形式:コミック
出版社:プランタン出版
形式:Kindle版
そもそも2年積んでたし、初出は14年のもあるしな。まあ14年なんて昨日みたいなものだけど(・∀・)笑
作品の中でも絵本や本そのものがモチーフによく出てくるけど、作者さんは本が好きで画面作りの基本に絵本があるのかな。わかりやすく性癖をかけば一定の読者がつく商業の世界で、絵本のような漫画を描いてくれる方がいるのは貴重だなと思う。内容はあると思ったらある。絵と言葉のなかに人数分。そこを想像したいか提示されたいかどうか読み手の気分の違いが出るのがおもしろい。良し悪しや優劣の区別じゃなく、好みとタイミングで評価分かれそうなのが興味深い。頭空っぽにしたい時に一度目を読んでたら多分一度限りで読み返さなかったと思う。
→「passage」何もかも上手くいかず落ち込んでしまっている社畜(?)の男が、偶然聴こえてきたピアノの美しい音色で救われる。そして偶然あった彼の言葉で、ピアノを弾いていた青年の心が救われるという短い話。「浸食」未知の菌糸に侵された恋人に違和感を覚え、彼のことを考えているうちに主人公自身もその菌糸に侵されていく。静かな話だがゾッとする怖さが‥
→「旅の途中」これは好きな話。黒髪であるために異端扱いされ内にこもってしまったカスペルを、なぜかヨーアンだけは一緒にいて外の世界へ連れ出してくれる。黒髪に青い目が一番似合うと言ってくれたのも彼。なぜわざわざ一緒にいるのかという問うカスペルに、ヨーアンが伝えた言葉がすごく素敵で‥感動してしまった。
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