲)沈没危機ツバル。サンゴの成長で環礁が高くなり、実態は国土は拡大しており、沈没説は政治的アピールという指摘は驚き。砂資源の危機にあっても砂漠の砂は細かすぎてセメント強度があがらない、砂漠国が砂を輸入するパラドクスが起きている。シェールガス採掘でも砂は重要だ。フラッキングで起きた亀裂が閉じないよう注入された砂が支える。油井一つあたり年間2~4千トンの砂を使う
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カエル子
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砂マフィア……コワイ。しかし、言われてみれば砂がないとビルが立たない。そうだよね。地球温暖化というバズワードにばかり気を取られていたけれど、異常気象の裏に砂問題があるし、ツバルは沈んでなくてむしろ拡大しているとか、どれだけ歪んだ情報に踊らされてるんだ>自分。日本の森林面積は過去50年間でほとんど変わっていないし、森林蓄積はむしろ増えている。そのせいで川に流れ込む土砂の量が減り、砂浜は減少する。自然がぜんぶ繋がっているということをもう一度しっかり頭に叩き込まないとならない。反省しきりの読書でした。
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RYU
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砂という資源を巡る争奪戦。採掘された砂の7割が建設用コンクリートに混ぜる骨材に使用。世界の都市化が進むところ、砂の国際貿易は年5.5%成長と推定されている(国際貿易全体では3%)。2018年の輸入額トップ5はシンガポール、カナダ、オランダ、ベルギー、UAE。インドなどでは砂マフィアが暗躍し、インドネシア、マレーシア、カンボジアなどはシンガポールへの砂輸出規制にふみきった。砂に関する国際的な取り決めは整備されておらず、違法取引が横行。
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FUJI
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森林が伐採されたために砂浜が守られず川に流れ出す。シンガポールは世界一の砂消費国。
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とろりんとう
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この本を読むまで、砂が枯渇し、世界的に高需要による砂戦争が起きていることを知らなかった。人口増加、経済発展による爆発的な建設需要を背景に各国での奪い合いが発生。砂漠があるのにと思ったが、砂漠の砂は角が削られ、コンクリートに混ぜて使う砂には適さないとのこと。最後の章で記載されていたヴァンス・バイザー氏が言う『私たちは木材、水、水産物など全ての天然資源を使いすぎており、砂もそのリストのひとつにすぎない』を、真剣に考えていかなければならない。
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greeneggs
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とても読みやすい文章、しかもショッキングな内容で一気に読み終わった。タイトルが決して大げさなものではないことがわかった。
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ようはん
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中国やドバイ、シンガポール等で進む高層ビルの建設や海岸の埋立地作成にはコンクリートの原料や埋立地用に大量の砂が必要となるが、それらは河川部や海岸部から大量に採掘しており結果的には世界中で漁場の壊滅や海岸の侵食等の急速な環境破壊を招いており、砂採掘を巡るトラブルもかなりのドロドロ振り。本を読んで新たに知る知識や事実は多いけど砂に関してはこの本で幅広く知る事が出来た。
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suzy
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ネタバレ砂の代替材で安価なものはまだない。リサイクル材としての活用を望む。砂漠の砂が使えないのは非常に残念。改質等の技術開発を待つ。海岸の問題は砂浜だけではない。利便性、防災、景観、、、。複数の課題を同時に解決したいって人類はゼイタク。
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